Toyota Vitz (2016 year). Manual japanese — part 11
159
4-2. 運転のしかた
4
運転
■
ステアリングロックが解除できないときは
シフトレバーが P の位置にあることを確認して ( オートマチック車 )、ハンドル
を左右にまわしながら再操作してください。
■
ステアリングロックモーターのオーバーヒート防止について
短時間にエンジンの始動・停止をくり返すと、モーターのオーバーヒート防止の
ために作動制限することがあります。その場合は操作を控えてください。10 秒
程度でもとの状態にもどります。
■
スマートエントリー&スタートシステム表示灯が黄色に点滅したとき(ドライブ
モニターディスプレイ装着車 )
システムに異常があるおそれがあります。ただちにトヨタ販売店で点検を受けて
ください。
■
電子キーの電池が切れたときは
→ P. 294
■
エンジンスイッチの操作について
●
エンジンスイッチを操作する際は、短く確実に押してください。確実に押せて
ない場合や速く連続して押した場合は、モードの切りかえやエンジンの始動が
できない場合があります。また、確実に操作すれば押し続ける必要はありませ
ん。
●
エンジンスイッチ OFF 後、すぐに再始動した場合は、エンジンが始動しない場
合があります。エンジンスイッチ OFF 後の再始動は、数秒待ってから操作して
ください。
■
カスタマイズ機能でスマートエントリー&スタートシステムを非作動にしたとき
は
→ P. 383
ドライブモニターディスプレイ装着車:
スマートエントリー&スタートシステム表
示灯が 15 秒間緑色に速く点滅します。
マルチインフォメーションディスプレイ装
着車:
マルチインフォメーションディスプレイに
「ステアリングロック未解除」が表示されま
す。
160
4-2. 運転のしかた
警告
■
エンジンを始動するとき
必ず運転席に座って行ってください。このとき決してアクセルペダルは踏まな
いでください。
思わぬ事故につながり、重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるお
それがあります。
■
走行中の警告
エンジンの停止などで車両滑走状態になったときは、車両が安全な状態で停止
するまでドアを開けたり、ドアの施錠操作をしたりしないでください。ステア
リングロックが作動し、思わぬ事故につながり、重大な傷害におよぶか、最悪
の場合死亡につながります。
■
緊急時のエンジン停止方法
走行中にエンジンを緊急停止したい場合には、エンジンスイッチを 2 秒以上押
し続けるか、素早く 3 回以上連続で押してください。(→ P. 326)
ただし、緊急時以外は走行中にエンジンスイッチにふれないでください。走行
中にエンジンを停止してもハンドルやブレーキの操作は可能ですが、操作力補
助がなくなり、ハンドルとブレーキの操作が困難になります。安全を確認した
上で、すみやかに道路脇に停車してください。
161
4-2. 運転のしかた
4
運転
注意
■
バッテリーあがりを防止するために
●
エンジンがかかっていないときは、エンジンスイッチをアクセサリーモードま
たはイグニッション ON モードにしたまま長時間放置しないでください。
●
ドライブモニターディスプレイ装着車:スマートエントリー&スタートシステ
ム表示灯が消灯していない場合エンジンスイッチが OFF になっていません。
エンジンスイッチを OFF にしてから車両を離れてください。
●
マルチインフォメーションディスプレイ装着車:エンジンがかかっていないと
きに、マルチインフォメーションディスプレイの「電源 ON」の表示が消灯し
ていない場合、エンジンスイッチが OFF になっていません。エンジンスイッ
チを OFF にしてから車両を離れてください。
●
オートマチック車はシフトレバーが P 以外でエンジンを停止させないでくだ
さい。シフトレバーが P 以外でエンジンを停止させた場合、エンジンスイッ
チがアクセサリーモードとなるため、そのまま放置するとバッテリーあがりの
原因となります。
■
エンジンを始動するとき
●
エンジンが冷えた状態で空ぶかししないでください。
●
もしエンジンが始動しにくかったり、ひんぱんにエンストする場合は、ただち
にトヨタ販売店で点検を受けてください。
■
エンジンスイッチの操作について
エンジンスイッチ操作時に引っかかりなどの違和感があるときは、故障のおそ
れがあります。すみやかにトヨタ販売店にご連絡ください。
162
4-2. 運転のしかた
オートマチックトランスミッション
★
X
7 速スポーツシーケンシャルシフトマチックモード非装着車
シフトレバーの動かし方
★
:グレード、オプションなどにより、装備の有無があります。
163
4-2. 運転のしかた
4
運転
X
7 速スポーツシーケンシャルシフトマチックモード装着車
スマートエントリー&スタートシステム非装着車:
エンジンスイッチが“ON”の状態で、ブレーキペダルを踏んだ
まま操作します。
スマートエントリー&スタートシステム装着車:
エンジンスイッチがイグニッション ON モードの状態で、ブレー
キペダルを踏んだまま操作します。
P と D のあいだの操作は、ブレーキペダルを踏み、車を完全に止めてか
ら行ってください。
164
4-2. 運転のしかた
※
燃費向上や騒音の低減のために、通常は D ポジションを使用してください。
スイッチを押す
カーブの多い山道や高速で走行すると
きに適しています。スイッチを押すと、
メーター内の SPORT モード表示灯が
点灯します。
も う一度スイッ チを押すと通 常走行
モードへもどります。
シフトポジションの使用目的
シフトポジション
目的
7 速スポーツシーケン
シャルシフトマチック
モード非装着車
7 速スポーツシーケン
シャルシフトマチック
モード装着車
P
駐車またはエンジン始動
R
後退
N
動力が伝わらない状態
D
通常走行
※
M
7 速スポーツシーケン
シャルシフトマチック
モード走行
S
坂道走行
B
急な下り坂走行
走行モードの選択(7速スポーツシーケンシャルシフトマチックモード
装着車)
165
4-2. 運転のしかた
4
運転
シフトレバーを D ポジションで走行中、パドルシフトスイッチを操作す
ることにより任意の変速段を選択することができます。この場合、シフ
トポジション・シフトレンジ表示灯にDが点灯し、変速段が表示されます。
シフトアップ
シフトダウン
パドルシフトスイッチを操作するごと
に1段ずつ変速します。
1 ∼ 7 のあいだで選択されている変速
段がメーターに表示されます。
シフトレバーを M ポジションにすると、7 速スポーツシーケンシャルシ
フトマチックモードに切りかわります。シフトレバーまたはパドルシフ
トスイッチの操作で思いどおりの変速段を選択し、運転することができ
ます。シフトレバーまたはパドルシフトスイッチの“−”側または“+”
側の操作で変速段を選択することができます。
シフトアップ
シフトダウン
シフトレバーまたはパドルシフトスイッチを操作するごとに 1 段ずつ変速します。
1 ∼ 7 のあいだで選択されている変速段がメーターに表示されます。
一時的な7速スポーツシーケンシャルシフトマチックモードについて
(7 速スポーツシーケンシャルシフトマチックモード装着車)
1
2
7速スポーツシーケンシャルシフトマチックモードでの変速段切りかえ
(7 速スポーツシーケンシャルシフトマチックモード装着車 )
X
シフトレバー
X
パドルシフトスイッチ
1
2
1
2
166
4-2. 運転のしかた
■
変速段機能(7 速スポーツシーケンシャルシフトマチックモード装着車)
●
エンジンブレーキ力は、7 段階から選択が可能です。
●
シフトレンジの数字が小さい方がエンジンブレーキ力は大きくなり、エンジン
回転数も高くなります。
■
7速スポーツシーケンシャルシフトマチックモード走行時の自動変速について
変速段を固定して走行しているときでも、エンジン回転数が上がりすぎそうなと
き、または下がりすぎそうなときは、現在の変速段から自動的に1段シフトアッ
プ、またはシフトダウンされます。
■
D ポジションでの一時的な 7 速スポーツシーケンシャルシフトマチックモードの
解除 (7 速スポーツシーケンシャルシフトマチックモード装着車)
次のとき、自動的に D ポジションでの一時的な7速スポーツシーケンシャルシフ
トマチックモードが解除されます。
●
車両停止状態のとき
●
同一変速段で、アクセルペダルを一定時間以上踏み続けたとき
●
パドルシフトスイッチの“+”側を一定時間以上押し続けたとき
●
アクセルペダルを大きく踏み込んだとき
■
M ポジションで走行中に停車したときは
(7 速スポーツシーケンシャルシフトマチックモード装着車)
●
停車すると自動的に M1 にシフトダウンされます。
●
停止後走行するときは M1 からの発進となります。
●
停止後は M1 に固定されます。
■
シフトレバーを P からシフトできないときは
→ P. 382
■
シフトレバーを M にしても、M 表示灯が点灯しないときまたは点滅したときは
(7 速スポーツシーケンシャルシフトマチックモード走行時)
システム異常のおそれがあります。ただちにトヨタ販売店で点検を受けてくださ
い。
この場合、シフトレバーを D にしているときと同じ制御になります。
知識
167
4-2. 運転のしかた
4
運転
■
シフトダウン制限警告ブザー
(7 速スポーツシーケンシャルシフトマチックモード走行時)
安全や走行性能を確保するため、シフトダウン操作には制限があり、シフトレ
バーやパドルシフトスイッチを操作してもシフトダウンできない場合がありま
す。(このときブザーが2回鳴ります。)
■
リバース警告ブザー
シフトレバーを R に入れるとブザーが鳴り、R にあることを運転者に知らせます。
■
走行中のエンジン回転数について(オートマチック車)
次の場合、走行中にエンジン回転数が高くなることがあります。これは走行状況
に合わせてシフトアップの制限、またはシフトダウンの実施を自動的に行うため
で、急加速を示すものではありません。
●
車両が上り坂、または下り坂を走行していると判断したとき
●
アクセルペダルを離したとき
●
スポーツモード
★
選択時に、ブレーキペダルを踏んだとき
警告
■
すべりやすい路面では
急なアクセル操作や、エンジンブレーキ力の急激な変化が横すべりやスピンの
原因になりますので注意してください。
★
:グレード、オプションなどにより、装備の有無があります。
168
4-2. 運転のしかた
マニュアルトランスミッション
★
クラッチペダルをしっかり踏みシフトレバーをゆっくり操作します。誤
操作を防ぐため、5 から R へは直接入れることができません。
いったん N に入れてから R に入れます。
エンジンを過回転させないために各シフト位置での速度が次に記載して
ある数値をこえないようにしてください。
(km/h)
シフトレバーの動かし方
各シフトの速度限界
シフト位置
最高速度
1
50
2
85
3
115
4
155
★
:グレード、オプションなどにより、装備の有無があります。
169
4
運転
4-2. 運転のしかた
方向指示レバー
レバー操作により、次のように運転者の意思を表示することができます。
左折
左側へ車線変更
(レバーを途中で保持)
レバーを離すまで左側方向指示灯が点
滅します。
右側へ車線変更
(レバーを途中で保持)
レバーを離すまで右側方向指示灯が点
滅します。
右折
■
作動条件
X
スマートエントリー&スタートシステム非装着車
エンジンスイッチが“ON”のとき
X
スマートエントリー&スタートシステム装着車
エンジンスイッチがイグニッション ON モードのとき
■
表示灯の点滅が異常に速くなったとき
方向指示灯の電球が切れていないか確認してください。
操作のしかた
1
2
3
4
知識
170
4-2. 運転のしかた
パーキングブレーキ
パーキングブレーキをかけるに
はブレーキペダルを踏みながら、
パ ー キ ン グ ブ レ ー キ レ バ ー を
いっぱいまで引く
パーキングブレーキを解除する
には、レバーを少し引き上げ、ボ
タンを押しながら完全に下まで
もどす
■
パーキングブレーキ未解除走行時警告ブザー
→ P. 340
■
冬季のパーキングブレーキの使用について
→ P. 232
操作のしかた
1
2
知識
注意
■
走行前の注意
パーキングブレーキを完全に解除してください。
パーキングブレーキをかけたまま走行すると、ブレーキ部品が過熱し、ブレー
キの効きが悪くなったり、早く摩耗したりするおそれがあります。
171
4
運転
4-3. ランプのつけ方・ ワイパーの使い方
ランプスイッチ
レバーの端をまわすと、次のようにランプが点灯します。
消灯
車幅灯・尾灯・番号灯・メー
ター照明を点灯
上記ランプとヘッドラン
プを点灯
ヘッドランプ・車幅灯など
を自動点灯・消灯
★
エンジンスイッチが“ON”
(スマートエントリー&ス
タートシステム非装着車)
または、エンジンスイッチ
がイグニッションONモー
ド(スマートエントリー&
スタートシステム装着車)
のとき
※
マルチインフォメーションディスプレ
イ装着車
ヘッドランプ点灯時ハイビーム
に切りかえ
レ バーをもとの 位置へもど すとロー
ビームにもどります。
レバーを引いているあいだ、ハイ
ビームを点灯
ランプが消灯していても、ハイビーム
が点灯します。レバーを離すと、ロー
ビームにもどる、または消灯します。
自動または手動でヘッドランプなどを点灯できます。
操作のしかた
1
2
4
3
※
ハイビームにする
1
2
★
:グレード、オプションなどにより、装備の有無があります。
172
4-3. ランプのつけ方・ ワイパーの使い方
乗車人数や荷物の量などによる車の姿勢の変化に合わせて、ヘッドラン
プの光軸を調整することができます。
上向きに調整
下向きに調整
■
目盛り設定の目安
手動光軸調整ダイヤル
★
1
2
乗員と荷物の条件
ダイヤル位置
乗員
荷物
FF 車
(前輪駆動)
4WD 車
(4 輪駆動)
運転者
なし
0
0
運転者と
助手席乗員
なし
0
0
全乗員
なし
2
2.5
全乗員
ラゲージルーム
満載時
2.5
3
運転者
ラゲージルーム
満載時
4
5
★
:グレード、オプションなどにより、装備の有無があります。
173
4-3. ランプのつけ方・ ワイパーの使い方
4
運転
■
ライトセンサー
★
■
ランプ消し忘れ防止機能(ランプ自動点灯・消灯システム装着車)
X
スマートエントリー&スタートシステム非装着車
エンジンスイッチが“ON”で、ランプスイッチが OFF 以外の場合に働きます。
●
ランプスイッチを OFF にしないまま、エンジンスイッチを“LOCK”にして運
転席ドアを開けると、点灯していた車幅灯などが自動で消灯します。
●
再びランプを点灯する場合は、エンジンスイッチを“ON”にするか、一度ラン
プスイッチを OFF にもどし、再度
または
の位置にします。
X
スマートエントリー&スタートシステム装着車
エンジンスイッチがイグニッション ON モードで、ランプスイッチが OFF 以外
の場合に働きます。
●
ランプスイッチを OFF にしないまま、エンジンスイッチを OFF にして運転席ド
アを開けると、点灯していた車幅灯などが自動で消灯します。
●
再びランプを点灯する場合は、エンジンスイッチをイグニッションONモードに
するか、一度ランプスイッチを OFF にもどし、再度
または
の位置
にします。
■
オートレベリングシステム
★
通行人や対向車がまぶしくないように、乗車人数・荷物の量などによる車の姿勢
の変化に合わせて、ヘッドランプの光軸を自動で調整します。
■
ランプ消し忘れ警告ブザー
ヘッドランプ・尾灯が点灯している状態で運転席ドアを開けると、ランプ類の消
し忘れを警告するブザーが鳴ります。
マルチインフォメーションディスプレイ装着車は、ブザーと共にマスターウォー
ニングが点滅し、警告メッセージが表示されます。(→ P. 347)
知識
センサーの上にものを置いたり、センサーを
ふさぐようなものをフロントウインドウガ
ラスに貼らないでください。周囲からの光が
さえぎられると、自動点灯・消灯機能が正常
に働かなくなります。
★
:グレード、オプションなどにより、装備の有無があります。
174
4-3. ランプのつけ方・ ワイパーの使い方
■
節電機能(ランプ自動点灯・消灯システム装着車)
車両のバッテリーあがりを防止するため、エンジンスイッチが“LOCK”
(スマー
トエントリー&スタートシステム非装着車)またはエンジンスイッチを OFF(ス
マートエントリー&スタートシステム装着車)の状態でヘッドランプまたは尾灯
が点灯している場合、節電機能が働き約 20 分後にすべてのランプが自動消灯し
ます。
次のいずれかをおこなった場合、節電機能は解除されます。
・ エンジンスイッチを“ON”
(スマートエントリー&スタートシステム非装着
車)またはエンジンスイッチをイグニッション ON モード(スマートエント
リー&スタートシステム装着車)にしたとき
・ ランプスイッチを操作したとき
・ ドアを開閉したとき
■
カスタマイズ機能
ライトセンサーの感度の設定などを変更できます。
(カスタマイズ一覧:→ P. 407)
注意
■
バッテリーあがりを防止するために
エンジンを停止した状態でランプ類を長時間点灯しないでください。
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