Toyota Comfort (2014 year). Manual japanese — part 13
191
4-2. 簡単な点検・部品交換
お手入れのしかた
4
エアコンフィルターの清掃、交換
知識
■
エアフィルターの清掃について
エアフィルターは次の時期を目安に清掃してください。
清掃:3ヶ月ごと
■
エアコンの風量が減少したときは
●
フィルターの目づまりが考えられますので、フィルターを清掃してくださ
い。
●
お湯による洗浄は行わないでください。フィルターは中性洗剤で洗浄したあ
と、水洗いするか、エアでゴミを吹き飛ばして洗浄してください。
■
エアフィルターの交換について
適切な交換時期は、ご使用条件により異なります。
エアコンを快適にお使いいただくために、エアフィルターを定期的に
清掃、または交換してください。
■ 清掃のしかた
エンジン スイッチを“ LOCK ”にする
フィルターを取りはずす
インストルメントパネルの助手席
側下部からフィルターを下に引き
出します。
フィルターを清掃する
取り付けるときは、取りはずしたときと逆の手順で取り付ける
192
4-2. 簡単な点検・部品交換
注意
■
エアコンを使用するときの注意
フィルターを装着せずにエアコンを使用すると、故障の原因になることがあり
ます。必ずフィルターを装着してください。
5
トラブルが起きたら
193
5-1. まず初めに
故障したときは. . . . . . 194
非常点滅灯 . . . . . . . 196
発炎筒 . . . . . . . . . 197
けん引について. . . . . . 199
5-2. 緊急時の対処法
警告灯がついたときは . . . 205
パンクしたときは. . . . . 212
エンジンが
かからないときは . . . .. 222
シフトレバーが
シフトできないときは
(オートマチック車). . .. 223
キーを無くしたときは . . . 224
バッテリーが
あがったときは . . . . .. 225
オーバーヒートした
ときは. . . . . . . . .. 231
スタックしたときは . . . . 234
車両を緊急停止するには . . 236
194
5-1. まず初めに
故障したときは
故障のときは速やかに下記の指示に従ってください。
非常点滅灯(
oP. 196)を点滅
させながら、車を路肩に寄せ停
車する
非常点滅灯は、故障などでやむを
得ず路上駐車する場合、他車に知
らせるため使用します。
高 速 道 路 や 自 動 車 専 用 道 路 で
は、次のことに従う
● 同乗者を避難させる
● 車両の 50m 以上後方に発炎
筒(
oP. 197)と停止表示
板を置くか、停止表示灯を使
用する
・ 見通しが悪い場合はさら
に後方に置いてください。
・ 発炎筒は、燃料もれの際や
トンネル内では使用しな
いでください。
● その後、ガードレールの外側
などに避難する。
50m 以上
後方に置く
5
195
5-1. まず初めに
トラブルが起きたら
知識
■
停止表示板・停止表示灯について
●
高速道路や自動車専用道路でやむを得ず
駐停車する場合は、停止表示板または停
止表示灯の表示が、法律で義務付けられ
ています。
●
停止表示板・停止表示灯のご購入につい
ては、トヨタ販売店にお問い合わせくだ
さい。
停止表示板
停止表示灯
196
5-1. まず初めに
非常点滅灯
注意
■
バッテリーあがりを防ぐために
エンジン停止中に非常点滅灯を長時間使用しないでください。
事故や故障のときなどにお使いください。
スイッチを押すとすべての方向
指示灯が点滅し、もう一度押す
と消灯します。
スイッチ
5
197
5-1. まず初めに
トラブルが起きたら
発炎筒
知識
■
発炎筒の有効期限
表示してある有効期間が切れる前に、トヨタ販売店でお求めください。
事故や故障のときなど、緊急時にお使いください。
発炎時間は約 5 分です。非常点滅灯と併用してお使いください。
助手席足元の発炎筒を取り出す
本体をまわしながら抜き、本体
を逆さにして挿し込む
先端のフタを取り、すり薬と発炎
筒の先端をこすり、着火させる
発炎筒
すり薬
198
5-1. まず初めに
警告
■
発炎筒が使用できない場所
次の場所では、発炎筒を使用しないでください。
煙で視界が悪くなったり、引火するおそれがあるため危険です。
●
トンネル内
●
ガソリンなど可燃物の近く
■
発炎筒の取り扱いについて
次のことを必ずお守りください。
お守りいただかないと、重大な傷害を受けるおそれがあり危険です。
●
使用中は、発炎筒を顔や体に向けたり、近付けたりしない
●
発炎筒は、お子さまにさわらせない
5
199
5-1. まず初めに
トラブルが起きたら
けん引について
けん引の前に販売店への連絡が必要な状況
次の場合は、駆動系の故障が考えられるため、トヨタ販売店へご連絡く
ださい。
● エンジンはかかるが車が動かない
● 異常な音がする
レッカー車でけん引するとき
前向きにけん引するときは
オートマチック車:台車を使用し
て後輪を持ち上げる
マニュアル車:台車を使用して後
輪を持ち上げることをおすすめし
ます
台車を使用しない場合は、パーキング
ブレーキを解除し、シフトレバーを N
にしてください。
うしろ向きにけん引するときは
台車を使用して前輪を持ち上げる
けん引は、できるだけトヨタ販売店または専門業者にご依頼ください。
その場合は、レッカー車または、車両運搬車を使用することをおすすめ
します。
200
5-1. まず初めに
車両運搬車を使用するとき
車両運搬車で輸送されているとき
は、図の場所にフックを取り付け
る
鎖やケーブルなどを使用して車両
を固縛する場合は図に黒く示す角
度が 45°になるように固縛する
5
201
5-1. まず初めに
トラブルが起きたら
けん引されるとき
車体に傷が付かないようにロープ
をけん引フックにかける
車体に傷が付かないように注意して
ください。また、前進方向でけん引し
てください。
ロープの中央に白い布を付ける
布の大きさ:
0.3 m 平方(30 cm × 30 cm)以上
運転者はけん引される車両に乗り、エンジンを始動する
エンジンが始動しないときは、エンジン スイッチを“ ON ”にしてください。
けん引される車両のシフトレバーを N にしてから、パーキング
ブレーキを解除する
けん引中は、ロープがたるまないよう、減速時なども前の車の速度に合わせ
てください。
シフトレバーがシフトできないときは(オートマチック車):
oP. 223
けん引フック
白い布
けん引方向
25 m 以内
5 m 以内
202
5-1. まず初めに
知識
■
けん引フックの使用目的
けん引フックはけん引されるときに使うものであり、他車をけん引するための
ものではありません。
■
けん引されるときに
エンジンが停止しているとブレーキの効きが悪くなったり、ハンドル操作が通
常より重くなったりします。
■
輸送用フックについて
このフックは船舶固縛で車両を輸送すると
きに固定するためのものです。他車に引っ
張り出してもらったり、他車をけん引した
りすることはできません。
輸送用フック
5
203
5-1. まず初めに
トラブルが起きたら
警告
次のことを必ずお守りください。
お守りいただかないと、重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるおそ
れがあります。
■
けん引されるとき
■
けん引中の運転について
●
ロープによるけん引を行うときは、けん引フックやロープに過剰な負荷をかけ
る急発進などを避けてください。
けん引フックやロープが破損し、その破片が周囲の人などにあたり、重大な傷
害を与えるおそれがあります。
●
エンジン スイッチを“ LOCK ”にしないでください。
ハンドルがロックされ、ハンドル操作ができなくなるおそれがあります。
必ず 4 輪とも持ち上げた状態で運搬してく
ださい。タイヤが地面に着いた状態でけん
引すると、駆動系部品が破損したり、車の
向きがかわり事故につながったりするおそ
れがあります。
204
5-1. まず初めに
注意
■
レッカー車でけん引するとき
■
車両運搬車に車を固縛するとき
ケーブルなどを過度に締め付けすぎないでください。車両の損傷につながるお
それがあります。
■
駆動系部品の損傷を防ぐために
●
ロープでけん引されるときは次のことを必ずお守りください。
・ ワイヤーロープは使用しない
・ 速度 30 km/h 以下、距離 80 km 以内でけん引する
・ 前進方向でけん引する
・ サスペンション部などにロープをかけない
●
この車両で他車やボート(トレーラー)などをけん引しないでください。
■
長い下り坂でけん引するときは
レッカー車で 4 輪とも持ち上げた状態でけん引してください。
レッカー車でけん引しないと、ブレーキが過熱し効きが悪くなるおそれがあり
ます。
■
輸送用フックについて
輸送用フックで他車に引っ張り出してもらったり、他車をけん引したりしない
でください。装置の変形や車両の損傷などにつながるおそれがあります。
車両の損傷を防ぐために図のようなレッ
カー車ではけん引しないでください。
5
205
トラブルが起きたら
5-2. 緊急時の対処法
警告灯がついたときは
ただちに停車してください。走行を続けると危険です。
次の警告はブレーキの故障のおそれがあることを意味します。ただちに
安全な場所に停車し、トヨタ販売店へ連絡してください。
※
ブレーキ警告ブザー:
ブレーキ液が不足しているときに車速が約 5 km/h 以上になると、警告ブザーが鳴
ります。
パーキングブレーキ未解除走行時警告ブザー:
パーキングブレーキを解除しないまま車を発進させ、車速が約 5 km/h 以上になる
と、警告ブザーが鳴ります。
警告ブザーが鳴ったときは、パーキングブレーキを解除してください。
警告灯
警告灯名・警告内容
ブレーキ警告灯(警告ブザー
※
)
ブレーキ液の不足
パーキングブレーキが解除されていないときも点灯します。
解除後、消灯すれば正常です。
警告灯が点灯または点滅したままの場合は、落ち着いて次のようにご
対処ください。点灯・点滅しても、そのあと消灯すれば異常ではあり
ません。ただし、同じ現象が再度発生した場合は、トヨタ販売店で点
検を受けてください。
206
5-2. 緊急時の対処法
ただちに停車してください。
次の警告は、お車へのダメージや思わぬ危険を招くおそれがあることを
意味します。ただちに安全な場所に停車し、トヨタ販売店へ連絡してく
ださい。
警告灯
警告灯名・警告内容
充電警告灯
充電系統の異常
充電警告灯が点灯すると、リヤライト異常警告灯も異常の有無
にかかわらず同時に点灯します。
油圧警告灯(警告ブザー)
エンジンオイルの圧力異常
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