Toyota Crown Athlete (2017 year). Manual japanese — part 26
399
7-2. 緊急時の対処法
7
万一の場合には
注意
■
「電力消費が大きいため 一部の空調・ヒータ作動を制限中です」がひんぱんに表
示されるときは
充電系の異常やバッテリーが劣化している可能性があります。トヨタ販売店で
点検を受けてください。
■
「補機バッテリー(始動用)充電不足 取扱書を確認してください」がひんぱんに
表示されるときは
補機バッテリーが劣化している可能性があります。その状態で放置しておくと、
補機バッテリーあがりを起こすおそれがあるため、トヨタ販売店で補機バッテ
リーの点検を受けてください。
車内
警告
ブザー
車外
警告
ブザー
警告メッセージ
警告内容
1 回
なし
電子キーを携帯していないか、電
子キーが正常に作動しない状態
でハイブリッドシステムを始動
しようとした
→
電 子 キ ー を 携 帯 し て ハ イ ブ
リッドシステムを始動する
1 回
3 回
パワースイッチが OFF 以外の状
態で運転席以外のドアが開閉さ
れ同乗者が電子キーを持ち出し
た
→
電子キーを車内にもどす
シフトレバーがPの状態でパワー
スイッチを OFF にせずにキーを
持ち出したまま運転席ドアが開
閉された
→
パワースイッチを OFF にする
→
電子キーを車内にもどす
400
7-2. 緊急時の対処法
1回
連続音
シフトレバーがPの状態でパワー
スイッチを OFF にせずに、電子
キーを外に持ち出してドアを施
錠しようとした
→
パワースイッチを OFF にした
あと、再度施錠する
9回
なし
正規の電子キーが車室内に無い
状態で走行をはじめた
→
車室内に電子キーがあるか確
認する
連続音
なし
シフトレバーが P 以外の状態で、
パワースイッチを OFF にせずに
運転席ドアが開いた
→
シフトレバーを P にする
車内
警告
ブザー
車外
警告
ブザー
警告メッセージ
警告内容
(交互に表示)
(点滅)
(点滅)
401
7-2. 緊急時の対処法
7
万一の場合には
連続音
連続音
シフトレバーがP以外の状態でパ
ワースイッチを OFF にせずに
キーを持ち出したまま運転席ド
アが開閉された
→
シフトレバーを P にする
→
電子キーを車内にもどす
なし
連続音
車内に電子キーを置いたまま、ス
マートエントリー&スタートシ
ステムでドアを施錠しようとし
た
→
車内から電子キーを取り出し
たあと、再度施錠する
1回
連続音
車内に電子キーを置いたまま、フ
ロントドアを開き、ロックレバー
を施錠側にしてドアハンドルを
引いたままドアを閉めて施錠し
ようとした
→
車内から電子キーを取り出し
たあと、再度施錠する
1 回
なし
・ メカニカルキーで解錠してパ
ワースイッチを押した際、車室
内でキーを検出できなかった
・ パワースイッチを押したとき
車室内でキーを検出できない
ことが 2 回連続で続いた
→
ブ レ ー キ を 踏 み な が ら 電 子
キーでパワースイッチにふれ
る
車内
警告
ブザー
車外
警告
ブザー
警告メッセージ
警告内容
(交互に表示)
(点滅)
402
7-2. 緊急時の対処法
1 回
なし
ハイブリッドシステム始動不可
能なシフトレバー位置でハイブ
リッドシステムを始動しようと
している
→
シフトレバーを P にする
なし
なし
自動電源 OFF 機能が作動した
→
次回ハイブリッドシステム始
動時に約 5 分間ハイブリッド
システムが作動した状態を保
持し、補機バッテリーを充電す
る
1 回
なし
電子キーの電池残量が少ない
→
新しい電池と交換する(→ P.
346)
1 回
なし
電子キーが正常に働かないとき
のハイブリッドシステムの始動
の方法(→ P. 432)でパワース
イッチに電子キーをふれた
→
ブザーが鳴ってからブレーキ
ペダルを踏んでパワースイッ
チを押す
車内
警告
ブザー
車外
警告
ブザー
警告メッセージ
警告内容
(点滅)
(点滅)
403
7-2. 緊急時の対処法
7
万一の場合には
なし
なし
・ パワースイッチが OFF の状態
でドアロックを解錠し、運転席
のドアを開閉した
・ ハイブリッドシステムを始動
せずにパワースイッチをアク
セサリーモードにした
・ ON モードのときに、シフトレ
バーを P レンジ以外から、P レ
ンジにした
→
ブ レ ー キ を 踏 ん で パ ワ ー ス
イッチを押す
1 回
なし
パワースイッチを押してから約3
秒以内にステアリングロックが
解除できなかった
→
ブレーキを踏んでハンドルを
左右にまわしながらパワース
イッチを押す
1 回
なし
シフトレバーがP以外の状態でパ
ワースイッチを OFF にした
→
シフトレバーを P にする
1 回
なし
シフトレバーがP以外でパワース
イッチを OFF にしたあとシフト
レバーを P にした
→
パワースイッチを押して OFF
にする
車内
警告
ブザー
車外
警告
ブザー
警告メッセージ
警告内容
(点滅)
(点滅)
(点滅)
404
7-2. 緊急時の対処法
※
車両の状態により、ハイブリッドシステムが再始動できない場合があります。
■
警告メッセージについて
→ P. 398
■
警告ブザーについて
→ P. 381
断続音
なし
走行中にパワースイッチを押し
た
→
ハイブリッドシステムを緊急
停止させるとき以外は、すみや
かにパワースイッチから手を
離す
連続音
なし
走行中にハイブリッドシステム
を緊急停止させ、走行中に再度
ON モードにした
→
ハイブリッドシステムを再始
動させる場合は、シフトレバー
を N にし、パワースイッチを
押す
※
知識
車内
警告
ブザー
車外
警告
ブザー
警告メッセージ
警告内容
(点滅)
(点滅)
405
7
万一の場合には
7-2. 緊急時の対処法
パンクしたときは(応急用タイヤ装着車)
●
地面が固く平らで安全な場所に移動する
●
パーキングブレーキをかける
●
シフトレバーを P にする
●
ハイブリッドシステムを停止する
●
非常点滅灯を点滅させる(→ P. 367)
この車両には、応急用タイヤが搭載されています。
パンクしたタイヤを、備え付けの応急用タイヤと交換してください。
(タイヤについての詳しい説明は P. 338 を参照してください)
警告
■
タイヤがパンクしたときは
パンクしたまま走行しないでください。
短い距離でも、タイヤとホイールが修理できないほど損傷したり、思わぬ事故
につながるおそれがあり危険です。
ジャッキで車体を持ち上げる前に
406
7-2. 緊急時の対処法
工具とジャッキの位置
工具袋
ジャッキハンドル
ホイールナットレンチ
けん引フック
応急用タイヤ
ジャッキ
1
2
3
4
5
6
407
7-2. 緊急時の対処法
7
万一の場合には
警告
■
ジャッキの使用について
次のことをお守りください。
ジャッキの取り扱いを誤ると、車が落下して重大な傷害におよぶか、最悪の場
合死亡につながるおそれがあります。
●
ジャッキはタイヤ交換・タイヤチェーン取り付け・取りはずし以外の目的で使
用しない
●
備え付けのジャッキは、お客様の車にしか使うことができないため、他の車に
使ったり他の車のジャッキをお客様の車に使用したりしない
●
ジャッキはジャッキセット位置に正しくかける
●
ジャッキで支えられている車の下に体を入れない
●
車がジャッキで支えられている状態で、ハイブリッドシステムを始動したり車
を走らせない
●
車内に人を乗せたまま車を持ち上げない
●
車を持ち上げるときは、ジャッキの上または下にものを置かない
●
車を持ち上げるときは、タイヤ交換できる高さ以上に上げない
●
車の下にもぐり込んで作業する場合は、ジャッキスタンドを使用する
●
車を下げるときは、周囲に人がいないことを確認し、人がいるときは声をかけ
てから下げる
408
7-2. 緊急時の対処法
ラゲージマットを取りはずす
ジャッキをゆるめて取りはずす
締まる
ゆるむ
ジャッキを収納するときは、ジャッ
キと固定具がかみ合うよう確実に固
定してください。
ラゲージマットを取りはずす
留め具をはずし、応急用タイヤを
取り出す
応急用タイヤの留め具が固くてまわら
ないときは、車載のレンチを使用して
ください。(タイヤを固定するときは、
留め具を手で取り付けてください。レ
ンチなどの工具は使用しないでくださ
い。)
ジャッキの取り出し方
1
2
1
2
応急用タイヤの取り出し方
1
2
警告
■
応急用タイヤを収納するとき
ボデーと応急用タイヤとのあいだに、指などを挟まないように注意してくださ
い。
409
7-2. 緊急時の対処法
7
万一の場合には
輪止め
※
をする
※
輪止めは、トヨタ販売店で購入する
ことができます。
ナットを少し(約 1 回転)ゆる
める
ジャッキの A 部を手でまわして、
ジャッキ溝をジャッキセット位
置にしっかりかける
パンクしたタイヤの交換
1
パンクしたタイヤ
輪止めの位置
前輪
左側
右側後輪うしろ
右側
左側後輪うしろ
後輪
左側
右側前輪前
右側
左側前輪前
2
3
410
7-2. 緊急時の対処法
ホイールナットレンチをジャッ
キハンドルに組み付ける
タイヤが地面から少し離れるま
で、車体を上げる
ナットすべてを取りはずし、タイ
ヤを取りはずす
タ イ ヤ を 直 接 地 面 に 置 く と き は、ホ
イールの表面に傷が付かないよう表面
を上にします。
4
5
6
411
7-2. 緊急時の対処法
7
万一の場合には
ホイール接触面の汚れをふき取
る
ホイール接触面が汚れていると、走行
中にナットがゆるみ、タイヤがはずれ
るおそれがあります。
警告
■
タイヤ交換について
●
走行直後、ディスクホイールやブレーキまわりなどにはふれないでください。
走行直後のディスクホイールやブレーキまわりは高温になっているためタイ
ヤ交換などで手や足などがふれると、やけどをするおそれがあります。
●
次のことをお守りいただかないとナットがゆるみ、ホイールがはずれ落ち、重
大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるおそれがあります。
・ ねじ部にオイルやグリースを塗らない
ナットを締めるときに必要以上に締め付けられ、ボルトが破損したり、ディ
スクホイールが損傷するおそれがあります。またナットがゆるみホイール
が落下するおそれがあります。オイルやグリースがねじ部に付いている場
合はふき取ってください。
・ ホイールの交換後は、すぐに 103N・m(1050kgf・cm)の力でナット
を締める
・ タイヤの取り付けには、使用しているホイール専用のナットを使用する
・ ボルトやナットのねじ部や、ホイールのボルト穴につぶれや亀裂などの異
常がある場合は、トヨタ販売店で点検を受ける
応急用タイヤの取り付け
1
412
7-2. 緊急時の対処法
応急用タイヤを取り付け、タイヤががたつかない程度まで手でナット
を仮締めする
アルミホイールからスチールホ
イールにかえるとき:
ナットのテーパー部がホイール
のシート部に軽くあたるまでま
わす
ア ル ミ ホ イ ー ル か ら ア ル ミ ホ
イールにかえるとき:
ナットの座金がホイールにあた
るまでまわす
車体を下げる
図の番号順でナットを 2、3 度
しっかり締め付ける
締め付けトルク:
103N・m(1050kgf・cm)
すべての工具・ジャッキ・パンクしたタイヤを収納する
2
シート部
テーパー部
座金
ホイール
3
4
5
413
7-2. 緊急時の対処法
7
万一の場合には
■
応急用タイヤについて
●
タイヤの側面に TEMPORARY USE ONLY と書かれています。応急用にのみ
使用してください。
●
空気圧を必ず点検してください。(→ P. 451)
■
応急用タイヤを装着しているとき
標準タイヤ装着時にくらべ車高が低くなっています。
■
雪道・凍結路で後輪がパンクしたとき
前輪を応急用タイヤに交換する
パンクした後輪をはずした前輪に交換する
タイヤチェーンを後輪に装着する
知識
警告
■
応急用タイヤを使用するとき
●
お客様の車専用になっているため、他の車には使用しないでください。
●
同時に 2 つ以上の応急用タイヤを使用しないでください。
●
できるだけ早く通常のタイヤと交換してください。
●
急加速・急ハンドル・急ブレーキやシフト操作による急激なエンジンブレーキ
の使用は避けてください。
1
2
3
414
7-2. 緊急時の対処法
警告
■
応急用タイヤを装着しているとき
正確な車両速度が検出できない場合があり、次のシステムが正常に作動しなく
なるおそれがあります。
また、次のシステムは、性能が十分に発揮できないばかりでなく、駆動系部品
に悪影響を与えるおそれがあります。
・ 4WD システム
★
■
応急用タイヤ使用時の速度制限
応急用タイヤを装着しているときは、80km/h 以上の速度で走行しないでくだ
さい。
応急用タイヤは、高速走行に適していないため、思わぬ事故につながるおそれ
があります。
注意
■
タイヤチェーンの装着について
応急用タイヤには、タイヤチェーンを装着しないでください。
タイヤチェーンが車体にあたり、車を損傷したり走行に悪影響をおよぼしたり
するおそれがあります。
・ ABS
・ ブレーキアシスト
・ VSC
・ NAVI・AI-AVS
★
・ レーダークルーズコントロール
・ クリアランスソナー
★
・ インテリジェントクリアランスソ
ナー
★
・ TRC
・ PCS
・ インテリジェントパーキングアシ
スト
★
・ VDIM
・ AFS
★
・ アダプティブハイビームシステム
★
・ オートマチックハイビーム
★
・ GPS ボイスナビゲーション
★
・ EPS
・ バックガイドモニター
★
・ パノラミックビューモニター(左右
確認サポート付)
★
・ LDA(レーンディパーチャーアラー
ト[ステアリング制御・ふらつき警
報機能付き ])
★
:グレード、オプションなどにより、装備の有無があります。
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