Toyota Passo (2016 year). Manual japanese — part 19
287
6-2. 簡単な点検・部品交換
6
お手入れのしかた
■
番号灯
レンズを取りはずす
交換する側のネジ(1 本)を
はずす
図のように取りはずす
電球を取りはずす
新しい電球を取り付け、レンズ
を取り付ける
1
2
KBPA620831
KBPA620832
KBPA620833
288
6-2. 簡単な点検・部品交換
■
その他の電球
次の電球が切れたときは、トヨタ販売店で交換してください。
●
ヘッドランプハイビーム/ロービーム(MODA)
●
ヘッドランプロービーム(MODA を除く LED ヘッドランプ装着車)
●
車幅灯(MODA)
●
サイド方向指示兼非常点滅灯
(サイド方向指示灯付ドアミラー非装着車)
●
サイド方向指示兼非常点滅灯
(サイド方向指示灯付ドアミラー装着車)
●
制動灯/尾灯
●
ハイマウントストップランプ
●
フロントフォグランプ
★
★
:グレード、オプションなどにより、装備の有無があります。
289
6-2. 簡単な点検・部品交換
6
お手入れのしかた
■
LED ランプについて
制動灯/尾灯・ハイマウントストップランプは数個の LED で構成されています。
もし LED がひとつでも点灯しないときは、トヨタ販売店で交換してください。
■
レンズ内の水滴と曇り
レンズ内の一時的な曇りは、機能上問題ありません。ただし、次のようなときは、
トヨタ販売店にご相談ください。
●
レンズ内側に大粒の水滴が付いている
●
ランプ内に水がたまっている
■
電球(バルブ)を交換するとき
→ P. 276
知識
警告
■
電球を交換するときは
●
ランプは消灯してください。消灯直後は電球が高温になっているため、交換し
ないでください。
やけど・感電をするおそれがあり危険です。
●
電球のガラス部を素手でふれないでください。
やむを得ずガラス部を持つ場合は、電球に油脂や水分を付着させないために、
乾いた清潔な布などを介して持ってください。
また、電球を傷付けたり、落下させたりすると球切れや破裂することがありま
す。
●
電球や電球を固定するための部品はしっかり取り付けてください。取り付けが
不十分な場合、発熱や発火、またはヘッドランプ内部への浸水による故障や、
レンズ内に曇りが発生することがあります。
●
電球・ソケット・電気回路および構成部品を、修理または分解しないでくださ
い。
感電により、重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるおそれがあり
ます。
■
お車の故障や火災を防ぐために
●
電球が正しい位置にしっかりと取り付けられていることを確認ください。
●
発熱による損傷を防ぐため、バルブを取り付ける前にバルブのワット数を確認
してください。
290
6-2. 簡単な点検・部品交換
万一の場合には
291
7
7-1. まず初めに
故障したときは. . . . . ...292
非常点滅灯
(ハザードランプ). . . . 293
発炎筒 . . . . . . . . . ..294
車両を緊急停止するには . ...296
7-2. 緊急時の対処法
けん引について. . . . . ...298
フューエルポンプシャット
オフシステム . . . . . . 307
警告灯がついたときは . . ...308
“スマアシ停止”が表示された
ときは(スマートアシストⅡ
装着車). . . . . . . . ..314
パンクしたときは
(タイヤパンク応急修理
キット装着車). . . . . ..316
パンクしたときは
(応急用タイヤ装着車). . 328
エンジンが
かからないときは . . . . 339
電子カードキーが正常に
働かないときは
(キーフリーシステム
装着車). . . . . . . . ..341
バッテリーが
あがったときは . . . . . 343
オーバーヒート
したときは. . . . . . . 346
スタックしたときは . . . ...349
292
7-1. まず初めに
故障したときは
非常点滅灯(→ P. 293)を点滅さ
せながら、車を路肩に寄せ停車する
非常点滅灯は、故障などでやむを得ず
路上駐車する場合、他車に知らせるた
め使用します。
高速道路や自動車専用道路では、次
のことに従う
●
同乗者を避難させる
●
車両の 50m 以上後方に発炎筒
(→ P. 294)と停止表示板を置
くか、停止表示灯を使用する
・ 見通しが悪い場合はさらに後方に
置いてください。
・ 発炎筒は、燃料もれの際やトンネル内では使用しないでください。
●
その後、ガードレールの外側などに避難する
■
停止表示板・停止表示灯について
故障のときはすみやかに次の指示に従ってください。
KBPA710101
KBPA710102
50m 以上
後方に置く
知識
●
高速道路や自動車専用道路でやむを得ず
駐停車する場合は、停止表示板または停止
表示灯の表示が、法律で義務付けられてい
ます。
●
停止表示板・停止表示灯は、トヨタ販売店
で購入することができます。
KBPA710103
停止表示板
停止表示灯
293
7
万一の場合には
7-1. まず初めに
非常点滅灯(ハザードランプ)
スイッチを押す
すべての方向指示灯が点滅します。も
う一度押すと消灯します。
■
非常点滅灯について
エンジン停止中に、非常点滅灯を長時間使用すると、バッテリーがあがるおそれ
があります。
故障などでやむを得ず路上駐車する場合、他車に知らせるために使用し
てください。
KBPA710201
知識
294
7-1. まず初めに
発炎筒
助手席足元の発炎筒を取り出す
本体をまわしながら抜き、本体を
逆さにして挿し込む
先端のフタを取り、すり薬で発炎
筒の先端をこすり、着火させる
必ず車外で使用してください。
着火させる際は、筒先を顔や体に向け
ないでください。
高速道路や踏切などでの故障・事故時に非常信号用として使用します。
(トンネル内や可燃物の近くでは使用しないでください)
発炎時間は約 5 分です。非常点滅灯と併用してください。
KBPA710301
KBPA710302
KBPA710303
すり薬
295
7-1. まず初めに
7
万一の場合には
■
発炎筒の有効期限
本体に表示してある有効期限が切れる前に、トヨタ販売店でお求めください。有
効期限が切れると、着火しなかったり、炎が小さくなる場合があります。
知識
警告
■
発炎筒を使用してはいけない場所
次の場所では、発炎筒を使用しないでください。
煙で視界が悪くなったり、引火するおそれがあるため危険です。
●
トンネル内
●
ガソリンなど可燃物の近く
■
発炎筒の取り扱いについて
次のことを必ずお守りください。
お守りいただかないと、重大な傷害を受けるおそれがあり危険です。
●
使用中は、発炎筒を顔や体に向けたり、近付けたりしない
●
発炎筒は、お子さまにさわらせない
296
7-1. まず初めに
車両を緊急停止するには
ブレーキペダルを両足でしっかりと踏み続ける
ブレーキペダルをくり返し踏まないでください。通常より強い力が必要となり、制
動距離も長くなります。
シフトレバーを N に入れる
X
シフトレバーが N に入った場合
減速後、車を安全な道路脇に停める
エンジンを停止する
X
シフトレバーが N に入らない場合
ブレーキペダルを両足で踏み続け、可能な限り減速させる
キーフリーシステム非装着車:エ
ンジンスイッチを“ACC”にし
て、エンジンを停止する
キーフリーシステム装着車:エン
ジンスイッチを 3 秒以上押し続
けるか、素早く3回以上連続で押
してエンジンを停止する
車を安全な道路脇に停める
万一、車が止まらなくなったときの非常時のみ、次の手順で車両を停止
させてください。
KBPA710401
KBPA710402
3 秒以上押すまたは
3 回以上連続で押す
297
7-1. まず初めに
7
万一の場合には
警告
■
走行中にやむを得ずエンジンを停止するとき
●
ブレーキの効きが悪くなると共にハンドル操作が重くなるため、車のコント
ロールがしにくくなり危険です。エンジンを停止する前に、十分に減速するよ
うにしてください。
●
キーフリーシステム非装着車:キーを抜くとハンドルがロックされるため、
キーは絶対に抜かないでください。
298
7-2. 緊急時の対処法
けん引について
次の場合は、駆動系の故障が考えられるため、トヨタ販売店または専門
業者へご連絡ください。
●
エンジンはかかるが車が動かない
●
異常な音がする
けん引は、できるだけトヨタ販売店または専門業者にご依頼ください。
その場合は、レッカー車または、車両運搬車を使用することをおすすめ
します。
やむを得ず他車にロープでけん引してもらう場合は、車両積載車までの
移動など、できるだけ短距離にとどめてください。
けん引の前に販売店への連絡が必要な状況
レッカー車でけん引するとき
X
前向きにけん引するときは
(FF 車)
X
前向きにけん引するときは
(4WD 車)
パーキングブレーキを解除する
台車を使用して後輪を持ち上げる
KBPA720101
KBPA720102
299
7-2. 緊急時の対処法
7
万一の場合には
車両運搬車で輸送するときは、図の
場所で固縛する
輸送後は、リヤ側に取り付いているフ
タをもとにもどしてください。
鎖やケーブルなどを使用して車両
を固縛する場合は図に黒く示す角
度が 45°になるように固縛する
X
うしろ向きにけん引するときは
台車を使用して前輪を持ち上げる
車両運搬車を使用するとき
KBPA720103
KBPA720104
KBPA720105
300
7-2. 緊急時の対処法
けん引フックを取り出す(→ P. 318, 329)
けん引フックを取り付ける
X
MODA を除く
マイナスドライバーを使ってフ
タをはずす
傷が付くのを防ぐため、マイナスド
ライバーの先端に布などを巻いて保
護してください。
けん引フックを穴に挿し込んで
まわし、軽く締める
ホイールナットレンチや金属の
固い棒などを使い確実に取り付
ける
他車にけん引してもらうとき
KBPA720106
KBPA720108
KBPA720109
301
7-2. 緊急時の対処法
7
万一の場合には
X
MODA
マイナスドライバーを使ってフ
タをはずす
傷が付くのを防ぐため、マイナスド
ライバーの先端に布などを巻いて保
護してください。
けん引フックを穴に挿し込んで
まわし、軽く締める
ホイールナットレンチや金属の
固い棒などを使い確実に取り付
ける
KBPA720110
KBPA720111
KBPA720112
302
7-2. 緊急時の対処法
車体に傷が付かないようにロープをけん引フックにかける
車体に傷が付かないように注意してください。また、前進方向でけん引してくださ
い。
ロープの中央に白い布を付ける
布の大きさ:
0.3m 平方(30cm × 30cm)以上
キーフリーシステム非装着車:運転者はけん引される車両に乗り、エ
ンジンをかける
エンジンがかからないときは、エンジンスイッチを“ON”にしてください。
キーフリーシステム装着車:運転者はけん引される車両に乗り、エン
ジンをかける
エンジンがかからないときは、エンジンスイッチをイグニッション ON モードにし
てください。
けん引される車両のシフトポジションを N にしてから、パーキングブ
レーキを解除する
けん引中は、ロープがたるまないよう、減速時なども前の車の速度に合わせてくだ
さい。
シフトレバーがシフトできないときは:→ P. 135
KBPA720114
25m 以内
5m 以内
けん引方向
白い布
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