Toyota Crown Comfort (2014 year). Instruction japanese — part 13
5
191
5-1. まず初めに
トラブルが起きたら
知識
■
停止表示板・停止表示灯について
●
高速道路や自動車専用道路でやむを得ず
駐停車する場合は、停止表示板または停
止表示灯の表示が、法律で義務付けられ
ています。
●
停止表示板・停止表示灯のご購入につい
ては、トヨタ販売店にお問い合わせくだ
さい。
停止表示板
停止表示灯
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5-1. まず初めに
非常点滅灯
注意
■
バッテリーあがりを防ぐために
エンジン停止中に非常点滅灯を長時間使用しないでください。
事故や故障のときなどにお使いください。
スイッチを押すとすべての方向
指示灯が点滅し、もう一度押す
と消灯します。
スイッチ
5
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5-1. まず初めに
トラブルが起きたら
発炎筒
高速道路や踏切などでの故障・事故時に非常信号用として使用しま
す。(トンネル内や可燃物の近くでは使用しないでください。)
発炎時間は約5分です。非常点滅灯と併用してください。
助手席足元の発炎筒を取り出す
本体をまわしながら抜き、本体
を逆さにして挿し込む
先端のフタをとり、すり薬で発
炎筒の先端をこすり、着火させ
る
必ず車外で使用してください。
着火させる際は、筒先を顔や体に
向けないでください。
発炎筒
すり薬
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5-1. まず初めに
知識
■
発炎筒の有効期限
本体に表示してある有効期間が切れる前に、トヨタ販売店でお求めください。
有効期限が切れると、着火しなかったり、炎が小さくなる場合があります。
警告
■
発炎筒を使用してはいけない場所
次の場所では、発炎筒を使用しないでください。
煙で視界が悪くなったり、引火するおそれがあるため危険です。
●
トンネル内
●
ガソリンなど可燃物の近く
■
発炎筒の取り扱いについて
次のことを必ずお守りください。
お守りいただかないと、重大な傷害を受けるおそれがあり危険です。
●
使用中は、発炎筒を顔や体に向けたり、近付けたりしない
●
発炎筒は、お子さまにさわらせない
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5-1. まず初めに
トラブルが起きたら
けん引について
けん引の前に販売店への連絡が必要な状況
次の場合は、駆動系の故障が考えられるため、トヨタ販売店へご連絡く
ださい。
● エンジンはかかるが車が動かない
● 異常な音がする
レッカー車でけん引するとき
前向きにけん引するときは
台車を使用して後輪を持ち上げる
うしろ向きにけん引するときは
台車を使用して前輪を持ち上げる
けん引は、できるだけトヨタ販売店または専門業者にご依頼ください。
その場合は、レッカー車または、車両運搬車を使用することをおすすめ
します。
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5-1. まず初めに
車両運搬車を使用するとき
車両運搬車で輸送されているとき
は、図の場所にフックを取り付け
る
鎖やケーブルなどを使用して車両
を固縛する場合は図に黒く示す角
度が 45°になるように固縛する
5
197
5-1. まず初めに
トラブルが起きたら
けん引されるとき
車体に傷が付かないようにロープ
をけん引フックにかける
車体に傷が付かないように注意して
ください。また、前進方向でけん引し
てください。
ロープの中央に白い布を付ける
布の大きさ:
0.3 m 平方(30 cm × 30 cm)以上
運転者はけん引される車両に乗り、エンジンを始動する
エンジンが始動しないときは、エンジン スイッチを“ ON ”にしてください。
けん引される車両のシフトレバーを N にしてから、パーキング
ブレーキを解除する
けん引中は、ロープがたるまないよう、減速時なども前の車の速度に合わせ
てください。
シフトレバーがシフトできないときは:
oP. 218
けん引フック
白い布
けん引方向
25 m 以内
5 m 以内
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5-1. まず初めに
知識
■
けん引フックの使用目的
けん引フックはけん引されるときに使うものであり、他車をけん引するための
ものではありません。
■
けん引されるときに
エンジンが停止しているとブレーキの効きが悪くなったり、ハンドル操作が通
常より重くなったりします。
■
輸送用フックについて
このフックは船舶固縛で車両を輸送すると
きに固定するためのものです。他車に引っ
張り出してもらったり、他車をけん引した
りすることはできません。
輸送用フック
5
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5-1. まず初めに
トラブルが起きたら
警告
次のことを必ずお守りください。
お守りいただかないと、重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるおそ
れがあります。
■
けん引されるとき
■
けん引中の運転について
●
ロープによるけん引を行うときは、けん引フックやロープに過剰な負荷をかけ
る急発進などを避けてください。
けん引フックやロープが破損し、その破片が周囲の人などにあたり、重大な傷
害を与えるおそれがあります。
●
エンジン スイッチを“ LOCK ”にしないでください。
ハンドルがロックされ、ハンドル操作ができなくなるおそれがあります。
必ず 4 輪とも持ち上げた状態で運搬してく
ださい。タイヤが地面に着いた状態でけん
引すると、駆動系部品が破損したり、車の
向きがかわり事故につながったりするおそ
れがあります。
200
5-1. まず初めに
注意
■
レッカー車でけん引するとき
■
車両運搬車に車を固縛するとき
ケーブルなどを過度に締め付けすぎないでください。車両の損傷につながるお
それがあります。
■
駆動系部品の損傷を防ぐために
●
ロープでけん引されるときは次のことを必ずお守りください。
・ ワイヤーロープは使用しない
・ 速度 30 km/h 以下、距離 80 km 以内でけん引する
・ 前進方向でけん引する
・ サスペンション部などにロープをかけない
●
この車両で他車やボート(トレーラー)などをけん引しないでください。
■
長い下り坂でけん引するときは
レッカー車で 4 輪とも持ち上げた状態でけん引してください。
レッカー車でけん引しないと、ブレーキが過熱し効きが悪くなるおそれがあり
ます。
■
輸送用フックについて
輸送用フックで他車に引っ張り出してもらったり、他車をけん引したりしない
でください。装置の変形や車両の損傷などにつながるおそれがあります。
車両の損傷を防ぐために図のようなレッ
カー車ではけん引しないでください。
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201
トラブルが起きたら
5-2. 緊急時の対処法
警告灯がついたときは
ただちに停車してください。走行を続けると危険です。
次の警告はブレーキの故障のおそれがあることを意味します。ただちに
安全な場所に停車し、トヨタ販売店へ連絡してください。
※
ブレーキ警告ブザー:
ブレーキ液が不足しているときに車速が約 5 km/h 以上になると、警告ブザーが鳴
ります。
パーキングブレーキ未解除走行時警告ブザー:
パーキングブレーキを解除しないまま車を発進させ、車速が約 5 km/h 以上になる
と、警告ブザーが鳴ります。
警告ブザーが鳴ったときは、パーキングブレーキを解除してください。
警告灯
警告灯名・警告内容
ブレーキ警告灯(警告ブザー
※
)
ブレーキ液の不足
パーキングブレーキが解除されていないときも点灯します。
解除後、消灯すれば正常です。
警告灯が点灯または点滅したままの場合は、落ち着いて次のようにご
対処ください。点灯・点滅しても、そのあと消灯すれば異常ではあり
ません。ただし、同じ現象が再度発生した場合は、トヨタ販売店で点
検を受けてください。
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5-2. 緊急時の対処法
ただちに停車してください。
次の警告は、お車へのダメージや思わぬ危険を招くおそれがあることを
意味します。ただちに安全な場所に停車し、トヨタ販売店へ連絡してく
ださい。
警告灯
警告灯名・警告内容
充電警告灯
充電系統の異常
充電警告灯が点灯すると、リヤライト異常警告灯も異常の有無
にかかわらず同時に点灯します。
油圧警告灯(警告ブザー)
エンジンオイルの圧力異常
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5-2. 緊急時の対処法
トラブルが起きたら
ただちに点検を受けてください。
次の警告は、放置すると、システムが正しく働かず、思わぬ危険や故障
を招くおそれがあることを意味します。ただちにトヨタ販売店で点検を
受けてください。
警告灯
警告灯・警告内容
エンジン警告灯
エンジン電子制御システムの異常
SRS エアバッグ/プリテンショナー警告灯
・ SRS エアバッグシステムの異常
・ プリテンショナー付きシートベルトシステムの異常
ABS &ブレーキアシスト警告灯
・ ABS の異常
・ ブレーキアシストの異常
リヤライト異常警告灯
・ 尾灯の異常
・ 制動灯の異常
(橙色)
Stop & Start 表示灯
・ Stop & Start の異常
・ スターターなどの交換時期
(緑色の表示
oP. 88)
スリップ表示灯
・ TRC システムの異常
・ VSC システムの異常
上記のシステムの作動時には、点滅します。(
oP. 113)
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5-2. 緊急時の対処法
ただちに処置してください。
次の警告はそれぞれの対処方法に従って処置し、警告灯が消灯するのを
確認してください。
※ 1
半ドア走行時警告ブザー:
各ドアが確実に閉まっていない状態のまま、車速が約 5 km/h 以上になると、警
告ブザーが鳴ります。
※ 2
運転席シートベルト非着用警告ブザー:
運転席シートベルトを非着用のまま車速が約 20 km/h 以上になると、警告ブ
ザーが約 30 秒間断続的に鳴ります。そのあとも運転席シートベルトを非着用の
ままだと、ブザーの音がかわり約 90 秒間鳴ります。
警告灯
警告灯・警告内容
対処方法
半ドア警告灯(警告ブザー
※ 1
)
い ず れ か の ド ア が 確 実 に 閉
まっていない
開いているドアを閉める
燃料残量警告灯
燃料の残量(約 12 %以下)
燃料を補給
運転席シートベルト
非着用警告灯(警告ブザー
※ 2
)
運転席シートベルトの非着用
シートベルトを着用
5
205
5-2. 緊急時の対処法
トラブルが起きたら
LPG 表示灯が点滅したら(エンジン始動時)
それぞれの対処方法に従って処置し、表示灯が消灯するのを確認してく
ださい。
(表示灯が消灯するまでの時間は気温やプロパン率などの条件に
よって異なります)
※
プロパン率の高い燃料を使った場合は、LPG 表示灯の点滅の頻度が高くなること
があります。なお、これは異常を示すものではありません。
表示灯
表示灯名・
表示内容
対処方法
LPG 表示灯
(エ ン ジ ン 始 動 時、
エンジン スイッチ
を“ ON ”にして、
点滅したとき)
・ 気温が高い
・ 登 坂 走 行 な ど の
高負荷走行後
エンジン スイッチを“ ON ”のまま待
ち、LPG 表示灯が消灯してからエンジ
ンを始動する
※
・ LPG 表示灯が点滅中にエンジンを始
動すると、始動時間が長くなることが
あります。
・ しばらくしても、LPG 表示灯が消灯し
ない場合は、「LPG 表示灯(走行中、
点滅したとき)」の燃料冷却システム非
装着車の対処方法に従ってください。
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5-2. 緊急時の対処法
LPG 表示灯が点滅したら、ただちに処置してください。(走行中)
それぞれの対処方法に従って処置し、表示灯が消灯するのを確認してく
ださい。
(表示灯が消灯するまでの時間は気温やプロパン率などの条件に
よって異なります)
※ 1
通常は表示灯が点滅することはありませんが、万一点滅した場合
は
、トヨタ販売
店にご相談ください。
※ 2
燃料冷却システムの作動と同時にエアコンが作動します。車室温度が低下した場
合は、ヒーター調整レバーで調整してください。
表示灯
表示灯名・
表示内容
対処方法
LPG 表示灯
(走行中、点滅した
とき)
LPG タンク内の
温度が高くなって
いる
燃料冷却システム非装着車
※ 1
:
安全な場所に停車し、エンジンを停
止する
停止後、10 分程経過したのち、エン
ジン スイッチを“ ON ”にして、LPG
表示灯が消灯していることを確認し
てから、エンジンを再始動する
燃料冷却システム装着車
※ 1
:
・ ファン調整ダイヤルとエアコン調整ダ
イヤルが OFF の場合でも、表示灯が点
滅すると同時に燃料冷却システムが作
動するため、走行を継続し、LPG 表示
灯が消灯することを確認する。
(
oP. 128)
※ 2
・ エンジンを停止した場合は「LPG 表示
灯(走行中、点滅したとき)」の燃料冷
却システム非装着車の対処方法に従っ
てください。
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