Toyota Tank (2018 year). Manual japanese — part 110
442
8-2. 緊急時の対処法
オーバーヒートしたときは
■
高水温警告灯が点滅または点灯したとき
安全な場所に停車し、エアコンを OFF にしてから、エンジンを停
止する
蒸気が出ている場合:
蒸気が出なくなったことを確認してから、注意してボンネットを
開ける
蒸気が出ていない場合:
注意してボンネットを開ける
エンジンが十分に冷えてから、
ラジエーターコア部(放熱部)
やホースなどからの冷却水も
れを点検する
ファン
ラジエーター
多量の冷却水もれがある場合は、た
だちにトヨタ販売店に連絡してくだ
さい。
次のような場合は、オーバーヒートの可能性があります。
●
高水温警告灯(→ P. 392)が赤色に点滅または点灯した
●
TFT カラーマルチインフォメーションディスプレイ装着車:
「エンジ
ン冷却水高温」の警告メッセージ
★
(→ P. 399)が表示された
●
エンジンの出力が低下した(スピードが出ないなど)
●
エンジンルームから蒸気が出る
対処方法
2
1
KBTH821001
★
:グレード、オプションなどにより、装備の有無があります。
443
8-2. 緊急時の対処法
8
万
一
の
場
合
に
は
冷却水の量がリザーバータンクの“FULL”
(上限)と“LOW”
(下
限)のあいだにあるかを点検する
冷却水が不足している場合は、冷却水を補給する
冷却水がない場合は、応急措置として水を補給してください。
エンジンを始動し、エアコンを作動させてラジエーター冷却用の
ファンが作動しているか、およびラジエーターコアやホースなどか
ら冷却水もれがないことを再度確認する
エンジンが冷えた状態での始動直後は、エアコンを ON にすることでファンが
作動します。ファンの音や風で確認してください。わかりにくいときは、エア
コンの ON・OFF をくり返してください。
(ただし、氷点下となる寒冷時はファンが作動しないことがあります)
ファンが作動していない場合:
すぐにエンジンを停止し、トヨタ販売店に連絡する
ファンが作動している場合:
最寄りのトヨタ販売店で点検を受ける
リザーバータンク
“FULL”(上限)
“LOW”(下限)
ラジエーターキャップ
2
3
1
4
KBTH821002
KBTH821003
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8-2. 緊急時の対処法
警告
■
エンジンルーム点検中の事故やけがを防ぐために
次のことを必ずお守りください。
お守りいただかないと、やけどなどの重大な傷害を受けるおそれがあります。
●
エンジンルームから蒸気が出ている場合は、蒸気が出なくなるまでボンネット
を開けないでください。エンジンルーム内が高温になっています。
●
手や着衣(特にネクタイ・スカーフ・マフラーなど)をファンやベルトから離
してください。手や着衣が巻き込まれ、重大な傷害を受けるおそれがあり危険
です。
●
エンジンおよびラジエーターが熱い場合はラジエターキャップおよび冷却水
リザーバータンクのキャップを開けないでください。
高温の蒸気や冷却水が圧力によって噴き出すおそれがあります。
注意
■
冷却水を入れるとき
エンジンが十分に冷えてから入れてください。
冷却水はゆっくり入れてください。
エンジンが熱いときに急に冷たい冷却水を入れると、エンジンが損傷するおそ
れがあります。
■
冷却系統の故障を防ぐために
次のことをお守りください。
●
異物(砂やほこりなど)を冷却水に混入させない
●
冷却水用添加剤を使用しない
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8
万
一
の
場
合
に
は
8-2. 緊急時の対処法
スタックしたときは
パーキングブレーキをかけ、シフトレバーを P にして、エンジンを停
止する
タイヤ前後の土や雪を取り除く
タイヤの下に木や石などをあてがう
エンジンを再始動する
シフトレバーを D または R に確実に入れ、注意しながらアクセルを踏
む
TRC・VSC の作動で脱出しにくいときは、TRC または VSC を停止してくださ
い。(→ P. 275, 276)
ぬかるみや砂地・雪道などでタイヤが空転したり埋まり込んで動けなく
なったときは次の方法を試みてください。
警告
■
脱出するとき
前進と後退をくり返してスタックから脱出する場合、他の車・ものまたは人と
の衝突を避けるため周囲に何もないことを確認してください。
スタックから脱出するとき、車が前方または後方に飛び出すおそれがあります
ので、特に注意してください。
■
シフトレバーを操作するとき
アクセルペダルを踏み込んだまま操作しないように気を付けてください。
車が急発進し、思わぬ事故につながるおそれがあり危険です。
注意
■
トランスミッションやその他の部品への損傷を避けるために
●
タイヤが空転するのを避け、必要以上にアクセルペダルを踏まないでくださ
い。
●
上記の方法で脱出できなかった場合、けん引による救援が必要です。
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