Toyota Pixis Truck (2016 year). Manual japanese — part 6
各部の開閉と各部の調整
X 車体各部の開閉
XX
給油のしかた
75
各部の開閉と各部の調整
フューエルキャップの開閉
●
フューエルキャップを回すときは、テザーが一緒に回らないように注意してください。フューエ
ルキャップ周辺に泥や氷が付着していると、テザーとフューエルキャップが一緒に回り、テザー
が破損するおそれがありますので、泥や氷などは取り除いてください。
解錠
施錠
カバー
解錠
施錠
開
閉
テザー
▼
開けかた
1
カバーを開ける
2
キーを差し込み、左に約 90°
回す
3
キーを抜き取る
4
キャップを左に回す
▼
閉めかた
1
キャップを「カチッ、カチッ」という音
がするまで、右に回す
2
カバーを開ける
3
キーを差し込み、右に約 90°
回す
4
キーを抜き取る
▼
給油するときは
ハンガー
外したフューエルキャップをハンガーにかけ
ることができます。
各部の開閉と各部の調整
76
車体各部の調整
シート
スライドレバー
▼
スライド操作
運転席
レバーを引き上げながら、前後にシートを
スライドします。
●
シートの調整は必ず走行前に行い、調整後はシートを前後に軽くゆすり、確実に固定された
ことを確認してください。シートが固定されていないとシートが動き、思わぬ事故の原因となっ
て、生命にかかわる重大な傷害を受けるおそれがあり危険です。
シートを調整するときは
●
次のことを守ってください。
守らないと、けがをしたり、シートが破損したりするおそれがあります。
●
手足を挟んだり、体にあたらないように十分注意する
●
シートの下や動いている部分に手足を近付けない
●
同乗者や物に当てない
各部の開閉と各部の調整
X 車体各部の調整
XX
ルームミラー
77
各部の開閉と各部の調整
ルームミラー
角度調整のしかた
ルームミラー全体を持って、角度を調整する
●
走行中は、ルームミラーの調整をしないでください。運転を誤り思わぬ事故につながるおそ
れがあり危険です。
ドアミラー
ミラーの格納、角度調整を手で行います。
●
調整は必ず走行前に行ってください。走行中にミラーの調整を行うと、運転を誤り思わぬ
事故につながるおそれがあり危険です。
●
ミラーを倒したまま走行しないでください。ミラーによる後方確認ができず事故につながるおそ
れがあり危険です。
●
ミラーの操作を行う際は、ドアとミラーの間に手を挟まないように注意してください。
●
汚れた手で調整しないでください。鏡面に油や汚れが付くと夜間など後方からのライトが乱
反射し、視認が困難になるなどして大変危険です。
鏡面の角度調整のしかた
ドアミラー全体を動かして角度を調整する
格納のしかた
ドアミラーを手で後方に倒して格納する
各部の開閉と各部の調整
車体各部の調整
78
サイドアンダーミラー
助手席側ドアミラー下部に装着されています。
発進時、または低速時に、運転席側から助
手席側下部を確認することができます。
●
サイドアンダーミラーは下向きになっています。
●
サイドアンダーミラーの角度調整は不要です。
見える範囲
ミラーを見る姿勢によって、見える範囲は
異なります。
●
見える範囲には限界があるため、周囲の安全確認は直接目視でするか、ルームミラー、ド
アミラーなども併用して十分行ってください。
警告灯、表示灯
警告灯 . . . . . 80
表示灯 . . . . . 88
メーターのはたらき
メーター . . . . … 92
スイッチの使いかた
ライトスイッチ . . . 95
ヘッドランプマニュアル
レべリングスイッチ . … 97
フォグランプスイッチ . … 98
ワイパー ・ ウォッシャー
スイッチ . . . . 98
ホーンスイッチ . . . 99
方向指示スイッチ . . 100
非常点滅灯スイッチ . … 100
計器類とスイッチ
計器類とスイッチ
80
表示灯、警告灯の有無やメーターのデザインは、グレードやオプション装備により一部異な
ることがあります。
警告灯
さまざまなシステムの異常や、安全運転に関わる項目をメーター内に警告します。
●
警告灯が点灯(または点滅)したまま走行すると、思わぬ事故を引き起こしたり、車両が
損傷するおそれがあります。
この場合、それぞれの警告灯の項目にしたがい、処置を行ってください。
●
エンジンスイッチを“ON”にしても警告灯が点灯(または点滅)しないときは、トヨタ販売
店で点検を受けてください。
エンジン警告灯
●
エンジンスイッチを“ON”
にすると点灯し、
エンジンを始動すると消灯します。
●
エンジンが回転中で、エンジン電子制御
システムに異常があると点灯、または点
滅します。
点灯・点滅した場合
●
ただちにトヨタ販売店で点検を受けてください。
警告灯、表示灯
計器類とスイッチ
X
警告灯、表示灯
XX
警告灯
81
計器類とスイッチ
油圧警告灯
●
エンジンスイッチを“ON”
にすると点灯し、
エンジンを始動すると消灯します。
●
エンジンが回転中で、エンジン内部を潤
滑しているエンジンオイルの圧力が低下
すると点灯します。
点灯した場合
●
そのまま走行すると、エンジンが故障するおそれがあります。
ただちに安全な場所に停車し、エンジンを停止して、トヨタ販売店にご連絡ください。
●
エンジンオイルの量が少なくなると警告灯が点灯します。走行中に点灯したときは、エンジン
を故障させないために高回転まで回らなくなります。
ただちにトヨタ販売店にご連絡ください。
●
油圧警告灯は、オイル量を示すものではありません。オイル量の点検は、オイルレベルゲー
ジで行ってください。
(オイル量の点検方法は、別冊の「メンテナンスノート」参照)
充電警告灯
●
エンジンスイッチを“ON”
にすると点灯し、
エンジンを始動すると消灯します。
●
エンジンが回転中で、充電系統に異常(ベ
ルトののび、
損傷など)があると点灯します。
点灯した場合
●
ただちに安全な場所に停車して、トヨタ販売店にご連絡ください。
●
エンジン始動後に警告灯がしばらく点灯しても、その後、消灯すれば異常ではありません。
計器類とスイッチ
警告灯、表示灯
82
ブレーキ警告灯
●
エンジンスイッチを“ON”
にすると点灯し、
駐車ブレーキを完全に解除すると消灯し
ます。
●
エンジンスイッチが“ON”で、下記の場
合に点灯します。
●
駐車ブレーキが完全に解除されていな
いとき
●
ブレーキ液の液量が不足しているとき
●
EBD 制御に異常があるとき
▼
駐車ブレーキが解除されている場合
エンジンスイッチを“ON”にすると点灯し、
数秒後に消灯します。
警告ブザー
駐車ブレーキが完全に解除されていない状態(警告灯が点灯している状態)で、約 5km/h
以上で走行すると、ブザーが鳴ります。
駐車ブレーキを解除すると、ブザーが鳴りやみます。
エンジン回転中、駐車ブレーキを解除しても、点灯したまま消灯しない場合
●
ブレーキ液量の不足が考えられます。
この場合、ブレーキの効きが悪くなっているおそれがあります。
効きが悪いときは、ブレーキペダルを強く踏み、ただちに安全な場所に停車して、トヨタ販
売店にご連絡ください。
ABS 警告灯と同時に点灯した場合
●
強めのブレーキの際に車両が不安定になるおそれがあります。
ただちに安全な場所に停車して、トヨタ販売店にご連絡ください。
●
制動時、常に異音
(キーキー音など)
が発生するときは、
ブレーキパッドの摩耗が考えられます。
ただちにトヨタ販売店で点検を受けてください。
計器類とスイッチ
X
警告灯、表示灯
XX
警告灯
83
計器類とスイッチ
水温警告灯(赤色)
●
エンジンスイッチを“ON”にすると赤色
に点灯し、数秒後に消灯します。
●
エンジンスイッチが“ON”で、エンジン
冷却水温が異常に高くなると赤色に点滅
し、その後、さらに水温が高くなると点
灯に変わります。
赤色に点滅・点灯した場合
●
エンジン冷却水温の異常な上昇によるオーバーヒートが考えられます。
ただちに安全な場所に停車して、処置を行ってください。
(オーバーヒートの処置→ 228 ページ)
エンジン冷却水温が低いときは
●
水温表示灯としてはたらき、青色に点灯します。
(水温表示灯(青色)→ 89 ページ)
警告ブザー
エンジン冷却水温の異常な上昇により、警告灯が赤色点滅、または赤色点灯しているとき
は、ブザーが鳴ります。
●
ブザーは警告灯が赤色点滅時は断続的に鳴り、警告灯が赤色点灯に変わると同時に連
続音に変わります。
計器類とスイッチ
警告灯、表示灯
84
オートマチックトランスミッション警告灯
オートマチック車
(点滅)
エンジンスイッチが“ON”で、オートマチック
トランスミッションシステムに異常があると点
滅します。
点滅した場合
●
ただちにトヨタ販売店で点検を受けてください。
シートベルト未装着警告灯(運転席)
●
エンジンスイッチが“ON”で、運転席の
乗員がシートベルトを着用していないと点
滅します。
●
シートベルトを着用すると消灯します。
警告ブザー
シートベルトを着用していない状態(警告灯が点滅状態)
で、約 20km/h 以上で走行すると、
ブザーが約 2 分間鳴ります。
●
1 度警告ブザーが鳴ると、たとえ約 20km/h 以下で走行しても、約 2 分間鳴り続けますの
で、走行するときは必ずシートベルトを着用してください。
●
ブザーが鳴り始めてから、約 30 秒後に断続音の速さが変わります。
計器類とスイッチ
X
警告灯、表示灯
XX
警告灯
85
計器類とスイッチ
半ドア警告灯
エンジンスイッチに関係なく、いずれかのド
アを開けると点灯し、すべてのドアを完全に
閉めると消灯します。
点灯した場合
●
警告灯が点灯したまま走行しないでください。ドアが確実に閉まっていないため、走行中に
ドアが開き、思わぬ事故につながるおそれがあります。
点灯した場合
●
警告灯が点灯した場合は、もう一度ドアを閉めなおして、警告灯が消灯したことを確認して
ください。
消灯しないときや、再び点灯するときは、ただちにトヨタ販売店で点検を受けてください。
計器類とスイッチ
警告灯、表示灯
86
燃料残量警告灯
エンジンスイッチが“ON”のとき、燃料残
量が約 8ℓ以下になると、燃料残量警告灯
が数回点滅した後、点灯します。
(燃料計→ 93 ページ)
点灯した場合
●
ただちに燃料を給油してください。
●
坂道やカーブなどでは、タンク内の燃料が移動するため、警告灯が早めに点灯することがあります。
警告ブザー
燃料残量警告灯が点滅すると、ブザーが 2 回鳴ります。
ABS 警告灯
ABS 装着車
●
エンジンスイッチを“ON”
にすると点灯し、
数秒後に消灯します。
●
エンジンスイッチが“ON”で、ABS に
異常があると点灯します。
ブレーキ警告灯と同時に点灯した場合
●
ABS に異常があるだけでなく、強めのブレーキの際に車両が不安定になるおそれがあります。
ただちに安全な場所に停車して、トヨタ販売店にご連絡ください。
点灯した場合
●
通常のブレーキとしての性能は確保されていますが(ABS としての作動はしません)
、トヨタ
販売店で点検を受けてください。
●
走行中に警告灯が数秒間点灯しても、その後、消灯すれば異常ではありません。ただし、
点灯・消灯をくり返す場合は、トヨタ販売店で点検を受けてください。
計器類とスイッチ
X
警告灯、表示灯
XX
警告灯
87
計器類とスイッチ
SRS エアバッグ警告灯
●
エンジンスイッチを“ON”
にすると点灯し、
数秒後に消灯します。
●
エンジンスイッチが“ON”で、下記のシ
ステムに異常があると点灯します。
▼
異常があると点灯するシステム
●
SRS エアバッグ
(SRS エアバッグ→ 46 ページ)
●
プリテンショナー機構
(プリテンショナー機構→ 37 ページ)
点灯した場合
●
ただちにトヨタ販売店で点検を受けてください。
電動パワーステアリング警告灯
オプション / グレード別装備
●
エンジンスイッチを“ON”にすると点灯し、
エンジンを始動すると数秒後に消灯します。
●
エンジンが回転中で、電動パワーステアリ
ングシステムに異常があると点灯します。
●
停車中や微低速走行中にハンドル操作を繰り返したり、ハンドルに力をかけたまま保持する
と、モーターやコンピューターの過熱を防止するため、パワーステアリング制御が制限され、
ハンドル操作が重くなります。
この場合、しばらくハンドル操作を控えてください。
ハンドル操作をしないまま約 10 分が経過すると、通常の重さに戻ります。
点灯した場合
●
ただちにトヨタ販売店で点検を受けてください。
●
ハンドル操作を行ったとき、モーター音(「ウィーン」という音)が聞こえることがあります。
これは、パワーステアリングモーターが作動しているときの音で、異常ではありません。
計器類とスイッチ
警告灯、表示灯
88
表示灯
車両のさまざまな状態をメーター内に表示します。
●
表示灯によっては、点灯(または点滅)したまま走行すると、思わぬ事故を引き起こしたり、
車両が損傷するおそれがあります。
この場合、それぞれの表示灯の項目にしたがい、処置を行ってください。
●
点灯操作を行っても、表示灯が点灯しないときは、トヨタ販売店で点検を受けてください。
方向指示表示灯・非常点滅表示灯
方向指示表示灯
エンジンスイッチが“ON”で、方向指示灯
を点滅させると、同時に表示灯が点滅しま
す。
非常点滅表示灯
エンジンスイッチに関係なく、非常点滅灯
を点滅させると、同時に左右の表示灯が点
滅します。
点滅する間隔が異常に速くなった場合
●
方向指示灯(非常点滅灯)の電球切れが考えられます。すべての方向指示灯が点滅す
るか確認してください。
計器類とスイッチ
X
警告灯、表示灯
XX
表示灯
89
計器類とスイッチ
ヘッドランプ上向き表示灯
エンジンスイッチに関係なく、ヘッドランプ
を上向きの状態にすると点灯します。
フォグランプ表示灯
オプション / グレード別装備
エンジンスイッチに関係なく、フォグランプ
を点灯させると点灯します。
(フォグランプスイッチ→ 98 ページ)
水温表示灯(青色)
エンジンスイッチが“ON”で、エンジン冷
却水温が低いとき、青色に点灯します。
●
エンジン冷却水温が低い間は、急激な空ぶかし、急加速、高速走行はしないでください。
暖機を十分続けていても青色に点灯したままの場合
●
ただちにトヨタ販売店で点検を受けてください。
エンジン冷却水温が異常に高いときは
●
水温警告灯としてはたらき、赤色に点滅・点灯します。
(水温警告灯(赤色)→ 83 ページ)
計器類とスイッチ
警告灯、表示灯
90
オートマチックシフトインジケーター
オートマチック車
●
エンジンスイッチが“ON”のとき、使用
中のシフトレバーの位置が点灯します。
●
+ レンジにすると、
“[ ]”が点滅します。
O/D OFF 表示灯
オートマチック車
●
エンジンスイッチが“ON”で、オーバー
ドライブを“OFF”の状態にすると点灯
します。
(オーバードライブスイッチ
→ 115 ページ)
点滅した場合
●
オートマチックトランスミッションシステムの異常が考えられます。
ただちにトヨタ販売店で点検を受けてください。
(オートマチックトランスミッション警告灯→ 84 ページ)
エコ・楽モード切替インジケーター
エコ・楽モード切替機構装着車
●
エンジンスイッチが“ON”のとき、使用
中の切替レバーの位置が点灯します。
(エコ・楽モード切替機構→ 118 ページ)
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