Toyota Aqua (2017 year). Manual japanese — part 23
351
7-2. 緊急時の対処法
7
万一の場合には
次のメッセージが表示されたときは、対処方法に従って処置することで
消灯させることができます。
注意
■
「補機バッテリ(始動用)充電不足 取扱書を確認して下さい」がひんぱんに表
示されるときは
補機バッテリーが劣化している可能性があります。その状態で放置しておくと、
補機バッテリーあがりを起こすおそれがあるため、トヨタ販売店で補機バッテ
リーの点検を受けてください。
その他に表示されるメッセージ
表示メッセージ
表示内容・対処方法
駆動用電池の冷却部品のメンテナンス時期
フィルターが目づまりしている、冷却用の吸入口が
ふさがれている、またはダクトにすき間があるなど
が考えられます。
→ 吸入口が汚れている場合は、P. 280 を参考に吸
入口の清掃を行ってください。
→ 吸入口が汚れていないのにメッセージが表示され
たときは、トヨタ販売店で点検を受けてください。
352
7-2. 緊急時の対処法
それぞれの対処方法に従って処置し、警告メッセージが消灯するのを確
認してください。
ただちに処置してください。( スマートエントリー&スタートシステム装着車 )
車内
警告
ブザー
車外
警告
ブザー
警告メッセージ
警告内容・対処方法
1 回
―
電子キーを携帯していないか、電
子キーが正常に作動しない状態で
ハイブリッドシステムを始動しよ
うとした
→ 電 子 キ ー を 携 帯 し て ハ イ ブ
リッドシステムを始動する
1 回
3 回
シフトレバーが P の状態で、パ
ワースイッチを OFF にせずに、電
子キーを持ち出したまま運転席ド
アが開閉された
→ パワースイッチを OFF にする
または電子キーを車内にもど
す
パワースイッチがOFF以外の状態
で、同乗者が電子キーを持ち出し
たまま運転席以外のドアが開閉さ
れた
→ 電子キーを車内にもどす
1 回
連続音
(5 秒
間)
パワースイッチを OFF にせずに、
電子キーを持ち出してスマートエ
ントリー&スタートシステムでド
アを施錠しようとした
→ パワースイッチを OFF にした
あと、再度施錠する
(点滅)
(点滅)
(交互に表示)
(点滅)
353
7-2. 緊急時の対処法
7
万一の場合には
9 回
―
正規の電子キーが車室内に無い状
態で走行をはじめた
→ 車室内に電子キーがあるか確
認する
連続音
―
シフトレバーが P 以外の状態で、
パワースイッチをOFFにせずに運
転席ドアが開いた
→ シフトレバーを P にする
連続音
連続音
シフトレバーが P 以外の状態でパ
ワースイッチをOFFにせずに電子
キーを持ち出したまま運転席ドア
が開閉された
→ シフトレバーを P にする
→ 電子キーを車内にもどす
―
連続音
(5 秒
間)
車内に電子キーを置いたまま、ス
マートエントリー&スタートシス
テムでドアを施錠しようとした
→ 車内から電子キーを取り出し
たあと、再度施錠する
車内
警告
ブザー
車外
警告
ブザー
警告メッセージ
警告内容・対処方法
(点滅)
(点滅)
(交互に表示)
(点滅)
(点滅)
354
7-2. 緊急時の対処法
1 回
連続音
(5 秒
間)
車内に電子キーを置いたまま、フ
ロントドアを開き、ロックレバー
を施錠側にしてドアハンドルを引
いたままドアを閉めて施錠しよう
とした
→ 車内から電子キーを取り出し
たあと、再度施錠する
1 回
―
・ メ カ ニ カ ル キ ー で 解 錠 し て パ
ワースイッチを押したとき、車
室 内 で 電 子 キ ー を 検 知 で き な
かった
・ パワースイッチを押したとき、
車室内で電子キーを検知できな
いことが2回連続で続いた
→ ブレーキペダルを踏みながら
電子キーで、パワースイッチに
ふれる
1 回
―
シフトレバーが P 以外の状態でハ
イブリッドシステムを始動しよう
とした
→ シフトレバーをP に入れてから
ハイブリッドシステムを始動
させる
―
―
自動電源 OFF 機能が作動した
→ 次回ハイブリッドシステム始
動時にエンジン回転数を少し
高めにし、約 5 分間その回転数
を保持し補機バッテリーを充
電する
1 回
―
電子キーの電池残量が少ない
→ 新しい電池と交換する
(→ P. 301)
車内
警告
ブザー
車外
警告
ブザー
警告メッセージ
警告内容・対処方法
(点滅)
(点滅)
(点滅)
355
7-2. 緊急時の対処法
7
万一の場合には
1 回
―
パワースイッチがOFFの状態で運
転席のドアを開閉してからハイブ
リッドシステムを始動せずにパ
ワースイッチをアクセサリーモー
ドに 2 回した
→ ブ レ ー キ ペ ダ ル を 踏 ん で パ
ワースイッチを押す
電子キーが正常に働かないときの
ハイブリッドシステムの始動の方
法で(→ P. 386)パワースイッ
チに電子キーをふれた
→ ブザーが鳴ってから 10 秒以内
にパワースイッチを押す
1 回
―
パワースイッチを押してから約 3
秒以内にステアリングロックが解
除できなかった
→ ブレーキペダルを踏んでハン
ドルを左右にまわしながらパ
ワースイッチを押す
1 回
―
シフトレバーが P 以外の状態でパ
ワースイッチを OFF にした
→ シフトレバーを P にする
1 回
―
シフトレバーが P 以外でパワース
イッチをOFFにしたあとシフトレ
バーを P に移動した
→ パワースイッチを OFF にする
車内
警告
ブザー
車外
警告
ブザー
警告メッセージ
警告内容・対処方法
(点滅)
(点滅)
(点滅)
(点滅)
356
7-2. 緊急時の対処法
■
警告メッセージについて
文中の警告メッセージの表示は、使用状況や車両の仕様により実際の表示と異な
る場合があります。
■
警告ブザーについて
状況によっては、外部の騒音やオーディオの音などにより、ブザー音が聞こえな
い場合があります。
知識
357
7-2. 緊急時の対処法
7
万一の場合には
パンクしたときは(タイヤパンク応急修理キット
装着車)
タイヤパンク応急修理キット装着車には、スペアタイヤが搭載されてい
ません。
タイヤがパンクしたときにタイヤパンク応急修理キットで応急修理する
ことができます。釘やねじなどが刺さった程度の軽度なパンクを応急修
理できます。(パンク補修液1本につき、応急修理できるタイヤは 1 本
です。)パンクしたタイヤの損傷状況により、応急修理キットでは応急修
理できない場合があります。(→ P. 358)
タイヤパンク応急修理キットで応急修理したタイヤの修理・交換につい
ては、トヨタ販売店にご相談ください。タイヤパンク応急修理キットに
よる応急修理は、一時的な処置です。できるだけ早くタイヤを修理・交
換してください。
警告
■
タイヤがパンクしているときは
タイヤがパンクした状態で走行を続けないでください。
短い距離でもパンクしたタイヤで走行すると、タイヤおよびホイールが損傷し
修理できなくなります。パンクした状態で走行を続けると、タイヤ側面に円周
状の溝ができる場合があります。この状態で応急修理キットを使用すると、タ
イヤが破裂し、重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるおそれがあ
ります。
358
7-2. 緊急時の対処法
●
地面が固く平らで安全な場所に移動する
●
パーキングブレーキをしっかりかける
●
シフトレバーを P に入れる
●
ハイブリッドシステムを停止する
●
非常点滅灯を点滅させる(→ P. 321)
●
タイヤの損傷程度を確認する。
釘やネジなどが刺さっている場合
のみ、タイヤを応急修理してくださ
い。
・ タイヤに刺さっている釘やネジ
などは抜かないでください。抜い
てしまうと穴が大きくなりすぎ、
応急修理ができなくなることが
あります。
・ パンク補修液がもれないようにするため、パンク箇所が分かっている
場合は、パンク箇所が上になるように車両を移動してください。
■
応急修理キットで修理できないパンク
次の場合は、応急修理キットでは応急修理できません。トヨタ販売店にご連絡く
ださい。
●
タイヤ空気圧が不十分な状態で走行してタイヤが損傷しているとき
●
タイヤ側面など、接地面以外に穴や損傷があるとき
●
タイヤがホイールから明らかにはずれているとき
●
タイヤに 4mm 以上の切り傷や刺し傷があるとき
●
ホイールが破損しているとき
●
2 本以上のタイヤがパンクしているとき
●
1 本のタイヤに 2 箇所以上の切り傷や刺し傷があるとき
応急修理する前に
知識
359
7-2. 緊急時の対処法
7
万一の場合には
タイヤパンク応急修理キットと工具の位置
ジャッキハンドル
ホイールナットレンチ
けん引フック
タイヤパンク応急修理キット
1
2
3
4
360
7-2. 緊急時の対処法
タイヤパンク応急修理キットの内容、各部名称
ホース
空気逃がしキャップ
空気圧計
電源スイッチ
電源プラグ
ラベル
1
2
3
4
5
6
361
7-2. 緊急時の対処法
7
万一の場合には
フロアボードを取りはずす
タイヤパンク応急修理キットを
取り出す
タイヤパンク応急修理キットの取り出し方
1
2
362
7-2. 緊急時の対処法
応急修理キットを取り出す
パンクしたタイヤのバルブから
バルブキャップを取りはずす
ボトルの保護フィルムをはがし
ホースをのばす
ボトルのホースから空気逃がし
キャップを取りはずす
ボトルに同封されているパンク補修液
注入済ラベルは指定の位置へ貼り付け
ます。(
へ)空気逃がしキャップは
再度使用するため、なくさないように
保管してください。
ボトルのホースをパンクしたタ
イヤのバルブに接続する
ホース先端を時計まわりにまわして
しっかりと最後までねじ込む。
応急修理するときは
1
2
3
9
4
363
7-2. 緊急時の対処法
7
万一の場合には
コ ン プ レ ッ サ ー の ス イ ッ チ が
“OFF” であることを確認する
フタを開けてコンプレッサーの
電源プラグをはずす
コンプレッサーの電源プラグを
アクセサリーソケットに挿し込
む(→ P. 269)
速度制限ラベルをはがす
5
6
7
8
364
7-2. 緊急時の対処法
付属のラベル2枚を図のように
それぞれ貼り付ける
ホイールの汚れや水分を十分に拭き
取ってからラベルを貼り付けてくださ
い。ラベルを貼り付けることができな
い場合は、トヨタ販売店にてタイヤを
修理・交換するときにパンク補修液注
入済であることを必ずお伝えくださ
い。
ボトルをコンプレッサーに接続
する
左の図のように、ボトルをまっすぐコ
ンプレッサーに挿入・接続し、ボトル
の突起がケースの溝にしっかり合って
いるか確認してください。
9
10
365
7-2. 緊急時の対処法
7
万一の場合には
タイヤの指定空気圧を確認する
運転席側の空気圧ラベルで確認するこ
とができます。(→ P. 293)
ハイブリッドシステムを始動する
コ ン プ レ ッ サ ー の ス イ ッ チ を
“ON” にし、パンク補修液と空
気を充填する
6
11
12
13
366
7-2. 緊急時の対処法
空気圧が指定空気圧になるまで
空気を充填する
スイッチ “ON” 直後は、パ
ンク補修液を注入するため、一
時的に空気圧計が上昇する
1分程度(低温の場合は 5 分
程度)で実際の空気圧表示にな
る
指定空気圧になるまで充填す
る
空気圧は、コンプレッサーのスイッ
チを “OFF” にして確認してくだ
さい。空気の入れすぎに注意して、
指定空気圧になるまで充填・確認を
くり返してください。
35 分以上充填しても指定空気圧に
ならない場合は、応急修理できませ
ん。トヨタ販売店にご連絡ください。
空気を入れすぎたときは、指定空気圧になるまで空気を抜いてください。
(→ P. 368,411)
コンプレッサーのスイッチが “OFF” であることを確認した上で、ア
クセサリーソケットから電源プラグを抜く
バルブからボトルのホースを取りはずす
ホースを取りはずすときにパンク補修液が漏れる可能性があります。
バルブキャップを応急修理したタイヤのバルブに取り付ける
ボトルのホース先端に空気逃が
しキャップを取り付ける
空気逃がしキャップを取り付けないと
パンク補修液が漏れ、お車が汚れる可
能性があります。
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