Toyota Alphard (2017 year). Manual japanese — part 21
319
4-5. 運転支援装置について
4
運転
予想進路線が目標駐車位置の中
に入るようにハンドルを操作し
て、ゆっくり後退する
車の後部が目標駐車位置の中に
入ったら、車幅延長線と目標駐車
位置左右の区画線との間隔が、車
の近くの位置で同じくらいにな
るようにハンドルを操作する
駐車場の区画線
車幅延長線
車幅延長線と駐車場の区画線が平行になったら、ハンドルをまっすぐ
(直進状態)にして、車が目標駐車位置に全部入るまで、ゆっくり後退
する
適切な位置で停止し、駐車を終える
3
同じ幅
4
1
2
5
6
320
4-5. 運転支援装置について
●
駐車するときは、画面の映像と実際の状況は異なることがありますので、必ず
直接確認してください。
●
距離目安線と目標駐車位置の後端が画面では平行に見えても、実際には平行で
はないことがあります。
知識
●
駐車場の区画線が片側しかないときは、車
幅延長線と目標駐車位置の左端(右端)が
画面では平行に見えても、実際には平行で
はないことがあります。
321
4-5. 運転支援装置について
4
運転
■
画面の見方(ナビゲーション画面)
シフトレバーを R にすると使用することができます。
シフトリバース連動機能(→ P. 331)が ON のときは、シフトレバー
を R にするとバック駐車機能(→ P. 324)が作動します。
バック駐車機能を作動させずにナビゲーション画面にガイド線のみを
表示させたい場合は、マルチインフォメーションディスプレイの「設
定」で「
リバース連動」を OFF にしてください。(→ P. 96)
車幅延長線(青色)
車をまっすぐ後退させたとき
の進路の目安を示します。
・ 実際の車幅より広く表示して
います
距離目安線(赤色 約 0.5m)車
の後方(バンパー後端から)の
距離を示します。
・ 約 0.5m 先を示します。
駐車ガイド線(青色)
ハンドルをいっぱいまでまわ
して後退(もっとも小まわり)
したときの進路の目安を示し
ます
・ 駐車時にハンドルを操作する位置の目安となります。
並列駐車のしかた(駐車ガイド線表示モード)
1
2
3
バンパーの後端
車の前方
1
2
3
警告
●
道路の状況(段差・勾配など)や乗車人数・積載量により、画面のガイド線の
表示位置は変化します。必ず後方および周辺の安全を直接確認しながら運転し
てください。
●
車幅延長線は、実際の車幅より広く表示されます。後退するときは、必ず後方
や周囲の安全を直接確認しながら運転してください。
322
4-5. 運転支援装置について
■
駐車する
操作手順はあくまでも一例であり、駐車時の道路事情・路面状況・自車
の状況などにより、ハンドル操作のタイミング・操作量は異なります。
以下の手順は、車両右側に駐車する場合です。
駐車ガイド線表示モードにする(→ P. 312)
シフトレバーを R にする
シフトリバース連動機能(→ P. 331)を OFF にしていないと、目標駐車位置
に青の枠が表示されますが、そのまま後退してください。
駐車ガイド線が目標駐車位置の
左端の区画線に合うまで後退し
たら止まる
駐車場の区画線
駐車ガイド線(青色)
ハンドルを右いっぱいにまわして、ゆっくり後退する
車が目標駐車位置と平行になったら、ハンドルをまっすぐ(直進状態)
にする。画面を参考に最適な位置まで後退し、駐車を終える
1
2
1
2
3
1
2
4
5
323
4-5. 運転支援装置について
4
運転
■
機能概要
車庫入れアシストモードは次の 2 つの機能があります。
X
前進誘導機能(→ P. 325)
目標駐車位置の中央がほぼ真横に見える位置で停車し、駐車スペース
が検出できれば、前進誘導機能を使用することができます。
また、駐車スペースなどの状況により、切り返しが必要な場合は、切
り返し操作もアシストします。
目標駐車位置の中央がほぼ真
横に見える位置で停車し、IPA
スイッチを押して、前進誘導機
能を選択
検出した駐車スペース、または道幅
(駐車スペース向い側までの距離)が
狭い場合は案内されません。
ハンドルの自動操作が作動し
ます。
後退開始位置に着いたことを
音により案内します。
駐車完了
アシストモードが終了します。
駐車スペースの状況により、
の
あと後退を開始してから駐車完了ま
でのあいだに、前進または後退方向
への切り返しが必要な場合は、前進
開始位置・後退開始位置の案内、お
よびハンドルの自動操作をくり返し
ます。
並列駐車のしかた(車庫入れアシストモード)
4
1
2
3
4
3
324
4-5. 運転支援装置について
X
バック駐車機能(→ P. 329)
目標駐車位置の前方で停車し、シフトレバーを R にすると、バック駐
車機能を使用することができます。(シフトリバース連動機能 ON 時)
また、駐車スペースなどの状況により、切り返しが必要な場合は、切
り返し操作もアシストします。
駐車スペースに区画線があるときに使用できます。
目標駐車位置の前方で停止し、
シフトレバーを R にする
シフトリバース連動機能によりイン
テリジェントパーキングアシスト2
が作動します。
ハンドルを操作して、お好みの
駐車スペースを選択する
目標駐車位置を確定するとアシスト
が開始されます。
駐車完了
アシストモードが終了します。
駐車スペースの状況により、
で
アシストを開始してから駐車完了ま
でのあいだに、前進または後退方向
への切り返しが必要な場合は、前進
開始位置・後退開始位置の案内、お
よびハンドルの自動操作をくり返し
ます。
2
1
2
3
2
325
4-5. 運転支援装置について
4
運転
■
前進誘導機能を使用して駐車する
目標駐車位置の中央がほぼ真横
に 見 え る 位 置 で 車 両 を 停 車 し、
IPA スイッチを押し、マルチイン
フォメーションディスプレイの
表示が「前進誘導」に切りかわっ
たことを確認する
前進誘導機能に切りかわると「前進誘
導モードです 前進するとアシストを開
始します」と音声が出力されます。
●
表示内のハンドル自動操作方
向の矢印の向き、および目標駐
車位置を確認してください。
●
IPA スイッチを、押すごとに
モードが切りかわります。
(→ P. 308)
●
シフトレバーが
D
※
以外、また
は 車 速 が 検 知 さ れ た と き は、
IPA スイッチを押しても前進
誘導の表示には切りかわりま
せん。
※
D は S ポジションを含みます。
●
方向指示レバー(→ P. 235)を操作して車両の左右いずれか駐車
したい方向を選択できます。
●
駐車スペースが狭い場合や、アシストに十分なエリアがない場合は
システムを使用できません。マルチインフォメーションディスプレ
イの表示内容を参考に別の駐車スペースで使用してください。
ハンドル自動
操作方向
1m
目標駐車
位置
1
326
4-5. 運転支援装置について
通常の運転操作の姿勢をとり、ハ
ンドルに力を加えないように軽
く手を添え、前方および周辺の安
全を直接確認し、ブレーキペダル
を踏んで車速調整しながら、ゆっ
くり前進すると「“ピー” 」とい
う音が鳴り、メーター内のインテ
リジェントパーキングアシスト
2 表示灯が点灯し、アシストが開
始されます。
●
ハンドルの自動操作が開始されると、表示内にハンドル AUTO 操作
表示(→ P. 309)とアシスト段階表示(→ P. 309)が表示されます。
●
アシストを中止するには、IPA スイッチを押します。
アシストが中止されると「“ピピッ”アシストを中止します」と音声が出力され
ます。
●
車速が速すぎると、
「“ピピッ”アシストを中止します アシストを再
開する場合は IPA スイッチを操作します」と音声が出力され、アシ
ストが中断されます。
●
制限車速が超過しそうになったときは、
「“ポーン” “ポーン”」とい
う音が鳴り、制限速度をこえてしまう可能性があることをお知らせ
するアドバイスが表示されます。(→ P. 311)
●
アシスト開始時にスペースが狭かった場合、「“ピピッ”アシストを
中止します」と音声が出力され、アシストが中断されます。
「“ポーン”」という音が鳴り、表
示内のストップ表示(→ P. 309)
が点灯したらブレーキペダルを
踏んで停車する
「シフトをリバースにしてください」と音声が出力されたらシフトレ
バーを R にする
2
3
4
327
4-5. 運転支援装置について
4
運転
「ゆっくり後退してください」と音声が出力されたら通常の後退操作の
姿勢をとり、ハンドルに力を加えないように軽く手を添え、後方およ
び周辺の安全を直接確認し、ブレーキペダルを踏んで車速調整しなが
ら、ゆっくり後退する
X
目標駐車位置に一度で入りきらず、切り返しが必要な場合:手順
へ
切り返しが不要な場合は手順:
へ(→ P. 328)
「“ポーン”」という音が鳴り、表
示内のストップ表示(→ P. 309)
が点灯したらブレーキペダルを
踏んで停車する
「シフトをドライブにしてください」と音声が出力されたらシフトレ
バーを D
※
にする
※
D は S ポジションを含みます。
現在停車している位置でアシストを終了したい場合は、シフトレバーを P にし
てください。
「ゆっくり前進してください」と音声が出力されたら通常の運転操作の
姿勢をとり、ハンドルに力を加えないように軽く手を添え、前方およ
び周辺の安全を直接確認し、ブレーキペダルを踏んで車速調整しなが
ら、ゆっくり前進する
「“ポーン”」という音が鳴り、表
示内のストップ表示(→ P. 309)
が点灯したらブレーキペダルを
踏んで停車する
「シフトをリバースにしてください」と音声が出力されたら、シフトレ
バーを R にする
5
6
12
6
7
8
9
10
328
4-5. 運転支援装置について
「ゆっくり後退してください」と音声が出力されたら通常の後退操作の
姿勢をとり、ハンドルに力を加えないように軽く手を添え、後方およ
び周辺の安全を直接確認し、ブレーキペダルを踏んで車速調整しなが
ら、ゆっくり後退する
駐車スペースの状況により、手順
から
をくり返す場合があります。
車両がほぼ目標駐車位置に入り、
「“ピー”」という音が鳴り、表示内の
ストップ表示(→ P. 309)が点灯したらブレーキペダルを踏んで停
車する
車庫入れアシストモードが終了します。
●
ブザーは安全のため、目標駐車位置より若干手前で出力されます。
また、その時点でシステムの作動も終了するため、ハンドルをしっ
かり持ち、ブレーキペダルを踏んで車速調整しながらゆっくり後退
し、希望の位置に駐車します。
●
必ず目視やミラーで車両の前後を確認しながら後退してください。
11
6
11
12
329
4-5. 運転支援装置について
4
運転
■
バック駐車機能を使用して駐車する
シフトリバース連動機能(→ P. 331)が ON のとき、シフトレバーを
R にするとバック駐車機能が作動し、複数の駐車区画から目標を選択・
変更することができます。
車庫入れアシストモードで使用できます。
シフトレバーを R にする
「バック駐車モードです」と音声が出力
され、駐車枠の候補が表示されます。
認識した駐車区画
現在選択されている駐車区画が青色
で表示されます。
目標駐車枠
ハンドルに左右に力を加えるこ
とで目標駐車位置を変更する
認識した駐車区画
現在選択されている駐車区画が青色
で表示されます。
目標駐車位置
1
1
2
2
1
2
330
4-5. 運転支援装置について
ナビゲーション画面の
(→ P. 310)にタッチして目標を確定す
ると、
「後退するとアシストを開始します」と音声が出力されます。そ
の 後、ブ レ ー キ ペ ダ ル か ら 徐 々 に 足 を 離 し ゆ っ く り 後 退 す る と、
「“ピー”」という音が鳴りアシストが開始されます。
ナビゲーション画面の
にタッチしたあとの手順は前進誘導機能を使用し
て駐車する手順の
以降と同様です。(→ P. 327)
■
車庫入れアシストモードの作動条件
●
機能を正しく作動させるために、ゆっくり(すぐに停車できる車速で)走行し
てください。
●
車両が移動しているときは、使用することができません。
●
バック駐車機能は白線認識により駐車場の区画線を検出し、駐車区画を特定し
ております。
正常に検出できなかった場合(→ P. 353)バック駐車機能を作動できません。
■
前進誘導機能について
●
フロントサイドセンサー・リヤサイドセンサーにより駐車車両を検出し、駐車
位置を特定しているため、検出できない場合(→ P. 361)は、案内されません。
●
駐車車両がない場合は、駐車位置を特定できないため、前進誘導機能を作動で
きません。
知識
●
駐車スペースの状況により、車両前方
に駐車に必要なスペースがない場合
は、目標駐車位置に到達できないこと
があります。
目標駐車位置
壁
3
5
1
2
331
4-5. 運転支援装置について
4
運転
■
前進誘導機能を使用するときのコツ
■
バック駐車機能について
●
検出した駐車区画が 1 つの場合は、目標駐車位置の選択・変更はできません。
●
検出した駐車区画が複数の場合は、最も適した駐車区画を目標駐車位置として
システムが選択します。
(最初にシフトレバーを R にしたときに選択されます)
■
シフトリバース連動機能を ON / OFF するには
マルチインフォメーションディスプレイの「設定」からシフトリバース連動機能
の ON / OFF を設定できます。(→ P. 96)
警告
■
回避ポールについて
駐車車両と約 1m 間隔をあけて目標
駐車位置に近づいてください。
駐車車両との間隔があきすぎている
と、フロントサイドセンサー・リヤ
サイドセンサーが駐車車両を検出で
きない場合があります。
目標駐車位置の中央が真横に見える
位置で停車してください。
また、IPA スイッチを押すときは、車
両が完全に停車した状態で押してく
ださい。
1
1m
2
回避ポールは目安です。必ず後方や周囲
の安全を直接確認しながら、慎重に後退
してください。
回避ポール
332
4-5. 運転支援装置について
注意
●
路面に段差や勾配があると正しい位置に目標駐車位置を設定できないため、駐
車位置がずれたり、車両が傾くことがあります。このような場所では、車庫入
れアシストモードは使用しないでください。
●
狭いスペースに駐車するときは隣接車両に接近します。接触しそうなときは、
ブレーキペダルを踏んで停車してください。
●
低い障害物は検知できないことがあるため、周辺の安全を直接確認し、接触の
おそれがある場合はブレーキペダルを踏んで停車してください。
●
駐車車両など周辺の環境によって駐車位置がずれたり、車両が傾くことがあり
ます。必要に応じて手動で整列してください。
●
青の枠や回避ポールが駐車車両にか
かっているなど、目標駐車位置を誤認
識している場合は、駐車位置を変更し
てください。
●
青の枠の中や自車と目標駐車位置との
間に障害物がなく、回避ポールが駐車
車両や壁などにかかっていないことを
必ず確認してください。青の枠の中や
自車と目標駐車位置の間に障害物があ
る、または回避ポールが駐車車両や壁
などにかかっている場合は、接触する
ため車庫入れアシストモードは使用し
ないでください。
車両にかかっている
車両にかかっている
333
4-5. 運転支援装置について
4
運転
■
画面の見方
→ P. 321
■
駐車する
操作手順はあくまでも一例であり、駐車時の道路事情・路面状況・自
車の状況などにより、ハンドル操作のタイミング・操作量は異なりま
す。
以下の手順は、車両左側に駐車する場合です。
駐車ガイド線表示モードにする(→ P. 312)
シフトレバーを R にする
駐車ガイド線が駐車したい位置の左端に合うまで後退したら止まる
ハンドルを右いっぱいにまわして、ゆっくり後退する
車が路肩と平行になったら、ハンドルをまっすぐ(直進状態)にする
画面を参考に最適な位置まで後退し、駐車を終える
縦列駐車のしかた(駐車ガイド線表示モード)
注意
車の左前端を前方に駐車している車にぶつけないよう注意して、ゆっくり後退し
てください。
1
2
3
4
5
334
4-5. 運転支援装置について
■
機能概要
駐車スペースが検出できれば、アシスト開始位置までの前進を案内し、
アシストを開始する縦列駐車アシストモードを使用することができま
す。
また、駐車スペースなどの状況により、切り返しが必要な場合は、切
り返し操作もアシストします。
道路または路肩と平行にまっ
すぐ前進して目標駐車位置の
中央がほぼ真横に見える位置
で車両を停車し、IPA スイッチ
を 2 回押して、縦列駐車アシ
ストモードを選択
道路または路肩と平行にまっ
すぐ前進し駐車スペースを検
出
アシスト可能な後退開始位置
に着いたことを音と表示によ
り案内し、案内に従ってシフト
レバーを切りかえ、移動を開始
するとハンドルの自動操作が
開始されます。
検出した駐車スペース、または道幅
(駐車スペース向い側までの距離)が
狭い場合は案内されません。
駐車完了
アシストモードが終了します。
駐車スペースの状況により、
のあと後退を開始してから駐車完了までのあい
だに、前進または後退方向への切り返しが必要な場合は、前進開始位置・後退
開始位置の案内、およびハンドルの自動操作をくり返します。
縦列駐車のしかた(縦列駐車アシストモード)
4
1
2
3
4
3
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