Toyota 86 (2017 year). Manual japanese — part 4
47
1-2. ドア・トランクの開閉のしかた、ロックのしかた
運転する前に
1
知識
■
トランクランプ
★
トランクを開けたとき、トランクランプが点灯します。
■
トランク内キー閉じ込み防止機能について(スマートエントリー&スタートシ
ステム装着車)
●
すべてのドアが施錠されている場合、トランク内に電子キーを置いたままト
ランクを閉めると、警告音が鳴ります。この場合はスマートエントリー&ス
タートシステム機能で開けることができます。
●
すべてのドアが施錠されている状態で、予備のキーをトランクに入れたとき
も、キー閉じ込み防止機能が働き、トランクを開けることができます。盗難
防止のため、車から離れるときは必ずすべての電子キーを携帯してくださ
い。
●
すべてのドアが施錠されている状態でトランク内に電子キーを置いていて
も、電子キーが置かれた場所や、周囲の電波状況によっては、トランク内の
電子キーを検知できないことがあります。この場合は、キー閉じ込み防止機
能が働かず、トランクを閉めたときに施錠されてしまいます。トランクを閉
めるときには、必ず電子キーの所在を確認してください。
●
ドアがひとつでも解錠されている場合は、キー閉じ込み防止機能は働きませ
ん。この場合は、車内のトランクオープナーでトランクを開けてください。
■
メカニカルキーについて(スマートエントリー&スタートシステム装着車)
トランクはメカニカルキーを使用して開けることもできます。(oP. 371)
★
: 仕様により異なる装備やオプション装備
48
1-2. ドア・トランクの開閉のしかた、ロックのしかた
警告
■
走行中の警告
●
走行中はトランクを閉じてください。
開けたまま走行すると、トランクが車外のものに当たったり荷物が投げ出され
たりして、思わぬ事故につながるおそれがあり危険です。
また、排気ガスが車内に侵入し、重大な健康障害や死亡につながるおそれがあ
り危険です。走行前にトランクが閉まっていることを必ず確認してください。
●
走行前にトランクが完全に閉まっていることを確認してください。トランクが
完全に閉まっていないと、走行中にトランクが突然開き、思わぬ事故につなが
るおそれがあり危険です。
●
トランク内には絶対に人を乗せないでください。急ブレーキ、急旋回をかけた
ときや衝突したときなどに、重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につなが
るおそれがあり危険です。
■
お子さまをのせているときは
次のことを必ずお守りください。
お守りいただかないと、重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるお
それがあり危険です。
●
トランクの中でお子さまを遊ばせないでください。
誤って閉じ込められた場合、熱射病や窒息などを引き起こすおそれがありま
す。
●
お子さまにはトランクの開閉操作をさせないでください。
不意にトランクリッドが作動したり、閉めるときに手、頭、首などを挟んだり
するおそれがあります。
49
1-2. ドア・トランクの開閉のしかた、ロックのしかた
運転する前に
1
警告
■
トランクの使用にあたって
次のことを必ずお守りください。
お守りいただかないと、体を挟むなどして重大な傷害につながるおそれがあり
危険です。
●
トランクを開ける前に、トランクリッド上の雪や氷などの重量物を取り除いて
ください。開いたあとに重みでトランクリッドが突然閉じるおそれがありま
す。
●
トランクを開閉するときは、十分に周囲の安全を確かめてください。
●
人がいるときは、安全を確認し動かすことを知らせる「声かけ」をしてくださ
い。
●
強風時の開閉には十分注意してください。
トランクリッドが風にあおられ、勢いよく開いたり閉じたりするおそれがあり
ます。
●
半開状態で使用すると、トランクリッド
が突然閉じて重大な傷害を受けるおそれ
があります。とくに傾斜地では、平坦な
場所よりもトランクの開閉がしにくく、
急にトランクが開いたり閉じたりするお
それがあります。必ずトランクが全開で
静止していることを確認して使用してく
ださい。
50
1-2. ドア・トランクの開閉のしかた、ロックのしかた
警告
●
トランクリッドにトヨタ純正品以外のアクセサリー用品を取り付けないでく
ださい。トランクリッドの重量が重くなると、開いたあとに突然閉じるおそれ
があります。
●
トランクを閉めるときは、次のことをお
守りください。
・ トランクリッドで指などを挟まない
よう十分注意する
リヤスポイラー非装着車
・ 必ず外からトランクリッド上面を軽
く押して閉める
リヤスポイラー装着車
・ リヤスポイラーとトランクリッドの
間に手を入れて閉めない
・ リヤスポイラーの
部を軽く押して
閉める
51
1-2. ドア・トランクの開閉のしかた、ロックのしかた
運転する前に
1
注意
■
ダンパーステーについて
トランクにはトランクを支えるためのダンパーステーが取り付けられていま
す。ダンパーステーの損傷や作動不良を防ぐため、次のことをお守りください。
●
ビニール片・ステッカー・粘着材などの
異物をステーのロッド部(棒部)に付着
させない
●
ロッド部を軍手などでふれない
●
トランクにトヨタ純正品以外のアクセ
サリー用品を取り付けない
●
ステーに手をかけたり、横方向に力をか
けたりしない
●
ステーを分解しない
●
ステーを火の中に入れない
52
1-3. シート、ハンドル、ミラーの調整のしかた
フロントシート
前後位置調整
リクライニング調整
シート全体の上下調整(運転
席のみ)
シートバックの前倒し
★
★
: 仕様により異なる装備やオプション装備
53
1-3. シート、ハンドル、ミラーの調整のしかた
運転する前に
1
リヤシートへの乗り降り
リヤシートへ乗り降りするには、リクライニング調整レバーかストラッ
プを操作します。
■ 乗り降りする前に
シートベルトガイドからシートベルトをはずしてください。(oP. 61)
■ 乗るとき
運転席側(前倒しストラップ装着車)
リクライニング調整レバーを引く
背もたれが前倒しされます。
助手席側
リクライニング調整レバーを引く
背もたれが前倒しされます。
お車によっては、シートを前後に移動
させることができます。
54
1-3. シート、ハンドル、ミラーの調整のしかた
■ 降りるとき
運転席側(前倒しストラップ装着車)
ストラップを引く
背もたれが前倒しされます。
助手席側
ストラップを引く
背もたれが前倒しされます。
お車によっては、シートを前後に移動
させることができます。
■ 乗り降りしたあとは
背もたれを起こし、シートを固定させてください。
助手席のみ:お車によっては、背もたれを起こした位置でシートの前後位置が固
定されます。
知識
■
シートダストカバーについて
納車時のシートダストカバー(シート汚れ防止用のポリエチレン製カバー)は
必ず取り外してから使用してください。
55
1-3. シート、ハンドル、ミラーの調整のしかた
運転する前に
1
警告
■
シート調整について
●
背もたれは必要以上に倒さないでください。
必要以上に倒しすぎると、事故のときに体がシートベルトの下にもぐり、腹部
などに強い圧迫を受けたり肩部ベルトが首にかかるなどして、重大な傷害にお
よぶか、最悪の場合死亡につながるおそれがあります。
●
シート調整後はシートがきちんと固定されていることを確認してください。
●
シートが乗員に当たらないように注意してください。
とくにシートをうしろに下げるときは、リヤシートの乗員の足を挟んだりしな
いように注意してください。
●
背もたれをもどすときは、背もたれを押さえながらリクライニング調整を行っ
てください。
■
走行中は
絶対にリクライニング調整レバーやストラップを操作しないでください。
思わぬ事故につながり、重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるお
それがあります。
■
リヤシートへの乗り降りについて
●
リヤシートへ乗り降りするときは、可動部や結合部に手や足などを挟まないよ
うに注意してください。
●
リヤシートへ乗り降りするときは、シートレールにつまづいて転倒しないよう
注意してください。
●
リヤシートへ乗り降りしたあとは、必ずフロントシートを固定させてくださ
い。
■
リヤシートからのフロントシート操作について
フロントシートに乗員がいるときは操作をしないでください。
56
1-3. シート、ハンドル、ミラーの調整のしかた
リヤシート
知識
■
シートダストカバーについて
納車時のシートダストカバー(シート汚れ防止用のポリエチレン製カバー)は
必ず取り外してから使用してください。
警告
■
背もたれを前倒しするときは
次のことを必ずお守りください。
お守りいただかないと、重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるお
それがあります。
●
走行中に前倒しをしない
●
平坦な場所でパーキングブレーキを確実にかけ、オートマチック車ではシフト
レバーを P に、マニュアル車ではシフトレバーを N にする
●
倒した背もたれの上やトランクに人を乗せて走行しない
●
お子さまがトランクに入らないよう注意する
リヤシートは折りたたむことができます。
ボ タンを 押し てロ ック を解 除
し、背もたれを前方に倒す
ロックが確実に解除されるまで、
ボ タ ン を 下 に 押 し 込 ん で く だ さ
い。
もどすときは、背もたれを起こし
て固定します。
57
1-3. シート、ハンドル、ミラーの調整のしかた
運転する前に
1
警告
■
背もたれをもとの位置にもどしたあとは
次のことを必ずお守りください。
お守りいただかないと、重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるお
それがあります。
●
シートベルトを挟み込まないようにする
■
リヤシートベルトを使用する前には
●
シートを前後に軽くゆさぶり、確実に固
定する
シートが確実に固定されていないとき
は、ボタンの奥に赤色が見えます。赤色
が見えていないことを確認してくださ
い。
シートベルトが背もたれに挟まれていた
り、背もたれ固定フックに回り込んでいな
いか必ず確認してください。シートベルト
が背もたれに挟まれていたり、背もたれ固
定フックに回り込んでいるとシートベルト
が着用できない、または衝突したときなど
にシートベルトが充分な効果を発揮せず、
重大な傷害につながるおそれがあります。
58
1-3. シート、ハンドル、ミラーの調整のしかた
ヘッドレスト
知識
■
ヘッドレストを取りはずすときは
■
ヘッドレストの高さについて
上げる
下げる
下げるときは、解除ボタンを押し
ながら操作します。
解除ボタン
解除ボタンを押しながら取りはずします。
必ずヘッドレストの中心が両耳のいちばん
上のあたりになるよう調整してください。
59
1-3. シート、ハンドル、ミラーの調整のしかた
運転する前に
1
警告
■
ヘッドレストについて
次のことをお守りください。
お守りいただかないと、重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるお
それがあります。
●
ヘッドレストは、それぞれのシート専用のものを使用する
●
ヘッドレストを正しい位置に調整する
●
ヘッドレストを調整したあとは、ヘッドレストを押し下げて固定されているこ
とを確認する
●
ヘッドレストをはずしたまま走行しない
60
1-3. シート、ハンドル、ミラーの調整のしかた
シートベルト
走行前にすべての乗員は必ずシートベルトを正しく着用してくださ
い。
■ 正しく着用するには
● 肩部ベルトを肩に十分かける
首にかかったり、肩からはずれな
いようにしてください。
● 腰部ベルトを必ず腰骨のでき
るだけ低い位置に密着させる
● 背もたれを調整し、上体を起
こし、深く腰かけて座る
● ねじれが無いようにする
■ 着け方、はずし方
固定
“カチッ”と音がするまで差し込み
ます。
解除
解除ボタンを押します。
解除ボタン
61
1-3. シート、ハンドル、ミラーの調整のしかた
運転する前に
1
シートベルトガイド
フロント席のシートベルトをガイ
ドに通しておくと、シートベルト
が引き出しやすくなります。
リヤシートへ乗り降りするときは、
シートベルトガイドからシートベル
トをはずします。
シートベルトプリテンショナー(フロント席)
前方から強い衝撃を受けたとき、
シートベルトを引き込むことで適
切な乗員拘束効果を確保します。
前方からの衝撃が弱いときや、横や後
ろからの衝撃のときは作動しない場
合があります。
62
1-3. シート、ハンドル、ミラーの調整のしかた
知識
■
シートベルトロックの解除方法
急停止や衝撃があったときベルトがロックされます。急に体を前に倒したり、
シートベルトをすばやく引き出してもロックする場合があります。一度ベルト
を強く引いてからゆるめ、ゆっくり動かせば、ベルトを引き出すことができま
す。
■
お子さまのシートベルトの使い方
お車のシートベルトは、シートベルトを装着するのに十分な、大人の体格を持っ
た人用に設計されています。
●
シートベルトが正しい位置で着用できない小さなお子さまの場合は、お子さ
まの体に合ったチャイルドシートを使用してください。 (oP. 114)
●
シートベルトが正しい位置で着用できるお子さまの場合は、シートベルトの
着用のしかたに従ってください。 (oP. 60)
■
シートベルトプリテンショナーについて
●
SRS エアバッグと同時に作動します。
●
シートベルトを着用していない場合でも作動します。
●
一度しか作動しません。玉突き衝突などで連続して衝撃を受けた場合でも、
一度作動したあとは、その後の衝突では作動しません。
●
作動したあとは、必ず運転席と助手席とも同時にトヨタ販売店で交換してく
ださい。
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