Toyota SAI (2017 year). Instruction japanese — part 13

191

4-5. 運転支援装置について

4

運転

警告

安全にお使いいただくために

安全運転を行う責任は運転者にあります。システムを過信せず、運転者は常に
自らの責任で周囲の状況を把握し、安全運転を心がけてください。
レーダークルーズコントロールは運転者の操作の一部を支援し、操作負担を軽
減するためのシステムで、支援の範囲には限りがあります。
システムが正常に機能していても、運転者が認識している先行車の状況とシス
テムが検知している状況が異なる場合があります。従って注意義務・危険性の
判断・安全の確保は運転者が行う必要があります。なお、誤った使い方をした
り、操作慣れなどで注意を怠ったりすると、思わぬ危険を招くことがあります。

システムの支援内容に関する注意点

システムの支援には限界があるため、次の点に注意してください。
システムを過信すると思わぬ事故につながり、重大な傷害におよぶか、最悪の
場合死亡につながるおそれがあります。

運転者が見る過程での支援内容
レーダークルーズコントロールは、自車と設定された先行車との車間距離を検
知するのみであり、わき見やぼんやり運転を許容するシステムでも、視界不良
を補助するシステムでもありません。
運転者自らが周囲の状況に注意を払う必要があります。

運転者が判断する過程での支援内容
レーダークルーズコントロールは、自車と設定された先行車との車間距離が適
正かどうかを判断しており、それ以外の判断はしません。このため、危険性が
あるかどうかなど運転者は自ら安全の判断をする必要があります。

運転者が操作する過程での支援内容
レーダークルーズコントロールは、先行車への追突を防止する機能はありませ
ん。このため、危険性があれば運転者自らが安全を確保する必要があります。

誤操作を防ぐために

レーダークルーズコントロールを使わないときは ON/OFF スイッチでシステ
ムを OFF にしてください。

192

4-5. 運転支援装置について

警告

レーダークルーズコントロールを使用してはいけない状況

次の状況では、レーダークルーズコントロールを使用しないでください。
適切な制御が行われず、思わぬ事故につながり、重大な傷害におよぶか、最悪
の場合死亡につながるおそれがあります。

一般道(高速道路や自動車専用道以外)

歩行者や自転車等が混在している道

交通量の多い道

急カーブのある道

曲がりくねった道

雨天時や、凍結路・積雪路などのすべりやすい路面

急な下り坂や急で勾配の変化が激しい坂
急な下り坂では設定車速以上になることがあります。

高速道路の出入り口

レーダーセンサーが正しく働かないような悪天候時(霧・雪・砂嵐・激しい雨
など)

接近警報がひんぱんに鳴るとき

センサーが正しく検知しないおそれのある先行車

次のような場合は、必要に応じてブレーキで減速してください。
センサーが正しく車両を検知できず、接近警報(→ P. 188)も作動しないた
め、重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるおそれがあります。

先行車が急に割り込んできたとき

先行車が低速で走行中のとき

停車中の車がいるとき

停止または
低速車両

193

4-5. 運転支援装置について

4

運転

警告

先行車の後部分が小さすぎるとき(荷物を積んでいないトレーラーなど)

周囲の車両より水や雪がまき散らされ、レーダーセンサーの作動のさまたげに
なる場合

車間制御が正しく働かないおそれのある状況

次の状況では、必要に応じてブレーキで減速してください。
レーダーセンサーが正常に車両を検知せず、重大な傷害におよぶか、最悪の場
合死亡につながるおそれがあります。

同じ車線を二輪車が走行中のとき

自車の車両姿勢が上向きになる場合(重い
荷物を積んだときなど)

カーブ路や車線幅が狭い道路などを走行
する場合

加速 加速 減速

194

4-5. 運転支援装置について

警告

レーダーセンサーの取り扱い

レーダークルーズコントロールが効果を発揮できるように次のことをお守りく
ださい。お守りいただかないと、センサーが正しく作動せず、思わぬ事故につ
ながるおそれがあります。

センサーとグリルカバーは常にきれいにしておく
お手入れをする際は、センサーやグリルカバーを傷付けないよう、やわらかい
布を使ってください。

センサー周辺への強い衝撃を避ける
センサーの位置がずれると、システムに異常が起こるおそれがあります。セン
サー、または周辺に強い衝撃を受けた際は、必ずトヨタ販売店にて点検を受
け、調整してください。

センサーを分解しない

センサーやグリルカバー周辺にアクセサリーを付けたり、ステッカーを貼った
りしない

センサーやグリルカバーを改造したり塗装したりしない

レーダーセンサーの交換が必要な場合は、トヨタ販売店にご相談ください

センサーは電波法の基準に適合しています。センサーに貼り付けられているラ
ベルはその証明ですのではがさないでください。また、センサーを分解・改造
すると罰せられることがあります。

ハンドル操作が不安定な場合や、車線内の
位置が一定でない場合

先行車が急ブレーキをかけた場合

195

4

運転

4-5. 運転支援装置について

LKA(レーンキーピングアシスト)

白(黄)線の整備された高速道路や急なカーブがない自動車専用道路を
走行中に、インナーミラーの上の白線認識用カメラを利用して車線を認
識させることにより、車線内の走行を支援します。

白線認識用カメラ

機能概要

:グレード、オプションなどにより、装着の有無があります。

196

4-5. 運転支援装置について

車線逸脱警報機能

車線から逸脱する可能性があるとシステムが判断した場合に、

“ピピピ

ピ・・・”というブザーや画面表示、体感警報

を用いて注意をうな

がします。

ハンドルに短時間、車線の中央方向への小さな操舵力を与えます。

車線維持支援機能

・ 車線逸脱警報機能が作動中に、車速が約 65km/h 以上でレーダー

クルーズコントロール(→ P. 183)の車間制御モードがセットさ
れたときに、車線維持支援機能が作動します。

・ 小さい操舵力を連続的に与えることにより、車線中央付近を走行し

やすいように運転者のハンドル操作を支援します。

車線維持支援機能中に、ハンドルを操作しなかったり、ハンドルに軽く手を添
えた運転が続いたりしたときは、機能が一時的に解除されます。

(→ P. 199)

LKA に含まれる機能

197

4-5. 運転支援装置について

4

運転

LKA を使用するにはスイッチを押

メーター内の LKA 表示灯が点灯しま
す。

解 除するには再 度スイッチ を押しま
す。

LKA はパワースイッチが ON モードに
なるたびに解除されます。

車線逸脱警報機能

車速が約 50km/h 以上のとき

車線の幅が約 3.0m 以上のとき

直線路または半径約 120m よりゆるいカーブを走行しているとき

車線維持支援機能

車速が約 65 ∼ 100km/h のとき

レーダークルーズコントロールの車間制御モードが ON で、設定車
速が 65km/h 以上のとき(レーダークルーズコントロールが定速
制御モードのときは、作動しません)

車線の幅が約 3.0 ∼ 4.0m のとき

直線路または半径約 200m よりゆるいカーブを走行しているとき

設定のしかた

各機能の作動条件

198

4-5. 運転支援装置について

LKA が制御中のとき、車線表示とハンドル表示によって、LKA が作動し
ていることを表示します。

車線維持支援機能の作動表示

ハンドル表示:
機能が作動中であることを示していま
す。

(このときに車線逸脱警報が作動す

ると、ハンドルが点滅します)

ハンドル非表示:
機能が作動していないことを示してい
ま す。(この とき“ピ ピッ”とい うブ
ザーが鳴ります)

レーダークルーズコントロール
表示

車線逸脱警報機能表示

(白線が太いとき):

機能が白(黄)線を認識していること
を示しています。

(このとき車線逸脱警

報が作動すると、白線が点滅します)

車線逸脱警報機能表示

(白線が細いとき):

機能が白(黄)線を認識できていない、または機能が一時的に解除されていること
を示しています。

マルチインフォメーションディスプレイ表示

199

4-5. 運転支援装置について

4

運転

機能の一時解除

次のいずれかの場合、機能を一時的に解除します。解除されたときの状況が改善
されると、作動を再開します。

車線変更に相当する程度の操舵力でハンドルを操作したとき

システムが手放し運転をしていると判断したとき(車線維持支援機能は一時的
に解除されますが、車線逸脱警報機能は継続します)

方向指示レバーを操作したとき

作動条件以外の車速になったとき(車線維持支援機能の作動中はブザーが鳴り
ます)

走行中の白(黄)線が認識できなくなったとき(車線維持支援機能の作動中は
ブザーが鳴ります)

ワイパースイッチを高速作動にしたとき、または AUTO モードにしてワイパー
が高速作動したとき(車線維持支援機能は一時的に解除されますが、車線逸脱
警報機能は継続します)

車体のおよそ半分以上が白(黄)線をまたいだとき(車線維持支援機能は一時
的に解除されますが、車線逸脱警報機能は継続します)

車線逸脱警報機能が作動したとき
車線逸脱警報機能が作動してから数秒間は、再度車線を逸脱しても警報は作動
しません。

車線逸脱警報について

路面状況などにより、体感警報が感じにくい場合があります。

手放し運転警告について(→ P. 343)

車線維持支援機能中に、直線路で約 15 秒、またはカーブで約 5 秒ハンドルを操
作しないと、“ピピッ”とブザーが鳴り、マルチインフォメーションディスプレ
イの表示が点滅し、機能が一時的に解除されます。ハンドルに軽く手を添えた運
転が続いたときも同様です。
ただし路面状況などにより、作動が中断しない場合があります。

炎天下に駐車したあとは

走行開始後、しばらくのあいだLKAは作動せず、警告メッセージ(→P. 342)が
表示されることがあります。室内温度が低下し、白線認識用カメラ周辺(→P. 195)
の温度が適温になると作動するので、いったんLKAスイッチをOFFにして、しば
らくしてからONにしてください。

白(黄)線が片側にしかないとき

車線維持支援機能は作動しません。また、白(黄)線が認識できていない方向へ
の車線逸脱警報は作動しません。

知識

200

4-5. 運転支援装置について

機能が正常に作動しないおそれのある状況

次の状況では、LKA が作動しない、または十分な性能が確保できない場合があり
ます。また、白線認識用カメラが白(黄)線を正しく検知できず、車線逸脱警報
機能が誤作動したり、車線維持支援機能が正しく作動しないことがありますが、
故障ではありません。

料金所や検札所の手前や交差点など、白(黄)線がない場所を走行するとき

急カーブを走行するとき

車線の幅が極端に狭いときや広いとき

重い荷物の積載やタイヤ空気圧の調整不良などで、車両が著しく傾いていると

先行車との車間距離が極端に短くなったとき

車線が黄色のとき(白線にくらべて認識率が低下することがあります)

白(黄)線がかすれていたり、キャッツアイや置き石などのとき

白(黄)線が砂ぼこりなどで見えない、または見えにくくなっているとき

白(黄)線と平行に近い影があったり、白(黄)線が影の中にあるとき

コンクリート路のような明るい路面を走行するとき

照り返しなどにより明るくなった路面を走行するとき

トンネルの出入口など明るさが急変する場所を走行するとき

対向車のヘッドランプ光・太陽光などがカメラに入射するとき

分岐・合流路などを走行するとき

雨天・雨上がり・水たまりなどぬれた路面を走行するとき

悪路や道路の継ぎ目などを走行時に、車両に大きな上下動が発生するとき

夜間にヘッドランプのレンズが汚れて照射が弱いときや、光軸がずれていると

横風を受けて走行しているとき

左右に傾いた道路やうねった道路を走行するとき

舗装されていない道路や荒れた道路を走行するとき

タイヤを交換したとき

冬用タイヤなど、タイヤによっては十分な性能が確保できない場合があります。

LKA の警告メッセージ・警告ブザー

走行操作に関して注意が必要な場合や、システムに異常が発生したときには、警
告メッセージ・警告表示・警告ブザーで注意をうながします。

(→ P. 342)

201

4-5. 運転支援装置について

4

運転

警告

LKA をお使いになる前に

LKA を過信しないでください。LKA は自動で運転する装置でも前方への注意
を軽減する装置でもないため、運転者は常に自らの責任で周囲の状況を把握し、
ハンドル操作で進路を修正し、安全運転を心がけてください。
適切な運転操作をしなかったり、注意を怠ったりすると、思わぬ事故につなが
るおそれがあります。

誤操作を防ぐために

LKA を使用しないときは、LKA スイッチでシステムを OFF してください。

LKA を使用してはいけない状況

次の状況では、LKA を使用しないでください。
適切な制御が行われず、思わぬ事故につながるおそれがあり危険です。

応急用タイヤ・タイヤチェーンなどを装着しているとき

タイヤの残り溝が十分にないとき、または空気圧が不足しているとき

路側物に白(黄)線と見間違えるような構造物・模様があるとき(ガードレー
ル・縁石・反射ポールなど)

雪道を走行するとき

雨・雪・霧・砂ぼこりなどで白(黄)線が見えにくいとき

道路の修復で、アスファルト修復跡や白(黄)線の跡が残っているとき

雨天時や積雪・凍結などですべりやすい道路を走行するとき

高速道路などの本線(走行車線・追いこし車線)以外の車線を走行するとき

工事による車線規制や仮設の車線を走行するとき

202

4-5. 運転支援装置について

注意

LKA の故障や誤作動を防ぐために

ヘッドランプを改造したり、ランプの表面にステッカーなどを貼ったりしない
でください。

サスペンションなどを改造したり、純正品以外の部品に交換したりしないでく
ださい。

ボンネットやグリルの上には、何も取り付けたり置いたりしないでください。
また、グリルガード(ブルバー・カンガルーバーなど)を取り付けないでくだ
さい。

サンバイザーを改造したり、純正品以外のものに交換したりしないでくださ
い。

フロントウインドウガラスの修理が必要な場合は、トヨタ販売店にご相談くだ
さい。

203

4-5. 運転支援装置について

4

運転

注意

白線認識用カメラ(→ P. 195)

LKA の故障や誤作動を避けるために、次のことをお守りください。

フロントウインドウガラスは、いつもきれいにしておく
汚れていたり、雨滴・結露・氷雪などが付着していたりすると、性能が低下す
ることがあります。

インナーミラーがカメラのレンズ前にかからないようにする

フロントウインドウガラスにフィルムを貼らない

カメラのレンズ前にアンテナを取り付けない

フロントウインドウガラスが曇った場合は、フロントデフロスターでガラスの
曇りを取る
寒冷時などにヒーターを足元モードで使用していると、フロントウインドウガ
ラスの上部が曇り、映像に影響を与えることがあります。

ダッシュボードの上にものを置かない
フロントウインドウガラスに映り込んだ映像を、白(黄)線と誤って認識する
場合があります。

カメラのレンズを汚したり、傷を付けたりしない
フロントウインドウガラスの内側を掃除するときは、ガラスクリーナーなどが
レンズに付着しないようにしてください。また、レンズにはふれないでくださ
い。
カメラのレンズのお手入れは、トヨタ販売店にご相談ください。

カメラの向きは細密に調整されているため、取り付け位置や向きを変更した
り、取りはずしたりしない

カメラに強い衝撃や力を加えない、また分解しない

カメラのレンズ前のフロントウインドウ
ガラスにステッカーなどを貼らない

カメラの近くには、何も取り付けたり、置
いたりしない

204

4-5. 運転支援装置について

運転を補助する装置

ABS(アンチロックブレーキシステム)

急ブレーキ時やすべりやすい路面でのブレーキ時にタイヤのロックを
防ぎ、スリップを抑制します。

ブレーキアシスト

急ブレーキ時などに、より大きなブレーキ力を発生させます。

VSC(ビークルスタビリティコントロール)

急なハンドル操作や、すべりやすい路面で旋回するときに横すべりを
抑え、車両の姿勢維持に寄与します。

S-VSC(ステアリングアシステッドビークルスタビリティコントロー
ル)

ABS・TRC・VSC・EPS を協調して制御します。
すべりやすい路面などの走行で急なハンドル操作をした際に、ハンド
ル操作力を制御することで、車両の方向安定性確保に貢献します。

TRC(トラクションコントロール)

すべりやすい路面での発進時や加速時にタイヤの空転を抑え、駆動力
を確保します。

走行の安全性や運転性能を高めるため、走行状況に応じて次の装置が自
動で作動します。ただし、これらの装置は補助的なものなので、過信せ
ずに運転には十分に注意してください。

205

4-5. 運転支援装置について

4

運転

ヒルスタートアシストコントロール

上り坂で発進するときに、ブレーキペダルから足を離しても一時的に
制動力を保持し、発進操作を補助します。

EPS(エレクトリックパワーステアリング)

電気式モーターを利用して、ハンドル操作を補助します。

PCS(プリクラッシュセーフティシステム)

→ P. 209

後方プリクラッシュセーフティシステム

→ P. 215

緊急ブレーキシグナル

急ブレーキ時に制動灯を自動的に点滅させることにより、後続車に注
意をうながし、追突される可能性を低減させます。

TRC・VSC・ABS が作動している
ときは、スリップ表示灯が点滅しま
す。

TRC・VSC・ABS が作動しているとき

:グレード、オプションなどにより、装着の有無があります。

206

4-5. 運転支援装置について

ABS・ブレーキアシスト・TRC・VSC の作動音と振動

ハイブリッドシステム始動時や発進直後、ブレーキペダルをくり返し踏んだと
きに、エンジンルームから作動音が聞こえることがありますが、異常ではあり
ません。

上記のシステムが作動すると、次のような現象が発生することがありますが、異
常ではありません。

・ 車体やハンドルに振動を感じる
・ 車両停止後もモーター音が聞こえる
・ ABS の作動時に、ブレーキペダルが小刻みに動く
・ ABS の作動終了後、ブレーキペダルが少し奥に入る

EPS モーターの作動音

ハンドル操作を行ったとき、モーターの音(“ウィーン”という音)が聞こえる
ことがありますが、異常ではありません。

EPS の効果が下がるとき

停車中か極低速走行中に長時間ハンドルをまわし続けると、EPS システムのオー
バーヒートを避けるため、EPS の効果が下がりハンドル操作が重く感じられる
ようになります。

その場合は、ハンドル操作を控えるか、停車し、ハイブリッドシステムを停止し
てください。10 分程度でもとの状態にもどります。

その際、LKA(レーンキーピングアシスト)が作動できない場合もあり、マル
チインフォメーションディスプレイに警告メッセージが表示されます。

ヒルスタートアシストコントロールの作動条件

次のときシステムが作動します。

シフトポジションが P または N 以外(前進または後退での上り坂発進時)

車両停止状態

アクセルを踏んでいない

パーキングブレーキがかかっていない

知識

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