Toyota SAI (2017 year). Manual japanese — part 7
95
3-1. キー
3
各部の操作
■
メカニカルキーを紛失したとき
キーナンバープレートに打刻されたキーナンバーと残りのメカニカルキーから、
トヨタ販売店でトヨタ純正品の新しいメカニカルキーを作ることができます。
キーナンバープレートは車の中以外の安全な場所(財布の中など)に保管してく
ださい。
■
航空機に乗るとき
航空機に電子キーを持ち込む場合は、航空機内で電子キーのスイッチを押さない
でください。また、かばんなどに保管する場合でも、簡単にスイッチが押されな
いように保管してください。スイッチが押されると電波が発信され、航空機の運
行に支障をおよぼすおそれがあります。
■
電池の消耗について
●
電池の標準的な寿命は 1 ∼ 2 年です。
●
電池残量が少なくなると、ハイブリッドシステムを停止した際に車内から警告
音が鳴ります。(→ P. 351)
●
電子キーは常に電波を受信しているため、使用していないあいだでも電池が消
耗します。次のような状態になったときは、電池が消耗している可能性があり
ます。新しい電池に交換してください。
・ スマートエントリー&スタートシステムやワイヤレスリモコンが作動しない
・ 作動範囲が狭くなった
・ 電子キーの LED が点灯しない
●
電池の著しい消耗を防ぐため、次のような磁気を発生する電化製品の1m以内に
電子キーを保管しないでください。
・ TV
・ パソコン
・ 携帯電話やコードレス電話機、および充電器
・ 電気スタンド
・ 電磁調理器
■
電池の交換方法
→ P. 299
■
キー登録本数の確認について
車両に登録されたキーの本数を確認することができます。詳しくはトヨタ販売店
へご相談ください。
■
不正キーの使用について
指定のメカニカルキー以外のキーを使用すると、キーシリンダーが空まわりして
解錠できません。
知識
96
3-1. キー
注意
■
キーの故障を防ぐために
●
落としたり、強い衝撃を与えたり、曲げたりしない
●
湿度の高いところに長時間放置しない
●
ぬらしたり超音波洗浄器などで洗ったりしない
●
キーに金属製または磁気を帯びた製品を取り付けたり、近付けたりしない
●
分解しない
●
電子キー表面にシールなどを貼らない
●
テレビやオーディオ・電磁調理器などの磁気を帯びた製品や、低周波治療器な
どの電気医療機器の近くに置かない
■
電子キー取り扱いの注意
電子キーは電波法の認証に適合しています。必ず次のことをお守りください。
●
電池交換時以外は、不用意に分解しないでください。分解、改造したものを使
用することは法律で禁止されています。
●
必ず日本国内でご使用ください。
■
キーを携帯するとき
電源を入れた状態の電化製品とは 10cm 以上離して携帯してください。10cm
以内にあると電化製品の電波と干渉し正常に機能しない場合があります。
■
スマートエントリー&スタートシステムの故障などで販売店に車両を持ってい
くとき
車両に付属しているすべての電子キーをお持ちください。
■
電子キーを紛失したとき
電子キーを紛失した状態で放置すると、盗難の危険性が極めて高くなります。
車両に付属している残りの電子キーをすべてお持ちのうえ、ただちにトヨタ販
売店にご相談ください。
97
3
各部の操作
3-2. ドアの開閉、ロックのしかた
ドア
◆
スマートエントリー&スタートシステム
電子キーを携帯して操作します。
ハンドルを握って解錠する
ハンドル裏面のセンサー部に確実に触
れてください。
施錠操作後 3 秒間は解錠できません。
ドアハンドル上側のロックセン
サー部(ハンドルのくぼみ部)に
ふれ施錠する
必ず施錠されたことを確認してくださ
い。
◆
ワイヤレスリモコン
全ドアを施錠する
必ず施錠されたことを確認してくださ
い。
押し続けるとドアガラスとムー
ンルーフ
★
が閉まります。
※
全ドアを解錠する
押し続けるとドアガラスとムー
ンルーフ
★
が開きます。
※
※
カスタマイズ機能での設定変更が必
要です。
車外からの解錠/施錠
★
:グレード、オプションなどにより、装着の有無があります。
98
3-2. ドアの開閉、ロックのしかた
■
作動の合図
ドア:ブザーと非常点滅灯の点滅で知らせます。(施錠は 1 回、解錠は 2 回)
ドアガラス・ムーンルーフ
★
:ブザーで知らせます。
■
解錠操作のセキュリティ機能
解錠操作後、約 30 秒以内にドアを開けなかったときは、盗難防止のため自動的に
施錠されます。
■
ドアハンドル上側のロックセンサーで施錠できないとき
■
半ドア警告ブザー
ドアが完全に閉まっていない状態でドアを施錠しようとすると、ブザーが鳴りま
す。
ドアを完全に閉めてから、もう一度施錠してください。
■
オートアラームについて
スマートエントリー&スタートシステムまたはワイヤレスリモコンで施錠する
とオートアラームが設定されます。(→ P. 67)
■
スマートエントリー&スタートシステムやワイヤレスリモコンが正常に作動しな
いとき
メカニカルキーを使ってドアの施錠・解錠ができます。(→ P. 378)
電子キーの電池が消耗しているときは、電池を交換してください。(→ P. 299)
知識
ドアハンドル上側のロックセンサー部にふ
れても施錠できないときは、上下のロックセ
ンサー部に同時にふれてください。
★
:グレード、オプションなどにより、装着の有無があります。
99
3-2. ドアの開閉、ロックのしかた
3
各部の操作
◆
ドアロックスイッチ
全ドアを施錠する
全ドアを解錠する
◆
ロックレバー
ドアを施錠する
ドアを解錠する
運転席ドアは、ロックレバーが施錠
側になっていても、車内のドアレ
バーを引くと開きます。
ロックレバーを施錠側にする
ドアハンドルを引いたままドアを閉める
パワースイッチがアクセサリーモードまたは ON モードのときや、車
内に電子キーが放置されているときは施錠されません。
キーが正しく検知されずに施錠される場合があります。
車内からの解錠/施錠
キーを使わずに外側からフロント席を施錠するとき
100
3-2. ドアの開閉、ロックのしかた
施錠側にすると、リヤ席ドアが車内
から開かなくなります。
解錠
施錠
お子さまが車内からリヤ席ドアを開け
られないようにできます。両側のリヤ
席ドアを施錠側にしてください。
■
チャイルドプロテクター使用時のドアの開け方
ドアを解錠して車外のドアハンドルを引くと開きます。万一、車内から開ける場
合は、ドアガラスを下げて手を出し、車外のドアハンドルを引いてください。
次の機能を設定・解除することができます。
設定変更のしかたについては、P. 397 を参照してください。
チャイルドプロテクター
知識
オートドアロック・アンロック機能
機能
作動内容
車速感応オートドアロック
速度が約 20 km/h 以上になると全ド
アが施錠されます。
シフト操作連動ドアロック
ハイブリッドシステムが作動中にシフ
トポジションを P から切りかえると全
ドアが施錠されます。
シフト操作連動アンロック
シフトポジションを P に切りかえると
全ドアが解錠されます。
運転席ドア開連動アンロック
パワースイッチを OFF にしてから運
転席ドアを開けると全ドアが解錠され
ます。
101
3-2. ドアの開閉、ロックのしかた
3
各部の操作
■
衝撃感知ドアロック解除システム
車両が前後左右から強い衝撃を受けると、すべてのドアが解錠されます。
衝撃の度合いや事故の状況によっては作動しないことがあります。
■
メカニカルキーでの施錠・解錠
メカニカルキーを使ってドアの施錠・解錠ができます。(→ P. 378)
■
スマートエントリー&スタートシステムやワイヤレスリモコンが正常に働かない
おそれのある状況
→ P. 108
■
カスタマイズ機能
キー操作によって解錠されるドアの設定などを変更できます。
(カスタマイズ一覧:→ P. 397)
知識
警告
■
事故を防ぐために
運転中は次のことを必ずお守りください。
お守りいただかないと、不意にドアが開き車外に放り出されるなど、重大な傷
害におよぶか、最悪の場合死亡につながるおそれがあります。
●
シートベルトを必ず使用する
●
すべてのドアを確実に閉め、施錠する
●
走行中はドア内側のドアレバーを引かない
特に、運転席はロックレバーが施錠側になっていてもドアが開くため、注意し
てください。
●
お子さまをリヤ席に乗せるときは、チャイルドプロテクターを使用して車内か
らドアが開かないようにする
■
ドアを開閉するときの留意事項
傾斜地・ドアと壁などのあいだが狭い場所・強風など、周囲の状況を確認し、
予期せぬ動きにも対処できるよう、ドアハンドルを確実に保持してドアを開閉
してください。
■
ワイヤレスリモコンを使ってドアガラスやムーンルーフを操作するとき
ドアガラスやムーンルーフに人が挟まれるおそれがないことを確認してから操
作してください。またお子さまには、ワイヤレスリモコンによる操作をさせな
いでください。お子さまや他の人がドアガラスやムーンルーフに挟まれたり巻
き込まれたりするおそれがあります。
102
3-2. ドアの開閉、ロックのしかた
トランク
レバーを引き上げて、トランクの
ロックを解錠する
◆
スマートエントリー&スタートシステム
電子キーを携帯し、トランクのス
イッチを押す
次のいずれかの方法ですべてのドアを
解錠したときは、電子キーを携帯しな
くてもトランクを開けることができま
す。
・ スマートエントリー&スタートシ
ステム
・ ワイヤレス機能
・ ドアロックスイッチ
・ メカニカルキー
・ オートドアアンロック機能
トランクオープナーやスマートエントリー&スタートシステム、ワイヤ
レスリモコンを使って開けることができます。
車内からトランクを開ける
車外からトランクを開ける
103
3-2. ドアの開閉、ロックのしかた
3
各部の操作
◆
ワイヤレスリモコン
スイッチを押し続ける
ブザーが鳴ります。
トランクグリップを持って、横方向
に力をかけないようにトランクを
引き下げ、外から押して閉めてくだ
さい。
トランクを閉めるとき
104
3-2. ドアの開閉、ロックのしかた
■
トランクランプ
トランクを開けたとき、トランクランプが点灯します。
■
トランク内キー閉じ込み防止機能について
●
すべてのドアが施錠されている場合、トランク内に電子キーを置いたままトラ
ンクを閉めると、警告音が鳴ります。この場合、車外にあるトランクオープン
スイッチで開けられます。
●
すべてのドアが施錠されている状態で、予備のキーをトランクに入れたときも、
キー閉じ込み防止機能が働き、トランクを開けることができます。盗難防止の
ため、車から離れるときは必ずすべての電子キーを携帯してください。
●
すべてのドアが施錠されている状態でトランク内に電子キーを置いても、電子
キーが置かれた場所や、周囲の電波状況によっては、トランク内の電子キーを
検知できないことがあります。この場合は、キー閉じ込み防止機能が働かず、ト
ランクを閉めたときに施錠されてしまいます。トランクを閉めるときには、必
ず電子キーの所在を確認してください。
●
ドアがひとつでも解錠されている場合は、キー閉じ込み防止機能は働きません。
この場合は、車内のトランクオープナーでトランクを開けてください。
■
カスタマイズ機能
トランク解錠操作の設定などを変更できます。(カスタマイズ一覧:→ P. 397)
知識
警告
次のことを必ずお守りください。
お守りいただかないと、重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるおそ
れがあります。
■
走行する前に
●
走行前にトランクが閉まっていることを必ず確認してください。
完全に閉まっていないと走行中に突然開き、車外のものにあたったり、荷物が
投げ出されたりして思わぬ事故につながるおそれがあります。
●
トランクの中でお子さまを遊ばせないでください。
誤って閉じ込められた場合、熱射病や窒息などを引き起こすおそれがありま
す。
●
お子さまにはトランクの開閉操作をさせないでください。
不意にトランクリッドが開いたり、閉めるときに手・頭・首などを挟んだりす
るおそれがあります。
105
3-2. ドアの開閉、ロックのしかた
3
各部の操作
警告
■
走行中の留意事項
トランク内には絶対に人を乗せないでください。
急ブレーキ・急旋回をかけたときや衝突したときなどに、重大な傷害におよぶ
か、最悪の場合死亡につながるおそれがあります。
■
トランクの使用にあたって
次のことを必ずお守りください。
お守りいただかないと、体を挟むなどして重大な傷害につながるおそれがあり
危険です。
●
トランクを開ける前に、トランクリッド上の雪や氷などの重量物を取り除いて
ください。開いたあとに重みでトランクリッドが突然閉じるおそれがありま
す。
●
トランクを開閉するときは、十分に周囲の安全を確かめてください。
●
人がいるときは、安全を確認し動かすことを知らせる「声かけ」をしてくださ
い。
●
強風時の開閉には十分注意してください。
トランクリッドが風にあおられ、勢いよく開いたり閉じたりするおそれがあり
ます。
●
トランクリッドにトヨタ純正品以外のアクセサリー用品を取り付けないでく
ださい。トランクリッドの重量が重くなると、開いたあとに突然閉じるおそれ
があります。
●
半開状態で使用すると、トランクリッドが
突然閉じて重大な傷害を受けるおそれが
あります。特に傾斜地では、平坦な場所よ
りもトランクの開閉がしにくく、急にトラ
ンクが開いたり閉じたりするおそれがあ
ります。必ずトランクが全開で静止してい
ることを確認して使用してください。
●
トランクを閉めるときは、トランクリッド
で指などを挟まないよう十分注意してく
ださい。
●
トランクは必ず外からトランクリッド上
面を軽く押して閉めてください。トランク
グリップで直接トランクを閉めると、手や
腕を挟むおそれがあります。
106
3-2. ドアの開閉、ロックのしかた
スマートエントリー&スタートシステム
●
ドアを解錠・施錠する (→ P. 97)
●
トランクを開ける (→ P. 102)
●
ハイブリッドシステムを始動する(→ P. 151)
■
アンテナの位置
車外アンテナ
車内アンテナ
トランク内アンテナ
トランク外アンテナ
電子キーをポケットなどに携帯すると、次の操作が行えます。必ず運転
者が携帯してください。
知識
107
3-2. ドアの開閉、ロックのしかた
3
各部の操作
■
作動範囲(電子キーの検知エリア)
:ドアの施錠・解錠時
ドアハンドルから周囲約 70cm
以内で電子キーを携帯している
場合に作動します。(電子キーを
検知しているドアハンドルのみ
作動します)
:トランクの解錠時
トランクオープンスイッチから
周囲約70 cm以内で電子キーを
携帯している場合に作動します。
:ハイブリッドシステム始動時またはパワースイッチ切りかえ時
車内で電子キーを携帯している場合に作動します。
■
警告音と警告表示について
誤操作などによる予期せぬ事故や盗難を防ぐため、車内や車外で警告音が鳴った
り、マルチインフォメーションディスプレイに警告が表示されることがありま
す。警告が表示されたときは、ディスプレイの表示をもとに適切に対処してくだ
さい。(→ P. 335)
警告音のみが鳴る場合の状況と対処方法は次の通りです。
警告音
状況
対処方法
車外から“ピー”と
5 秒間鳴る
いずれかのドアが開いて
いるときにスマートエン
トリー&スタートシステ
ムで施錠しようとした
全ドアを閉めたあと、再
度施錠する
車内から“ポーン、ポー
ン”と鳴り続ける
運転席ドアが開いている
状態でパワースイッチを
アクセサリーモードにし
た(パワースイッチがア
クセサリーモードのとき
運転席ドアを開いた)
パワースイッチを OFF
にしたあと、運転席ドア
を閉める
108
3-2. ドアの開閉、ロックのしかた
■
節電機能
長期駐車時に電子キーの電池と車両の補機バッテリーあがりを防止するため、節
電機能が働きます。
●
次の状況では、スマートエントリー&スタートシステムによる解錠に時間がか
かる場合があります。
・ 車の外約 2m 以内に電子キーを 10 分以上放置した
・ 5 日間以上スマートエントリー&スタートシステムを使用しなかった
●
14 日間以上スマートエントリー&スタートシステムを使用しなかった場合、運
転席以外での解錠ができなくなります。この場合は、運転席のドアハンドルを
握る、もしくは、ワイヤレス機能、メカニカルキーで解錠してください。
■
機能が正常に働かないおそれのある状況
スマートエントリー&スタートシステムは微弱な電波を使用しています。次のよ
うな場合は電子キーと車両間の通信をさまたげ、スマートエントリー&スタート
システムやワイヤレスリモコン、イモビライザーシステムが正常に作動しない場
合があります。(対処方法:→ P. 378)
●
電子キーの電池が消耗しているとき
●
近くにテレビ塔や発電所・ガソリンスタンド・放送局・大型ディスプレイ・空
港があるなど、強い電波やノイズの発生する場所にいるとき
●
無線機や携帯電話・コードレス式電話などの無線通信機器を携帯しているとき
●
電子キーが、次のような金属製のものに接していたり、覆われたりしているとき
・ アルミ箔などの金属の貼られたカード
・ アルミ箔を使用したタバコの箱
・ 金属製の財布やかばん
・ 小銭
・ カイロ
・ CD や DVD などのメディア
●
近くで他の電波式ワイヤレスリモコンを使用しているとき
●
電子キーを、次のような電波を発信する製品と同時に携帯しているとき
・ 他の車の電子キーや電波式ワイヤレスリモコン
・ パソコンや携帯情報端末(PDA など)
・ デジタルオーディオプレーヤー
・ ポータブルゲーム機器
●
リヤガラスに金属を含むフィルムなどが貼ってあるとき
109
3-2. ドアの開閉、ロックのしかた
3
各部の操作
■
ご留意いただきたいこと
●
電子キーが作動範囲内(検知エリア内)にあっても、次のような場合は正しく
作動しないことがあります。
・ ドアの施錠・解錠時に電子キーがドアガラスやドアハンドルに近付きすぎる、
または地面の近くや高い場所にある場合
・ トランクを開けるときに電子キーが地面の近くや高い場所にある、またはリ
ヤバンパー中央に近付きすぎた場合
・ ハイブリッドシステム始動時またはパワースイッチの切りかえ時に電子キー
がインストルメントパネルやフロア上・リヤシート後方のパッケージトレイ
上・ドアポケット・オープントレイ、またはグローブボックス内などに置か
れていた場合
●
インストルメントパネル上面・ドアポケット付近に電子キーを置いたまま車外
に出ると、電波の状況によっては車外アンテナに検知されて車外からのドア
ロックが可能になる場合があり、電子キーが車内に閉じ込められるおそれがあ
るため注意してください。
●
電子キーが作動範囲内にあれば、電子キーを携帯している人以外でも施錠・解
錠できます。ただし、電子キーを検知しているドア以外では、解錠できません。
●
車外でもドアガラスに近い位置に電子キーがあるときは、ハイブリッドシステ
ムの始動が可能になる場合があります。
●
電子キーが作動範囲内にある場合、洗車や大雨などでドアハンドルに大量の水
がかかると、ドアが施錠・解錠することがあります。
(解錠された場合でも、ド
アの開閉操作がなければ約 30 秒後に自動的に施錠されます)
●
車両に近い位置に電子キーがあるときに解錠操作後のセキュリティ機能の作動
(→ P. 98)やワイヤレスリモコンなどで施錠を行うと、スマートエントリー&
スタートシステムによる解錠ができなくなることがあります。
(ワイヤレスリモ
コンで解錠すると復帰します)
●
手袋を着けてロックセンサーにふれた場合、施錠が遅れたり、施錠されなかっ
たりすることがあります。その場合、手袋をはずしてロックセンサーにふれて
ください。
●
ロック操作は、連続で 2 回まで有効で、3 回目以降はロック動作しません。
●
キーを携帯して洗車などで水をドアハンドルにかけた場合、施錠/解錠動作を
くり返すことがあります。その場合はキーを車両から 2m 以上離れた場所に保
管して、洗車などをしてください。(キーの盗難に注意してください)
110
3-2. ドアの開閉、ロックのしかた
●
車内にキーがあるときに、洗車機で洗車するなどして水をドアハンドルにかけ
た場合、警報がマルチインフォメーションディスプレイに表示され、車外のブ
ザーが吹鳴することがあります。その場合は全ドアを施錠すれば警報は表示さ
れなくなります。
●
ロックセンサーの表面に氷や雪、泥が付着した場合、センサーが反応しない場
合があります。反応しない場合は表面に付着した氷や雪、泥を取り除いて再度
操作するか、ドアハンドル下部のロックセンサーを使って操作してください。
●
ドアハンドルを操作するときに、爪がドアにあたる場合があります。ドアを傷
付けたり、爪を割ったりしないよう注意してください。
●
急なドアハンドル操作や、車外アンテナの作動範囲内へ急に入ってドアハンド
ルを操作したときは、解錠されない場合があります。その場合は、ドアハンド
ルを一度もとの位置にもどし、解錠されたことを確認してからドアハンドルを
引いてください。
●
手袋を着けてドアハンドルを握った場合は、解錠が遅れたり、解錠されなかっ
たりすることがあります。その場合、手袋をはずしてハンドル裏面のセンサー
部にふれてください。
●
作動範囲内に他の電子キーがあるときは、ドアハンドルを握ってから解錠する
までの時間が少し長くなる場合があります。
■
長期間運転しないとき
●
盗難防止のため、電子キーを車両から 2m 以上離しておいてください。
●
あらかじめスマートエントリー&スタートシステムを非作動にすることができ
ます。(→ P. 397)
■
システムを正しく作動させるために
●
電子キーを必ず携帯した上で作動させてください。また、車外から操作する場
合は電子キーを車両に近付けすぎないようにしてください。
作動時の電子キーの位置や持ち方によっては、電子キーが正しく検知されず、シ
ステムが正しく作動しないことがあります。
(誤って警報が鳴ったり、キー閉じ
込み防止機能が働かないこともあります。:→ P. 107, 350)
●
トランク内に電子キーを置かないでください。
電子キーの場所(応急用タイヤ
★
付近、トランク内側の端)、状況(金属製のか
ばんの中、金属製のものの付近など)、または周囲の電波環境によっては、キー
閉じ込み防止機能が作動しない場合があります。(→ P. 104)
★
:グレード、オプションなどにより、装着の有無があります。
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