Toyota Harrier (2018 year). Manual japanese — part 14

207

4-3. ランプのつけ方・ ワイパーの使い方

4

運転

注意

リヤウインドウガラスが乾いているとき

ワイパーを使わないでください。
ガラスを傷付けるおそれがあります。

ウォッシャー液が出ないとき

ウォッシャースイッチを操作し続けないでください。
ポンプが故障するおそれがあります。

ノズルがつまったとき

ノズルがつまったときはトヨタ販売店へご連絡ください。
ピンなどで取り除かないでください。
ノズルが損傷するおそれがあります。

208

4-4. 給油のしかた

給油口の開け方

ドアとドアガラスを閉め、パワースイッチを OFF にしてください。

燃料の種類を確認してください。

燃料の種類

無鉛レギュラーガソリン

バイオ混合ガソリン(レギュラー)

バイオ混合ガソリンについて

エタノールの混合率 10% 以下、または ETBE の混合率 22% 以下のガソリン

(酸素含有率 3.7% 以下)を使用することができます。

給油する前に

知識

209

4-4. 給油のしかた

4

運転

警告

給油するときは

次のことを必ずお守りください。
お守りいただかないと火災を引き起こすなど、重大な傷害におよぶか、最悪の
場合死亡につながるおそれがあります。

給油前にボデーなどの金属部分にふれて体の静電気を除去してください。除去
したあとは給油が完了するまで、車内にもどったり、他の人やものにふれない
でください。また、給油口に静電気を除去していない人を近付けないでくださ
い。
静電気を帯電した人が給油口に近付くと、放電による火花で燃料に引火するお
それがあります。

キャップはツマミ部分を持ち、ゆっくりと開けてください。また、キャップを
ゆるめたときに、“ シュー ” という音がする場合は、その音が止まるまで
キャップを保持してください。
すぐに開けると、気温が高いときなどに、給油口から燃料が噴き出るおそれが
あります。

気化した燃料を吸わないようにしてください。
燃料の成分には、有害物質を含んでいるものもあります。

喫煙しないでください。

給油口にノズルを確実に挿入してください。

継ぎ足し給油をしないでください。

正常に給油できない場合は、スタンドの係員を呼んで指示に従ってください。

210

4-4. 給油のしかた

給油口オープナースイッチを押
して、給油扉を開ける

キャップをゆっくりまわして開
け、ホルダーにはめ込む

注意

給油するとき

指定のガソリンを使用してください。
指定以外のガソリンや他の燃料(粗悪ガソリン・軽油・灯油・高濃度バイオ混
合ガソリン

)を使用したり、燃料をこぼしたりしないでください。

次のような状態になるおそれがあります。

エンジンの始動性が悪くなる

エンジンからの異音や振動など(ノッキング)が発生する

エンジン出力が低下する

排気制御システムが正常に機能しない

燃料系部品が損傷する

塗装が損傷する

エタノール混合率 10% をこえるもの、または ETBE 混合率 22% をこえる
もの

給油口の開け方

1

2

211

4-4. 給油のしかた

4

運転

給油扉が開かないとき

給油口オープナーを押しても給油扉が開かないときは、トヨタ販売店で点検を受
けてください。

キャップを “ カチッ ” と音がする
までまわして閉める

手を離すと、キャップが逆方向に少し
もどります。

知識

給油口の閉め方

BTO44DP003

警告

キャップが正常に閉まらないとき

必ずトヨタ販売店へご連絡ください。
正常に閉まらないキャップをそのまま使用したり、純正品以外のキャップを使
用すると、火災などを引き起こし、重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡に
つながるおそれがあります。

212

4-5. 運転支援装置について

Toyota Safety Sense P

PCS(プリクラッシュセーフティシステム)

→ P. 218

LDA(レーンディパーチャーアラート [ ステアリング制御機能付き ])

→ P. 229

アダプティブハイビームシステム

→ P. 190

オートマチックハイビーム

→ P. 195

レーダークルーズコントロール(全車速追従機能付き)

→ P. 239

Toyota Safety Sense P は、次の運転支援装置によって運転者を補助
し、安全で快適なドライブを支援します。

警告

Toyota Safety Sense P について

Toyota Safety Sense P は運転者の安全運転を前提としたシステムであり、
事故被害や運転負荷の軽減に寄与することを目的としています。
本システムは認識性能・制御性能に限界があります。システムを過信せず、運
転者は常に自らの責任で周囲の状況を把握し、安全運転を心がけてください。

:グレード、オプションなどにより、装備の有無があります。

213

4-5. 運転支援装置について

4

運転

プリクラッシュセーフティシステムには、車両の制御や操作に関する
データなどを記録するコンピューターが装備されており、主に次のよう
なデータを記録します。

・ アクセルペダルの操作状況
・ ブレーキペダルの操作状況
・ 車速
・ プリクラッシュセーフティシステムの各機能の作動状況
・ 先行車などの障害物との距離、相対速度などの情報
・ カメラセンサーの画像情報(プリクラッシュブレーキまたはプリク

ラッシュブレーキアシスト作動時のみ)

なお、会話などの音声や車内の映像は記録しません。

データの取扱いについて

トヨタはコンピューターに記録されたデータを車両の故障診断・研究
開発・品質の向上を目的に取得・利用することがあります。

なお、次の場合を除き、トヨタは取得したデータを第三者へ開示また
は提供することはありません。

・ お車の使用者の同意(リース車は借主の同意)がある場合
・ 警察・裁判所・政府機関などの法的強制力のある要請に基づく場合
・ トヨタが訴訟で使用する場合
・ 統計的な処理を行う目的で、使用者や車両が特定されないように加

工したデータを研究機関などに提供する場合

記録した画像情報は特別な装置を使用して消去することが可能です。

また、画像情報を記録する機能を停止することも可能です。ただし、
機能を停止するとプリクラッシュセーフティシステム作動時のデータ
は残りません。

車両データの記録について

214

4-5. 運転支援装置について

フロントグリルとフロントウインドウガラスにある 2 種類のセンサーに
より、各運転支援装置に必要な情報を認識します。

レーダーセンサー

カメラセンサー

前方センサー

1
2

215

4-5. 運転支援装置について

4

運転

警告

レーダーセンサーの故障や誤作動を防ぐために

次のことをお守りください。
お守りいただかないと、レーダーセンサーが正常に作動せず、思わぬ事故につ
ながり、重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるおそれがあります。

レーダーセンサーとフロントグリルエンブレムは常にきれいにしておく

レーダーセンサーやフロントグリルエンブレム周辺にアクセサリーを付けた
り、ステッカー(透明なものを含む)などを貼ったりしない

レーダーセンサー周辺への強い衝撃を避ける
レーダーセンサー・フロントグリル・フロントバンパーに強い衝撃を受けた際
は、必ずトヨタ販売店で点検を受けてください。

レーダーセンサーを分解しない

レーダーセンサーやフロントグリルエンブレムを改造したり、塗装したりしな

レーダーセンサー・フロントグリル・フロントバンパーの脱着や交換が必要な
場合は、トヨタ販売店にご相談ください。

レーダーセンサー

フロントグリルエンブレム

レーダーセンサー前面やフロントグリル
エンブレム前後面に汚れ・水滴・雪など
が付着した場合は、取り除いてください。

お手入れをする際は、レーダーセンサー
やフロントグリルエンブレムを傷付けな
いよう、やわらかい布を使ってください。

1

2

216

4-5. 運転支援装置について

警告

カメラセンサーの故障や誤作動を防ぐために

次のことをお守りください。
お守りいただかないと、カメラセンサーが正常に作動せず、思わぬ事故につな
がり、重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるおそれがあります。

フロントウインドウガラスは常にきれいにしておく

・ フロントウインドウガラス外側に汚れ・油膜・水滴・雪などが付着した場

合は、取り除いてください。

・ フロントウインドウガラスにガラスコーティング剤を使用していても、カ

メラセンサー前部に水滴などが付着した場合は、ワイパーでふき取ってく
ださい。

・ フロントウインドウガラス内側のカメラセンサー取り付け部が汚れた場合

は、トヨタ販売店にご相談ください。

カメラセンサー前部のフロントウインドウガラスが曇ったり、結露したり、凍
結したりした場合は、フロントデフロスターで取り除く(→ P. 290)

カメラセンサー前部のフロントウインドウガラスの水滴をワイパーが正しく
ふき取れないときは、ワイパーゴムまたはワイパーブレードを交換する
ワイパーゴムまたはワイパーブレードの交換が必要な場合は、トヨタ販売店に
ご相談ください。

フロントウインドウガラスにフィルムを貼らない

フロントウインドウガラスに傷・ひびなどが生じた場合は、そのまま放置せず
に交換する
フロントウインドウガラスの交換が必要な場合は、トヨタ販売店にご相談くだ
さい。

カメラセンサーに液体をかけない

カメラセンサーに強い光を照射しない

フロントウインドウガラス外側のカメラ
センサー前部(図に示す範囲内)にステッ
カー(透明なものを含む)などを貼り付け
ない
A:フロントウインドウガラス上端からカ
メラセンサー下端より下約 1cm まで
B:約 20cm(カメラセンサー中心から
左右約 10cm)

217

4-5. 運転支援装置について

4

運転

レーダーセンサーの取り扱い

警告

カメラセンサーのレンズを汚したり、傷を付けたりしない
フロントウインドウガラス内側を掃除するときは、ガラスクリーナーがレンズ
に付着しないようにしてください。また、レンズにはふれないでください。
レンズに汚れ・傷がある場合は、トヨタ販売店にご相談ください。

カメラセンサーに強い衝撃を加えない

カメラセンサーの取り付け位置や向きを変更したり、取りはずしたりしない

カメラセンサーを分解しない

インナーミラーなどのカメラセンサー周辺部品や天井を改造しない

ボンネット・フロントグリル・フロントバンパーに、カメラセンサーの視界を
さえぎる可能性のあるアクセサリーを取り付けない
詳しくはトヨタ販売店にご相談ください。

ルーフ上に全長の長い荷物(サーフボードなど)を積むときは、カメラセン
サーの視界をさえぎらないようにする

ヘッドランプなどのランプ類を改造しない

知識

218

4-5. 運転支援装置について

PCS(プリクラッシュセーフティシステム)

衝突警報

衝突の可能性が高いとシステム
が判断したとき、“ ピピピ・・・”
とブザー音が鳴り、マルチイン
フォメーションディスプレイに
メッセージを表示し、回避操作を
うながします。

プリクラッシュブレーキアシスト

衝突の可能性が高いとシステムが判断したとき、ブレーキペダルが踏
まれる強さに応じてブレーキ力を増強します。

プリクラッシュブレーキ

衝突の可能性が高いとシステムが判断したときに衝突警報を行い、さ
らに衝突の可能性が高まったと判断したときは、ブレーキが自動でか
かり、衝突回避を支援、あるいは衝突速度の低減に寄与します。

進路上の車両や歩行者を前方センサーで検出し、衝突の可能性が高いと
システムが判断したときに、警報やブレーキ力制御により運転者の衝突
回避操作を補助します。また、衝突の可能性がさらに高まったと判断し
たときは、自動的にブレーキを作動させることで、衝突回避を支援、あ
るいは衝突被害の軽減に寄与します。

必要に応じて、プリクラッシュセーフティシステムの ON / OFF や、
警報タイミングを切りかえることができます。(→ P. 221)

219

4-5. 運転支援装置について

4

運転

警告

安全にお使いいただくために

安全運転を行う責任は運転者にあります。常に周囲の状況を把握し、安全運転
に努めてください。
プリクラッシュセーフティシステムを日常のブレーキ操作のかわりには絶対
に使用しないでください。本システムはあらゆる状況で衝突を回避または衝突
の被害を軽減するものではありません。システムに頼ったり、安全を委ねる運
転をしたりすると思わぬ事故につながり、重大な傷害におよぶか、最悪の場合
死亡につながるおそれがあります。

プリクラッシュセーフティシステムは衝突回避を支援、あるいは衝突被害の軽
減に寄与することを目的としていますが、その効果はさまざまな条件によりか
わります。そのため、常に同じ性能を発揮できるものではありません。
次の項目をお読みいただき、システムを過信せず安全運転に努めてください。

・ 衝突の可能性がなくてもシステムが作動するおそれがあるとき:→ P. 223
・ システムが正常に作動しないおそれがあるとき:→ P. 225

お客様ご自身でプリクラッシュセーフティシステムの作動テストを行わない
でください。状況によってシステムが正常に作動せず、思わぬ事故につながる
おそれがあります。

プリクラッシュブレーキについて

プリクラッシュブレーキが作動したときは、強いブレーキがかかります。

プリクラッシュブレーキの作動により車両が停止したときは、約 2 秒後にプリ
クラッシュブレーキが解除されます。必要に応じて運転者自らブレーキをかけ
てください。

プリクラッシュブレーキは運転者の操作状態によっては作動しません。運転者
がアクセルペダルを強く踏んでいたり、ハンドルを操作したりしていると、場
合によっては運転者の回避操作とシステムが判断し、プリクラッシュブレーキ
が作動しない場合があります。

プリクラッシュブレーキ作動中に、アクセルペダルを強く踏んだり、ハンドル
を操作したりすると、場合によっては運転者の回避操作とシステムが判断し、
プリクラッシュブレーキの作動が解除されます。

ブレーキペダルを踏んでいるときは、運転者の回避操作とシステムが判断し、
プリクラッシュブレーキの作動開始タイミングが遅れる場合があります。

220

4-5. 運転支援装置について

警告

プリクラッシュセーフティシステムを OFF にするとき

次のときは、システムを OFF にしてください。
システムが正常に作動せず、思わぬ事故につながり、重大な傷害におよぶか、
最悪の場合死亡につながるおそれがあります。

けん引されるとき

けん引するとき

トラック・船舶・列車などに積載するとき

車両をリフトで上げ、ハイブリッドシステムを始動しタイヤを空転させるとき

点検でシャシーダイナモやフリーローラーなどを使用するとき

事故などにより、フロントバンパーやフロントグリルに強い衝撃が加わったと

事故や故障で自車の走行が不安定なとき

オフロード走行やスポーツ走行をするとき

タイヤの空気圧が適正でないとき

著しく摩耗したタイヤを装着しているとき

メーカー指定のサイズ以外のタイヤを装着しているとき

タイヤチェーンを装着しているとき

応急用タイヤやタイヤパンク応急修理キットを使用しているとき

車両に前方センサーをさえぎるような装備品(除雪装置など)を一時的に取り
付けているとき

221

4-5. 運転支援装置について

4

運転

プリクラッシュセーフティシステムの ON / OFF を変更する

マルチインフォメーションディスプレイの

画面(→ P. 80)か

ら、プリクラッシュセーフティシステムの ON(作動)/ OFF(非作
動)を変更することができます。

パワースイッチが ON モードになるたびシステムは ON になります。

システムを OFF にすると、PCS
警告灯が点灯し、マルチインフォ
メーションディスプレイにメッ
セージが表示されます。

プリクラッシュセーフティシステムの警報タイミングを変更する

マルチインフォメーションディスプレイの

画面(→ P. 80)か

ら、プリクラッシュセーフティシステムの警報タイミングを変更する
ことができます。

パワースイッチを OFF にしても選択した警報タイミングは継続します。

遠い

「中間」より警報タイミングが早くな

中間

初期設定

近い

「中間」より警報タイミングが遅くな

プリクラッシュセーフティシステムの設定変更

1

2

3

222

4-5. 運転支援装置について

システムの作動条件

プリクラッシュセーフティシステムが ON で、前方の車両や歩行者と衝突の可能
性が高いとシステムが判断したときに作動します。
各機能の作動速度は次のとおりです。

衝突警報

・ 自車速度約 10 ∼ 180km/h(検出対象が歩行者のときは、自車速度約 10

∼ 80km/h)

・ 自車から見た前方の車両や歩行者との相対速度約 10km/h 以上

プリクラッシュブレーキアシスト

・ 自車速度約 30 ∼ 180km/h(検出対象が歩行者のときは、自車速度約 30

∼ 80km/h)

・ 自車から見た前方の車両や歩行者との相対速度約 30km/h 以上

プリクラッシュブレーキ

・ 自車速度約 10 ∼ 180km/h(検出対象が歩行者のときは、自車速度約 10

∼ 80km/h)

・ 自車から見た前方の車両や歩行者との相対速度約 10km/h 以上

ただし、次のときシステムは作動しません。

補機バッテリー端子を脱着したあと、しばらく走行するまでのあいだ

シフトレバーが R のとき

VSC が OFF のとき(衝突警報のみ作動可能状態になります)

歩行者検出について

プリクラッシュブレーキの作動解除

プリクラッシュブレーキ作動中に次の操作をすると、プリクラッシュブレーキの
作動が解除されます。

アクセルペダルを強く踏み込む

ハンドルを大きくきる、またはすばやく操作する

知識

対象となる歩行者の大きさ・輪郭・動きなど
から検出します。

周囲の明るさや、歩行者の動き・姿勢・角度
などによっては、歩行者を検出できず、シス
テムが正常に作動しないおそれがあります。

(→ P. 227)

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