Toyota Vitz (2017 year). Manual japanese — part 10
143
3-4. ハンドル位置・ミラー
3
各部の操作
■
鏡面調整の作動条件
X
スマートエントリー&スタートシステム非装着車
エンジン スイッチが “ACC” または “ON” のとき
X
スマートエントリー&スタートシステム装着車
パワースイッチがアクセサリーモードまたは ON モードのとき
■
補機バッテリー端子の脱着をしたとき
オート電動格納機能の設定がリセットされ、ON の状態にもどります。機能を
OFF にするときは、再度、オート電動格納機能の ON・OFF 切りかえを行って
ください。
■
ミラーが曇ったとき ( ミラーヒーター装着車)
ミラーヒーターを作動させて、曇りを取ることができます。( → P. 244)
■
寒冷時に「オート作動」で使用するとき
寒冷時に「オート作動」で使用していると、ドアミラーが凍結して、自動で格納・
復帰ができないことがあります。この場合、ドアミラーに付着している氷や雪な
どを取り除いたあと、
「マニュアル作動」で作動させるか、手で動かしてください。
知識
警告
■
走行中
走行中は次のことを必ずお守りください。
お守りいただかないと、運転を誤って重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡
につながるおそれがあります。
●
ミラーの調整をしない
●
ドアミラーを格納したまま走行しない
●
走行前に必ず、運転席側および助手席側のミラーをもとの位置にもどして、正
しく調整する
■
ミラーが動いているとき
手をふれないでください。
手を挟んでけがや、ミラーの故障などの原因になるおそれがあります。
■
ミラーヒーターが作動しているとき(ミラーヒーター装着車)
鏡面が熱くなるのでふれないでください。
144
3-5. ドアガラスの開閉
パワーウインドウ
スイッチでドアガラスを開閉できます。
スイッチを操作すると、ドアガラスを次のように動かします。
閉める
自動全閉(運転席のみ)
※
開ける
自動全開(運転席のみ)
※
※
途中で停止するときは、スイッチを
反対側へ操作します。
スイッチを押すと、運転席以外のド
アガラスが作動不可になります。
お子さまが誤ってドアガラスを開閉す
ることを防止できます。
開閉のしかた
1
2
3
4
ウインドウロックスイッチ
145
3-5. ドアガラスの開閉
3
各部の操作
■
作動条件
X
スマートエントリー&スタートシステム非装着車
エンジン スイッチが “ON” のとき
X
スマートエントリー&スタートシステム装着車
パワースイッチが ON モードのとき
■
ハイブリッドシステム停止後の作動(運転席のみ)
X
スマートエントリー&スタートシステム非装着車
エンジン スイッチを “ACC” または “LOCK” にしたあとでも、約 45 秒間
はドアガラスを開閉できます。ただし、そのあいだに運転席ドアを開閉すると作
動しなくなります。
X
スマートエントリー&スタートシステム装着車
パワースイッチをアクセサリーモードまたは OFF にしたあとでも、約 45 秒間
ドアガラスを開閉できます。ただし、そのあいだに運転席ドアを開閉すると作動
しなくなります。
■
挟み込み防止機能(運転席のみ)
ドアガラスを閉めているときに、窓枠とドアガラスのあいだに異物が挟まると、
作動が停止し、少し開きます。
■
パワーウインドウを閉めることができないとき
挟み込み防止機能が異常に作動してしまい、ドアガラスを閉めることができない
ときは、運転席のパワーウインドウスイッチで、次の操作を行ってください。
●
車を停止し、エンジン スイッチを “ON”(スマートエントリー&スタートシ
ステム非装着車)、またはパワースイッチを ON モード(スマートエントリー&
スタートシステム装着車)の状態で、パワーウインドウスイッチを「自動全閉」
の位置で引き続けることでドアガラスを閉めることができます。
●
上記の操作を行ってもドアガラスが閉まらない場合、挟み込み防止機能の初期
化を次の手順で実施してください。
パワーウインドウスイッチを「自動全閉」の位置で引き続け、ドアガラスを
閉めたあと、さらにスイッチを 6 秒間引き続ける
パワーウインドウスイッチを「自動全開」の位置で押し続け、ドアガラスを
全開にしたあと、さらにスイッチを 2 秒間押し続ける
再度、パワーウインドウスイッチを「自動全閉」の位置で引き続け、ドアガ
ラスを閉めたあと、さらにスイッチを 2 秒間引き続ける
ドアガラス作動途中でスイッチから手を離すと、最初からやり直しとなります。
以上の操作を行っても反転して閉じ切らない場合は、トヨタ販売店で点検を受け
てください。
知識
1
2
3
146
3-5. ドアガラスの開閉
警告
次のことを必ずお守りください。
お守りいただかないと、重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるおそ
れがあります。
■
ドアガラスを開閉するとき
●
運転者は、乗員の操作を含むすべてのドアガラス開閉操作について責任があり
ます。特にお子さまの誤った操作による事故を防ぐため、お子さまにはドアガ
ラスの操作をさせないでください。お子さまや他の人がドアガラスに挟まれた
り巻き込まれたりするおそれがあります。
また、お子さまが同乗するときはウインドウロックスイッチを使用することを
おすすめします。(→ P. 144)
●
車から離れるときはエンジンスイッチを “LOCK”(スマートエントリー &
スタートシステム非装着車)またはパワースイッチを OFF(スマートエント
リー & スタートシステム装着車)にし、キーを携帯してお子さまも一緒に車
から離れてください。いたずらなどによる誤った操作により、思わぬ事故につ
ながるおそれがあります。
■
挟み込み防止機能(運転席のみ)
●
挟み込み防止機能を故意に作動させるため、乗員の手・腕・頭・首などを挟ん
だりしないでください。
●
挟み込み防止機能は、ドアガラスが完全に閉まる直前に異物を挟むと作動しな
い場合があります。また、挟み込み防止機能は、スイッチを引き続けた状態で
は作動しません。指などを挟まないように注意してください。
●
ドアガラスを開閉するときは、乗員の手・
腕・頭・首などを挟んだり巻き込んだりし
ないようにしてください。特にお子さまへ
は手などを出さないよう声かけをしてく
ださい。
運転
4
147
4-1. 運転にあたって
運転にあたって . . . . . .. 148
荷物を積むときの注意. . ... 157
4-2. 運転のしかた
エンジン(イグニッション)
スイッチ(スマート
エントリー&スタート
システム非装着車). . . .. 159
パワー(イグニッション)
スイッチ(スマート
エントリー&スタート
システム装着車). . . . .. 163
EV ドライブモード. . . . 170
トランスミッション. . . ... 173
方向指示レバー . . . . . .. 177
パーキングブレーキ. . . ... 178
4-3. ランプのつけ方・
ワイパーの使い方
ランプスイッチ . . . . . .. 179
フォグランプスイッチ. . ... 183
ワイパー & ウォッシャー
(フロント). . . . . . ... 184
ワイパー & ウォッシャー
(リヤ). . . . . . . . ... 187
4-4. 給油のしかた
給油口の開け方. . . . . ...189
4-5. Toyota Safety Sense C
Toyota Safety
Sense C . . . . . . . ..194
PCS(プリクラッシュ
セーフティシステム). . ..199
LDA
(レーンディパーチャー
アラート/
車線逸脱警報). . . . . ..213
オートマチック
ハイビーム. . . . . . . 218
先行車発進告知機能 . . . ...222
4-6. 運転支援装置について
クルーズコントロール . . ...225
運転を補助する装置 . . . ...229
4-7. 運転のアドバイス
ハイブリッド車運転の
アドバイス. . . . . . . 235
寒冷時の運転. . . . . . ...237
148
4-1. 運転にあたって
運転にあたって
→ P. 159, 163
ブレーキペダルを踏んだまま、シフトレバーを D にする(→ P. 173)
パーキングブレーキを解除する(→ P. 178)
ブレーキペダルから徐々に足を離し、アクセルペダルをゆっくり踏み
発進する
シフトレバーは D のまま、ブレーキペダルを踏む
必要に応じて、パーキングブレーキをかける
長時間停車する場合は、シフトレバーを P にします。(→ P. 173)
シフトレバーは D のまま、ブレーキペダルを踏む
パーキングブレーキをかけて(→ P. 178)、シフトレバーを P にする
(→ P. 173)
X
スマートエントリー & スタートシステム非装着車
エンジン スイッチを “LOCK” にしてハイブリッドシステムを停止
する
X
スマートエントリー & スタートシステム装着車
パワースイッチを押してハイブリッドシステムを停止する
キーを携帯していることを確認し、ドアを施錠する
坂道の途中で駐車をする場合は、必要に応じて輪止め
※
を使用してください。
※
輪止めはトヨタ販売店で購入することができます。
安全運転を心がけて、次の手順で走行してください。
ハイブリッドシステムを始動する
発進する
停車する
駐車する
1
2
3
1
2
1
2
3
3
4
149
4-1. 運転にあたって
4
運転
ブレーキペダルを踏んだまま、パーキングブレーキをしっかりかけ、
シフトレバーを D にする
ブレーキペダルから徐々に足を離し、アクセルペダルをゆっくり踏む
車が動き出す感触を確認したら、パーキングブレーキを解除し発進す
る
■
上り坂発進について
ヒルスタートアシストコントロールが作動します。(→ P. 229)
■
燃費を良くする走り方
ハイブリッド車も急加速を控えるなど、通常のガソリン車と同様の心がけが必要
です。(→ P. 235)
■
ハイブリッドシステム出力の抑制について(ブレーキオーバーライドシステム)
アクセルペダルとブレーキペダルが同時に踏まれたとき、ハイブリッドシステム
出力を抑制する場合があります。
■
急発進の抑制について(ドライブスタートコントロール)
●
次のような通常と異なる操作が行われた場合、ハイブリッドシステム出力を抑
制する場合があります。
・ アクセルペダルを踏み込んだまま、シフトレバーを操作した(R から D、D
から R、N から R、P から D、P から R)とき。
(D は B ポジションを含む)
この場合、マルチインフォメーションディスプレイにメッセージが表示され
ます。(→ P. 353)
・ 後退時にアクセルペダルを踏みすぎたとき。
●
ドライブスタートコントロールが作動していると、ぬかるみや新雪などからの脱
出が困難な場合があります。そのようなときは、TRC の作動を停止(→ P. 230)
することにより、ドライブスタートコントロールが停止し、脱出しやすくなりま
す。
上り坂の発進のしかた
知識
1
2
3
150
4-1. 運転にあたって
■
雨の日の運転について
●
雨の日は視界が悪くなり、またガラスが曇ったり、路面がすべりやすくなった
りするので、慎重に走行してください。
●
雨の降りはじめは路面がよりすべりやすいため、慎重に走行してください。
●
雨の日の高速走行などでは、タイヤと路面のあいだに水膜が発生し、ハンドル
やブレーキが効かなくなるおそれがあるので、スピードは控えめにしてくださ
い。
■
運転標識の取り付け
磁石式の初心運転者標識や高齢運転者標識などを樹脂バンパーやアルミボデー
部に取り付けることはできません。
警告
次の警告をお守りください。お守りいただかないと重大な傷害におよぶか、最悪
の場合死亡につながるおそれがあります。
■
発進するとき
車が動き出すことによる事故を防ぐため、READY インジケーターが点灯して
いる状態で停車しているときは、常にブレーキペダルを踏んでください。クリー
プ現象で車が動き出すのを防ぎます。
■
運転するとき
●
踏み間違いを避けるため、ブレーキペダルとアクセルペダルの位置を十分把握
した上で運転してください。
・ アクセルペダルをブレーキペダルと間違えて踏むと、車が急発進して思わ
ぬ事故につながるおそれがあります。
・ 後退するときは体をひねった姿勢となるため、ペダルの操作がしにくくな
ります。ペダル操作が確実にできるよう注意してください。
・ 車を少し移動させるときも正しい運転姿勢をとり、ブレーキペダルとアク
セルペダルが確実に踏めるようにしてください。
・ ブレーキペダルは右足で操作してください。左足でのブレーキ操作は緊急
時の反応が遅れるなど、思わぬ事故につながるおそれがあり危険です。
●
ハイブリッド車は電気モーターでの走行時にエンジン音がしないため、周囲の
人が車両の接近に気が付かない場合があります。車両接近通報装置が ON で
も、周囲の騒音などが大きい場合は、車両の接近に気が付かないことがありま
すので、十分注意して運転してください。特に車両接近通報装置を OFF にし
ているときは、注意が必要です。
151
4-1. 運転にあたって
4
運転
警告
次の警告をお守りください。お守りいただかないと重大な傷害におよぶか、最悪
の場合死亡につながるおそれがあります。
■
運転するとき
●
燃えやすいものの上を走行したり、可燃物付近に車を停めたりしないでくださ
い。
排気管や排気ガスは高温になり、可燃物が近くにあると火災につながるおそれ
があり危険です。
●
通常走行時は、走行中にハイブリッドシステムを停止しないでください。走行
中にハイブリッドシステムを停止してもハンドルやブレーキの操作は可能で
すが、ハンドルの操作力補助がなくなり、ハンドル操作が困難になります。安
全を確認した上で、すみやかに道路脇に停車してください。
なお、通常の方法で車両を停止することができないような緊急時は、P. 332
を参照してください。
●
急な下り坂では、エンジンブレーキを使用してスピードを下げてください。
フットブレーキを連続して使いすぎると、ブレーキが過熱して正常に機能しな
くなります。(→ P. 173)
●
走行中はハンドル・シート・ドアミラー・インナーミラーの調整をしないでく
ださい。
運転を誤るおそれがあります。
●
すべての乗員は頭や手、その他の体の一部を車から出さないようにしてくださ
い。
●
シートの上や付近に荷物を置いて走行しないでください。
急ブレーキをかけたときや、旋回しているときなどに荷物が飛び出して乗員に
あたったり、荷物を破損したり、荷物に気をとられたりして、思わぬ事故につ
ながるおそれがあり危険です。
■
すべりやすい路面を運転するとき
●
急ブレーキ・急加速・急ハンドルはタイヤがスリップし、車両の制御ができな
くなるおそれがあります。
●
急激なアクセル操作、シフト操作によるエンジンブレーキやエンジン回転数の
変化は、車が横すべりするなどのおそれがあります。
●
水たまり走行後はブレーキペダルを軽く踏んでブレーキが正常に働くことを
確認してください。ブレーキパッドがぬれるとブレーキの効きが悪くなった
り、ぬれていない片方だけが効いたりしてハンドルをとられ、思わぬ事故につ
ながるおそれがあり危険です。
152
4-1. 運転にあたって
警告
次の警告をお守りください。お守りいただかないと重大な傷害におよぶか、最悪
の場合死亡につながるおそれがあります。
■
シフトレバーを操作するとき
●
シフトレバーを前進側のシフトポジションに入れたまま惰性で後退したり、R
に入れたまま惰性で前進することは絶対にやめてください。
思わぬ事故や故障につながるおそれがあります。
●
車両が動いているあいだは、シフトレバーを P に入れないでください。
トランスミッションにダメージを与えたり、車両のコントロールができなくな
るおそれがあります。
●
車両が前進しているあいだは、シフトレバーを R に入れないでください。
トランスミッションにダメージを与えたり、車両のコントロールができなくな
るおそれがあります。
●
車両が後退しているあいだは、シフトレバーを前進側のシフトポジションに入
れないでください。
トランスミッションにダメージを与えたり、車両のコントロールができなくな
るおそれがあります。
●
走行中にシフトレバーをN に入れると、ハイブリッドシステムの動力伝達が解
除され、エンジンブレーキが効かなくなります。
●
アクセルペダルを踏み込んだまま操作しないように気を付けてください。
シフトレバーが P または N 以外にあると、車が急発進して思わぬ事故につな
がるおそれがあり危険です。
153
4-1. 運転にあたって
4
運転
警告
次の警告をお守りください。お守りいただかないと重大な傷害におよぶか、最悪
の場合死亡につながるおそれがあります。
■
継続的にブレーキ付近から警告音(キーキー音)が発生したとき
できるだけ早くトヨタ販売店で点検を受け、ブレーキパッドを交換してくださ
い。必要なときにブレーキパッドの交換が行われないと、ディスクローターの
損傷につながる場合があります。
ブレーキパッドやディスクローターなどの部品は、役割を果たすと共に摩耗し
ていきます。摩耗の限界をこえて走行すると故障を引き起こすばかりでなく、
事故につながるおそれがあり危険です。
■
停車するとき
●
不必要にアクセルペダルを踏み込まないでください。
シフトレバーが P または N 以外にあると、車が急発進して思わぬ事故につな
がるおそれがあり危険です。
●
車が動き出すことによる事故を防ぐため、READY インジケーターが点灯して
いるときは常にブレーキペダルを踏み、必要に応じてパーキングブレーキをか
けてください。
●
坂道で停車するときは、前後に動き出して事故につながるのを防ぐため、常に
ブレーキペダルを踏み、必要に応じてパーキングブレーキをかけてください。
●
停車中に空ぶかしをしないでください。
排気管が過熱し、可燃物が近くにあると火災につながるおそれがあり危険で
す。
154
4-1. 運転にあたって
警告
次の警告をお守りください。お守りいただかないと重大な傷害におよぶか、最悪
の場合死亡につながるおそれがあります。
■
駐車するとき
●
炎天下では、メガネ・ライター・スプレー缶・炭酸飲料の缶などを車内に放置
しないでください。
放置したままでいると、次のようなことが起こるおそれがあり危険です。
・ ライターやスプレー缶からガスがもれたり、出火する
・ プラスチックレンズ・プラスチック素材のメガネが、変形またはひび割れ
を起こす
・ 炭酸飲料の缶が破裂して車内を汚したり、電気部品がショートする原因に
なる
●
ライターを車内に放置したままにしないでください。ライターをグローブボッ
クスなどに入れておいたり、車内に落としたままにしておくと、荷物を押し込
んだりシートを動かしたときにライターの操作部が誤作動し、火災につながる
おそれがあり危険です。
●
ウインドウガラスなどには吸盤を取り付けないでください。また、インストル
メントパネルやダッシュボードの上に芳香剤などの容器を置かないでくださ
い。
吸盤や容器がレンズの働きをして、車両火災につながるおそれがあり危険で
す。
●
シルバー色などの金属蒸着フィルムを曲面ガラスに貼った場合は、ドアやウイ
ンドウを開けたまま放置しないでください。
直射日光が曲面ガラスの内側に反射し、レンズの働きをして火災につながるお
それがあり危険です。
●
車から離れるときは、必ずパーキングブレーキをかけ、シフトレバーを P に入
れてハイブリッドシステムを停止し、施錠してください。
READY インジケーターが点灯しているあいだは、車から離れないでくださ
い。
パーキングブレーキをかけずにシフトレバーを P にした状態では、車が動き
思わぬ事故につながるおそれがあり危険です。
●
READY インジケーターが点灯しているとき、またはハイブリッドシステム停
止直後は排気管にふれないでください。
やけどをするおそれがあります。
155
4-1. 運転にあたって
4
運転
警告
次の警告をお守りください。お守りいただかないと重大な傷害におよぶか、最悪
の場合死亡につながるおそれがあります。
■
仮眠するとき
必ずハイブリッドシステムを停止してください。
READY インジケーターが点灯した状態のまま仮眠すると、無意識にシフトレ
バーを動かしたり、アクセルペダルを踏み込んだりして、事故やハイブリッド
システムの異常過熱による火災が発生するおそれがあります。さらに、風通し
の悪い場所に停めると、排気ガスが車内に侵入し、重大な健康障害におよぶか、
最悪の場合死亡につながるおそれがあります。
■
ブレーキをかけるとき
●
ブレーキがぬれているときは、普段よりも注意して走行してください。
ブレーキがぬれていると、制動距離が長くなり、ブレーキのかかりに、左右の
違いが出るおそれがあります。また、パーキングブレーキがしっかりとかから
ないおそれもあります。
●
電子制御ブレーキシステムが機能しないときは、他の車に近付いたりしないで
ください。また、下り坂や急カーブを避けてください。
この場合ブレーキは作動しますが、通常よりもブレーキペダルを強く踏む必要
があります。また制動距離も長くなります。ただちにブレーキの修理を受けて
ください。
●
ブレーキシステムは2つ以上の独立したシステムで構成されており、1つの油
圧システムが故障しても、残りは作動します。この場合、ブレーキペダルを通
常より強く踏む必要があり、制動距離が長くなります。ただちにブレーキの修
理を受けてください。
注意
■
運転しているとき
●
運転中にアクセルペダルとブレーキペダルを同時に踏まないでください。アク
セルペダルとブレーキペダルを同時に踏むと、ハイブリッドシステム出力を抑
制する場合があります。
●
坂道で停車するために、アクセルペダルを使ったり、アクセルペダルとブレー
キペダルを同時に踏んだりしないでください。
■
駐車するとき
必ずパーキングブレーキをかけシフトレバーを P にしてください。パーキング
ブレーキをかけシフトレバーを P にしておかないと、車が動き出したり、誤っ
てアクセルペダルを踏み込んだときに急発進するおそれがあります。
156
4-1. 運転にあたって
注意
■
部品の損傷を防ぐために
●
パワーステアリングモーターの損傷を防ぐため、ハンドルをいっぱいにまわし
た状態を長く続けないでください。
●
ディスクホイールなどの損傷を防ぐため、段差などを通過するときは、できる
だけゆっくり走行してください。
■
走行中にタイヤがパンクしたら
次のようなときはタイヤのパンクや損傷が考えられます。ハンドルをしっかり
持って徐々にブレーキをかけ、スピードを落としてください。
●
ハンドルがとられる
●
異常な音や振動がある
●
車両が異常に傾く
タイヤがパンクした場合の対処法は P. 361, 377 をご覧ください。
■
冠水路走行に関する注意
大雨などで冠水した道路では、次のような重大な損傷を受けるおそれがあるた
め、走行しないでください。
●
エンストする
●
電装品がショートする
●
水を吸い込んでのエンジン破損
万一、冠水した道路を走行し、水中に浸かってしまったときは必ずトヨタ販売
店で次の点検をしてください。
●
ブレーキの効き具合
●
エンジンオイル・ハイブリッド用トランスミッションフルードなどの量および
質の変化
●
各ベアリング・各ジョイント部などの潤滑不良
157
4
4-1. 運転にあたって
運転
荷物を積むときの注意
安全で快適なドライブをするために、荷物を積むときは次のことをお守
りください。
警告
■
積んではいけないもの
次のようなものを積むと引火するおそれがあり危険です。
●
燃料が入った容器
●
スプレー缶
■
荷物を積むとき
次のことをお守りください。
お守りいただかないと、ブレーキペダル・アクセルペダルを正しく操作できな
かったり、荷物が視界をさえぎったり、荷物が乗員に衝突したりして、思わぬ
事故につながるおそれがあり危険です。
●
できるだけ荷物はラゲージルームに積んでください。
●
次の場所には荷物を積まないでください。
・ 運転席足元
・ 助手席やリヤ席(荷物を積み重ねる場合)
・ インストルメントパネル
・ ダッシュボード
・ フタのない小物入れ / トレイ
●
室内に積んだ荷物はすべてしっかりと安定させてください。
●
シート背もたれより高いものをラゲージルームに積まないでください。
急ブレーキや事故の際に、投げ出され、乗員を傷付けるおそれがあります。
●
後席のシート背もたれを折りたたんで、寸法が長い荷物を積むときは、できる
だけ前席シート背もたれの真うしろには積まないでください。
●
ラゲージルームに人を乗せないでください。乗員用には設計されていません。
乗員は、適切にシートベルトを着用させ、座席に座らせてください。
お守りいただかないと、急ブレーキや衝突の際に、重大な傷害におよぶか、最
悪の場合死亡につながるおそれがあります。
158
4-1. 運転にあたって
警告
■
荷物の重量・荷重のかけ方について
●
荷物を積み過ぎないでください。
●
荷重を不均等にかけないようにしてください。
これはタイヤに負担をかけるだけでなく、ハンドル操作性やブレーキ制御の低
下により思わぬ事故につながり、重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につ
ながるおそれがあります。
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