Toyota Alphard (2017 year). Manual japanese — part 3
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1-1. 安全にお使いいただくために
安全・安心のために
1
バックルを格納する
前方、側方から強い衝突を受けたと
き、シートベルトを引き込むことで
適切な乗員拘束効果を確保します。
前方、側方からの衝撃が弱いときや、う
しろからの衝撃、横転のときは通常は
作動しません。
■
シートベルトロックの解除方法
急停止や衝撃があったときベルトがロックされます。急に体を前に倒したり、
シートベルトをすばやく引き出してもロックする場合があります。シートベルト
がロックしたまま引き出せないときは、一度ベルトを強く引いてからゆるめ、
ゆっくり動かせば、ベルトを引き出すことができます。
■
お子さまのシートベルトの使い方
この車のシートベルトは、シートベルトを装着するのに十分な、大人の体格を
持った人用に設計されています。
●
シートベルトが正しい位置で着用できない小さなお子さまの場合は、お子さま
の体に合ったチャイルドシートを使用してください。(→ P. 43)
●
シートベルトが正しい位置で着用できるお子さまの場合は、シートベルトの着
用のしかたに従ってください。(→ P. 28)
■
シートベルトプリテンショナーについて(フロント席)
シートベルトプリテンショナーは一度しか作動しません。玉突き衝突などで連続し
て衝撃を受けた場合でも、一度作動したあとは、その後の衝突では作動しません。
4
シートベルトプリテンショナー(フロント席)
知識
32
1-1. 安全にお使いいただくために
警告
急ブレーキや事故の際のけがを避けるため、次のことを必ずお守りください。
お守りいただかないと、重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるおそ
れがあります。
■
シートベルトの着用について
●
全員がシートベルトを着用する
●
シートベルトを正しく着用する
●
シートベルトは一組につき一人で使用する
お子さまでも一組のベルトを複数の人で使用しない
●
お子さまはセカンドシートまたはサードシートに座らせてシートベルトを着
用させる
●
背もたれは必要以上に倒さず、上体を起こし、シートに深く座る
●
肩部ベルトを腕の下に通して着用しない
●
腰部ベルトはできるだけ低い位置に密着させ着用する
■
妊娠中の女性の場合
●
サードシート中央席のシートベルトを使
用するときは、プレート A とバックル A
および、プレート B とバックル B を結合
する(→ P. 29)
医師に注意事項を確認の上、必ず正しく着
用してください。(→ P. 28)
通常の着用のしかたと同じように、腰部ベ
ルトが腰骨のできるだけ低い位置にかかる
ようにお腹のふくらみの下に、肩部ベルト
は確実に肩を通し、お腹のふくらみを避け
て胸部にかかるように着用してください。
ベルトを正しく着用していないと、衝突し
たときなどに、母体だけでなく胎児までが
重大な傷害を受けたり、最悪の場合死亡に
つながるおそれがあります。
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1-1. 安全にお使いいただくために
安全・安心のために
1
警告
■
疾患のある方の場合
医師に注意事項を確認の上、必ず正しく着用してください。
■
お子さまを乗せるとき
お子さまをシートベルトで遊ばせないでください。
万一ベルトが首に巻き付いた場合、窒息など重大な傷害におよぶか、最悪の場
合死亡につながるおそれがあります。
誤ってそのような状態になってしまい、バックルもはずせない場合は、ハサミ
などでシートベルトを切断してください。
■
プリテンショナー付きシートベルトについて(フロント席)
シートベルトプリテンショナーが作動すると、SRS エアバッグ/プリテンショ
ナー警告灯が点灯します。その場合は、シートベルトを再使用することができ
ないため、必ずトヨタ販売店で交換してください。
■
シートベルトの損傷・故障について
●
ベルトやプレート・バックルなどは、シートやドアに挟むなどして損傷しない
ようにしてください。
●
シートベルトが損傷したときはシートベルトを修理するまでシートは使用し
ないでください。
●
プレートがバックルに確実に挿し込まれているか、シートベルトがねじれてい
ないかを確認してください。うまく挿し込めない場合はただちにトヨタ販売店
に連絡してください。
●
もし重大な事故にあったときは、明らかな損傷が見られない場合でも、シー
ト、シートベルトを交換してください。
●
プリテンショナー付きシートベルト(フロント席)の取り付けや取りはずし・
分解・廃棄などは、トヨタ販売店以外でしないでください。
不適切に扱うと、正常に作動しなくなるおそれがあります。
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1-1. 安全にお使いいただくために
SRS エアバッグ
◆
フロント SRS エアバッグ
運転席 SRS エアバッグ/助手席 SRS エアバッグ
(運転者と助手席乗員の頭や胸などへの衝撃を緩和)
運転席 SRS ニーエアバッグ
(運転者の衝撃緩和を補助)
◆
SRS サイド&カーテンシールドエアバッグ
SRS サイドエアバッグ
(フロント席乗員の胸などへの衝撃を緩和)
SRS カーテンシールドエアバッグ
(フロント席とリヤ外側席乗員の主に頭部への衝撃を緩和)
SRS エアバッグは乗員に重大な危害がおよぶような強い衝撃を受けた
ときにふくらみ、シートベルトが体を拘束する働きと併せて乗員への衝
撃を緩和させます。
1
2
3
4
35
1-1. 安全にお使いいただくために
安全・安心のために
1
警告
■
SRS エアバッグについて
次のことを必ずお守りください。
お守りいただかないと、重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるお
それがあります。
●
運転者と乗員すべてがシートベルトを正しく着用してください。
SRS エアバッグはシートベルトを補助するためのものです。
●
助手席 SRS エアバッグは強い力でふくらむため、シートの背もたれを調整し
て、シートをできるだけ SRS エアバッグから離し、まっすぐに座ってくださ
い。
●
お子さまが小さくてシートベルトを使用できないときは、チャイルドシートで
しっかり固定してください。お子さまはセカンドシートまたはサードシートに
乗せ、チャイルドシートまたはシートベルトを着用させることをおすすめしま
す。(→ P. 43)
●
シートの縁に座ったり、ダッシュボードに
もたれかかったりしない
●
お子さまを助手席 SRS エアバッグの前に
立たせたり、ひざの上に抱いたりしない
●
運転者および助手席乗員は、ひざの上に何
も持たない
●
ドアやフロントピラー・センターピラー・
リヤピラー・ルーフサイドレールへ寄りか
からない
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1-1. 安全にお使いいただくために
警告
■
SRS エアバッグについて
次のことを必ずお守りください。
お守りいただかないと、重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるお
それがあります。
●
コートフックにハンガーなどの硬いものをかけないでください。
SRS カーテンシールドエアバッグが作動したときに投げ出されるおそれがあ
ります。
●
運転席 SRS ニーエアバッグがふくらむ場所にビニールカバーが付いている場
合は、取り除いてください。
●
SRS サイドエアバッグがふくらむ場所を覆うようなシートアクセサリーを使
用しないでください。エアバッグが展開する際、アクセサリーが干渉するおそ
れがあります。そのようなアクセサリーがエアバッグが正常に作動するのをさ
またげ、システムを不能にしたり、またはエアバッグが誤って展開したりする
おそれがあります。
●
助手席では、ドアに向かってひざをついた
り、窓から顔や手を出したりしない
●
ダッシュボード・ハンドルのパッド部分・
インストルメントパネル下部などには何
も取り付けたり、置いたりしない
●
ドア・フロントウインドウガラス・ドア
ガ ラ ス・フ ロ ン ト ピ ラ ー お よ び リ ヤ ピ
ラー・ルーフサイドレール・アシストグ
リップなどには何も取り付けない(速度
制限ラベルを除く:→ P. 520)
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1-1. 安全にお使いいただくために
安全・安心のために
1
警告
■
SRS エアバッグについて
次のことを必ずお守りください。
お守りいただかないと、重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるお
それがあります。
●
SRS エアバッグシステム構成部品の周辺は、強くたたくなど過度の力を加え
ないでください。
SRS エアバッグが正常に作動しなくなるおそれがあります。
●
SRS エアバッグがふくらんだ直後は、構成部品が熱くなっているため、ふれ
ないでください。
●
SRS エアバッグがふくらんだあとに、もし呼吸が苦しく感じたら、ドアやド
アガラスを開けて空気を入れるか、安全を確認して車外に出てください。皮膚
の炎症を防ぐため、残留物はできるだけ早く洗い流してください。
●
SRS エアバッグが収納されているパッド部およびフロントピラーガーニッシュ
部に傷が付いていたり、ひび割れがあるときは、そのまま使用せずトヨタ販売店
で交換してください。
■
改造・廃棄について
トヨタ販売店への相談なしに、次の改造・廃棄をしないでください。
SRS エアバッグが正常に作動しなくなったり、誤ってふくらむなどして、重大
な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるおそれがあります。
●
SRS エアバッグの取りはずし・取り付け・分解・修理
●
ハンドル・インストルメントパネル・ダッシュボード・シート・シート表皮・
フロントピラー・センターピラー・リヤピラー・ルーフサイドレール周辺の修
理・取りはずし・改造
●
フロントフェンダー・フロントバンパー・車内側面部の修理・改造
●
グリルガード(ブルバー・カンガルーバーなど)・除雪装置・ウインチなどの
取り付け
●
サスペンションの改造
●
CD プレーヤー・無線機などの電化製品の取り付け
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1-1. 安全にお使いいただくために
■
SRS エアバッグが展開すると
●
SRS エアバッグは高温のガスにより非常に高い速度でふくらむため、すり傷・
やけど・打撲などを受けることがあります。
●
作動音と共に白いガスが発生します。
●
フロント席・フロントピラー・リヤピラー・ルーフサイドレールの一部分など
だけでなくエアバッグ構成部品(ハンドルのハブ・エアバッグカバー・インフ
レーター)も数分間熱くなることがあります。エアバッグそのものも熱くなり
ます。
●
フロントウインドウガラスが破損することがあります。
●
T-Connect DCM パッケージをご利用のお客様は、SRS エアバッグが作動する
と自動的に緊急通報がヘルプネットセンターに送信されます。オペレーターか
らの呼びかけに応答がない場合は、緊急車両を手配します。
詳しくは別冊「ナビゲーションシステム取扱書」をご覧ください。
■
SRS エアバッグが作動するとき(フロント SRS エアバッグ)
●
フロント SRS エアバッグは、衝撃の強さが設定値(移動も変形もしない固定さ
れた壁に、車速約 20 ∼ 30km/h で正面衝突した場合の衝撃の強さに相当する
値)以上の場合に作動します。
ただし、次のような場合はエアバッグが作動する車速は設定値より高くなりま
す。
・ 駐車している車や標識のような衝撃によって移動や変形するものに衝突した
場合
・ もぐり込むような衝突の場合(例えば、車両前部がもぐり込む、下に入り込
む、トラックの下敷きになるなど)
●
衝突条件によってはシートベルトプリテンショナー(フロント席)のみ作動す
る場合があります。
■
SRS エアバッグが作動するとき(SRS サイド&カーテンシールドエアバッグ)
●
SRS サイド&カーテンシールドエアバッグは、衝撃の強さが設定値(約 1.5t
の車両が約 20 ∼ 30km/h の速度で客室へ直角に衝突した場合の衝撃の強さに
相当する値)以上の場合に作動します。
●
前面衝突時でも、特に衝撃が大きい場合は左右の SRS サイド&カーテンシール
ドエアバッグが開く場合があります。
知識
39
1-1. 安全にお使いいただくために
安全・安心のために
1
■
衝突以外で作動するとき
次のような状況で車両下部に強い衝撃を受けたときも、フロント SRS エアバッグ・
SRS サイド&カーテンシールドエアバッグが作動する場合があります。
■
SRS エアバッグが作動しないとき(フロント SRS エアバッグ)
フロント SRS エアバッグは、側面や後方からの衝撃・横転・または低速での前
方からの衝撃では、通常は作動しません。ただし、それらの衝撃が前方への減速
を十分に引き起こす場合には、フロント SRS エアバッグが作動することがあり
ます。
●
縁石や歩道の端など、固いものにぶつかっ
たとき
●
深い穴や溝に落ちたり、乗りこえたとき
●
ジャンプして地面にぶつかったり、道路か
ら落下したとき
●
側面からの衝突
●
後方からの衝突
●
横転
40
1-1. 安全にお使いいただくために
■
SRS エアバッグが作動しないとき(SRS サイド&カーテンシールドエアバッグ)
斜めから衝撃を受けた場合や、客室部分以外の側面に衝撃を受けたときには、
SRS サイド&カーテンシールドエアバッグが作動しない場合があります。
SRS サイド&カーテンシールドエアバッグは、後方からの衝撃・横転・または
低速での側面からの衝撃で作動するようには設計されていません。
■
トヨタ販売店に連絡が必要な場合
次のような場合には、点検・修理が必要になります。できるだけ早くトヨタ販売
店へご連絡ください。
●
いずれかの SRS エアバッグがふくらんだとき
●
客室部分以外の側面への衝撃
●
斜めからの衝撃
●
後方からの衝突
●
横転
●
フロントSRSエアバッグはふくらまなかっ
たが、事故で車両の前部を衝突したとき、ま
たは破損・変形などがあるとき
●
SRS サイド&カーテンシールドエアバッ
グはふくらまなかったが、事故でドアおよ
び、その周辺部分を衝突したとき、または
破損・変形などがあるとき
41
1-1. 安全にお使いいただくために
安全・安心のために
1
●
ハンドルのパッド部分・ダッシュボードの
助手席 SRS エアバッグ付近・インストル
メントパネル下部が傷付いたり、ひび割れ
たり、その他の損傷を受けたとき
●
SRS サイドエアバッグが内蔵されている
シート表面が傷付いたり、ひび割れたり、
その他の損傷を受けたとき
●
SRS カーテンシールドエアバッグが内蔵
されているフロントピラー・リヤピラー
部・ルーフサイド部が傷付いたり、ひび割
れたり、その他の損傷を受けたとき
42
1-1. 安全にお使いいただくために
お子さまの安全のために
●
お子さまにも必ずシートベルトを着用させてください。シートベルト
を正しく着用できない小さなお子さまを乗せるときは、適切な子供専
用シートをご用意ください。(→ P. 43)
●
運転装置にふれるのを防ぐため、お子さまはセカンドシートまたは
サードシートに乗せることをおすすめします。
●
走行中にドアを開けたり、パワーウインドウを誤操作したりしないよ
うに、チャイルドプロテクター(→ P. 123)・ウインドウロックス
イッチ(→ P. 203)をご使用ください。
●
小さなお子さまには、パワーウインドウ・ムーンルーフ
★
・ボンネッ
ト・スライドドア・バックドアやシートなど、体を挟まれるおそれが
ある装備類を操作させないでください。
お子さまを乗せるときは、次のことをお守りください。
警告
●
お子さまを車の中に残したままにしないでください。車内が高温になって熱射
病や脱水症状になり、重大な健康障害におよぶか、最悪の場合死亡につながる
おそれがあります。
また、お子さまが車内の装置を操作し、ドアガラスなどに挟まれたり、発炎筒
などでやけどしたり、運転装置を動かして、思わぬ事故につながるおそれがあ
り危険です。
●
車にお子さまを乗せる場合は、お子さまの安全を確保するための注意事項や
チャイルドシートの取り付け方などをまとめた P. 43 を参照してください。
★
:グレード、オプションなどにより、装備の有無があります。
43
1-1. 安全にお使いいただくために
1
安全・安心のために
チャイルドシート
知っておいていただきたいこと . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 43
チャイルドシートについて. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 45
チャイルドシートを助手席で使用するときは . . . . . . . . . . . . . . . . . 48
チャイルドシートをセカンドシートまたはサードシートで
使用するときは . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 50
チャイルドシートの取り付け方法
・ シートベルトで固定する . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 51
・ ISOFIX 対応チャイルドシート固定専用バーで固定する . . . . . . . 58
・ トップテザーアンカーを使用する. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 64
●
チャイルドシートに関する注意事項および法規について、優先してお
守りください。
●
車の仕様やお子さまの年齢・体格に合わせて、適切なチャイルドシー
トをお選びください。
●
車の取り付けに合った、ECE R44
※
に適合するチャイルドシートを使
用してください。
●
お子さまが成長し、適切にシートベルトが着用できるようになるまで
は、お子さまに合ったチャイルドシートを使用してください。
※
ECE R44 は、チャイルドシートに関する国連法規です。
ここでは、お車にチャイルドシートを取り付ける前にお守りいただきた
いことや、チャイルドシートの種類および取り付け方法などを記載して
います。
●
シートベルトを正しく着用できない小さなお子さまを乗せるとき
は、チャイルドシートをお使いください。お子さまの安全のために、
チャイルドシートはセカンドシートまたはサードシートに取り付け
てください。取り付け方法は、商品に付属の取扱説明書に必ず従っ
てください。
●
トヨタでは、より安全にお使いいただくために、トヨタ純正チャイ
ルドシートの使用を推奨しています。トヨタ純正チャイルドシート
は、トヨタ車のために作られたチャイルドシートです。トヨタ販売
店で購入することができます。
目次
知っておいていただきたいこと
44
1-1. 安全にお使いいただくために
警告
■
お子さまを乗せるときは
次のことを必ずお守りください。
お守りいただかないと、重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるお
それがあります。
●
事故や急停止の際、効果的にお子さまを保護するために、必ずお子さまの年齢
や体の大きさに合ったチャイルドシートを使用して、しっかり体を固定してく
ださい。お子さまに最適なチャイルドシートについては、チャイルドシート製
造業者、または販売業者にご相談ください。
●
トヨタでは、お子さまの年齢や体の大きさに合った適切なチャイルドシートを
セカンドシートまたはサードシートに取り付けることを推奨します。事故統計
によると、フロントシートよりセカンドシートまたはサードシートに適切に取
り付けるほうがより安全です。
●
お子さまを腕の中に抱くのはチャイルドシートのかわりにはなりません。事故
の際、お子さまがフロントウインドウガラスや乗員、車内の装備にぶつかるお
それがあります。
●
チャイルドシートにはお子さまを1人だけ乗せて、チャイルドシートのベルト
で体を固定してください。
■
チャイルドシートについて
次のことをお守りいただかないと、急ブレーキをかけたときや衝突したときな
どに飛ばされるなどして、重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながる
おそれがあります。
●
事故などで車両に強い衝撃を受けた場合は、チャイルドシートにも目に見えな
い破損があるおそれが強いため、再使用しないでください。
●
チャイルドシートによっては、取り付けができない、または取り付けが困難な
場合があります。その場合は、車への取り付けに適したチャイルドシートであ
るか確認してください(
o
P. 51, 58)。本書のチャイルドシート固定方法お
よびチャイルドシートに付属の取扱説明書をよくお読みの上、確実に取り付
け、使用方法をお守りください。
●
チャイルドシートを使用しないときであっても、シートに適切にしっかりと取
り付けた状態にしてください。ゆるめた状態で客室内に置くことは避けてくだ
さい。
●
チャイルドシートの取りはずしが必要な場合は、車両からはずして保管する
か、ラゲージルーム内に容易に動かないように収納してください。
45
1-1. 安全にお使いいただくために
安全・安心のために
1
お手持ちのチャイルドシートについては、次の項目を確認の上、車に取
り付けてください。
■
チャイルドシートの規格
ECE R44
※ 1
に適合したチャイルドシートを使用してください。適
合したチャイルドシートには、次の認可マークが表示されています。
チャイルドシートに付いている認可マークを確認してください。
法規番号の表示例
ECE R44 認可マーク
※ 2
対象となるお子さまの体重の
範囲が記載されています。
※ 1
ECE R44 は、チャイルドシートに関する国連法規です。
※ 2
表示されているマークは、商品により異なります。
チャイルドシートについて
46
1-1. 安全にお使いいただくために
■
質量グループについて
この質量グループは、「シート位置別チャイルドシート適合性一覧表」
を確認する際に必要となります。「シート位置別チャイルドシート適合
性一覧表」と合わせて確認してください。(oP. 51, 60)
ECE R44 の基準に適合するチャイルドシートはお子さまの体重によ
り次の 5 種類に分類されます。
※
年齢の範囲は、おおよその目安になります。お子さまの体重に合わせて選択し
てください。
質量グループ
お子さまの体重
参考年齢
※
グループ 0
10kg まで
9ヶ月頃まで
グループ 0+
13kg まで
1 歳半頃まで
グループⅠ
9 ∼ 18kg
9ヶ月頃∼ 4 歳頃まで
グループⅡ
15 ∼ 25kg
3 歳頃∼7歳頃まで
グループⅢ
22 ∼ 36kg
6 歳頃∼ 12 歳頃まで
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