Toyota Prius Alpha (2017 year). Manual japanese — part 20
303
5-3. 収納装備の使い方
5
室内装備・機能
デッキアンダーボックスに三角表示板等を収納することができます。
イラストはタイヤパンク応急修理キット装着車で代表しています。
X
横側
※
デッキボードを開いてから、フタを
持ち上げて取りはずす
デッキフックにあたらないように、車
両 前側からフタ を持ち上げ てくださ
い。
※
イラストは 7 人乗り車で代表して
います。
三角表示板等収納スペース
X
5 人乗り車
X
7 人乗り車
304
5-3. 収納装備の使い方
■
取り付け方
ト ノ カ バ ー 本 体 の 一 方 を ホ ル
ダーに取り付け、もう一方を下か
ら押し上げてホルダーに取り付
ける
■
使い方
サブカバーのクリップをセカン
ドシートヘッドレストに取り付
け、カバー部を手前に引き左右の
ホルダーに取り付ける
■
取りはずし方
トノカバー本体の両端を内側に
押し込んで、ホルダーから取りは
ずす
トノカバー(販売店オプション)
305
5-3. 収納装備の使い方
5
室内装備・機能
■
収納のしかた
中央のデッキボードを取りは
ずしたあと、横のフタを取りは
ずす
イラストは 7 人乗り車で代表してい
ます。
サブカバーとクリップを折り
たたみ、デッキアンダーボック
スへ収納する
11
12
306
5-3. 収納装備の使い方
三角表示板等のケースの大きさや形状によっては、収納できない場合がありま
す。
知識
警告
●
三角表示板等を収納するときは、確実に収納されていることを確認してくださ
い。確実に収納されていないと、急ブレーキをかけたときなどに三角表示板等
が飛び出し、思わぬ事故につながるおそれがあり危険です。
●
デッキフックを使用しないときは、けがをしないように、必ずもとの位置にも
どしておいてください。
●
デッキボードを取りはずしたときは、走行前に必ずもとどおりに取り付けてく
ださい。取りはずしたまま走行すると、急ブレーキをかけたときなどにデッキ
ボードや収納していたものが飛び出し、思わぬ事故につながるおそれがあり危
険です。
●
ラゲージトレイには、転がりやすいものや、凹面からはみ出るようなものを置
かないでください。
307
5
室内装備・機能
5-4. その他の室内装備の使い方
その他の室内装備
前方をさえぎるには、バイザーを
下ろす
側方をさえぎるには、バイザーを
下ろした状態でフックからはず
し、横へまわす
カバーをスライドして開ける
カ バーを開ける とランプが点 灯しま
す。
パワースイッチが OFF の場合、バニティランプが点灯したままのときは、約 20
分後に自動消灯します。
サンバイザー
1
2
バニティミラー
知識
注意
補機バッテリーあがりを防止するために、ハイブリッドシステムが停止した状
態で、長時間ランプを点灯しないでください。
308
5-4. その他の室内装備の使い方
ボタンを押して時刻を調整することができます。
“時”を調整する
“分”を調整する
“分”を 00 にする
※
※
(例)1:00 ∼ 1:29 → 1:00
1:30 ∼ 1:59 → 2:00
●
作動条件:パワースイッチが ON モード
●
パワースイッチをOFFにしたあとも、約30秒間またはドアを施錠するまでのあ
いだ、時刻は表示されています。
●
補機バッテリー端子の脱着を行うと、時計のデータはリセットされます。
時計
1
2
3
知識
309
5-4. その他の室内装備の使い方
5
室内装備・機能
DC12V / 10A(消費電力 120W)未満の電気製品を使用するときの
電源としてお使いください。
作動条件:パワースイッチがアクセサリーモードまたは ON モード
アクセサリーソケット
★
:グレード、オプションなどにより、装備の有無があります。
X
フロント
X
リヤ(5 人乗り車)
★
フタを手前に引いて開ける
フタを手前に引いて開ける
X
リヤ(7 人乗り車)
フタの先端を引き上げて開ける
知識
注意
●
ショートや故障を防ぐために、アクセサリーソケットに異物が入ったり、飲料
水などがかかったりしないように、使用しないときは、フタを閉めておいてく
ださい。
●
補機バッテリーあがりを防止するために、ハイブリッドシステムが停止した状
態で、アクセサリーソケットを長時間使用しないでください。
310
5-4. その他の室内装備の使い方
AC100V で最大消費電力 1500W 以下の電気製品を使うときの電源と
してお使いください。
メインスイッチを押す
スイッチ上の作動表示灯が点灯し、使
用可能な状態になります。
スイッチを押すたびに電源の ON /
OFF が切りかわります。
フタを開けて使用する
コンセントは、フロントコンソールと
ラゲージルームの 2ヶ所にあります。
アース線のある電気製品を使用すると
きは、ラゲージルームのコンセントを
使用し、アース線を接続してください。
アクセサリーコンセント
★
★
:グレード、オプションなどにより、装備の有無があります。
作動表示灯
1
アース端子
2
311
5-4. その他の室内装備の使い方
5
室内装備・機能
■
使用条件
READY インジケーターが点灯しているとき
■
駐車中または停車中に使用するとき
駆動用電池の残量が少なくなると、自動でエンジンが始動し、充電を行います。
一部の自治体では、駐車中または停車中にエンジンが始動した場合、アイドリン
グストップに関する条例にふれ罰則の適用を受けるおそれがあります。駐車中ま
たは停車中のアクセサリーコンセントの使用については、関係する自治体に確認
した上で、適切に使用してください。
■
使用しないとき
メインスイッチを OFF にして、スイッチ上の作動表示灯が消灯していることを
確認してください。
■
アクセサリーコンセントについて
●
AC100Vで最大消費電力1500W以下の電気製品を使用してください。規定容
量をこえる電気製品を使用すると、AC 電源装置の保護機能が作動し、アクセサ
リーコンセントが使用できなくなります。
●
メインスイッチをONにした状態で、アクセサリーコンセントに電気製品のプラ
グを挿入した場合、電気製品側の回路構成によっては挿入時に大きな電流が流
れ瞬間電力が 1500W をこえるときがあります。この場合、AC 電源装置の保
護機能が作動し、自動でメインスイッチが OFF になることがあります。電源プ
ラグ挿入後、再度メインスイッチを ON にしてください。
●
使用する電気製品によっては、ラジオやテレビに雑音が入ることがあります。
●
アクセサリーコンセントの電圧は、市販のテスターでは正常な電圧を計測でき
ません。電圧の確認が必要な場合は、トヨタ販売店で点検を受けてください。
●
アクセサリーコンセントを使用中、リヤシート付近から冷却用ファンの音がす
ることがありますが、異常ではありません。
知識
312
5-4. その他の室内装備の使い方
■
正しく作動しないおそれがある電気製品
次のような AC100V の電気製品は、消費電力が 1500W 以下の場合でも正常
に作動しないおそれがあります。
●
起動時のピーク電力が高い電気製品
●
精密なデータを処理する計測機器
●
きわめて安定した電力供給を必要とする電気製品
●
タイマー設定する機器や医療機器など、AC 電源の出力が連続して必要な電気製
品
■
使用できないとき
メインスイッチの作動表示灯が消灯して、コンセントから AC 電源が出力されな
い場合、再度メインスイッチを ON にしても復帰しないときは、保護機能が作動
していることが考えられます。この場合は、まず次の処置を行ってください。
●
電気製品のプラグを抜き、消費電力が 1500W 以下になっているかどうかを確
認し、再度メインスイッチを ON にしてください。
●
電気製品のプラグを抜き、製品自体が故障していないかを確認して、再度メイ
ンスイッチを ON にしてください。
●
駆動用電池の残量を確認してください(→ P. 88)。残量が少ない場合は、シフ
トポジションを P にして、駆動用電池の残量を回復させ、再度メインスイッチ
を ON にしてください。
●
炎天下に放置した直後など車内が高温になっている場合は、エアコンを使用す
るなどして車内を十分に換気し、車内温度を下げ、しばらくしてから再度メイ
ンスイッチを ON にしてください。
以上の処置を行っても復帰しない場合は、トヨタ販売店で点検を受けてくださ
い。
■
寒冷地で使用するとき
外気温が−15 ℃以下になるようなときは、駆動用電池を保護するため、数十分
間アクセサリーコンセントが使用できないことがあります。この場合はエアコン
を使用して車内を暖房し、駆動用電池を暖めてから使用してください。
■
電源周波数について
車両側の電源周波数は、50Hz に設定されています。
電気製品によっては、電源周波数の切りかえ(50Hz / 60Hz)機能があるの
で、車両と電気製品の電源周波数を一致させておいてください。
車両側の電源周波数切りかえが必要な場合は、トヨタ販売店にご相談ください。
313
5-4. その他の室内装備の使い方
5
室内装備・機能
警告
■
安全にお使いいただくために
●
走行中、次のような場合は、電気製品を使用しないでください。また、電気製
品を確実に固定できない状態で使用しないでください。思わぬ事故の原因と
なって重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるおそれがあります。
・ わき見運転など、安全運転のさまたげになる場合(テレビ・ビデオ・DVD
など)
・ 急ブレーキをかけたときや衝突したときなどに、固定の不完全な電気製品
の転倒・落下による事故や、発熱により火災・やけどなどのおそれがある
場合(トースター・電子レンジ・電熱器・ポット・コーヒーメーカーなど)
・ ペダルの下に電気製品が入り込み、ブレーキペダルが踏めなくなるおそれ
がある場合(ドライヤー・AC アダプター・マウスなど)
●
窓を閉めたまま、蒸気が出る電気製品を使用しないでください。ガラスが曇っ
て視界が悪化し、運転に支障が出るなど、思わぬ事故の原因となって重大な傷
害におよぶか、最悪の場合死亡につながるおそれがあります。また、他の電装
品に悪影響をおよぼすおそれがあります。やむを得ず使用するときは、車両を
停車した状態で窓を開けて使用してください。
●
故障した電気製品は使用しないでください。アクセサリーコンセントが使用で
きなくなったり、感電したりして、重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡に
つながるおそれがあります。
●
ぬれた手で電気製品のプラグを抜き挿ししたり、ピンなどをアクセサリーコン
セントに挿したりしないでください。感電により重大な傷害におよぶか、最悪
の場合死亡につながるおそれがあります。また、コンセントに雨水・飲料水・
雪などが付着した場合は、乾燥させてから使用してください。
●
アクセサリーコンセントの改造や分解・修理などはしないでください。また、
車両に搭載されている AC100V インバーターを、市販の AC100V インバー
ターに組みかえないでください。思わぬ事故の原因となって、重大な傷害に
およぶか、最悪の場合死亡につながるおそれがあります。修理については、
トヨタ販売店にご相談ください。
●
使用する電気製品に付属の取り扱い説明書や、製品に記載されている注意事項
を必ずお守りください。
314
5-4. その他の室内装備の使い方
警告
■
駐車中または停車中に使用するとき
災害時などやむを得ず駐車中または停車中に使用するときは、次のことをお守
りください。お守りいただかないと、思わぬ事故の原因になるおそれがありま
す。
●
パーキングブレーキをしっかりとかけて、シフトポジションを P にしてくださ
い。
●
電気製品を使用中に、READY インジケーターが点灯した状態のまま車両から
離れないでください。
●
車庫内や雪が積もった場所などでは、排気ガスが充満したり、滞留したりする
おそれがあるため、使用しないでください。(→ P. 61)
●
状況によっては、自動でエンジンが始動するため、排気管付近に近付いたり、
荷物を置いたりしないでください。また、エンジンルーム内に顔や手などを近
付けないでください。
●
車外に電源コードを引いて使用する場合は、雨水の浸入などに注意してくださ
い。アクセサリーコンセントに雨水などが付着した場合は、乾燥させてから使
用してください。また、電源コードをドアなどに挟まないように注意してくだ
さい。
●
暖房器具などの電気製品を使用して、車中で泊まることはやめてください。
●
アクセサリーコンセントは、照明機器などの電気製品と直接接続して使用する
ものであり、家屋などへ電気を供給する発電機として使用しないでください。
また、家屋などに設置されている非常時給電システム(外部電源と接続ができ
る専用設備、外部電源からの供給回路が電力会社からの電気配線と分離されて
いる設備など)に接続する場合は、当該システムの製造業者または販売業者に
ご相談ください。
■
接続する電気製品について
使用する電気製品に付属の取り扱い説明書や、製品に記載されている注意事項
を必ずお守りください。
電源プラグや電気製品が故障しているときは使用しないでください。
なお、次のような機器は使用しないでください。
●
医療用機器
車両の状態によっては、一時的に AC 電源出力が断たれることがあります。
●
計量器・計測器など
AC 電源電圧を基準にした計測機器の場合は、精度が不安定になるおそれがあ
ります。
315
5-4. その他の室内装備の使い方
5
室内装備・機能
注意
■
ショートや故障を防ぐために
●
車内のトリムの近くやシートの上などで、トースターなどの熱気を出す電気製
品を使用しないでください。熱により溶損したり、焼損したりするおそれがあ
ります。
●
振動や熱などに弱い電気製品を、車内で使用しないでください。
走行時の振動や、炎天下での駐車時の熱などにより、電気製品が故障するおそ
れがあります。
●
アクセサリーコンセントを使用しないときは、フタを閉めてください。コンセ
ントに異物が入ったり、飲料水などがかかったりすると、故障したり、ショー
トしたりするおそれがあります。
●
AC アダプターを直接アクセサリーコンセントに接続しないでください。フタ
を損傷したり、使用中に AC アダプターが脱落したりするおそれがあります。
●
お子さまに、アクセサリーコンセントをさわらせないでください。
●
アクセサリーコンセントに、二股などの分岐用コンセントを接続するなど、タ
コ足配線をしないでください。
●
アクセサリーコンセントにほこりやゴミが付着しないようにしてください。
また、定期的にコンセントを掃除してください。
●
電気製品のプラグをアクセサリーコンセントに挿し込んでもゆるいときは、コ
ンセントを交換してください。交換については、トヨタ販売店にご相談くださ
い。
●
駆動用電池の残量によっては、アクセサリーコンセントが使用できない場合が
あります。できるだけ駆動用電池の残量が多い状態で使用してください。
316
5-4. その他の室内装備の使い方
手前に倒して使用します。
リヤドアのアシストグリップに付
いています。
アームレスト(セカンドシート)
★
注意
破損を防ぐために、アームレストに過度の負荷をかけないでください。
コートフック
警告
ハンガーなどの硬いもの、鋭利なものをかけないでください。
SRS カーテンシールドエアバッグがふくらんだときにそれらのものが飛び、重
大な傷害または死亡につながるおそれがあります。
★
:グレード、オプションなどにより、装備の有無があります。
317
5-4. その他の室内装備の使い方
5
室内装備・機能
天井に取り付けられているアシス
トグリップは、走行中にシートに
座っている状態で体を支えるとき
にお使いください。
アシストグリップ
警告
アシストグリップは、乗降時やシートから立ち上がるときなどに使用しないで
ください。
注意
破損を防ぐために、アシストグリップに過度の負荷をかけないでください。
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5-4. その他の室内装備の使い方
頭上のスイッチでパノラマルーフ
シェードを開閉することができま
す。
開ける
※
閉める
※
※
途中で停止するときは、スイッチを
軽く押します。
■
作動条件
パワースイッチが ON モード
■
挟み込み防止機能
●
パノラマルーフシェードを閉めるときに、異物の挟み込みを感知すると、作動
が停止し少し開きます。
●
挟み込み防止機能が作動したときは、再度スイッチの CLOSE 側を押しても、完
全に反転作動が停止するまでは閉まる方向に動きません。
●
パノラマルーフシェードは、周囲の状況や走行状況により衝撃があった場合、反
転作動することがあります。
■
ドアロック連動自動閉機能
パワースイッチが OFF のとき、ドアを車外から施錠、または車内からワイヤレ
スリモコンで施錠すると、パノラマルーフシェードが自動で閉まります。
パノラマルーフシェード
★
★
:グレード、オプションなどにより、装備の有無があります。
1
2
知識
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