Toyota Camry (2018 year). Instruction japanese — part 10
143
3-3. シートの調整
3
各部の操作
警告
■
シートを調整するとき
●
同乗者がシートにあたってけがをしないように注意してください。
●
シートの下や動いている部分に手を近付けないでください。
指や手を挟み、重大な傷害を受けるおそれがあり危険です。
●
足元のスペースを確保し足を挟まないように注意してください。
■
リクライニング調整について
●
背もたれは必要以上に倒さないでください。
必要以上に倒しすぎると、事故のときに体がシートベルトの下にもぐり、腹部
などに強い圧迫を受けたり肩部ベルトが首にかかるなどして、重大な傷害にお
よぶか、最悪の場合死亡につながるおそれがあります。
●
マニュアルシート装着車は、シート調整後はシートがきちんと固定されている
ことを確認してください。
注意
■
シートを調整するときは
ヘッドレストが天井にあたらないように注意してください。ヘッドレストや天
井が損傷するおそれがあります。
144
3-3. シートの調整
トランク内のレバーを引き、背もた
れを前方に倒す
もどすときは、背もたれを起こして固
定します。
リヤシート
リヤシートは折りたたむことができます。
背もたれを倒す
145
3-3. シートの調整
3
各部の操作
警告
次のことを必ずお守りください。
お守りいただかないと、重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるおそ
れがあります。
■
背もたれを前倒しするときは
●
走行中に前倒しをしない
●
平坦な場所でパーキングブレーキを確実にかけ、シフトレバーを P にする
●
倒した背もたれの上やトランクに人を乗せて走行しない
●
お子さまがトランクに入らないよう注意する
■
背もたれをもとの位置にもどすときは
●
シートの間や、背もたれの後ろにシートベルトを挟みこまないようにする
●
シートベルトがガイドからはずれた場合は、シートベルトをガイドに通す
(→ P. 27)
■
背もたれをもとの位置にもどしたあとは
●
シートを前後に軽くゆさぶり、確実に固定する
●
シートベルトを挟み込まないようにする
●
シートベルトがガイドに通っていることを確認する
146
3-3. シートの調整
上げる
下げる
下げるときは、解除ボタンを押しなが
ら操作します。
■
ヘッドレストを取りはずすとき(リヤ中央席を除く)
■
ヘッドレストを取り付けるとき(リヤ中央席を除く)
ヘッドレスト
調整のしかた(リヤ中央席を除く)
解除ボタン
1
2
知識
解除ボタンを押しながら取りはずします。
フロントシート:ヘッドレストが天井にあ
たって取りはずしにくいときは、シートの高
さや角度をかえてください。(→ P. 142)
X
フロントシート
ヘッドレストを取り付け穴に合わせて、ロッ
ク位置まで押し下げてください。
さらに下げるときは、解除ボタンを押しなが
ら操作してください。
X
リヤシート
ヘッドレストを取り付け穴に合わせて、解除
ボタンを押しながら最下部のロック位置ま
で押し下げてください。
解除ボタン
解除ボタン
解除ボタン
147
3-3. シートの調整
3
各部の操作
■
ヘッドレストの高さについて(フロントシート)
■
リヤシートのヘッドレストについて(リヤ中央席を除く)
使用するときは、常に格納位置から一段上げた位置にしてください。
必ずヘッドレストの中心が両耳のいちばん
上のあたりになるよう調整してください。
警告
■
ヘッドレストについて(リヤ中央席を除く)
次のことをお守りください。
お守りいただかないと、重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるお
それがあります。
●
ヘッドレストは、それぞれのシート専用のものを使用する
●
ヘッドレストを必ず正しい位置に調整する
●
ヘッドレストを調整したあとは、ヘッドレストを押し下げて固定されているこ
とを確認する
●
ヘッドレストをはずしたまま走行しない
(ただし、チャイルドシートが正しく取り付けられないときは、ヘッドレスト
を取りはずす場合があります:→ P. 40)
148
3-4. ハンドル位置・ミラー
ハンドルを持ち、レバーを下げる
ハンドルを上下・前後に動かし、
適切な位置にする
位置が決定したら、レバーを上げてハ
ンドルを固定してください。
ハンドルの
周辺部を押すと
ホーンが鳴ります。
ハンドル
調整のしかた
1
2
ホーン(警音器)
149
3-4. ハンドル位置・ミラー
3
各部の操作
警告
■
走行中の警告
走行中はハンドル位置の調整をしないでください。
運転を誤って、重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるおそれがあ
ります。
■
ハンドル位置を調整したあとは
ハンドルが確実に固定されていることを確認してください。
固定が不十分だと、ハンドルの位置が突然かわり、思わぬ事故につながり、重
大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるおそれがあります。また固定
が不十分だとホーンが鳴らない場合があります。
150
3-4. ハンドル位置・ミラー
運転姿勢に合わせてインナーミラーの高さを調整することができます。
インナーミラー本体を持って、上下
方向に調整する
X
手動防眩ミラー
レバーを操作することで、後続車のヘッドランプによる反射光を減少さ
せます。
通常使用時
防眩時
インナーミラー
後方を十分に確認できるようにミラーの位置を調整することができま
す。
上下調整のしかた
防眩機能
1
2
151
3-4. ハンドル位置・ミラー
3
各部の操作
X
自動防眩ミラー
後続車のヘッドランプのまぶしさに応じて反射光を自動的に減少させま
す。
自動防眩機能の切りかえ
ON / OFF
ON のときはインジケーターが点灯し
ます。
パワースイッチを ON モードにしたと
きは、ミラーは常に自動防眩機能が ON
になっています。
ボタンを押すと OFF になりインジケー
ターが消灯します。
■
センサーの誤作動防止(自動防眩ミラー装着車)
インジケーター
知識
センサーの誤作動を防ぐため、センサーにふ
れたりセンサーを覆ったりしないでくださ
い。
警告
走行中はミラーの調整をしないでください。
運転を誤って、重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるおそれがあ
ります。
152
3-4. ハンドル位置・ミラー
調整するミラーを選ぶ
左
右
ミラーの鏡面を調整するにはス
イッチを操作する
右
下
左
上
ミラーを格納する
ミラーを元の位置にもどす
スイッチを中立の位置(A)にすると自
動モードに切り替わり、ドアの施錠・
解錠と連動します。
ドアミラー
調整のしかた
1
1
2
2
1
2
3
4
ドアミラーの格納・復帰のしかた
1
2
153
3-4. ハンドル位置・ミラー
3
各部の操作
■
鏡面調整の作動条件
パワースイッチがアクセサリーモードまたは ON モードのとき
■
レインクリアリングミラー
鏡面に付着した水滴を膜状に広げる親水効果を持つコーティングを施しており、
雨天時における後方視認性を向上させます。
●
鏡面に汚れなどが付着したときや、地下や屋内駐車場などの日のあたらない場
所に長時間駐車したときなどは親水効果が低下しますが、晴天時に1・2日間
太陽光をあてることで親水効果は徐々に回復します。
●
低下した親水効果を早く回復させたいときは回復作業(→ P. 357)を行ってく
ださい。
■
寒冷時に「オート作動」で使用するとき
寒冷時に「オート作動」で使用しているとき、ドアミラーが凍結すると、自動で
格納・復帰ができないことがあります。この場合、ドアミラーに付着している氷
や雪などを取り除いたあと、「マニュアル作動」で作動させるか、手で動かして
ください。
■
ミラーが曇ったとき
リヤウインドウデフォッガーを作動させると、ミラーヒーターが同時に作動し、
曇りを取ることができます。( → P. 307)
知識
154
3-4. ハンドル位置・ミラー
警告
■
走行中の留意事項
走行中は次のことを必ずお守りください。
お守りいただかないと、運転を誤って重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡
につながるおそれがあります。
●
ミラーの調整をしない
●
ドアミラーを格納したまま走行しない
走行前に必ず、運転席側および助手席側のミラーをもとの位置にもどして、正
しく調整する
■
ミラーが動いているとき
手をふれないでください。
手を挟んでけがや、ミラーの故障などの原因になるおそれがあります。
■
ミラーヒーターが作動しているとき
鏡面が熱くなるのでふれないでください。
注意
■
レインクリアリングミラーの取り扱いについて
親水効果には限りがあります。長持ちさせるためには次のことをお守りくださ
い。
●
シリコーン入りの撥水剤や油膜取り剤、ワックス、その他のカーメンテナンス
商品を使用する場合は、鏡面に付着させないよう十分注意してください。
●
砂の付いた布、油膜取り剤、研磨剤など、鏡面を傷付けるものでこすらないで
ください。
●
鏡面が凍結したときは、温水をかけるか、ミラーヒーターを作動させるなどし
て解氷してください。
鏡面の凍結部分はプラスチックの板などで削り落とさないでください。
●
撥水洗車を行ったときは、鏡面を大量の水で洗い、きれいなやわらかい布など
でふき取ってください。
155
3
各部の操作
3-5. ドアガラス・ムーンルーフの 開閉
スイッチでドアガラスを開閉できます。
スイッチを操作すると、ドアガラスを次のように動かします。
閉める
自動全閉
※
開ける
自動全開
※
※
途中で停止するときは、スイッチを
反対側へ操作します。
スイッチを押すと、運転席以外のド
アガラスが作動不可になります。
お子さまが誤ってドアガラスを開閉す
ることを防止できます。
■
作動条件
パワースイッチが ON モードのとき
■
ハイブリッドシステム停止後の作動
パワースイッチをアクセサリーモードまたは OFF にしたあとでも、約 45 秒間
はドアガラスを開閉できます。ただし、そのあいだに運転席ドアを開閉すると作
動しなくなります。
■
挟み込み防止機能
ドアガラスを閉めているときに、窓枠とドアガラスのあいだに異物が挟まると、
作動が停止し、少し開きます。
パワーウインドウ
開閉のしかた
1
2
3
4
ウインドウロックスイッチ
知識
156
3-5. ドアガラス・ムーンルーフの 開閉
■
巻き込み防止機能
ドアガラスを開けているときに、異物がドアガラスとドアの間に巻き込まれる
と、作動が停止します。
■
ドアガラスを開閉することができないときは
挟み込み防止機能や巻き込み防止機能が異常に作動してしまい、ドアガラスを開
閉することができないときは、開閉することができないドアのパワーウインドウ
スイッチで、次の操作を行ってください。
●
車を停止し、パワースイッチを ON モードの状態で、挟み込み防止機能や、巻
き込み防止機能が作動したあと約 4 秒以内に、パワーウインドウスイッチを
「自動全閉」の位置で引き続ける。または、「自動全開」の位置で押し続けるこ
とでドアガラスを開閉することができます。
●
上記の操作を行ってもドアガラスが開閉できない場合、機能の初期化を次の手
順で実施してください。
パワースイッチを ON モードにする
パワーウインドウスイッチを「自動全閉」の位置で引き続け、ドアガラスを全
閉にする
いったんパワーウインドウスイッチから手を離して、再度パワーウインドウス
イッチを「自動全閉」の位置で約 6 秒以上引き続ける
パワーウインドウスイッチを「自動全開」の位置で押し続け、ドアガラスを全
開にしたあと、さらにスイッチを約 1 秒以上押し続ける
いったんパワーウインドウスイッチから手を離して、再度パワーウインドウス
イッチを「自動全開」の位置で約 4 秒以上押し続ける
再度、パワーウインドウスイッチを「自動全閉」の位置で引き続け、ドアガラ
スを閉めたあと、さらにスイッチを約 1 秒以上引き続ける
ドアガラス作動途中でスイッチから手を離すと、最初からやり直しとなります。
以上の操作を行っても反転して閉じ切らない、または全開にならない場合は、ト
ヨタ販売店で点検を受けてください。
■
ドアロック連動ドアガラス開閉機能
●
メカニカルキーでドアガラスを開閉できます。
※
(→ P. 456)
●
ワイヤレスリモコンでドアガラスを開閉できます。
※
(→ P. 124)
※
トヨタ販売店での設定変更が必要です。
■
オートアラーム
オートアラームがセットされているときに、ドアロック連動ドアガラス開閉機能
でドアガラスを閉めると、オートアラームが作動することがあります。
(→ P. 74)
1
2
3
4
5
6
157
3-5. ドアガラス・ムーンルーフの 開閉
3
各部の操作
■
補機バッテリーをはずしたとき
ウインドウロックスイッチが OFF になるため、補機バッテリーを接続したあと、
再度ウインドウロックスイッチを ON にする必要があります。
■
窓開警告ブザー
パワースイッチが OFF でドアガラスが開いていると、運転席ドアを開けたとき
にブザーが鳴り、メーター内のマルチインフォメーションディスプレイにメッ
セージが表示されます。
■
カスタマイズ機能
お車に装備されている機能の一部は、設定を変更することができます。
(→ P. 480)
警告
次のことを必ずお守りください。
お守りいただかないと、重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるおそ
れがあります。
■
ドアガラスを開閉するとき
●
運転者は、乗員の操作を含むすべてのドアガラス開閉操作について責任があり
ます。特にお子さまの誤った操作による事故を防ぐため、お子さまにはドアガ
ラスの操作をさせないでください。お子さまや他の人がドアガラスに挟まれた
り巻き込まれたりするおそれがあります。
また、お子さまが同乗するときはウインドウロックスイッチを使用することを
おすすめします。(→ P. 155)
●
ワイヤレスリモコンやメカニカルキーを使ってドアガラスを操作するときは、
ドアガラスに人が挟まれるおそれがないことを確認してから操作してくださ
い。またお子さまには、ワイヤレスリモコンやメカニカルキーによる操作をさ
せないでください。お子さまや他の人がドアガラスに挟まれたり巻き込まれた
りするおそれがあります。
●
車から離れるときはパワースイッチを OFF にし、キーを携帯してお子さまも
一緒に車から離れてください。いたずらなどによる誤った操作により、思わぬ
事故につながるおそれがあります。
●
ドアガラスを開閉するときは、乗員の手・
腕・頭・首などを挟んだり巻き込んだりし
ないようにしてください。特にお子さまへ
は手などを出さないよう声かけをしてく
ださい。
158
3-5. ドアガラス・ムーンルーフの 開閉
警告
■
挟み込み防止機能
●
挟み込み防止機能を故意に作動させようとして、乗員の手・腕・頭・首などを
挟んだりしないでください。
●
挟み込み防止機能は、ドアガラスが完全に閉まる直前に異物を挟むと作動しな
い場合があります。また、挟み込み防止機能は、スイッチを引き続けた状態で
は作動しません。指などを挟まないように注意してください。
■
巻き込み防止機能
●
巻き込み防止機能を故意に作動させようとして、乗員の手・腕・服などを巻き
込ませたりしないでください。
●
巻き込み防止機能は、ドアガラスが完全に開く直前に異物を巻き込むと作動し
ない場合があります。手・腕・服などを巻き込まれないように注意してくださ
い。
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