Toyota Vitz (2016 year). Instruction japanese — part 23
351
7-2. 緊急時の対処法
7
万一の場合には
1回
連続音
(5 秒
間)
(点滅)
シフトレバーがPの状態でエンジ
ンスイッチを OFF にせずに、電
子キーを外に持ち出してドアを
施錠しようとした
→ エンジンスイッチを OFF にし
たあと、再度施錠する
9 回
なし
(点滅)
正規の電子キーが車室内に無い
状態で走行をはじめた
→ 車室内に電子キーがあるか確
認する
連続音
なし
(点滅)
シフトレバーが P 以外の状態で、
エンジンスイッチを OFF にせず
に運転席ドアが開いた
→ シフトレバーを P にする
車内
警告
ブザー
車外
警告
ブザー
警告メッセージ
警告内容・対処方法
(交互に表示)
352
7-2. 緊急時の対処法
連続音
連続音
(点滅)
シフトレバーがP以外の状態でエ
ンジンスイッチを OFF にせずに
キーを持ち出したまま運転席ド
アが開閉された
→ シフトレバーを P にする
→ 電子キーを車内に入れる
1回
連続音
(5 秒
間)
(点滅)
車内に電子キーを置いたまま、ス
マートエントリー&スタートシ
ステムでドアを施錠しようとし
た
→ 車内から電子キーを取り出し
たあと、再度施錠する
1回
連続音
(5 秒
間)
(点滅)
車内に電子キーを置いたまま、フ
ロントドアを開き、ロックレバー
を施錠側にしてドアハンドルを
引いたままドアを閉めて施錠し
ようとした
→ 車内から電子キーを取り出し
たあと、再度施錠する
1 回
なし
(点滅)
・ メカニカルキーで解錠してエ
ンジンスイッチを押した際、車
室内でキーを検出できなかっ
た
・ エンジンスイッチを押したと
き車室内でキーを検出できな
いことが 2 回連続で続いた
→ ブ レ ー キ を 踏 み な が ら 電 子
キーでエンジンスイッチにふ
れる
車内
警告
ブザー
車外
警告
ブザー
警告メッセージ
警告内容・対処方法
(交互に表示)
353
7-2. 緊急時の対処法
7
万一の場合には
なし
なし
自動電源 OFF 機能が作動した
→ 次回エンジン始動時にエンジ
ン回転数を少し高めにし、約 5
分間その回転数を保持しバッ
テリーを充電する
1 回
なし
電子キーの電池残量が少ない
→ 新しい電池と交換する
(→ P. 294)
1 回
なし
(点滅)
電 子 キ ー が 正 常 に 働 か な い と
き の エ ン ジ ン の 始 動 の 方 法
(→ P. 383 )で エ ン ジ ン ス
イ ッチ に電 子キ ーを ふれ た
→ ブレーキペダルを踏んでエン
ジンスイッチを押す
1 回
なし
(点滅)
エンジンスイッチを押してから
約3秒以内にステアリングロック
が解除できなかった
→ ブレーキを踏んでハンドルを
左右にまわしながらエンジン
スイッチを押す
1 回
なし
(点滅)
シフトレバーが P または N 以外
の 状 態 で エ ン ジ ン ス イ ッ チ を
OFF にした
→ シフトレバーを P にする
車内
警告
ブザー
車外
警告
ブザー
警告メッセージ
警告内容・対処方法
354
7-2. 緊急時の対処法
■
警告ブザーについて
状況によっては、外部の騒音やオーディオの音などにより、ブザー音が聞こえな
い場合があります。
1 回
なし
(点滅)
シフトレバーがP以外でエンジン
スイッチを OFF にしたあとシフ
トレバーを P にした
→ エ ン ジ ン ス イ ッ チ を 押 し て
OFF にする
知識
車内
警告
ブザー
車外
警告
ブザー
警告メッセージ
警告内容・対処方法
355
7
万一の場合には
7-2. 緊急時の対処法
パンクしたときは(応急用タイヤ装着車)
●
地面が固く平らな場所に移動する
●
パーキングブレーキをかける
●
オートマチック車はシフトレバーを P に入れる
●
マニュアル車はシフトレバーを R に入れる
●
エンジンを停止する
●
非常点滅灯を点滅させる
この車両には、応急用タイヤが搭載されています。パンクしたタイヤを、
備え付けの応急用タイヤと交換してください。
(タイヤについての詳しい説明は P. 286 を参照してください)
警告
■
タイヤがパンクしたときは
パンクしたまま走行しないでください。
短い距離でも、タイヤとホイールが修理できないほど損傷したり、思わぬ事故
につながるおそれがあり危険です。
ジャッキで車体を持ち上げる前に
356
7-2. 緊急時の対処法
工具とジャッキの位置
4
3
1
5
6
2
ジャッキ
応急用タイヤ
ジャッキハンドル
工具袋
ホイールナットレンチ
けん引フック
357
7-2. 緊急時の対処法
7
万一の場合には
警告
■
ジャッキの使用について
次のことをお守りください。
ジャッキの取り扱いを誤ると、車が落下して重大な傷害におよぶか、最悪の場
合死亡につながるおそれがあります。
●
ジャッキはタイヤ交換・タイヤチェーン取り付け・取りはずし以外の目的で使
用しない
●
備え付けのジャッキは、お客様の車にしか使うことができないため、他の車に
使ったり他の車のジャッキをお客様の車に使用したりしない
●
ジャッキはジャッキセット位置に正しくかける
●
ジャッキで支えられている車の下に体を入れない
●
車がジャッキで支えられている状態で、エンジンをかけたり車を走らせない
●
車内に人を乗せたまま車を持ち上げない
●
車を持ち上げるときは、ジャッキの上または下にものを置かない
●
車を持ち上げるときは、タイヤ交換できる高さ以上に上げない
●
車の下にもぐり込んで作業する場合は、ジャッキスタンドを使用する
●
車を下げるときは、周囲に人がいないことを確認し、人がいるときは声をかけ
てから下げる
358
7-2. 緊急時の対処法
助手席シートをいちばん前に移
動する
ノブを内側につまみ、手前に引い
て、カバーを取りはずす
ジャッキをゆるめて取りはずす
締まる
ゆるむ
ジャッキの取り出し方
1
2
359
7-2. 緊急時の対処法
7
万一の場合には
X
FF 車(前輪駆動)
アジャスタブルデッキボード
★
を持ち上げ、留める(
→
P. 266)
フロアボードを取りはずす
クッションを取りはずし、留め具
を取りはずす
X
4WD 車(4 輪駆動)
デッキボードを持ち上げ、留める(
→
P. 266)
留め具を取りはずす
応急用タイヤの取り出し方
警告
■
応急用タイヤを収納するとき
ボデーと応急用タイヤとのあいだに、指などを挟まないように注意してくださ
い。
★
:グレード、オプションなどにより、装備の有無があります。
360
7-2. 緊急時の対処法
輪止め
※
をする
※
輪止めは、トヨタ販売店で購入する
ことができます。
ホイールキャップをはずす
※
※
スチールホイールのみ
傷 が 付 く の を 防 ぐ た め、ホ イ ー ル
ナットレンチの先端に布などを巻い
て保護してください。
ナットを少し(約 1 回転)ゆる
める
パンクしたタイヤの交換
パンクしたタイヤ
輪止めの位置
前輪
左側
右側後輪うしろ
右側
左側後輪うしろ
後輪
左側
右側前輪前
右側
左側前輪前
361
7-2. 緊急時の対処法
7
万一の場合には
ジャッキの A 部を手でまわして、
ジャッキ溝をジャッキセット位
置にしっかりかける
タイヤが地面から少し離れるま
で、車体をあげる
ナットすべてを取りはずし、タイ
ヤを取りはずす
タ イ ヤ を 直 接 地 面 に 置 く と き は、ホ
イールの意匠面に傷が付かないよう意
匠面を上にします。
A
362
7-2. 緊急時の対処法
ホイール接触面の汚れや異物を
ふき取る
ホイール接触面が汚れていると、走行
中にナットがゆるみ、タイヤがはずれ
るおそれがあります。
警告
■
タイヤ交換について
●
走行直後、ディスクホイールやブレーキまわりなどにはふれないでください。
走行直後のディスクホイールやブレーキまわりは高温になっているためタイ
ヤ交換などで手や足などがふれると、やけどをするおそれがあります。
●
次のことをお守りいただかないとナットがゆるみ、ホイールがはずれ落ち、重
大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるおそれがあります。
・ ねじ部やナットのテーパー部にオイルやグリースを塗らない
ナットを締めるときに必要以上に締め付けられ、ボルトが破損したり、ディ
スクホイールが損傷するおそれがあります。またナットがゆるみホイール
が落下するおそれがあります。オイルやグリースがねじ部に付いている場
合はふき取ってください。
・ ホイールの交換後は、すぐに 103N・m(1050kgf・cm)の力でナット
を締める
・ タイヤの取り付けには、使用しているホイール専用のナットを使用する
・ ボルトやナットのねじ部や、ホイールのボルト穴につぶれや亀裂などの異
常がある場合は、トヨタ販売店で点検を受ける
・ ナットを取り付けるときは、必ずテーパー部を内側にして取り付ける
(→ P. 289)
応急用タイヤの取り付け
363
7-2. 緊急時の対処法
7
万一の場合には
応急用タイヤを取り付けタイヤが、がたつかない程度まで手でナット
を仮締めする
ナットのテーパー部がホイールのシート部に軽くあたるまでまわす
車体を下げる
図の番号順でナットを 2、3 度
しっかり締め付ける
締め付けトルク:
103N・m(1050kgf・cm)
すべての工具・ジャッキ・パンクしたタイヤを収納する
X
スチールホイール装着車
X
アルミホイール装着車
シート部
テーパー部
シート部
テーパー部
3
1
4
2
364
7-2. 緊急時の対処法
■
応急用タイヤについて
●
タイヤの側面に TEMPORARY USE ONLY と書かれています。応急用にのみ
使用してください。
●
空気圧を必ず点検してください。(→ P. 404)
■
応急用タイヤを装着しているとき
標準タイヤ装着時にくらべ車高が低くなっています。段差を乗りこえるときはご
注意ください。
■
雪道・凍結路で前輪がパンクしたとき
後輪を応急用タイヤに交換する
パンクした前輪をはずした後輪に交換する
タイヤチェーンを前輪に装着する
知識
警告
■
応急用タイヤを使用するとき
●
お客様の車専用になっているため、他の車には使用しないでください。
●
同時に 2 つ以上の応急用タイヤを使用しないでください。
●
できるだけ早く通常のタイヤと交換してください。
●
急加速・急ハンドル・急ブレーキやシフト操作による急激なエンジンブレーキ
の使用は避けてください。
■
応急用タイヤを収納するとき
ボデーと応急用タイヤとのあいだに、指などを挟まないように注意してくださ
い。
★
:グレード、オプションなどにより、装備の有無があります。
365
7-2. 緊急時の対処法
7
万一の場合には
警告
■
応急用タイヤを装着しているとき
正確な車両速度が検出できない場合があり、次のシステムが正常に作動しなく
なるおそれがあります。
また、下記のシステムは、性能が十分に発揮できないばかりでなく、駆動系部
品に悪影響を与えるおそれがあります。
■
応急用タイヤ使用時の速度制限
応急用タイヤを装着しているときは、100km/h 以上の速度で走行しないでく
ださい。
応急用タイヤは、高速走行に適していないため、思わぬ事故につながるおそれ
があります。
注意
■
タイヤチェーンの装着について
応急用タイヤには、タイヤチェーンを装着しないでください。
タイヤチェーンが車体にあたり、車を損傷したり走行に悪影響をおよぼしたり
するおそれがあります。
・ ABS
・ ブレーキアシスト
・ PCS(プリクラッシュセーフティ
システム)
★
・ LDA(レ ー ン デ ィ パ ー チ ャ ー ア
ラート)
★
・ オートマチックハイビーム
★
・ VSC
・ TRC
・ 4WD システム
★
★
:グレード、オプションなどにより、装備の有無があります。
366
7-2. 緊急時の対処法
パンクしたときは
(タイヤパンク応急修理キット装着車)
●
地面が固く平らな場所に移動する
●
パーキングブレーキをかける
●
オートマチック車はシフトレバーを P に入れる
●
マニュアル車はシフトレバーを N に入れる
●
エンジンを停止する
●
非常点滅灯を点滅させる
タイヤパンク応急修理キット装着車には、スペアタイヤが搭載されてい
ません。
タイヤがパンクしたときは、タイヤパンク応急修理キットで応急修理す
ることができます。釘やネジなどが刺さった程度の軽度なパンクを応急
修理できます。(パンク補修液 1 本につき、応急修理できるタイヤは 1
本です)パンクしたタイヤの損傷状況により、応急修理キットでは応急
修理できない場合があります。(→ P. 376)
タイヤパンク応急修理キットで応急修理したタイヤの修理・交換につい
ては、トヨタ販売店にご相談ください。タイヤパンク応急修理キットに
よる応急修理は、一時的な処置です。できるだけ早くタイヤを修理・交
換してください。
警告
■
パンクしたままの走行について
タイヤがパンクした状態で走行を続けないでください。
短い距離の運転でも、タイヤとホイールが修理できないほど損傷したり、思わ
ぬ事故につながるおそれがあり危険です。パンクした状態で走行を続けると、
タイヤ側面に円周状の溝ができる場合があります。この状態で応急修理キット
を使用すると、タイヤが破裂する危険があります。
応急修理する前に
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