Toyota Comfort (2014 year). Manual japanese — part 11
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4-1. お手入れのしかた
4
お手入れのしかた
■
高圧洗車機を使うときは
●
車内に水が入るおそれがあるため、ノズルの先端をドアガラスやドア枠付近
に近付けすぎないでください。また、洗車の前に補給口がしっかり閉まって
いることを確認してください。
●
駆動系部品(ディファレンシャルギヤなど)のベアリングやオイルシール部
品に近付けすぎないでください。
近付けすぎると、水圧が高いため、内部への水入りやグリス流出により、性
能が劣化するおそれがあります。
■
アルミホイール
*
●
中性洗剤を使用し、早めに汚れを落としてください。研磨剤の入った洗剤や
硬いブラシは塗装を傷めますので使用しないでください。
●
夏場の長距離走行後などでホイールが熱いときは、洗剤は使用しないでくだ
さい。
●
洗剤を使用したあとは早めに十分洗い流してください。
■
バンパーおよびサイドモールディング
研磨剤入りの洗剤でこすらないようにしてください。
警告
■
洗車をするときは
エンジンルーム内に水をかけないでください。
電気部品などに水がかかると車両火災につながるおそれがあり危険です。
■
排気管について
排気管は排気ガスにより熱くなりますので、エンジン停止直後などにふれない
でください。やけどをするおそれがあります。
*
: 車両型式などで異なる装備やオプション装備
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4-1. お手入れのしかた
注意
■
塗装の劣化や車体・部品(ホイールなど)の腐食を防ぐために
●
次のような場合は、ただちに洗車してください。
・ 海岸地帯を走行したあと
・ 凍結防止剤を散布した道路を走行したあと
・ コールタール、花粉、樹液、鳥のふん、虫の死がいなどが付着したとき
・ ばい煙、油煙、粉じん、鉄粉、化学物質などの降下が多い場所を走行した
あと
・ ほこり、泥などで激しく汚れたとき
・ 塗装にベンジンやガソリンなどの有機溶剤が付着したとき
●
塗装に傷が付いた場合は、早めに補修してください。
●
ホイールの保管時は、腐食を防ぐために汚れを落とし、湿気の少ない場所へ保
管してください。
■
ライトの清掃
●
注意して洗ってください。有機溶剤や硬いブラシは使用しないでください。
ライトを損傷させるおそれがあります。
●
ライトにワックスがけを行わないでください。
レンズを損傷するおそれがあります。
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4-1. お手入れのしかた
お手入れのしかた
4
内装の手入れ
知識
■
カーペットの洗浄
カーペットは極力、乾いた状態を保つことをおすすめします。
洗浄には、市販の泡タイプクリーナーがご利用になれます。
スポンジまたはブラシを使用して泡をカーペットに広げ、円を描くように塗り
込んでください。直接水をかけたりせず、拭き取ってから乾燥させてください。
■
シートベルト
刺激の少ない洗剤とぬるま湯で、布かスポンジを使って洗ってください。
シートベルトの擦り切れ・ほつれ・傷などを定期的に点検してください。
(
oP. 30)
警告
■
車両への水の浸入
●
車内に水をかけたり液体をこぼしたりしないでください。
電気部品などに水がかかると、故障や車両火災につながるおそれがあり危険で
す。
●
SRS エアバッグの構成部品やワイヤーをぬらさないでください。(
oP. 51)
電気的不具合により、エアバッグが展開したり、正常に機能しなくなり、死亡
事故や重傷につながるおそれがあります。
お手入れは、次の要領で実施してください。
■ 車内の手入れ
掃除機などでほこりを取り除き、水またはぬるま湯を含ませた布で
拭き取る
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4-1. お手入れのしかた
警告
■
内装の手入れをするときは(特にインストルメントパネル)
艶出しワックスや艶出しクリーナーを使用しないでください。インストルメン
トパネルがフロントウインドウガラスへ映り込み、運転者の視界をさまたげ思
わぬ事故につながり、重大な傷害もしくは死亡におよぶおそれがあります。
注意
■
清掃するとき使用する溶剤について
●
変色・シミ・塗装はがれの原因になるため、次の溶剤は使用しないでください。
・ シート以外の部分:ベンジン、ガソリンなどの有機溶剤や酸またはアルカ
リ性の溶剤、染色剤、漂白剤
・ シート部分:シンナー、ベンジン、アルコール、その他の揮発性の溶剤
●
艶出しワックスや艶出しクリーナーを使用しないでください。インストルメン
トパネルやその他内装の塗装のはがれ・溶解・変形の原因になるおそれがあり
ます。
■
フロアに水がかかると
フロアを水で洗わないでください。
オーディオやフロアカーペット下にある電気部品に水がかかると、車の故障の
原因になったり、ボデーが錆びるおそれがあります。
■
リヤウインドウガラスの内側を掃除するときは
●
熱線やアンテナを損傷するおそれがあるため、ガラスクリーナーなどを使わ
ず、熱線やアンテナにそって水またはぬるま湯を含ませた布で軽く拭いてくだ
さい。
●
熱線やアンテナを引っかいたり、損傷させないように気を付けてください。
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4-1. お手入れのしかた
お手入れのしかた
4
タイヤについて
タイヤの点検は、法律で義務付けられています。日常点検として必ず
タイヤを点検してください。
タイヤの摩耗を均等にし寿命をのばすために、タイヤローテーション
(タイヤ位置交換)を 10,000 km ごとに行ってください。
■ タイヤの点検項目
タイヤは次の項目を点検してください。
点検方法は別冊「メンテナンスノート」をお読みください。
● タイヤ空気圧
空気圧の点検は、タイヤが冷えているときに行ってください。
● タイヤの亀裂・損傷の有無
● タイヤの溝の深さ
● タイヤの異常摩耗(極端にタイヤの片側のみが摩耗していたり、
摩耗程度が他のタイヤと著しく異なるなど)の有無
■ タイヤローテーションのしかた
図で示す順にタイヤをローテー
ションしてください。
タイヤの摩耗状態を均一にし、寿
命をのばすために、トヨタは定期
点検ごとのタイヤローテーション
を推奨します。
前側
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4-1. お手入れのしかた
知識
■
タイヤ空気圧の数値
■
タイヤ関連の部品を交換するとき
タイヤ・ディスクホイール・ホイール取り付けナットを交換するときは、トヨタ
販売店にご相談ください。
■
タイヤの保管について
タイヤを車両からはずして保管する際は、ビニール袋に入れるなどして、水や
直射日光を避けて保管してください。
警告
■
点検、交換時の警告
必ず次のことをお守りください。
お守りいただかないと、駆動系部品の損傷や不安定な操縦特性により、死亡
事故や負傷につながるおそれがあります。
●
タイヤはすべて同一メーカー、同一銘柄、同一トレッドパターンで、摩耗差の
ないタイヤを使用してください。
●
メーカー指定サイズ以外のタイヤやホイールを使用しないでください。
●
ラジアルタイヤ、バイアスベルテッドタイヤ、バイアスプライタイヤを混在
使用しないでください。
●
サマータイヤ、オールシーズンタイヤ、冬用タイヤを混在使用しないでくだ
さい。
タイヤの空気圧は、運転席側のタイヤ空気
圧ラベルで確認することができます。
※
タイヤが冷えているときの空気圧
タイヤサイズ
空気圧
※
[kPa(kg/cm
2
)]
前後輪
195/65R15 91S
220(2.2)
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4-1. お手入れのしかた
4
お手入れのしかた
警告
■
異常があるタイヤの使用禁止
異常があるタイヤをそのまま装着していると走行時にハンドルをとられたり、
異常な振動を感じることがあります。また、次の事態になり、思わぬ事故にな
るおそれがあります。
●
タイヤの破裂など、修理できない損傷を受ける
●
車が横すべりする
●
車の本来の性能(燃費、車両の方向安定性、制動距離など)が発揮されない
■
タイヤ交換時の注意
●
ねじ部にオイルやグリースをぬらないでください。
ナットを締めるときに必要以上に締め付けられ、ボルトが破損したり、ディス
クホイールが損傷するおそれがあります。
またナットがゆるみホイールが落下して、重大な事故につながるおそれがあり
ます。オイルやグリースがねじ部についている場合は拭き取ってください。
注意
■
走行中に空気漏れが起こったら
走行を続けないでください。
タイヤまたはホイールが損傷することがあります。
■
悪路走行に対する注意
凹凸のある路上を走行するときは注意してください。
タイヤの空気が抜けて、タイヤのクッション作用が低下します。また、タイヤ、
ホイール、車体などの部品も損傷するおそれがあります。
●
必ずナットのテーパー部を内側にして取
り付けてください。テーパー部を外側に
して取り付けると、ホイールが破損しは
ずれてしまい、重大な傷害におよぶか、最
悪の場合死亡につながるおそれがありま
す。
テーパー部
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4-2. 簡単な点検・部品交換
ボンネット
知識
■
バッテリー端子をはずすときは
バッテリー端子をはずすと、コンピューターに記憶されている情報が消去され
ます。バッテリー端子をはずすときはトヨタ販売店にご相談ください。
車内からロックを解除して、ボンネットを開けます。
ボンネットオープナーを引く
ボンネットが少し浮き上がります。
レバーを引き上げてフックをは
ずし、ボンネットを開ける
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4-2. 簡単な点検・部品交換
4
お手入れのしかた
警告
■
走行前の確認
ボンネットがしっかりロックされていることを確認してください。
ロックせずに走行すると、走行中にボンネットが突然開いて、生命にかかわる
重大な傷害につながるおそれがあります。
■
エンジンルームを点検したあとは
エンジンルーム内に工具や布を置き忘れていないことを確認してください。
点検や清掃に使用した工具や布などをエンジンルーム内に置き忘れていると、
故障の原因になったり、また、エンジンルーム内は高温になるため車両火災に
つながるおそれがあり危険です。
■
ボンネットを閉めるときは
ボンネットを閉めるときは、手などを挟ま
ないように注意してください。
重大な傷害を受けるおそれがあり危険です。
168
4-2. 簡単な点検・部品交換
注意
■
ボンネットへの損傷を防ぐために
●
ボンネットを閉めるときは、体重をかけるなどして強く押さないでください。
ボンネットがへこむおそれがあります。
●
ボンネットにはボンネットを支えるためのダンパーステーが取り付けられて
います。ダンパーステーの損傷や作動不良を防ぐため次のことをお守りくださ
い。
・ ビニール片・ステッカー・粘着材などの異物をステーのロッド部(棒部)
に付着させない
・ ロッド部を軍手などでふれない
・ ボンネットにトヨタ純正品以外のアクセサリー用品を付けない
・ ステーに手をかけたり、横方向に力をかけたりしない
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4-2. 簡単な点検・部品交換
お手入れのしかた
4
ガレージジャッキ
ガレージジャッキを使用して車両を持ち上げるときは、正しい位置に
ガレージジャッキをセットしてください。正しい位置にセットしない
と、車両が損傷したり、けがをするおそれがあります。
■ フロント側
■ リヤ側
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4-2. 簡単な点検・部品交換
警告
■
車両を持ち上げるときは
次のことを必ずお守りください。お守りいただかないと、重大な傷害におよぶ
か、最悪の場合死亡につながるおそれがあります。
●
ガレージジャッキを使用するときは、必ずガレージジャッキ付属の取扱説明書
を十分に確認の上、使用する。
●
車に搭載されているジャッキを使用しない。車両が落下するおそれがありま
す。
●
ガレージジャッキのみで支えられた車両の下に体の一部を入れたり、もぐり込
んだりしない。
●
ガレージジャッキおよび、自動車用ジャッキスタンドをしっかりとした傾きの
ない平坦な床面で使用してください。
●
車両がジャッキアップされた状態でエンジンを始動しない。
●
平らで硬い地面に停車させ、パーキングブレーキをかけ、オートマチック車は
シフトレバーを P、マニュアル車はシフトレバーを R にする。
●
ガレージジャッキは、必ずジャッキポイントに正しくセットする。
ガレージジャッキを正しくセットせずに車両を持ち上げると、車両が損傷し
ます。
また車両がガレージジャッキから落下するおそれがあります。
●
車内に乗員がいるときは車両を持ち上げない。
●
車両を持ち上げるときは、ガレージジャッキの上または下にものを置かない。
●
図のようなガレージジャッキを使用して
車両を持ち上げる。
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4-2. 簡単な点検・部品交換
お手入れのしかた
4
電球(バルブ)の交換
*
: 車両型式などで異なる装備やオプション装備
次に記載する電球は、ご自身で交換できます。詳細が不明な場合やそ
の他の電球交換については、トヨタ販売店にご相談ください。
■ 電球の用意
切れた電球の W(ワット)数を確かめてください。(
oP. 245)
■ フロントのバルブ位置
■ リヤのバルブ位置
フロント方向指示 兼 非常点滅灯
車幅灯
フォグライト
*
ヘッドライト
サイド方向指示 兼 非常点滅灯
制動灯/尾灯
リヤ方向指示 兼 非常点滅灯
番号灯
後退灯
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4-2. 簡単な点検・部品交換
電球交換のしかた
■ ヘッドライト
コネクターとゴムカバーを取りは
ずす
止め金をはずし、電球を取りはず
す
取り付けるときは、取りはずしたときと逆の手順で取り付ける
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4-2. 簡単な点検・部品交換
4
お手入れのしかた
■ フォグライト
*
ライト本体をはずす
ネジをはずし、ライト本体を引き出し
ます。
カバーを取りはずす
図の位置にマイナスドライバーを
挿し込んで、ソケットを取りはず
す
傷が付くのを防ぐため、マイナスドラ
イバーの先端に布などを巻いて保護
してください。
*
: 車両型式などで異なる装備やオプション装備
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4-2. 簡単な点検・部品交換
止め金をはずし、電球を取りはず
す
取り付けるときは、取りはずしたときと逆の手順で取り付ける
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