Toyota Land Cruiser Prado (2018 year). Manual japanese — part 10
143
3-4. ハンドル位置・ミラー
3
各部の操作
エンジンスイッチを OFF にすると、
乗り降りがしやすいようにハンド
ルが動きます。
エンジンスイッチをアクセサリーモー
ドまたはイグニッション ON モードに
すると、もとの位置にもどります。
ハ ン ド ル の
周 辺 部 を 押 す と
ホーンが鳴ります。
■
ハンドル位置調整の作動条件(電動チルト&テレスコピックステアリング装着車)
エンジンスイッチがアクセサリーモード、またはイグニッション ON モードのと
き
■
ハンドル位置の自動調整(ドライビングポジションメモリー装着車)
お好みのハンドル位置をドライビングポジションメモリーに登録すると、自動で
調整されます。(→ P. 136)
オートアウェイ&オートリターン機能
★
★
:グレード、オプションなどにより、装備の有無があります。
ホーン(警音器)
知識
144
3-4. ハンドル位置・ミラー
警告
■
走行中の警告
走行中はハンドル位置の調整をしないでください。
運転を誤り、重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるおそれがあり
ます。
■
ハンドル位置を調整したあとは
(マニュアルチルト&テレスコピックステアリング装着車)
ハンドルが確実に固定されていることを確認してください。
固定が不十分だとハンドルの位置が突然かわり、思わぬ事故につながり、重大
な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるおそれがあります。
145
3
各部の操作
3-4. ハンドル位置・ミラー
インナーミラー
運転姿勢に合わせてインナーミラーの高さを調整することができます。
インナーミラー本体を持って、上下
方向に調整する
X
マニュアル防眩ミラー
後続車のライトがまぶしいときは、レバーを操作して反射光を減少(防
眩)できます。
通常使用時
防眩時
後方を十分に確認できるようにミラーの位置を調整することができま
す。
上下調整のしかた
防眩機能
1
2
146
3-4. ハンドル位置・ミラー
X
自動防眩ミラー
自動(AUTO)モードにしておくと、センサーが後続車のライトを感知
し、自動で反射光を減少させます。
自動モードの ON・OFF を切りかえ
る
自動モードのときはインジケーターが
点灯します。
エンジ ンスイッチを イグニッシ ョン
ON モードにしたときは、ミラーは常
に自動モードになっています。
■
センサーの誤作動防止(自動防眩ミラー装着車)
インジケーター
知識
センサーの誤操作を防ぐため、センサーにふ
れたり、センサーを覆ったりしないでくださ
い。
警告
運転中はミラーの調整をしないでください。
運転を誤って、重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるおそれがあ
ります。
147
3
各部の操作
3-4. ハンドル位置・ミラー
ドアミラー
調整するミラーを選ぶには、ス
イッチをまわす
左
右
ミラーの鏡面を調整するには、ス
イッチを操作する
上
右
下
左
ミラーを格納する
ミラーをもとの位置にもどす
スイッチを中立の位置(A)にすると
オート作動
★
に切りかわり、ドアの施
錠・解錠、パワースイッチの操作と連
動して作動します。
調整のしかた
1
1
2
2
1
2
3
4
ドアミラーを格納・復帰する
1
2
★
:グレード、オプションなどにより、装備の有無があります。
148
3-4. ハンドル位置・ミラー
ミラー選択スイッチの L または R どちらかが選択されているときは、後
退時に鏡面が下向きになり、下方が見やすくなります。
この機能を使用しないときは、ミラー選択スイッチを中立の位置(L・R
ともに選択していない状態)にしてください。
■
後退時に下向きになる角度を調整するときは
シフトレバーを R に入れた状態で、鏡面位置を調整することで、下向
きに動く角度を調整できます。
次回からシフトレバーを R にするたびに、その角度で作動します。
通常時(シフトレバーが R 以外のとき)の鏡面位置を基準に下向きに動く角度
を記憶するため、調整後に通常時の鏡面位置を変更すると、それに伴って後退
時の鏡面位置も変化します。
通常時の鏡面位置を変更したときは、後退時に下向きになる角度も調整してく
ださい。
リバース連動機能について
★
★
:グレード、オプションなどにより、装備の有無があります。
149
3-4. ハンドル位置・ミラー
3
各部の操作
■
作動条件
エンジンスイッチがアクセサリーモード、またはイグニッション ON モードのと
き
■
ミラーが曇ったときは
ミラーヒーターを作動させて、曇りを取ることができます。(→ P. 283)
■
ミラー角度の自動調整(ドライビングポジションメモリー装着車)
お好みのミラー角度をドライビングポジションメモリーに登録すると、自動で調
整されます。(→ P. 136)
■
寒冷時に「オート作動」で使用するとき
寒冷時に「オート作動」で使用しているとき、ドアミラーが凍結すると、自動で
格納・復帰ができないことがあります。この場合、ドアミラーに付着している氷
や雪などを取り除いたあと、格納スイッチを押すか、手で動かしてください。
■
カスタマイズ機能
オート電動格納の設定を変更できます。(カスタマイズ一覧:→ P. 431)
知識
警告
■
走行しているときは
走行中は次のことを必ずお守りください。
お守りいただかないと、運転を誤って重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡
につながるおそれがあります。
●
ミラーの調整をしない
●
ミラーを格納したまま走らない
必ず、運転席側および助手席側のミラーをもとの位置にもどして、正しく調整
する
■
ミラーが動いているときは
手をふれないでください。
手を挟んでけがをしたり、ミラーの故障などの原因になるおそれがあります。
■
ミラーヒーターが作動しているときは
鏡面が熱くなるのでふれないでください。
150
3-4. ハンドル位置・ミラー
補助確認装置
★
ミラーが動いてしまったときは、突
起とマークの位置を合わせて、ミ
ラーの位置をもどします。
■
ミラーに映るおよその範囲
身長・シートの位置により、確認できる範囲は異なります。
発進時またはごく低速時に、車両前面と助手席側車両側面を確認すると
きに役立ちます。
★
:グレード、オプションなどにより、装備の有無があります。
知識
地面が視認できる範囲
地上約 1m の高さまで視認できる範囲
1
2
151
3-4. ハンドル位置・ミラー
3
各部の操作
注意
■
補助確認装置について
●
補助確認装置の鏡面部に汚れが付着しているときは、やわらかい布などを使用
して汚れをふき取ってください。
●
車両直前・直左部や後方の確認は、直接確認するかインナーミラー・ドアミ
ラーなども併用し十分注意して行ってください。
152
3-5. ドアガラス・ ムーンルーフの開閉
パワーウインドウ
スイッチでドアガラスを開閉できます。
スイッチを操作すると、ドアガラスを下記のように動かします。
閉める
自動全閉
※
開ける
自動全開
※
※
途中で停止するときは、スイッチを
反対側へ操作します。
スイッチを押すと、運転席以外のド
アガラスが作動不可になります。
お子さまが誤ってドアガラスを開閉す
ることを防止できます。
調整のしかた
1
2
3
4
ウインドウロックスイッチ
153
3-5. ドアガラス・ ムーンルーフの開閉
3
各部の操作
■
作動条件
エンジンスイッチがイグニッション ON モードのとき
■
エンジンスイッチ OFF 後の作動
エンジンスイッチをアクセサリーモードまたは OFF にしたあとでも、約 45 秒
間ドアガラスを開閉できます。ただし、そのあいだに運転席ドアを開閉すると作
動しなくなります。
■
挟み込み防止機能
ドアガラスを閉めているときに、窓枠とドアガラスのあいだに異物が挟まると、
作動が停止し、少し開きます。
■
巻き込み防止機能
ドアガラスを開けているときに、異物がドアガラスとドアのすき間に巻き込まれ
ると、作動が停止します。
■
ドアガラスを開閉することができないときは
挟み込み防止機能や巻き込み防止機能が異常に作動してしまい、ドアガラスを開
閉することができないときは、開閉することができないドアのパワーウインドウ
スイッチで、下記の操作を行ってください。
●
車を停止し、エンジンスイッチをイグニッション ON モードの状態で、挟み込み
防止機能や、巻き込み防止機能が作動したあと約 4 秒以内に、パワーウインド
ウスイッチを「自動全閉」の位置で引き続ける。または「自動全開」の位置で
押し続けることでドアガラスを開閉することができます。
●
上記の操作を行ってもドアガラスが開閉できない場合、機能の初期化を次の手
順で実施してください。
エンジンスイッチをイグニッション ON モードにする
パワーウインドウスイッチを「自動全閉」の位置で引き続け、ドアガラスを全
閉にする
いったんパワーウインドウスイッチから手を離して、再度パワーウインドウス
イッチを「自動全閉」の位置で約 6 秒以上引き続ける
パワーウインドウスイッチを「自動全開」の位置で押し続け、ドアガラスを全
開にしたあと、さらにスイッチを約 1 秒以上押し続ける
いったんパワーウインドウスイッチから手を離して、再度パワーウインドウス
イッチを「自動全開」の位置で約 4 秒以上押し続ける
再度、パワーウインドウスイッチを「自動全閉」の位置で引き続け、ドアガラ
スを閉めたあと、さらにスイッチを約 1 秒以上引き続ける
ドアガラス作動途中でスイッチから手をはなすと、最初からやり直しとなりま
す。以上の操作を行っても反転して閉じ切らない、または全開にならない場合は、
トヨタ販売店で点検を受けてください。
知識
1
2
3
4
5
6
154
3-5. ドアガラス・ ムーンルーフの開閉
■
カスタマイズ機能
ドアキー連動開閉機能などを設定することができます。
(カスタマイズ一覧:→ P. 431)
警告
次のことを必ずお守りください。
お守りいただかないと、重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるおそ
れがあります。
■
ドアガラスを開閉するときは
●
運転者には、乗員の操作を含むすべてのドアアガラス開閉操作について責任が
あります。特にお子さまの誤った操作による事故を防ぐため、お子さまにはド
アガラスの操作をさせないでください。お子さまや他の人がドアガラスに挟ま
れたり巻き込まれたりするおそれがあります。
また、お子さまが同乗するときはウインドウロックスイッチを使用することを
おすすめします。(→ P. 152)
●
車から離れるときはエンジンスイッチを OFF にし、キーを携帯してお子さま
も一緒に車から離れてください。いたずらなどによる誤った操作により、思わ
ぬ事故につながるおそれがあります。
■
挟み込み防止機能
●
挟み込み防止機能を故意に作動させるため、乗員の手・腕・頭・首などを挟ん
だりしないでください。
●
挟み込み防止機能は、ドアガラスが完全に閉まる直前に異物を挟むと作動しな
い場合があります。また、挟み込み防止機能は、スイッチを引き続けた状態で
は作動しません。指などを挟まないように注意してください。
●
ドアガラスを開閉するときは、乗員の手・
腕・頭・首などを挟んだり巻き込んだりし
ないようにしてください。特にお子さまへ
は手などを出さないように声かけをして
ください。
●
ワイヤレスリモコンやメカニカルキーを
使ってドアガラスを操作するときは、ドア
ガラスに人が挟まれるおそれがないこと
を確認してから操作してください。またお
子さまには、ワイヤレスリモコンやメカニ
カルキーによる操作をさせないでくださ
い。お子さまや他の人がドアガラスに挟ま
れたり巻き込まれたりするおそれがあり
ます。
155
3-5. ドアガラス・ ムーンルーフの開閉
3
各部の操作
警告
■
巻き込み防止機能
●
巻き込み防止機能を故意に作動させるため、乗員の手・腕・服などを巻き込ま
せたりしないでください。
●
巻き込み防止機能は、ドアガラスが完全に開く直前に異物を巻き込むと作動し
ない場合があります。手・腕・服などが巻き込まれないように注意してくださ
い。
注意
■
挟み込み防止機能・巻き込み防止機能について
ドアガラスを開閉しているときに、ドアを強く閉めると挟み込み防止機能や巻
き込み防止機能が作動し、ドアガラスが反転・停止することがあります。
156
3-5. ドアガラス・ ムーンルーフの開閉
ムーンルーフ
★
ムーンルーフを開く
※
全開の手前の位置で止まります。
(風切
音の低減機能)
全開にしたいときは、スイッチをもう
一度押してください。
ムーンルーフを閉める
※
※
途中で停止するときは、ムーンルー
フスイッチを軽く押します。
チルトアップ
※
チルトダウン
※
※
途中で停止するときは、ムーンルー
フスイッチを軽く押します。
頭上のスイッチでムーンルーフを開閉・チルトアップ/ダウンできます。
開閉
★
:グレード、オプションなどにより、装備の有無があります。
1
2
チルトアップ/ダウン
1
2
157
3-5. ドアガラス・ ムーンルーフの開閉
3
各部の操作
■
作動条件
エンジンスイッチがイグニッション ON モードのとき
■
エンジンスイッチ OFF 後の作動
エンジンスイッチをアクセサリーモードまたは OFF にしたあとでも、約 45 秒
間は操作できます。ただし、そのあいだに運転席ドアを開閉すると作動しなくな
ります。
■
挟み込み防止機能
ムーンルーフを閉めるとき、またはチルトダウンするときに、ムーンルーフが異
物の挟み込みを感知すると、作動が停止し少し開きます。
■
サンシェード
手動で開閉できます。また、ムーンルーフが開くと連動して開きます。
■
閉め忘れ警告ブザー
エンジンスイッチが OFF で、ムーンルーフが開いていると、運転席ドアを開け
たときにブザーが鳴り、メーター内のマルチインフォメーションディスプレイに
メッセージが表示されます。
■
カスタマイズ機能
ドアキー連動開閉機能などの設定を変更できます。
(カスタマイズ一覧:→ P. 431)
知識
158
3-5. ドアガラス・ ムーンルーフの開閉
■
ムーンルーフが正常に閉まらないときは
下記の操作を行ってください。
●
閉まるときに反転し、閉じ切らない場合
車を停止する
の “ ∨ ” 側を押し続ける
※1
ムーンルーフが閉じ、再び開き、10 秒間停止します。
※2
その後再び閉じ、チルトアップし、1 秒間停止します。
チルトダウン後、いったん開いてから閉じます。
ムーンルーフが完全に閉まったことを確認し、スイッチから手を離す
●
チルトダウン時に反転し、閉じ切らない場合
車を停止する
の “ ∧ ” 側を押し続け
※1
ムーンルーフをチルトアップ位置にする
から一度手を離し、再度 “ ∧ ” 側を押し続ける
※1
ムーンルーフがチルトアップの状態で 10 秒間停止し、
※2
微調節後 1 秒間
停止します。チルトダウン後、いったん開いてから閉じます。
ムーンルーフが完全に閉まったことを確認し、スイッチから手を離す
※1
途中でスイッチから手を離すと、最初からやり直しとなります。
※2
10 秒間停止したあとにスイッチから手を離すと、それ以降オート作動でき
なくなります。その場合は、
の “ ∨ ” または、
の “ ∧ ” 側を
押し続けてください。ムーンルーフがチルトアップし、1 秒間停止します。
その後、チルトダウンし、いったん開いてから閉じます。ムーンルーフが
完全に閉まったことを確認したら、スイッチから手を離してください。
以上の操作を行っても反転して閉じ切らない場合は、トヨタ販売店で点検を受け
てください。
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