Toyota Pixis Truck (2016 year). Manual japanese — part 12
車のお手入れ
X 日常のお手入れ
XX
室内のお手入れ
171
車のお手入れ
室内のお手入れ
ビニール、レザー、プラスチック、布材など汚れ落としには、中性洗剤の水溶液を柔らか
い布に軽く含ませてお使いください。洗浄後、残った洗剤分は真水を含ませた柔らかい布
でよく落としてください。室内側のウインドガラスも、こまめにふいておきましょう。汚れ
たままにしておくと、取れにくくなる場合があります。
●
シートベルトを清掃するときは、必ず中性洗剤を溶かしたぬるま湯を使用してください。中性
洗剤以外を使用すると、ベルトが弱くなり万一のときに正常なはたらきをしないことがあります。
車内に水などをかけないでください。
●
インストルメントパネルやドア、フロア下などにあるスイッチや電気部品、配線類の故障の原
因となったり、車両火災につながるおそれがあり危険です。
万一、水、飲み物などがかかった場合は、可能な限り水分を取り除き、すみやかにトヨタ
販売店にご相談ください。
水濡注意
範囲
●
シートの下など見えにくい場所や狭い場所に手を入れるときは、けがをしないように十分注意
してください。
●
ベンジン、ガソリン、シンナーなどの有機溶剤は変色、しみなどの原因となるので
使わないでください。
●
各スイッチの周辺にシリコン系のスプレーを使用しないでください。シリコンが内部の電気部
品に付着し、故障の原因となります。
●
乾燥は直射日光をさけ、風通しが良く、ほこりの立たない日陰で行ってください。素材のい
たみを早める原因となります。
スーパー UV & IR カットガラス(フロントドア)を清掃するときは
オプション/グレード別装備
●
汚れたら早めに水またはぬるま湯を含ませた布で軽くふいてください。
●
研磨剤(コンパウンド)入りの洗剤や鋭利なもの、硬いもので清掃しないでください。室内
側のコーティングを損傷させるおそれがあります。
●
ドアガラスの汚れがひどいときは、開閉を繰り返さないでください。
車のお手入れ
172
簡単な点検・部品の交換
車を安全、快適にご使用いただくには、日頃のお手入れが大切です。 点検方法などは、
別冊の「メンテナンスノート」に記載していますので、参照してください。
各部の点検
グレードの違い、注文装備も記載しています。
エンジンルーム
前
ラジエーター
キャップ
ウインドウォッシャー液注入口
前
オイルレベル
ゲージ
オイルフィラ
キャップ
ラジエーターリザーバータンク
インストルメントパネル内
荷台の下
ブレーキフルード
リザーバータンク
バッテリー
車のお手入れ
X 簡単な点検・部品の交換
XX
各部の点検
173
車のお手入れ
エンジンルームの開閉
エンジンルームは、シートの下にあります。
けがや事故を防ぐために
●
エンジン回転中や停止後は、エンジンルームが大変高温になっていることがあります。やけどを
するおそれがありますので、エンジンルームを開ける前に十分冷めていることを確認してください。
●
以下のことを必ずお守りください。お守りいただかないと、重大な傷害や思わぬ事故につな
がるおそれがあります。
●
エンジンルームを閉めたあとは、シート下のキャッチが確実にロックしたことを確かめてくださ
い。ロックが確実にされていないと、急ブレーキ時などにシートが動き、死亡事故や重大
な傷害につながるおそれがあります。
●
エンジンルームを閉めるときは、手などを挟まないように注意してください。重大な傷害を受
けるおそれがあり危険です。
●
お子さまにエンジンルームの開閉はさせないでください。開閉中うっかり手を離すと手などを
挟むなどして、重大な傷害を受けるおそれがあり危険です。
点検作業をしたあとは
●
エンジンルーム内に工具や布を置き忘れていないことを確認してください。点検や清掃に使
用した工具や布などをエンジンルーム内に置き忘れていると、故障の原因となったり、車両
火災につながるおそれがあり危険です。
エンジンルームの開けかた / 閉めかた
●
シートを動かすときは、手などを挟まないように注意してください。重大な傷害を受けるおそれ
があり危険です。
●
シートをおろすときは、シートベルトのバックルを挟み込まないように注意してください。バック
ルが破損するおそれがあります。
車のお手入れ
簡単な点検・部品の交換
174
▼
開けかた
1
ハンドルを直進状態にする
バックル
2
運転席シートを一番後ろまでスライドさ
せる
(シートの調整→ 76 ページ)
3
シートベルトのバックルを起こす
❶
レバー
❶
❷
❷
4
背もたれのロックを解除(
❶
)し、前
に倒す(
❷
)
❶
❷
キャッチ
レバー
5
シート下部にあるキャッチのレバーを動
かし(
❶
)、キャッチを引き上げる(
❷
)
バンド
6
シートを上げて、背もたれの後ろにあ
るバンドで固定する
7
シートが確実に固定されたことを確認
する
車のお手入れ
X 簡単な点検・部品の交換
XX
各部の点検
175
車のお手入れ
▼
閉めかた
キャッチ
1
固定バンドを外し、シートを静かに下げる
2
シート下部のキャッチを確実にロックする
貼り付け部
3
バンドを背もたれの後ろに収納する
●
バンドは折って貼り合わせます。
4
背もたれを起こして固定する
5
運転席シートのスライド位置を調整する
6
シートが確実に固定されたことを確認する
●
キャッチをロックするときは、レバーが押し込まれ、確実にロックしたことを確認してください。
車のお手入れ
簡単な点検・部品の交換
176
ブレーキフルードリザーバータンクカバーの外しかた
インストルメントパネルの中にブレーキフルードリザーバータンクがあります。
点検方法については、別冊の「メンテナンスノート」を参照してください。
ブレーキフルード
リザーバータンク
カバー
▼
カバーの外しかた
●
カバーの下側を矢印の方向に引く
●
ブレーキフルードがこぼれたときは、すぐに水で濡れたタオルなどでふき取ってください。ブレー
キフルードがこぼれた箇所が変色、変形するおそれがあります。
車のお手入れ
X 簡単な点検・部品の交換
XX
消耗品の補給、交換
177
車のお手入れ
消耗品の補給、交換
消耗品の補給、交換などは、別冊の「メンテナンスノート」に記載していますので、参照
してください。
●
エンジンルームは大変高温になっていることがあるため、下記のことをお守りください。
●
やけどをするおそれがありますので、点検するときは、十分に冷めてから行ってください。
●
点検したあとは、エンジンルーム内に工具や布を置き忘れていないことを確認してください。
点検や清掃に使用した工具や布などをエンジンルーム内に置き忘れていると、故障の原因
となったり、車両火災につながるおそれがあり危険です。
●
オイルを点検・交換するときは、オイルがオルタネーターなどに付着しないように行ってください。
オイルが付着したときは、ただちに拭き取ってください。オイルが付着していると、車両火災
につながるおそれがあり危険です。
エンジンオイル
エンジンオイルの量を定期的に点検してください。
オイルレベルゲージ
適量範囲
●
エンジンオイルはエンジン内部の潤滑、冷却などをするはたらきがあります。通常の運転をし
ていてもピストンおよび吸気、排気バルブを潤滑しているオイルの一部が燃焼室などで燃え
るためオイル量は走行とともに減少します。また、減少する量は走行条件などにより異なり
ます。
●
外気温が低いときに、オイルフィラキャップの裏側や、オイル注入口にエンジンオイルが白い
クリーム状になって付着していることがあります。
これは、エンジン内部の水蒸気が冷却されて水滴になり、エンジンオイルと混ざることにより
発生するもので、外気温の上昇、エンジンの暖機等で水分が蒸発すると解消します。
この現象によるエンジンオイルの変質はなく、そのまま使用しても、問題はありません。
車のお手入れ
簡単な点検・部品の交換
178
冷却水
▼
冷却水の点検について
ラジエーターリザーバータンクの側面の目盛りで行ってください。
詳しくは別冊の「メンテナンスノート」を参照してください。
●
水温が高いときは、ラジエーターキャップを外さないでください。冷却水の圧力がラジエーター
キャップにかかっているので、蒸気や熱湯がふき出し、やけどなど重大な傷害を受けるおそ
れがあり危険です。
●
冷却ファンに絶対に触れないでください。ファンが回転するため、手や衣服などが巻き込ま
れたりして思わぬ事故につながるおそれがあり危険です。
▼
冷却水の補給について
●
ラジエーターリザーバータンクに冷却水がないときは、ラジエーターリザーバータンクおよびラ
ジエーターに冷却水を補給したあと、エア抜きが必要になりますので、トヨタ販売店で点検
を受けてください。
▼
冷却水の交換について
●
冷却水の交換は、トヨタ販売店に依頼してください。
●
冷却水の交換要領は、助手席シート下に貼り付けてあるエンジン冷却水交換要領ラベル
に記載しています。
エンジン冷却水
交換要領ラベル
車のお手入れ
X 簡単な点検・部品の交換
XX
消耗品の補給、交換
179
車のお手入れ
ウインドウォッシャー液の補給
ウォッシャー液の量を定期的に点検してください。ウォッシャー液が不足しているときは、ト
ヨタ純正ウインドウォッシャー液を補給します。
●
エンジンが熱いときやエンジンがかかっているときはウォッシャー液を補給しないでください。
ウォッシャー液にはアルコール成分が含まれているため、ウォッシャー液がエンジンなどにかか
ると、出火するおそれがあり危険です。
●
ウォッシャー液のかわりに石けん水などを入れないでください。塗装のしみや目づまりになるお
それがあります。
●
ウインドウォッシャー液はトヨタ純正をおすすめします。ウォッシャー液の濃度の使い分けと注
意事項はウォッシャー液の容器に記載されています。
●
ウォッシャー液をあふれるほど入れないでください。
▼
点検のしかた
ウォッシャータンクの側面から、液面を目視
により確認します。
▼
補給のしかた
ウォッシャータンクのキャップを外し、ウォッ
シャー液容器に表示してある凍結温度を参
考に希釈して補給します。
車両前側
車のお手入れ
簡単な点検・部品の交換
180
* 高速で走行しているときに、タイヤが波うつ現象。
タイヤ空気圧の点検
タイヤの空気圧の点検は、法的に義務付け
られています。最低でも月に 1 回行ってく
ださい。
タイヤが冷えているときに、タイヤゲージ
で空気圧が規定値にあるかを点検してくだ
さい。
空気圧が適正でない場合は、必ず指定空気
圧に調整してください。
(タイヤの指定空気圧は運転席側ドア開口
部に記載しています。)
●
指定空気圧より低いと車両の安定性を
損なうばかりでなく、タイヤが偏摩耗や早
期摩耗します。高速走行時にスタンディ
ングウェーブ現象 * によりタイヤがバースト
(破裂)するなど、思わぬ事故につなが
るおそれがあり危険です。
●
タイヤが冷えているときとは、一般道路で
走行距離が 1km 以下の場合、または 3
時間以上駐車している状態のことをいい
ます。
●
タイヤが暖まっているときは、タイヤの中
の空気が膨張しているので、約 20 ∼
30kPa(0.2 ∼ 0.3{kgf/cm
2
}
)空 気
圧が高くなっています。この場合、誤っ
て空気圧を下げないようにしてください。
タイヤの亀裂、損傷
タイヤの側面や接地部全周に亀裂や損傷が
ないかを点検してください。
また、釘、石、その他の異物が刺さったり、
かみ込んでいないかを点検してください。
●
タイヤの側面などに傷や亀裂のあるような
異常なタイヤを装着しないでください。
●
異常があるタイヤを装着していると、走行
時にハンドルが取られたり、異常な振動
を感じることがあります。
また、バースト(破裂)など修理できない
ような損傷をタイヤにあたえたり、タイヤ
が横滑りするなど、思わぬ事故につなが
るおそれがあり危険です。走行中、異常
な振動を感じた場合は、トヨタ販売店で
点検を受け、正常なタイヤに交換してくだ
さい。
●
異常があるタイヤを装着していると、車の
性能(燃費・車両の安定性・制動距離
など)が十分に発揮できないばかりでなく、
思わぬ事故につながるおそれがあり危険
です。また、部品に悪影響をあたえるな
ど故障の原因となることがあります。
タイヤの点検
車のお手入れ
X 簡単な点検・部品の交換
XX
タイヤの点検
181
車のお手入れ
タイヤの溝の深さ、異常な摩耗
スリップサイン
スリップサインの
位置を示すマーク
タイヤの溝の深さに不足がないかをスリッ
プサイン(摩耗限度表示)により点検して
ください。
また、タイヤの接地面全周に極端にすり減っ
ている箇所がないかを点検してください。
●
摩耗限度を超えたタイヤは使用しないでく
ださい。タイヤの溝の深さが少ないタイヤ
やスリップサイン(摩耗限度表示)が出
ているタイヤをそのまま使用すると、制動
距離が長くなったり、雨の日にハイドロプ
レーニング現象 * により、ハンドルが操
作できなくなったり、タイヤがバースト(破
裂)したりして、思わぬ事故につながる
おそれがあり危険です。摩耗限度を超え
たら、すみやかに正常なタイヤと交換して
ください。
タイヤのローテーション
タイヤは同じ位置で長く走ると、それぞれ
異なった減りかたをします。これを防ぐため
に、タイヤの位置をローテーションしてくだ
さい。
ローテーションは 5,000km 走行ごとに行っ
てください。
▼
ローテーションのしかた
前
図の順にローテーションしてください。
(タイヤの交換→ 221 ページ)
* 水のたまった道路を高速で走行すると、タイヤと路面の間に水が入り込み、タイヤが路面から浮いてしまい、
ハンドルやブレーキが効かなくなる現象。
車のお手入れ
簡単な点検・部品の交換
182
ワイパーの交換
ワイパー
ワイパーブレード
▼
取り外しかた
1
アームを起こす
2
ブレードをツメが見える角度まで傾ける
3
ツメを押しながら、ブレードをスライドさ
せてアームから外す
アーム
ブレ−ド
ツメ
▼
取り付けかた
ブレードをアームに取り付ける
●
ブレードとアームが確実に固定されている
ことを確認してください。
●
ワイパーブレード、ラバーを取り外したとき
は、ワイパーアームを倒さないでください。
ウインドガラスに傷が付くおそれがありま
す。
●
ワイパーブレード、ラバーはトヨタ純正を
おすすめします。トヨタ純正以外を使用
すると、適切に装着できない場合があり
ます。
●
傷んだワイパーブレードラバーを使用し続
けると、ウインドガラスを傷付けるおそれ
があります。 拭きむらがある場合は、早
めに交換してください。
●
起こしたワイパーアームを戻すときは、手
を添えながらゆっくりと戻してください。離
れた位置から戻すと、ワイパーアームが
変形したり、ウインドガラスに傷が付くお
それがあります。
●
確実に取り付けられていることを確認して
からワイパーを作動させてください。ウイン
ドガラスに傷が付くおそれがあります。
車のお手入れ
X 簡単な点検・部品の交換
XX
ワイパーの交換
183
車のお手入れ
▼
取り外しかた
1
ラバーのストッパーがブレードのツメか
ら外れるまで引く
ストッパー
ツメ
2
ラバーをそのままブレードから引き抜く
▼
取り付けかた
1
プレートをラバーから取り外す
2
ラバーを交換する
3
プレートをラバーに差し込む
●
プレートの反りの向きに注意してくだ
さい。
プレート
4
ラバーはストッパーがない側からブレー
ドに挿入する
5
ラバーのストッパーをブレードのツメで
確実にとめる
●
ストッパーが確実にとまっていないと、ウイ
ンドガラスに傷が付くおそれがあります。
アームに取り付けるときは
●
ストッパーのある側が運転席側になるよう
に取り付けてください。
ワイパーブレードラバー
車のお手入れ
簡単な点検・部品の交換
184
エアコンガス、フィルターの交換
エアコンガス
エアコンガスは新冷媒HFC134a
(R134a)
を使用しています。 地球環境保全のため、
大気放出しないでください。
●
エアコンガスの補充、エアコンの修理を
する場合はトヨタ販売店にご相談くださ
い。
クリーンエアフィルター
エアコンには、車外から侵入する粉じんな
どを除去し、車内を快適な空気に保つクリー
ンエアフィルターが取り付けられています。
快適にお使いいただくため定期的な交換を
おすすめします。
●
フィルターの交換については、トヨタ販売
店にご相談ください。
スーパークリーンエアフィルター
花粉など、より細かい粉じんを除去するフィ
ルターです。
●
交換の目安は 20,000km です。
(大都市、寒冷地など交通量や粉じんが
多い場所や山岳地、丘陵地など地域によ
り花粉の多い場所は 10,000km です。)
クリーンエアフィルター
●
交換の目安は 20,000km です。
(大都市、寒冷地など交通量や粉じんが
多い場所は 10,000km です。)
●
エアコンの風量が著しく減少したり、ガラ
スが曇りやすくなったときは、フィルターの
目詰まりが考えられます。フィルターを交
換してください。
車のお手入れ
X 簡単な点検・部品の交換
XX
ヒューズの交換
185
車のお手入れ
ヒューズの交換
下記のような症状が見られるとヒューズ切れが考えられます。点検、交換を行ってください。
●
ランプが点灯しない
●
電気系統の装置がはたらかない
下記の場合はトヨタ販売店で点検を受けてください。
●
交換しても再びヒューズが切れるとき
●
交換しても電気系統の装置がはたらかないとき
ヒューズの位置
エンジンルーム内(運転席下)
前
右
ツメ
❶
❷
▼
カバーの取り外しかた
●
カバー横のツメを押しながら(
❶
)、取り
外す(
❷
)
インストルメントパネル中央
▼
カバーの取り外しかた
●
カバーの穴に指をかけ、矢印の方向に引く
車のお手入れ
簡単な点検・部品の交換
186
ヒューズの点検と交換
各ヒューズの配置と容量
▼
エンジンルーム内
ヒューズボックスカバーに表示しています。
▼
インストルメントパネル中央
ヒューズボックスカバーの裏側に表示しています。
●
グレードやオプション装備によって、所定の位置にヒューズが無い場合があります。
また、装置がなくてもヒューズだけがついている場合があります。
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