Toyota Land Cruiser Prado (2018 year). Instruction japanese — part 7
95
3-1. キー
3
各部の操作
注意
■
キーの故障を防ぐために
●
落としたり、強い衝撃を与えたり、曲げたりしない
●
温度の高いところに長時間放置しない
●
ぬらしたり超音波洗浄器などで洗ったりしない
●
電子キーに金属製または磁気を帯びた製品を取り付けたり、近付けたりしない
●
分解しない
●
電子キー表面にシールなどを貼らない
●
テレビやオーディオ、電磁調理器などの磁気を帯びた製品の近くに置かない
●
電気医療機器(マイクロ波治療器や低周波治療器など)の近くに置いたり、身
に付けたまま治療を受けない
■
電子キー取り扱いの注意
■
キーを携帯するとき
電源を入れた状態の電化製品とは 10cm 以上離して携帯してください。10cm
以内にあると電化製品の電波と干渉し正常に機能しない場合があります。
■
スマートエントリー&スタートシステムの故障などで販売店に車両を持ってい
くとき
車両に付属しているすべての電子キーをお持ちください。
■
電子キーを紛失したとき
電子キーを紛失した状態で放置すると、盗難の危険性が極めて高くなります。
車両に付属している残りの電子キーをすべてお持ちの上、ただちにトヨタ販売
店にご相談ください。
96
3-2. ドアの開閉、ロックのしかた
ドア
◆
スマートエントリー&スタートシステム
電子キーを携帯して操作します。
フロント席ドアハンドルを握っ
て解錠する
ハンドル裏面のセンサー部に確実に触
れてください。
施錠操作後 3 秒間は解錠できません。
フロント席ドアハンドル上側、ま
たは下側のロックセンサー部(ハ
ンドルのくぼみ部)にふれ施錠す
る
必ず施錠されたことを確認してください。
◆
ワイヤレスリモコン
全ドアを施錠する
押し続けるとドアガラスとムーンルー
フ
★
が閉まります。
※
必ず施錠されたことを確認してくださ
い。
全ドアを解錠する
押し続けるとドアガラスとムーンルー
フ
★
が開きます。
※
※
カスタマイズ機能での設定変更が必要です。(
→
P. 431)
車外からの施錠/解錠
1
2
1
★
:グレード、オプションなどにより、装備の有無があります。
2
97
3-2. ドアの開閉、ロックのしかた
3
各部の操作
■
作動の合図
ドア:
ブザーと非常点滅灯の点滅で知らせます。(施錠は 1 回、解錠は 2 回)
ドアガラスとムーンルーフ
★
:
ドアガラスとムーンルーフの開閉をブザーで知らせます。
■
解錠操作のセキュリティ機能
解錠操作後、約 30 秒以内にドアまたはバックドアガラスを開けなかったときは、
盗難防止のため自動的に施錠されます。
■
ドアハンドル上側のロックセンサーで施錠できないとき
■
半ドア警告ブザー
ドアまたはバックドアガラスが完全に閉まっていない状態でドアを施錠しよう
とすると、ブザーが鳴ります。
ドアまたはバックドアガラスを完全に閉めてから、もう一度施錠してください。
■
オートアラームの設定
施錠するとオートアラームが設定されます。(
→
P. 62)
■
スマートエントリー & スタートシステムやワイヤレスリモコンが正常に作動しな
いとき
●
メカニカルキーを使ってドアの施錠・解錠ができます。(
→
P. 410)
●
電池が消耗しているときは、電池を交換してください。(
→
P. 351)
知識
ドアハンドル上側のロックセンサー部にふ
れても施錠できないときは、上下のロックセ
ンサー部に同時にふれてください。
手袋を着用しているときは、手袋をはずして
ください。
★
:グレード、オプションなどにより、装備の有無があります。
98
3-2. ドアの開閉、ロックのしかた
◆
ドアロックスイッチ
全ドアを施錠する
全ドアを解錠する
◆
ロックレバー
ドアを施錠する
ドアを解錠する
運転席ドアは、ロックレバーが施錠
側になっていても、車内のドアレ
バーを引くと開きます。
ロックレバーを施錠側にする
ドアハンドルを引いたままドアを閉める
エンジンスイッチがアクセサリーモードまたは ON モードのときや、車内に電子
キーが放置されているときは施錠されません。ただし、キーが正しく検知されずに
施錠される場合があります。
車内からの施錠/解錠
1
2
1
2
キーを使わずに外側からフロント席を施錠
1
22
99
3-2. ドアの開閉、ロックのしかた
3
各部の操作
施錠側にすると、リヤ席ドアが車内
から開かなくなります。
解錠
施錠
お子さまが車内からリヤ席ドアを開け
られないようにできます。両側のリヤ
席ドアを施錠側にしてください。
■
チャイルドプロテクター使用時のドアの開け方
ドアを解錠して車外のドアハンドルを引くと開きます。万一、車内から開ける場
合は、ドアガラスを下げて手を出し、車外のドアハンドルを引いてください。
次の機能を設定・解除することができます。
設定変更のしかたについては、P. 433 を参照してください。
チャイルドプロテクター
1
2
知識
オートドアアンロック機能
機能
作動内容
車速感応オードドアロック
速度が約 20km/h 以上になると全ドアが施錠さ
れます。
シフト操作連動ドアロック
エンジンが作動中にシフトレバーを P から動か
すと全ドアが施錠されます。
シフト操作連動アンロック
シフトレバーを P に入れると全ドアが解錠され
ます。
運転席ドア開連動
アンロック
エンジンスイッチを OFF にしてから 43 秒以内
に運転席ドアを開けると全ドアが解錠されます。
100
3-2. ドアの開閉、ロックのしかた
■
設定・解除のしかた
次の手順で、各機能の設定と解除が交互に切りかわります。
メーカーオプションのナビゲーションシステム装着車は、ナビゲーションシス
テムの画面からでも、設定の変更が行えます。(→ P. 431)
すべてのドアを閉め、エンジンスイッチをイグニッション ON モー
ドにする(その後 20 秒以内に
を行う)
シフトレバーを P または N に
入れ、運転席ドアロックスイッ
チ の
ま た は
を 約
5 秒間押して離す
設定を行う機能によってシフトレ
バーとスイッチの位置を次の表から
選択します。
機能を解除するには、同じ手順を行
います。
設定または解除の切りかえ操作が完了すると、すべてのドアが施錠され
たあと、解錠されます。
1
2
2
機能
シフトレバーの
位置
運転席ドアロッ
クスイッチ
シフト操作連動ドアロック
P
シフト操作連動アンロック
車速感応オートドアロック
N
運転席ドア開連動アンロック
101
3-2. ドアの開閉、ロックのしかた
3
各部の操作
■
解錠ドアの切り替え機能
ワイヤレスリモコンを使用して、スマートエントリー&スタートシステムで解錠
できるドアの設定を切り替えることができます。
エンジンスイッチを OFF にする
電子キー表面のインジケーターが点滅していないことを確認後、
ボタン
と同時に、
ボタンまたは
ボタンのいずれかを約 5 秒間押し続ける
設定をおこなうごとに以下のように設定が切り替わります。(続けて切り替え操
作をおこなう場合は、ボタンから手を離したあと、5 秒以上間隔をあけてから
をおこなってください)
オートアラームの誤作動防止のため、登録後はいったんワイヤレスリモコンで解
錠し、ドアを開閉してください。
(
ボタンを押して 30 秒以内にドアを開
けなかった場合は、ドアが再び施錠されオートアラームが設定されます。)
オートアラームが作動し警報が鳴ってしまったときは、作動を停止する操作を
行ってください。(→ P. 62)
知識
1
2
2
マルチインフォメー
ションディスプレイ
解錠できるドア
ブザー音
運転席のドアハンドルを
握ると運転席のみ解錠
車外:“ ピピッ ”(3 回)
車内:“ ポーン ”(1 回)
運転席以外のドアハンド
ルを握ると全席解錠
いずれかのドアハンドル
を握ると全席解錠
車外:“ ピピッ ”(2 回)
車内:“ ポーン ”(1 回)
102
3-2. ドアの開閉、ロックのしかた
■
衝撃感知ドアロック解除システム
車両が前後左右から強い衝撃を受けると、すべてのドアが解錠されます。
衝撃の度合いや事故の状況によっては作動しないことがあります。
■
メカニカルキーでの施錠・解錠
メカニカルキーを使ってドアの施錠・解錠ができます。(
→
P. 410)
■
スマートエントリー&スタートシステムやワイヤレスリモコンが正常に働かない
おそれのある状況
→
P. 118
■
カスタマイズ機能
キー操作によって解錠されるドアの設定などを変更できます。
(カスタマイズ一覧:
→
P. 431)
103
3-2. ドアの開閉、ロックのしかた
3
各部の操作
警告
■
事故を防ぐために
運転中は次のことを必ずお守りください。
お守りいただかないと、不意にドアが開き、重大な傷害におよぶか、最悪の場
合死亡につながるおそれがあります。
●
すべてのドアを確実に閉め、施錠する
●
走行中はドア内側のドアレバーを引かない
特に、運転席はロックレバーが施錠側になっていてもドアが開くため、注意し
てください。
●
お子さまをリヤ席に乗せるときは、チャイルドプロテクターを使用して車内か
らドアが開かないようにする
■
ドアを開閉するときは
傾斜した場所・ドアと壁などのあいだが狭い場所・強風など、周囲の状況を確
認し、予期せぬ動きにも対処できるよう、ドアハンドルを確実に保持してドア
を開閉してください。
■
ワイヤレスリモコンを使ってドアガラスやムーンルーフ
★
を操作するとき
ドアガラスやムーンルーフに人が挟まれるおそれがないことを確認してから操
作してください。またお子さまには、ワイヤレスリモコンによる操作をさせな
いでください。お子さまや他の人がドアガラスやムーンルーフに挟まれたり巻
き込まれたりするおそれがあります。
★
:グレード、オプションなどにより、装備の有無があります。
104
3-2. ドアの開閉、ロックのしかた
バックドア
◆
スマートエントリー&スタートシステム
電子キーを携帯して操作します。
全ドアを施錠する
必ず施錠されたことを確認してくだ
さい。
全ドアを解錠する
施錠操作後 3 秒間は解錠できませ
ん。
◆
ワイヤレスリモコン
→ P. 96
◆
ドアロックスイッチ
全ドアを施錠する
全ドアを解錠する
バックドアは次の方法で施錠・解錠および開けることができます。
車外からの施錠・解錠
1
2
車内からの施錠・解錠
1
2
105
3-2. ドアの開閉、ロックのしかた
3
各部の操作
バックドアハンドルを引く
バックドアを開ける
ロックを解除する
ロックする
バックドアが全開のときにのみ、バッ
クドアステーをロックすることができ
ます。
バックドアを閉める前に、必ずロック
を解除してください。
バックドアグリップを持ってバッ
クドアを引き、必ず外から押して閉
めてください。
バックドアを閉めるときは、バックド
アグリップを握ったまま操作しないで
ください。
バックドアを開けるには
1
2
バックドアを開けた状態で固定するには
1
2
バックドアを閉めるときは
106
3-2. ドアの開閉、ロックのしかた
警告
■
走行中の警告
次のことを必ずお守りください。
お守りいただかないと、重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるお
それがあります。
●
走行中はバックドアを閉めてください。
開けたまま走行すると、バックドアが車外のものにあたったり荷物が投げ出さ
れたりして、思わぬ事故につながるおそれがあります。
また、排気ガスが車内に侵入し、重大な健康障害や死亡につながるおそれがあ
ります。走行前にバックドアが閉まっていることを必ず確認してください。
●
走行前にバックドアが完全に閉まっていることを確認してください。
バックドアが完全に閉まっていないと、走行中にバックドアが突然開き、思わ
ぬ事故につながるおそれがあります。
●
ラゲージルームには絶対に人を乗せないでください。
急ブレーキをかけたときや衝突したときなどに、重大な傷害におよぶか、最悪
の場合死亡につながるおそれがあります。
■
お子さまを乗せているときは
次のことを必ずお守りください。
お守りいただかないと、重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながる
おそれがあります。
●
ラゲージルームでお子さまを遊ばせないでください。
誤って閉じ込められた場合、熱射病などを引き起こすおそれがあります。
●
お子さまにはバックドアの開閉操作をさせないでください。
不意にバックドアが動いたり、閉めるときに手・頭・首などを挟んだりするお
それがあります。
107
3-2. ドアの開閉、ロックのしかた
3
各部の操作
警告
■
バックドアの操作にあたって
次のことを必ずお守りください。
お守りいただかないと、体を挟むなどして重大な傷害におよぶか、最悪の場合
死亡につながるおそれがあります。
●
バックドアを開閉するときは、十分に周囲の安全を確かめてください。
●
人がいるときは、安全を確認し、動かすことを知らせる「声かけ」をしてくだ
さい。
●
強風時の開閉には十分注意してください。
バックドアが風にあおられ、勢いよく開いたり閉じたりするおそれがあります。
●
ロックした状態であっても、強風などでバックドアに過度の力が加わると、
ロックが解除されてバックドアが閉じるおそれがあります。体の一部を挟まな
いよう十分注意してください。
●
バックドアの開閉時は、バックドアステーにふれないでください。
手を挟んだり、バックドアステーが破損したりして、思わぬ事故につながるお
それがあります。
●
バックドアにキャリアなどの重いものを取り付けると、開けたあとにドアが突
然閉じ、手・頭・首などを挟むおそれがあります。バックドアへのアクセサ
リー用品の取り付けは、トヨタ純正品を使用することをおすすめします。
●
バックドアステーをロックしていない状
態で使用すると、バックドアが急に閉じて
重大な傷害を受けるおそれがあります。特
に傾斜した場所では、平坦な場所よりも
バックドアの開閉がしにくく、急にバック
ドアが開いたり閉じたりするおそれがあ
ります。バックドアを開けて作業するとき
は、必ずバックドアステーをロックした状
態で行ってください。
●
バックドアを閉めるときは、指などを挟ま
ないよう十分注意してください。
●
バックドアは必ず外から軽く押して閉め
てください。バックドアグリップを持った
ままバックドアを閉めると、手や腕を挟む
おそれがあります。
108
3-2. ドアの開閉、ロックのしかた
警告
■
バックドアを開けて駐停車するときは
車両後方に停止表示板、または停止表示灯を置いてください。バックドアが開
いていると、非常点滅灯などが見えなくなるため、思わぬ事故につながるおそ
れがあります。
注意
■
バックドアステーについて
バックドアには、バックドアの動きを制限するためのステーが取り付けられて
います。バックドアステーの損傷や作動不良を防ぐため、次のことをお守りく
ださい。
●
バックドアにトヨタ純正品以外のアクセ
サリー用品を付けない
●
ステーの上に乗ったり、ものを載せたりし
ない。また、無理な力をかけない
109
3
各部の操作
3-2. ドアの開閉、ロックのしかた
バックドアガラス
◆
バックドアガラスオープンスイッチ
スイッチを押すとバックドア
ガラスが少し開く
バックドアガラスを持ち上げ
る
バックドアが施錠されているとき
は、バックドアガラスを開くことが
できません。バックドアを解錠して
から、バックドアガラスを開きます。
(
→
P. 104)
◆
スマートエントリー&スタートシステム
電子キーを携帯してスイッチ
を押すとバックドアガラスが
少し開く
バックドアガラスを持ち上げ
る
バックドアが施錠されているとき
も、バックドアガラスを開くことが
できます。
◆
ワイヤレスリモコン
スイッチを押し続けるとバック
ドアガラスが少し開く
バックドアガラスオープンスイッチやワイヤレスリモコンを使ってバッ
クドアガラスを開くことができます。
バックドアガラスの開け方
1
2
1
2
110
3-2. ドアの開閉、ロックのしかた
■
バックドアガラスを開けるときは
●
バックドアガラスはゆっくりと開いてください。
●
バックドアが閉まっているときに、バックドアガラスオープンスイッチやワイ
ヤレスリモコンを使用してください。
■
作動の合図(ワイヤレスリモコン使用時)
バックドアガラスが開いたことをブザーで知らせます。
■
リヤワイパー・リヤウォッシャーの作動中は
バックドアガラスが開くと、リヤワイパー・リヤウォッシャーが停止します。バッ
クドアガラスを閉めると、作動が再開します。
■
バックドアガラスを閉めたあとは
バックドアガラスが確実にロックされていることを確認してください。確実に
ロックされていないと、リヤワイパー・リヤウォッシャーが正常に作動しなくな
ります。
■
半ドア警告ブザー
ドアまたはバックドアガラスが完全に閉まっていない状態でドアを施錠しよう
とすると、ブザーが鳴ります。
ドアまたはバックドアガラスを完全に閉めてから、もう一度施錠してください。
■
キー閉じ込み防止機能について
●
すべてのドアが施錠されている場合、車室内に電子キーを置いたままバックド
アガラスを閉めると、警告音が鳴ります。この場合、バックドアガラスオープ
ンスイッチで開けられます。
●
すべてのドアが施錠されている状態で、予備のキーを車室内に入れたときも、
キー閉じ込み防止機能が働き、バックドアガラスを開けることができます。盗
難防止のため、車から離れるときは必ずすべての電子キーを携帯してください。
●
すべてのドアが施錠されている状態で、車室内にキーを置いていても、電子キー
が置かれた場所や、周囲の電波状況によっては、車室内の電子キーを検知でき
ないことがあります。この場合は、キー閉じ込み防止機能が働かず、バックド
アガラスを閉めたときに施錠されてしまいます。バックドアガラスを閉めると
きには、必ず電子キーの所在を確認してください。
●
車内に 2 本目以降の電子キーを閉じ込めておきたい場合は、全ドア施錠後に
バックドアガラス開閉操作を実施しないでください。キー閉じ込み防止機能に
よりバックドアガラスを開けることが可能な状態となり、盗難の可能性が極め
て高くなります。
■
カスタマイズ機能
ワイヤレスリモコンによるバックドアガラス解錠操作の設定を変更できます。
(カスタマイズ一覧:
→
P. 431)
知識
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