Toyota Estima (2017 year). Instruction japanese — part 11
159
3-4. ハンドル位置・ミラー
3
各部の操作
警告
■
走行中の警告
走行中はハンドル位置の調整をしないでください。
運転を誤って、重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるおそれがあ
ります。
■
ハンドル位置を調整したあとは
ハンドルが確実に固定されていることを確認してください。
固定が不十分だと、ハンドルの位置が突然かわり、思わぬ事故につながり、重
大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるおそれがあります。
160
3-4. ハンドル位置・ミラー
インナーミラー
運転姿勢に合わせてインナーミラーの高さを調整することができます。
インナーミラー本体を持って、上下
方向に調整する
レバーを操作することで、後続車のヘッドランプによる反射光を減少さ
せます。
通常使用時
防眩時
後方を十分に確認できるようにミラーの位置を調整することができま
す。
上下調整のしかた
防眩機能
1
2
1
2
警告
走行中はミラーの調整をしないでください。
運転を誤って、重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるおそれがあり
ます。
161
3
各部の操作
3-4. ハンドル位置・ミラー
ドアミラー
調整するミラーを選ぶには、ス
イッチを押す
左
右
ミラーの鏡面を調整するには、ス
イッチを押す
上
右
下
左
■
マニュアル作動での格納・復帰のしかた
スイッチを押してドアミラーを
格納する
もう一度押すと、もとの位置にもど
ります。
■
オート作動での格納・復帰のしかた
スマートエントリー&スタートシステムやワイヤレスリモコンによる
ドアの施錠・解錠に連動して、ドアミラーが自動的に格納・復帰します。
また、パワースイッチを ON モードにすることにより、復帰させるこ
とができます。
調整のしかた
1
1
2
2
1
2
3
4
ドアミラーを格納する
162
3-4. ハンドル位置・ミラー
次の手順で機能の ON(作動)
・OFF(非作動)が交互に切りかわります。
パワースイッチを OFF にする
ミラー格納スイッチと鏡面調
整スイッチの
を、同時に約
2 秒以上押す
ミラー選択スイッチの L または R どちらかが選択されているときは、後
退時に鏡面が下向きになり、下方が見やすくなります。
この機能を使用しないときは、ミラー選択スイッチを中立の位置(L・R
ともに選択していない状態)にしてください。
■
後退時に下向きになる角度を調整するときは
シフトレバーを R に入れた状態で、鏡面位置を調整することで、下向
きに動く角度を調整できます。
次回からシフトレバーを R にするたびに、その角度で作動します。
通常時(シフトレバーが R 以外のとき)の鏡面位置を基準に下向きに動く角度
を記憶するため、調整後に通常時の鏡面位置を変更すると、それに伴って後退
時の鏡面位置も変化します。
通常時の鏡面位置を変更したときは、後退時に下向きになる角度も調整してく
ださい。
■
鏡面調整の作動条件
パワースイッチがアクセサリーモードまたは ON モードのとき
■
補機バッテリーを脱着したとき
オート電動格納機能の設定がリセットされ、ON(作動)の状態にもどります。機
能を OFF(非作動)にするときは、再度、オート電動格納機能の ON(作動)・
OFF(非作動)切りかえを行ってください。
オート電動格納機能の ON(作動)・OFF(非作動)切りかえ
1
2
リバース連動機能について
知識
163
3-4. ハンドル位置・ミラー
3
各部の操作
■
ミラーが曇ったとき(ミラーヒーター装着車)
リヤウインドウデフォッガーを作動させると、ミラーヒーターが同時に作動し、
曇りを取ることができます。(
→
P. 259)
■
レインクリアリングミラー
鏡面に付着した水滴を膜状に広げる親水効果を持つコーティングを施しており、
雨天時における後方視認性を向上させます。
●
鏡面に汚れなどが付着したときや、地下や屋内駐車場などの日のあたらない場
所に長時間駐車したときなどは親水効果が低下しますが、晴天時に 1・2 日間
太陽光をあてることで親水効果は徐々に回復します。
●
低下した親水効果を早く回復させたいときは回復作業(→ P. 301)を行ってく
ださい。
■
寒冷時にオート電動格納機能を ON(作動)で使用するとき
寒冷時にオート電動格納機能を ON(作動)で使用していると、ドアミラーが凍
結して、自動で格納・復帰ができないときがあります。この場合、ドアミラーに
付着している氷や雪などを取り除いたあと、スイッチを押してドアミラーを格
納・復帰(
→
P. 161)させるか、手で動かしてください。
警告
■
走行中の留意事項
走行中は次のことを必ずお守りください。
お守りいただかないと、運転を誤って重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡
につながるおそれがあります。
●
ミラーの調整をしない
●
ドアミラーを格納したまま走行しない
●
走行前に必ず、運転席側および助手席側のミラーをもとの位置にもどして、正
しく調整する
■
ミラーが動いているとき
手をふれないでください。
手を挟んでけがや、ミラーの故障などの原因になるおそれがあります。
■
ミラーヒーターが作動しているとき(ミラーヒーター装着車)
鏡面が熱くなるのでふれないでください。
164
3-4. ハンドル位置・ミラー
注意
■
レインクリアリングミラーの取り扱いについて
親水効果には限りがあります。長持ちさせるためには次のことをお守りくださ
い。
●
シリコーン入りの撥水剤や油膜取り剤、ワックス、その他のカーメンテナンス
商品を使用する場合は、鏡面に付着させないよう十分注意してください。
撥水剤が付着した場合、速やかに水を含ませたスポンジに重曹をつけてふき
取ってください。また、ふき取ったあとの重曹は十分に水で洗い流してくださ
い。重曹が残っていると、乾燥したときに鏡面が白くなり取れなくなる場合が
あります。
●
砂の付いた布・油膜取り剤・研磨剤など、鏡面を傷付けるものでこすらないで
ください。
●
鏡面が凍結したときは、温水をかけるか、ミラーヒーター
★
を作動させるなど
して解氷してください。
●
撥水洗車を行ったときは、鏡面を大量の水で洗い、きれいなやわらかい布など
でふき取ってください。
★
:グレード、オプションなどにより、装備の有無があります。
165
3
各部の操作
3-4. ハンドル位置・ミラー
補助確認装置
■
ミラーに映るおよその範囲
発進時またはごく低速時に、左側車両側面を確認するときに役立ちます。
BTO34DZ007
知識
身長・シートの位置により、確認できる範囲
は異なります。
ミラーの鏡面は固定式のため、鏡面を動かして
確認できる範囲の調整をすることはできませ
ん。
注意
■
補助確認装置について
●
補助確認装置の鏡面部に汚れが付着しているときは、やわらかい布などを使用
して汚れをふき取ってください。
●
車両直前・直左部や後方の確認は、直接確認するかインナーミラー・ドアミ
ラーなども併用し十分注意して行ってください。
166
3-5. ドアガラス ・ムーンルーフの開閉
パワーウインドウ
スイッチでドアガラスを開閉できます。
スイッチを操作すると、ドアガラスを次のように動かします。
閉める
自動全閉
※
開ける
自動全開
※
※
途中で停止するときは、スイッチを
反対側へ操作します。
スイッチを押すと運転席以外のド
アガラスとリヤサンシェード
★
が作
動不可になります。
お子さまが誤ってドアガラスや、リヤ
サンシェード
★
を開閉することを防止
できます。
■
作動条件
パワースイッチが ON モードのとき
■
ハイブリッドシステム停止後の作動
パワースイッチをアクセサリーモードまたは OFF にしたあとでも、約 43 秒間
はドアガラスを開閉できます。ただし、そのあいだに運転席ドアを開閉すると作
動しなくなります。
■
挟み込み防止機能
ドアガラスを閉めているときに、窓枠とドアガラスのあいだに異物が挟まると、
作動が停止し、少し開きます。
開閉のしかた
1
2
3
4
ウインドウロックスイッチ
知識
★
:グレード、オプションなどにより、装備の有無があります。
167
3-5. ドアガラス ・ムーンルーフの開閉
3
各部の操作
■
ドアガラスを閉めることができないときは
挟み込み防止機能が異常に作動してしまい、ドアガラスを閉めることができない
ときは、閉めることができないドアのパワーウインドウスイッチで、次の操作を
行ってください。
●
車を停止し、パワースイッチを ON モードの状態で、パワーウインドウスイッチ
を「自動全閉」の位置で引き続けることでドアガラスを閉めることができます。
●
上記の操作を行ってもドアガラスが開閉できない場合、機能の初期化を次の手
順で実施してください。
パワースイッチを ON モードにする
パワーウインドウスイッチを「自動全閉」の位置で引き続け、ドアガラスを全
閉にしたあと、さらにパワーウインドウスイッチを「自動全閉」の位置で約 6
秒間引き続ける
パワーウインドウスイッチを「自動全開」の位置で押し続け、ドアガラスを全
開にしたあと、さらにパワーウインドウスイッチを「自動全開」の位置で約 2
秒間押し続ける
再度、パワーウインドウスイッチを「自動全閉」の位置で引き続け、ドアガラ
スを閉めたあと、さらにパワーウインドウスイッチを「自動全閉」の位置で約
2 秒間引き続ける
ドアガラス作動途中でスイッチから手を離すと、最初からやり直しとなります。
以上の操作を行っても反転して閉じ切らない場合は、トヨタ販売店で点検を受け
てください。
■
ドアロック連動ドアガラス開閉機能
●
メカニカルキーでドアガラスを開閉できます。
※
(→ P. 386)
●
ワイヤレスリモコンでドアガラスを開閉できます。
※
(→ P. 97)
●
スマートエントリー&スタートシステムでドアガラスを閉めることができま
す。
※
(→ P. 97)
※
カスタマイズ機能での設定変更が必要です。(→ P. 407)
■
窓開警告表示
パワースイッチが OFF でドアガラスが開いていると、運転席ドアを開けたとき
にブザーが鳴り、マルチインフォメーションディスプレイに「窓が開いています」
が表示されます。
■
カスタマイズ機能
ドアロック連動ドアガラス開閉機能などの設定を変更できます。
(カスタマイズ一覧:→ P. 407)
1
2
3
4
168
3-5. ドアガラス ・ムーンルーフの開閉
警告
次のことを必ずお守りください。
お守りいただかないと、重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるおそ
れがあります。
■
ドアガラスを開閉するとき
●
運転者は、乗員の操作を含むすべてのドアガラス開閉操作について責任があり
ます。特にお子さまの誤った操作による事故を防ぐため、お子さまにはドアガ
ラスの操作をさせないでください。お子さまや他の人がドアガラスに挟まれた
り巻き込まれたりするおそれがあります。
また、お子さまが同乗するときはウインドウロックスイッチを使用することを
おすすめします。(
→
P. 166)
●
ワイヤレスリモコン・スマートエントリー&スタートシステム・メカニカル
キーを使ってドアガラスを操作するときは、ドアガラスに人が挟まれるおそれ
がないことを確認してから操作してください。
またお子さまには、ワイヤレスリモコン・スマートエントリー&スタートシス
テム・メカニカルキーによる操作をさせないでください。お子さまや他の人が
ドアガラスに挟まれたり巻き込まれたりするおそれがあります。
●
車から離れるときはパワースイッチを OFF にし、キーを携帯してお子さまも
一緒に車から離れてください。いたずらなどによる誤った操作により、思わぬ
事故につながるおそれがあります。
■
挟み込み防止機能
●
挟み込み防止機能を故意に作動させるため、乗員の手・腕・頭・首などを挟ん
だりしないでください。
●
挟み込み防止機能は、ドアガラスが完全に閉まる直前に異物を挟むと作動しな
い場合があります。指などを挟まないように注意してください。
●
ドアガラスを開閉するときは、乗員の手・
腕・頭・首などを挟んだり巻き込んだりし
ないようにしてください。特にお子さまへ
は手などを出さないよう声かけをしてく
ださい。
169
3
各部の操作
3-5. ドアガラス ・ムーンルーフの開閉
大型ムーンルーフ
★
ボタンを押しながらハンドルを押
し上げます。
閉めるときは“カチッ”と音がする
まで引き下げます。
開ける
※
閉める
※
※
途中で停止するときは、スイッチをも
う一度押します。
■
リヤサンシェードの作動条件
パワースイッチが ON モードのとき
※
※
ただし、ウインドウロックスイッチが ON になっているときは作動しません。
(
→
P. 166)
■
フロントサンシェードについて
手動で開閉できます。
■
挟み込み防止機能(リヤサンシェード)
リヤサンシェードを閉めるときに、窓枠とシェードの間に異物の挟み込みを感知
すると、作動が停止し少し開きます。
周囲の状況や走行状況により衝撃があった場合、挟み込み防止機能が作動すること
があります。
フロントムーンルーフをチルトアップする
★
:グレード、オプションなどにより、装備の有無があります。
BTO35DZ004
リヤサンシェードを開閉する
BTO35DZ005
1
2
1
2
1
2
知識
170
3-5. ドアガラス ・ムーンルーフの開閉
警告
次のことを必ずお守りください。
お守りいただかないと、重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるおそ
れがあります。
■
フロントムーンルーフをチルトアップしているとき
走行中はルーフから手を出さないでください。
■
フロントムーンルーフを開閉するときは
●
運転者は、フロントムーンルーフ開閉操作について責任があります。特にお子
さまの誤った操作による事故を防ぐため、お子さまにはフロントムーンルーフ
の操作をさせないでください。お子さまや他の人がフロントムーンルーフに挟
まれたりするおそれがあります。
■
リヤサンシェードを開閉するときは
●
運転者は、リヤサンシェード開閉操作について責任があります。特にお子さま
の誤った操作による事故を防ぐため、お子さまにはリヤサンシェードの操作を
させないでください。お子さまや他の人がリヤサンシェードに挟まれたり、巻
き込まれたりするおそれがあります。
また、お子さまが同乗するときはウインドウロックスイッチを使用することを
おすすめします。(
→
P. 166)
●
車から離れるときはパワースイッチを OFF にし、キーを携帯してお子さまも
一緒に車から離れてください。いたずらなどによる誤った操作により、思わぬ
事故につながるおそれがあります。
●
フロントムーンルーフを閉めるときは、乗
員の手・腕・頭・首を挟んだりしないよう
に注意してください。
BTO35DZ206
●
リヤサンシェードを開閉するときは、乗員
の手・腕・頭・首を挟んだり巻き込んだり
しないように注意してください。
171
3-5. ドアガラス ・ムーンルーフの開閉
3
各部の操作
警告
■
やけどやけがを防ぐために
ルーフの下側とリヤサンシェードの隙間にはふれないでください。
手を挟んでけがをするおそれがあります。また、車を直射日光のあたる場所に
長時間駐車するとルーフの下側が熱くなるため、やけどをするおそれもありま
す。
■
挟み込み防止機能(リヤサンシェード)
●
挟み込み防止機能を故意に作動させるため、乗員の手・腕・頭・首などを挟ん
だりしないでください。
●
挟み込み防止機能は、リヤサンシェードが完全に閉まる直前に異物を挟むと作
動しない場合があります。指などを挟まないように注意してください。
注意
■
損傷を防ぐために
●
フロントムーンルーフを開く前は、開口部付近に石や氷などの異物がないこと
を確認してください。
●
ルーフの表面・端面には、固いものをぶつけないでください。
●
リヤサンシェードが全開・全閉したあとにスイッチを押し続けないでくださ
い。
■
洗車後や雨が降ったあとなどは
フロントムーンルーフを開く前にルーフに付いた水をふき取ってください。そ
のまま開くと、車内に水が入るおそれがあります。
172
3-5. ドアガラス ・ムーンルーフの開閉
運転
173
4
4-1. 運転にあたって
運転にあたって . . . . . .. 174
荷物を積むときの注意. . ... 182
4-2. 運転のしかた
パワー(イグニッション)
スイッチ . . . . . . . ... 183
EV ドライブモード. . . . 188
トランスミッション. . . ... 190
方向指示レバー . . . . . .. 193
パーキングブレーキ. . . ... 194
4-3. ランプのつけ方・
ワイパーの使い方
ランプスイッチ . . . . . .. 195
ワイパー&ウォッシャー
(フロント). . . . . . ... 198
ワイパー&ウォッシャー
(リヤ). . . . . . . . ... 200
4-4. 給油のしかた
給油口の開け方. . . . . ...202
4-5. Toyota Safety Sense C
Toyota Safety Sense C ...205
PCS(プリクラッシュ
セーフティシステム . . . 210
LDA(レーンディパーチャー
アラート/車線逸脱警報)...223
オートマチックハイビーム ...228
先行車発進告知機能 . . . ...232
4-6. 運転支援装置について
クルーズコントロール . . ...234
クリアランスソナー . . . ...237
運転を補助する装置 . . . ...244
4-7. 運転のアドバイス
ハイブリッド車運転の
アドバイス. . . . . . . 250
寒冷時の運転. . . . . . ...252
174
4-1. 運転にあたって
運転にあたって
o
P. 183
ブレーキペダルを踏んだまま、シフトレバーを D にする(→ P. 190)
パーキングブレーキを解除する(→ P. 194)
ブレーキペダルから徐々に足を離し、アクセルペダルをゆっくり踏み
発進する
シフトレバーは D のまま、ブレーキペダルを踏む
必要に応じて、パーキングブレーキをかける
長時間停車する場合は、シフトレバーを P または N にします。(
→ P. 190
)
シフトレバーは D のまま、ブレーキペダルを踏む
パーキングブレーキをかけて(→ P. 194)、シフトレバーを P にす
る(→ P. 190)
パワースイッチを押してハイブリッドシステムを停止する
電子キーを携帯していることを確認し、ドアを施錠する
坂道の途中で駐車をする場合は、必要に応じて輪止め
※
を使用してください。
※
輪止めはトヨタ販売店で購入することができます。
パーキングブレーキをかけ、シフトレバーを D にする
アクセルペダルをゆっくり踏む
車が動き出す感触を確認したら、パーキングブレーキを解除し発進す
る
安全運転を心がけて、次の手順で走行してください。
ハイブリッドシステムを始動する
発進する
停車する
駐車する
上り坂の発進のしかた
1
2
3
1
2
1
2
3
4
1
2
3
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