Toyota Alphard (2017 year). Manual japanese — part 17
255
4-3. ランプのつけ方・ ワイパーの使い方
4
運転
■
作動条件
パワースイッチが ON モードのとき
■
液だれ防止作動
ウォッシャー液を噴射するとワイパーが数回作動し、その後、液だれ防止のため
にさらに 1 回作動します。
ただし、走行中は液だれ防止作動は働きません。
■
車速による作動への影響
車速によってワイパー作動の間欠時間への影響があります。
■
雨滴感知センサー(雨滴感知式ワイパー装着車)
●
パワースイッチがONモードのときにAUTOモードにすると、動作確認のためワ
イパーが 1 回作動します。
●
AUTO モードのとき雨滴センサーの感度調整を(高)側へ調整すると、動作確
認のためワイパーが 1 回作動します。
●
雨滴感知センサーの温度が 90 ℃以上または− 15 ℃以下のときは、AUTO 作動
しないことがあります。その場合は、AUTO モード以外でワイパーを使用して
ください。
■
ウォッシャー液が出ないとき
ウォッシャー液量が不足していないのにウォッシャー液が出ないときは、ノズル
のつまりを点検してください。
知識
●
雨滴感知センサーが雨滴量を判定します。
光学センサーを使用しているため、フロン
トウインドウガラスに朝日や夕日が断続
的にあたるときや、虫などで汚れたとき
に、正しく作動しないことがあります。
256
4-3. ランプのつけ方・ ワイパーの使い方
警告
■
AUTO モード時のワイパー作動について
AUTO モードでは、センサーにふれたり、フロントウインドウガラスに振動が
あるなどの要因で不意にワイパーが動くおそれがあります。ワイパーで指など
を挟まないように注意してください。
■
ウォッシャー使用時の警告
寒冷時はフロントウインドウガラスが暖まるまでウォッシャー液を使用しない
でください。ウォッシャー液がフロントウインドウガラスに凍りつき、視界不
良を起こして思わぬ事故につながり、重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡
につながるおそれがあります。
注意
■
フロントウインドウガラスが乾いているとき
ワイパーを使わないでください。
フロントウインドウガラスを傷付けるおそれがあります。
■
ウォッシャー液が出ないとき
ウォッシャースイッチを操作し続けないでください。
ポンプが故障するおそれがあります。
■
ノズルがつまったとき
ノズルがつまったときはトヨタ販売店へご連絡ください。
ピンなどで取り除かないでください。
ノズルが損傷するおそれがあります。
257
4
運転
4-3. ランプのつけ方・ ワイパーの使い方
ワイパー&ウォッシャー(リヤ)
停止
間欠作動
通常作動
ウ ォ ッ シ ャ ー 液 を 出 す / ワ イ
パー連動作動
ウォッシャー液が出たあとにワイパー
が数回作動します。
■
作動条件
パワースイッチがONモードのとき
■
ウォッシャー液が出ないときは
ウォッシャー液量が不足していないのにウォッシャー液が出ないときは、ノズル
のつまりを点検してください。
次のようにレバーをまわして、ワイパーの作動を選択します。
1
2
3
4
知識
258
4-3. ランプのつけ方・ ワイパーの使い方
注意
■
リヤウインドウガラスが乾いているとき
ワイパーを使わないでください。
リヤウインドウガラスを傷付けるおそれがあります。
■
ウォッシャー液が出ないとき
ウォッシャースイッチを操作し続けないでください。
ポンプが故障するおそれがあります。
■
ノズルがつまったとき
ノズルがつまったときはトヨタ販売店へご連絡ください。
ピンなどで取り除かないでください。
ノズルが損傷するおそれがあります。
259
4
運転
4-4. 給油のしかた
給油口の開け方
●
ドアとドアガラスを閉め、パワースイッチを OFF にしてください。
●
燃料の種類を確認してください。
■
燃料の種類
●
無鉛レギュラーガソリン
●
バイオ混合ガソリン(レギュラー)
■
バイオ混合ガソリンについて
エタノールの混合率 10%以下、または ETBE の混合率 22%以下のガソリン(酸
素含有率 3.7%以下)を使用することができます。
■
助手席側スライドドアが全開にならない状況
給油扉が開いていると、助手席側スライドドアは途中までしか開きません。
(→ P. 125)
給油する前に
知識
260
4-4. 給油のしかた
警告
■
給油するときは
次のことを必ずお守りください。
お守りいただかないと火災を引き起こすなど、重大な傷害におよぶか、最悪の
場合死亡につながるおそれがあります。
●
給油前にボデーなどの金属部分にふれて体の静電気を除去してください。除去
したあとは給油が完了するまで、車内にもどったり、他の人やものにふれない
でください。また、給油口に静電気を除去していない人を近付けないでくださ
い。
静電気を帯電した人が給油口に近付くと、放電による火花で燃料に引火するお
それがあります。
●
キャップはツマミ部分を持ち、ゆっくりと開けてください。また、キャップを
ゆるめたときに、
“シュー”という音がする場合は、その音が止まるまでキャッ
プを保持してください。
すぐに開けると、気温が高いときなどに、給油口から燃料が噴き出るおそれが
あります。
●
気化した燃料を吸わないようにしてください。
燃料の成分には、有害物質を含んでいるものもあります。
●
喫煙しないでください。
●
給油口にノズルを確実に挿入してください。
●
継ぎ足し給油をしないでください。
●
正常に給油できない場合は、スタンドの係員を呼んで指示に従ってください。
261
4-4. 給油のしかた
4
運転
注意
■
給油するとき
指定のガソリンを使用してください。
指定以外のガソリンや他の燃料(粗悪ガソリン・軽油・灯油・高濃度バイオ混
合ガソリン
※
)を使用したり、燃料をこぼしたりしないでください。次のよう
な状態になるおそれがあります。
●
エンジンの始動性が悪くなる
●
エンジンからの異音や振動など(ノッキング)が発生する
●
エンジン出力が低下する
●
排気制御システムが正常に機能しない
●
燃料系部品が損傷する
●
塗装が損傷する
※
エタノール混合率10%をこえるもの、またはETBE混合率22%をこえるもの
262
4-4. 給油のしかた
オープナーを引いて、給油扉を開
ける
キャップをゆっくりまわして開
け、ホルダーにはめ込む
キャップを“カチッ”と音がするま
でまわして閉める
手を離すと、キャップが逆方向に少し
もどります。
給油口の開け方
1
2
給油口の閉め方
警告
■
キャップが正常に閉まらないとき
必ずトヨタ販売店へご連絡ください。
正常に閉まらないキャップをそのまま使用したり、純正品以外のキャップを使
用すると、火災などを引き起こし、重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡に
つながるおそれがあります。
263
4
運転
4-5. 運転支援装置について
クルーズコントロール
★
アクセルペダルを踏まなくても一定の速度で走行できます。
表示灯
クルーズコントロールスイッチ
ON-OFF スイッチを押して、シ
ステムを ON にする
マルチインフォメーションディスプレ
イにクルーズコントロール表示灯が点
灯します。
OFF にするには、再度スイッチを押し
ます。
希望の速度まで加速/減速し、レ
バーを下げて設定する
マルチインフォメーションディスプレ
イにセット表示灯が点灯します。
レバーを離したときの速度で定速走行
できます。
★
:グレード、オプションなどにより、装備の有無があります。
機能概要
1
2
速度を設定する
1
2
264
4-5. 運転支援装置について
設定速度をかえるには、希望の速度になるまでレバーを操作します。
速度を上げる
速度を落とす
微調整:
レバーを上または下に軽く操作して手
を離す
調整:
希望の車速になるまでレバーを保持す
る
設定速度は、次のとおりに増減されます。
微調整:
レバー操作するごとに約 1km/h
調整:
レバーを保持するあいだ
解除するには、レバーを手前に引
く
ブレーキペダルを踏んだときも解除さ
れます。
定速走行にもどすには、レバーを
上げる
レバーを上げると、もとの定速走行に
もどります。ただし、実際の速度が約
40km/h 以下になると設定速度が消去
されるため、復帰しません。
設定速度をかえる
1
2
1
2
定速走行を解除する・復帰させる
1
2
1
2
265
4-5. 運転支援装置について
4
運転
■
設定条件について
●
シフトレバーが D または S の 4 レンジ以上のとき設定できます。
●
車速は約 40 ∼約 100km/h の範囲で設定できます。
■
車速設定後の加速について
●
通常走行と同様にアクセルで加速できます。加速後、設定車速にもどります。
●
クルーズコントロールを解除しなくても、希望の速度まで加速して、レバーを
下げることにより設定車速を変更することができます。
■
定速走行の自動解除
次のとき、自動的に定速走行が解除されます。
●
設定速度より実際の速度が約 16km/h 以上低下した
●
実際の速度が約 40km/h 以下になった
●
VSC が作動した
●
TRC が一定時間作動した
●
TRC または VSC を OFF にした
■
定速走行中、マルチインフォメーションディスプレイに「クルーズコントロール
故障 販売店で点検してください」が表示されたとき
ON-OFF スイッチでシステムを一度 OFF にし、再度設定してください。
設定できないとき、またはすぐに解除されるときは、システム異常のおそれがあ
ります。トヨタ販売店で点検を受けてください。
知識
266
4-5. 運転支援装置について
警告
■
誤操作を防ぐために
クルーズコントロールを使用しないときは、ON-OFF スイッチでシステムを
OFF にしてください。
■
クルーズコントロールを使用してはいけない状況
次の状況では、クルーズコントロールを使用しないでください。
車のコントロールを失い、思わぬ事故につながり、重大な傷害におよぶか、最
悪の場合死亡につながるおそれがあります。
●
交通量の多い道
●
急カーブのある道
●
曲がりくねった道
●
雨天時や、凍結路・積雪路などのすべりやすい路面
●
急な下り坂
急な下り坂では設定車速以上になることがあります。
267
4
運転
4-5. 運転支援装置について
レーダークルーズコントロール
(全車速追従機能付)
★
アクセルペダル操作をしなくても、車間制御モードでは、先行車の車速
変化にあわせた追従走行を行い、自動的に加速・減速・停止をします。定
速制御モードでは、一定の車速で走行できます。
高速道路や自動車専用道路で使用してください。
●
車間制御モード(
→
P. 269)
●
定速制御モード(
→
P. 273)
マルチインフォメーションディ
スプレイ
表示灯
設定速度
車間距離切りかえスイッチ
レーダークルーズコントロール
スイッチ
機能概要
★
:グレード、オプションなどにより、装備の有無があります。
1
2
3
4
5
268
4-5. 運転支援装置について
車間制御モードでは、レーダーセンサーにより車両前方約 100m 以内の
先行車の有無・先行車との車間距離を判定して、先行車との適切な車間
距離を確保する制御をします。
長い下り坂を走行しているときは、車間距離が短めになります。
定速走行:
先行車がいないとき
運転者が設定した車速で定速走行します。また、車間距離切りかえスイッチを操作
して、希望の車間距離に設定することもできます。
減速走行 ー 追従走行:
設定した速度より、車速が遅い先行車が現れたとき
先行車を検知すると自動で減速し、より大きな減速が必要な場合はブ
レーキがかかります(このとき制動灯が点灯します)。先行車の車速変
化にあわせて、運転者の設定した車間距離になるように追従走行しま
す。十分に減速できない状態で先行車に接近した場合は、接近警報を
鳴らします。
先行車が停止したときは、続いて停止します(制御停車)。先行車の発
進後、クルーズコントロールレバーを上げるか、アクセルペダルを踏
むと追従走行にもどります。
加速走行 ー 定速走行:
設定した速度より、車速が遅い先行車がいなくなったとき
設定速度まで加速し、定速走行にもどります。
車間制御モードでの走行
1
2
3
269
4-5. 運転支援装置について
4
運転
ON-OFF スイッチを押して、シ
ステムを ON にする
レーダークルーズコントロール(全車
速追従機能付)表示灯が点灯し、マル
チインフォメーションディスプレイに
メッセージが表示されます。
OFF にするには再度スイッチを押しま
す。
希望の車速(約50 ∼約100km/
h)までアクセルペダル操作で加
速/減速し、レバーを下げて速度
を設定する
クルーズコントロールセット表示灯が
点灯します。
レバーを離したときの車速で定速走行
できます。
車速が約 50km/h 未満で先行車が検知できるときに操作をすると、設定速度を
50km/h として先行車に追従走行をします。
車速を設定する(車間制御モード)
1
2
270
4-5. 運転支援装置について
設定速度をかえるには、希望の速度が表示されるまでレバーを操作しま
す
速度を上げる
(車間制御モードの制御停車中は
除く)
速度を下げる
微調整:レバーを上または下に軽く操
作して手を離す
大 幅 調 整:希 望 の 速 度 に な る ま で レ
バーを保持する
車間制御モードでは、設定速度は、次のとおりに増減されます:
微調整:レバー操作をするごとに約 1km/h
大幅調整:レバーを保持するあいだ、0.75 秒ごとに約 5km/h
定速制御モード(
→
P. 273)では、設定速度は、次のとおりに増減されます:
微調整:レバー操作をするごとに約 1km/h
大幅調整:レバーを保持するあいだ
スイッチを押すごとに次のように
車間距離を切りかえます。
長い
中間
短い
パワースイッチを ON モードにす
るたびに車間距離は
にもどりま
す。
先行車がいる場合、先行車マークも表示されます。
設定速度をかえる
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2
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2
車間距離を変更する(車間制御モード)
先行車
マーク
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