Toyota FJ Cruiser (2017 year). Manual japanese — part 17
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5-1. まず初めに
トラブルが起きたら
他車にけん引してもらうとき
車体に傷が付かないようにロープ
をけん引フックにかける
車体に傷が付かないように注意して
ください。また、前進方向でけん引し
てください。
ロープの中央に白い布を付ける
布の大きさ:
0.3 m 平方(30 cm×30 cm)以上
運転者はけん引される車両に乗り、エンジンを始動する
エンジンが始動しないときは、エンジンスイッチを “ ON” にしてく
ださい。
けん引される車両のトランスファーレバーを H2 にする
けん引される車両のシフトレバーを N にしてから、パーキング
ブレーキを解除する
けん引中は、ロープがたるまないよう、減速時なども前の車の速度に
合わせてください。
シフトレバーがシフトできないときは:oP. 118
STS51AC002
25 m 以内
5 m 以内
白い布
けん引方向
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5-1. まず初めに
知識
■
けん引フックの使用目的
けん引フックはけん引してもらうときに使うものであり、他車をけん引するた
めのものではありません。
■
他車にけん引してもらうときに
エンジンが停止しているとブレーキの効きが悪くなったり、ハンドル操作が通
常より重くなったりします。
■
リヤ側フックについて
このフックは、自車より軽い車をやむを得
ず一般路上でロープによりけん引するとき
に使用することができます。
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5-1. まず初めに
トラブルが起きたら
警告
次のことを必ずお守りください。
お守りいただかないと、重大な障害におよぶか、最悪の場合死亡につながるおそ
れがあります。
■
車両を運搬するときは
駆動系部品が故障したと思われるときは、必ず4輪を持ちあげて運搬してくだ
さい。
■
レッカー車でけん引するとき
■
他車にけん引してもらうときの運転について
●
けん引フックやロープに過剰な負荷をかける急発進などを避けてください。
けん引フックやロープが破損し、その破片が周囲の人などにあたり、重大な傷
害を与えるおそれがあります。
●
エンジンスイッチを “ LOCK ” にしないでください。
ハンドルがロックされ、ハンドル操作ができなくなるおそれがあります。
●
けん引される車は、慎重に運転してください。
エンジンが停止しているとブレーキの効きが悪くなったり、ハンドルが通常よ
り重くなったりします。
4 輪とも持ち上げた状態で運搬してくださ
い。タイヤが地面に着いた状態でけん引す
ると、駆動系部品が破損したり車が台車か
ら飛び出したりするおそれがあります。
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5-1. まず初めに
注意
■
レッカー車でけん引するとき
■
車両運搬車に車を固縛するとき
ケーブル等を過度に締め付けすぎないでください。車両の損傷につながるおそ
れがあります。
■
車両の損傷を防ぐために
●
他車にけん引してもらうときは次のことを必ずお守りください。
・ ワイヤーロープは使用しない
・ 速度 30 km/h 以下、距離 80 km 以内でけん引する
・ 前進方向でけん引する
・ サスペンション部などにロープをかけない
●
この車両で他車やボート(トレーラー)などをけん引しないでください。
■
長い下り坂でけん引するときは
レッカー車で 4 輪とも持ち上げた状態でけん引してください。レッカー車でけ
ん引しないと、ブレーキが過熱し効きが悪くなるおそれがあります。
■
リヤ側フックについて
やむを得ない場合以外は使用しないでください。装置の変形や車両の損傷など
につながるおそれがあります。
車両の損傷を防ぐために図のようなレッ
カー車ではけん引しないでください。
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5-1. まず初めに
トラブルが起きたら
フューエルポンプシャットオフシステム
システム作動後にエンジンを再始動するには
システムが作動したあと、エンジンを再始動するには、次の手順に従っ
てください。
エンジンスイッチを “ ACC ” または “ LOCK ” にする
エンジンを再始動する
注意
■
エンジンを始動する前に
車両下をよく確認してください。
地面に燃料もれを見つけた場合は、燃料システムに損傷があり、修理する必要
があります。その場合はエンジンを再始動しないでください。
エンジン停止時および SRS エアバッグ作動時は、フューエルポンプ
シャットオフシステムが作動し、燃料供給を停止し、燃料もれを最小
限に抑えます。
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5-2. 緊急時の対処法
警告灯がついたときは
ただちに停車してください。走行を続けると危険です。
次の警告はブレーキの故障のおそれがあることを意味します。ただちに
安全な場所に停車し、トヨタ販売店へ連絡してください。
ただちに停車してください。
次の警告は、お車へのダメージや思わぬ危険を招くおそれがあることを
意味します。ただちに安全な場所に停車し、トヨタ販売店へ連絡してく
ださい。
警告灯
警告灯名・警告内容
ブレーキ警告灯
・ ブレーキ液の不足
・ ブレーキ系統の異常
パーキングブレーキが解除されていないときも点灯します。
解除後、消灯すれば正常です。
警告灯
警告灯名・警告内容
充電警告灯
充電系統の異常
油圧警告灯
エンジンオイルの圧力異常
警告灯が点灯または点滅したままの場合は、落ち着いて次のように対
処してください。点灯・点滅しても、その後消灯すれば異常ではあり
ません。ただし、同じ現象が再度発生した場合は、トヨタ販売店で点
検を受けてください。
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5-2. 緊急時の対処法
トラブルが起きたら
ただちに点検を受けてください。
次の警告は、放置するとシステムが正しく働かず、思わぬ危険や故障を
招くおそれがあることを意味します。ただちにトヨタ販売店で点検を受
けてください。
警告灯・表示灯
警告灯/表示灯名・警告内容
エンジン警告灯
・ エンジン電子制御システムの異常
・ 電子制御スロットルの異常
・ オートマチックトランスミッション電子制御システムの異常
SRS エアバッグ/プリテンショナー警告灯
・ SRS エアバッグシステムの異常
・ プリテンショナー付シートベルトシステムの異常
ABS &ブレーキアシスト警告灯
・ ABS の異常
・ ブレーキアシストの異常
スリップ表示灯(点灯したままのとき)
・ VSC システム異常
・ TRC システム異常
・ クロールコントロール
*
の異常
( 黄色/点滅 )
4WD 表示灯
4WD システムの異常
パーキングシステム警告灯
オートマチックトランスミッションのパーキングシステム異常
( 黄色 )
クルーズコントロール表示灯
*
クルーズコントロールの異常(oP. 142)
*
: 車両型式などで異なる装備やオプション装備
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5-2. 緊急時の対処法
ただちに処置してください。
次の警告はそれぞれの対処方法に従って処置し、警告灯が消灯するのを
確認してください。
警告灯
警告灯名・警告内容
対処方法
半ドア警告灯
いずれかのドア、またはバック
ドアガラスが確実に閉まってい
ない
全ドア・バックドアガラスを閉
める
燃料残量警告灯
燃料の残量が約 11 L 以下に
なった
燃料を補給する
運転席シートベルト非着用
警告灯(警告ブザー)
※
運転席シートベルトの非着用
シートベルトを着用する
助手席シートベルト非着用
警告灯(警告ブザー)
※
助手席シートベルトの非着用
シートベルトを着用する
オートマチックトランスミッ
ション油温警告灯
・ トランスミッションフルード
の温度異常(点灯)
ただちに安全な場所に停車し、
シフトレバーを P にして、エン
ジンをかけたまま温度が下が
るまで待ちます。表示が消えた
ら、走行可能になります。
表示が消えない場合は、ただ
ちにトヨタ販売店で点検を受
けてください。
・ トランスミッションシステム
の異常(点滅)
ただちにトヨタ販売店で点検
を受けてください。
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5-2. 緊急時の対処法
トラブルが起きたら
※
運転席・助手席シートベルト非着用警告ブザー:
運転席・助手席シートベルト非着用のまま速度が約 20 km/h 以上になると警告ブ
ザーが 30 秒間断続的に鳴ります。その後も運転席・助手席シートベルト非着用の
ままだと、ブザーの音が変わり 90 秒間鳴ります。
知識
■
助手席シートベルト非着用警告灯の乗員検知センサーの作動について
●
乗員がいなくても、シートに荷物などを置くと、センサーが重量を検知して
警告灯が点滅することがあります。
●
座布団などを敷くと、センサーが乗員を検知せず警告灯が作動しないことが
あります。
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5-2. 緊急時の対処法
パンクしたときは
パンクしたタイヤを、備え付けのスペアタイヤと交換してください。
( タイヤについての詳しい説明は、P. 211 を参照してください)
■ ジャッキで車体を持ちあげる前に
● 地面が固く平らで安全な場所に移動する
● パーキングブレーキをかける
● シフトレバーを P に入れる
● エンジンを停止する
● 非常点滅灯を点滅させる
■ 工具・ジャッキ・スペアタイヤの位置
■ 工具
スペアタイヤ
ジャッキ
工具袋
ジャッキハンドル延長バー
ジャッキ
ハンドル
ホイールナット
レンチ
ホイールキャップ
レンチ
レンチ
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5-2. 緊急時の対処法
トラブルが起きたら
ジャッキ・工具の取り出し方
フタを取りはずし、固 定 バ ン ド を
はずす
ジャッキをゆるめて取りはずす
締まる
ゆるむ
スペアタイヤの取り出し方
ボルトカバーを取りはずす
ボルトカバー
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5-2. 緊急時の対処法
レンチを使用してホイールカバー
のボルトを取りはずす
(oP. 264)
ホイールカバーを取りはずす
タイヤの下側面からスペアタイヤ
カバーを手前に引いて、持ち上げ
ながら取りはずす
ナットをゆるめて、スペアタイヤ
を取りはずす
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5-2. 緊急時の対処法
トラブルが起きたら
パンクしたタイヤの交換
輪止め
※
をする
※
輪止めは、トヨタ販売店で購入する
ことができます。
アルミホイール装着車
センターオーナメントをはずす
ホイールキャップレンチを図のよう
に挿し込んで、センターオーナメント
をはずします。
傷が付くのを防ぐため、図のように布
などを巻いて保護してください。
スチールホイール装着車
センターオーナメントをはずす
ホイールキャップレンチを図のよう
に挿し込んで、センターオーナメント
をはずします。
傷が付くのを防ぐため、図のように布
などを巻いて保護してください。
STS52ACJ08
パンクしたタイヤ
輪止めの位置
前輪
左側
右側後輪うしろ
右側
左側後輪うしろ
後輪
左側
右側前輪前
右側
左側前輪前
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5-2. 緊急時の対処法
ナットを少し(約 1 回転)ゆるめる
ジャッキハンドルを組み付ける
工具袋からジャッキハンドル・ジャッキハンドル延長バー・ジャッキハンド
ルバーを取り出し、次の手順で組み付けます。
ボルト (2 本 )・ネジ部 (1ヵ所 )
をジャッキハンドルおよびドラ
イバーを使用してゆるめる
ジャ ッキ ハン ドル 延長 バーと
ジャッキハンドルバーを組み付
け、ボルト (2 本 ) を締め付ける
ボルトがしっかりと固定されている
ことを確認します。
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5-2. 緊急時の対処法
トラブルが起きたら
ジャ ッキ ハン ドル 延長 バーと
ジャッキハンドルを組み付け、
ネジ部 (1ヵ所 ) を締め付ける
ネジ部がしっかりと固定されている
ことを確認します。
組み付 け た ジャ ッ キハ ン ド ルを
ジャッキ穴部に挿し込みジャッキ
セット位置にジャッキをかける
フロント
リヤ
ジャッキは平らな位置にセットして
ください。
タイヤ が 地 面か ら 少し 離 れ るま
で、車体を上げる
リヤアクスルハウジングにジャッキ
をセットするときは、ジャッキ上部の
溝と、ハウジングを合わせるようにし
てください。
ナットすべてを取りはずし、タイ
ヤを取りはずす
タイヤを直接地面に置くときは、ホ
イールの意匠面に傷が付かないよう
意匠面を上にします。
前側
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5-2. 緊急時の対処法
タイヤの取り付け
ホイール接触面の汚れをふき取る
ホイール接触面が汚れていると、走行
中にナットがゆるみ、タイヤがはずれ
るおそれがあります。
17 インチアルミホイール装着車
タイヤを取り付け、タイヤががた
つかない程度まで手でナットを仮
締めする
ナットの座金がホイールに軽くあた
るまでまわします。
スチールホイール装着車
タイヤを取り付け、タイヤががた
つかない程度まで手でナットを仮
締めする
ナ ッ ト の テ ー パ ー 部 が ホ イ ー ル の
シート部に軽くあたるまでまわしま
す。
座金
ホイール
テーパー部
シート部
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