Toyota Vellfire (2017 year). Manual japanese — part 18
271
4-5. 運転支援装置について
4
運転
定速制御モードでは、先行車の車速変化にあわせた追従走行を行わず、一
定の車速で走行します。レーダーセンサーの汚れなどにより、車間制御
モードで走行できない場合のみご使用ください。
ON-OFF スイッチを押して、シ
ステムを ON にする
OFF にするには再度スイッチを押し
ます。
定速制御モードに切りかえ
(約 1 秒間レバーを前方に押し続
ける)
定速制御モードに切りかえると、クルーズコントロール表示灯が点灯します。
定速制御モードから車間制御モードにもどすには、再度レバーを前方に約 1 秒間
押し続けます。
希望の速度を設定したあとは車間制御モードに切りかえることはできません。
パワースイッチを OFF にし、再度パワースイッチを ON モードにした場合は、自
動で車間制御モードにもどります。
設定速度をかえる
→
P. 268
制御を解除する・復帰させる
→
P. 269
定速制御モードでの走行
1
2
272
4-5. 運転支援装置について
■
設定条件について
●
シフトレバーが D または S の 4 レンジ以上のとき設定できます。
●
車速は約 50 ∼約 100km/h の範囲で設定できます。
■
速度設定後の加速について
通常走行と同様にアクセルペダル操作で加速できます。加速後、車速が設定速度
にもどります。ただし、車間制御モード時は先行車との距離を保持するため車速
が設定速度以下になることもあります。
■
車間制御モードの自動解除
次のとき、自動的に車間制御モードが解除されます。また、状況によってはマル
チインフォメーションディスプレイに「クルーズコントロール現在使用できませ
ん」が表示されることがあります。
●
先行車がいないときに車速が約 40km/h 以下になった
●
車速が約 40km/h 以下で追従走行中に先行車がいなくなった、もしくはセン
サーが正しく車両を検知できなかった
●
VSC が作動した
●
TRC が一定時間作動した
●
TRC または VSC を OFF にした
●
センサーが何かでふさがれて正しく検知できない
●
ワイパーが高速で作動した(ワイパーの設定を雨滴感知オート作動または高速
作動にしたとき)
●
パーキングブレーキが作動した
●
急坂路で制御停車した
●
プリクラッシュブレーキが作動した
●
インテリジェントクリアランスソナーが作動した
●
制御停車中に次を検出した
・ 運転席シートベルトを着用していない
・ 運転席ドアが開いた
その他の理由で車間制御走行が自動解除されるときは、システムが故障している
可能性があります。トヨタ販売店にご相談ください。
知識
273
4-5. 運転支援装置について
4
運転
■
定速制御モードの自動解除
次のとき、自動的に定速制御モードが解除されます。
●
設定速度より車速が約 16km/h 以上低下した
●
車速が約 40km/h 以下になった
●
VSC が作動した
●
TRC が一定時間作動した
●
TRC または VSC を OFF にした
●
プリクラッシュブレーキが作動した
■
レーダーセンサーとグリルカバーについて
車間制御モードを正しく作動させるためにセンサーとグリルカバーは常にきれ
いにしておいてください。(ビニールやつらら・雪など、汚れ検知機能で検知で
きないものもあります)
汚れを検知したときは、レーダークルーズコントロール(全車速追従機能付)は
解除されます。
■
レーダークルーズコントロール(全車速追従機能付)の警告メッセージ・警告ブ
ザー
走行操作に関して注意が必要な場合や、システムに異常が発生したときには、警
告メッセージ・警告ブザーで注意をうながします。マルチインフォメーション
ディスプレイに警告メッセージが表示されたときは、表示された画面の指示に
従ってください。
グリルカバー
レーダーセンサー
1
2
274
4-5. 運転支援装置について
警告
■
安全にお使いいただくために
安全運転を行う責任は運転者にあります。システムを過信せず、運転者は常に
自らの責任で周囲の状況を把握し、安全運転を心がけてください。
レーダークルーズコントロール(全車速追従機能付)は運転者の操作の一部を
支援し、操作負担を軽減するためのシステムで、支援の範囲には限りがありま
す。
システムが正常に機能していても、運転者が認識している先行車の状況とシス
テムが検知している状況が異なる場合があります。従って注意義務・危険性の
判断・安全の確保は運転者が行う必要があります。なお、誤った使い方をした
り、操作慣れなどで注意を怠ったりすると思わぬ危険を招くことがあります。
■
システムの支援内容に関する注意点
システムの支援には限界があるため、次の点に注意してください。
システムを過信すると思わぬ事故につながり、重大な傷害におよぶか、最悪の
場合死亡につながるおそれがあります。
●
運転者が見る過程での支援内容
レーダークルーズコントロール(全車速追従機能付)は、自車と設定された先
行車との車間距離を検知するのみであり、わき見やぼんやり運転を許容するシ
ステムでも、視界不良を補助するシステムでもありません。
運転者自らが周囲の状況に注意を払う必要があります。
●
運転者が判断する過程での支援内容
レーダークルーズコントロール(全車速追従機能付)は、自車と設定された先
行車との車間距離が適正かどうかを判断しており、それ以外の判断はしませ
ん。このため、危険性があるかどうかなど運転者は自ら安全の判断をする必要
があります。
●
運転者が操作する過程での支援内容
レーダークルーズコントロール(全車速追従機能付)は、先行車への追突を防
止する機能はありません。このため、危険性があれば運転者自らが安全を確保
する必要があります。
■
誤操作を防ぐために
レーダークルーズコントロール(全車速追従機能付)を使わないときは ON-
OFF スイッチでシステムを OFF にしてください。
275
4-5. 運転支援装置について
4
運転
警告
■
レーダークルーズコントロール(全車速追従機能付)を使用してはいけない状況
次の状況では、レーダークルーズコントロール(全車速追従機能付)を使用し
ないでください。
適切な制御が行われず、思わぬ事故につながり、重大な傷害におよぶか、最悪
の場合死亡につながるおそれがあります
●
歩行者や自転車などが混在している道路
●
交通量の多い道
●
急カーブのある道
●
曲がりくねった道
●
雨天時や、凍結路・積雪路などのすべりやすい路面
●
急な下り坂や急で勾配の変化が激しい坂
急な下り坂では車速が設定速度以上になることがあります。
●
高速道路や自動車専用道路の出入り口
●
レーダーセンサーが正しく検知できないような悪天候時(霧・雪・砂嵐・激し
い雨など)
●
接近警報がひんぱんに鳴るとき
■
センサーが正しく検知しないおそれのある先行車
次のような場合にシステムによる減速が不十分な場合はブレーキペダルを、加
速が必要な場合はアクセルペダルを、状況に応じて操作してください。
センサーが正しく車両を検知できず、接近警報(→ P. 270)も作動しないた
め、重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるおそれがあります。
●
先行車が急に割り込んできたとき
●
先行車が低速で走行中のとき
●
同じ車線に停車中の車がいるとき
●
先行車の後部分が小さすぎるとき(荷物を積んでいないトレーラーなど)
276
4-5. 運転支援装置について
警告
●
同じ車線を二輪車が走行中のとき
●
周囲の車より水や雪がまき散らされ、レーダーセンサーの検知のさまたげにな
る場合
■
車間制御モードが正しく作動しないおそれのある状況
次の状況では、必要に応じてブレーキペダルで減速(場合によってアクセルペ
ダルを操作)してください。
レーダーセンサーが正常に車両を検知せず、重大な傷害におよぶか、最悪の場
合死亡につながるおそれがあります。
●
先行車が急ブレーキをかけた場合
●
自車の車両姿勢が上向きになる場合(重い
荷物を積んだときなど)
●
カーブや車線幅が狭い道路などを走行す
る場合
●
ハンドル操作が不安定な場合や、車線内の
自車の位置が一定でない場合
277
4-5. 運転支援装置について
4
運転
警告
■
レーダーセンサーの取り扱い
レーダークルーズコントロール(全車速追従機能付)が効果を発揮できるよう
に次のことをお守りください。
お守りいただかないと、センサーが正しく検知せず、思わぬ事故につながるお
それがあります。
●
センサーとグリルカバーは常にきれいにしておく
お手入れをする際は、センサーやグリルカバーを傷付けないよう、やわらかい
布を使ってください。
●
センサー周辺への強い衝撃を避ける
センサーの位置がずれると、システムに異常が起こるおそれがあります。セン
サー、または周辺に強い衝撃を受けた際は、必ずトヨタ販売店にて点検を受
け、調整してください。
●
センサーを分解しない
●
センサーやグリルカバー周辺にアクセサリーを付けたり、ステッカーを貼った
りしない
●
センサーやグリルカバーを改造したり塗装したりしない
●
センサーの交換が必要な場合は、トヨタ販売店にご相談ください
●
センサーは電波法の基準に適合しています。センサーに貼り付けられているラ
ベルはその証明ですのではがさないでください。また、センサーを分解・改造
すると罰せられることがあります。
278
4-5. 運転支援装置について
クリアランスソナー
フロントコーナーセンサー
フロントセンサー(インテリジェ
ントクリアランスソナー装着車)
リヤコーナーセンサー
バックセンサー
フロントサイドセンサー(インテ
リジェントパーキングアシスト2
装着車)
リヤサイドセンサー(インテリジェントパーキングアシスト2装着車)
マルチインフォメーションディスプレイの「設定」で ON(作動)
・OFF
(停止)の切りかえができます。(→ P. 96)
ON を選択すると、クリアランスソナー表示灯が点灯します。
OFF を選択して、クリアランスソナーを停止させた場合、再度、マル
チインフォメーションディスプレイの「設定」から
を ON にし、
システム作動状態にしないとクリアランスソナーは復帰しません。
(パワースイッチの操作では復帰しません)
クリアランスソナーは、低速(約 10km/h 以下)で運転しているとき
に、車両と障害物とのおおよその距離を超音波センサーによって感知し
て、メーター内のマルチインフォメーションディスプレイおよびナビ
ゲーション画面
★
の距離表示とブザー音で運転者にお知らせする補助装
置です。
センサーの位置・種類
1
2
3
4
5
クリアランスソナーの切りかえ
6
★
:グレード、オプションなどにより、装備の有無があります。
279
4-5. 運転支援装置について
4
運転
■
マルチインフォメーションディスプレイの表示
フロントセンサー作動表示
★
フロントコーナーセンサー作
動表示
フロントサイドセンサー作動
表示
★
リヤサイドセンサー作動表示
★
リヤコーナーセンサー作動表示
バックセンサー作動表示
■
ナビゲーション画面の表示(メーカーオプションのナビゲーションシ
ステム装着車)
障害物を感知すると自動的に表示されます。
クリアランスソナー表示
インテリジェントパーキングアシ
スト2
★
・パノラミックビューモ
ニター(左右確認サポート付)
★
非表示時
表示されないように設定すること
ができます。(
o
P. 283)
:ブザ ー音ミュ ート(消
音)スイッチ
ブザー音を一時的に消
すことができます。
割り込み表示
インテリジェントパーキングアシ
スト2
★
・パノラミックビューモ
ニター(左右確認サポート付)
★
表示時
画面上に簡略表示されます。
(右の 画 面は イン テリ ジェ ント
パーキングアシスト2の場合で
す。パノラミックビューモニター
(左右確認サポート付)表示時の
割り込み表示については、別冊
「ナビ ゲ ーシ ョン シス テム 取扱
書」を参照してください)
クリアランスソナーの表示のしかた
4
4
5
5
6
1
★
:グレード、オプションなどにより、装備の有無があります。
2
3
4
5
6
1
2
280
4-5. 運転支援装置について
距離表示の見方
通常表示
※ 1、※ 2
割り込み表示
障害物までのおおよその距離
インテリ
ジェント
パーキング
アシスト2
使用時
※ 2
パノラミッ
クビュー
モニター
(左右確認サ
ポート付)
使用時
※ 5
ー
フロントコー
ナー&フロント
センサー
★
&フロ
ントサイドセン
サー
★
リヤコーナー&
バックセンサー
&リヤサイドセ
ンサー
★
(点灯) (遅い点滅)(遅い点滅)
フロントセンサー:
約 100cm
∼ 60cm
バックセンサー:
約 150cm
∼ 60cm
(点灯)
(点滅)
(点滅)
コーナーセンサー:
約 60cm
∼ 45cm
サイドセンサー:
約 100cm
∼ 40cm
フロントセンサー:
約 60cm
∼ 45cm
コーナーセンサー:
約 60cm
∼ 45cm
サイドセンサー:
約 100cm
∼ 40cm
バックセンサー:
約 60cm
∼ 45cm
(点灯) (速い点滅)(速い点滅)
コーナーセンサー:
約 45cm
∼ 35cm
サイドセンサー:
約 40cm
∼ 20cm
フロントセンサー:
約 45cm
∼ 35cm
コーナーセンサー:
約 45cm
∼ 35cm
サイドセンサー:
約 40cm
∼ 20cm
バックセンサー:
約 45cm
∼ 35cm
(点滅
※ 3
または点
灯
※ 4
)
(点灯)
(点灯)
コーナーセンサー:
約 35cm 以下
サイドセンサー:
約 20cm 以下
フロントセンサー:
約 35cm 以下
コーナーセンサー:
約 35cm 以下
サイドセンサー:
約 20cm 以下
バックセンサー:
約 35cm 以下
★
:グレード、オプションなどにより、装備の有無があります。
281
4-5. 運転支援装置について
4
運転
※ 1
イラストは説明のための例であり、表示により異なります(
→
P. 279)
※ 2
インテリジェントパーキングアシスト2装着車では、センサー表示が灰色で表
示されます。また、サイドエリアのスキャンが完了するまでの間は、フロント
サイドセンサー作動表示、リヤサイドセンサー作動表示は表示されません。
(
→
P. 286, 287)
※ 3
マルチインフォメーションディスプレイ
※ 4
ナビゲーション画面
※ 5
パノラミックビューモニター装着車にはサイドセンサーは装着されません。
障害物を感知すると、ブザーが鳴ります。
ナビゲーションシステム装着車は、ブザー音と同時に音声案内を行います。
■
フロント側またはリヤ側のみで障害物を感知しているとき
●
障害物との距離が近付くと、ブザーの断続時間が短くなります。障
害物との距離が次のとき、ブザーは断続音「ピピピ」から連続音
「ピー」になります。
・ フ ロ ン ト コ ー ナ ー セ ン サ ー が 感 知 し た 障 害 物 と の 距 離 が 約
35cm 以下
・ フロントサイドセンサー
★
、リヤサイドセンサー
★
が感知した障害
物との距離が約 20cm 以下
・ フロントセンサー
★
が感知した障害物との距離が約 35cm 以下
・ リヤコーナーセンサーが感知した障害物との距離が約 35cm 以
下
・ バックセンサーが感知した障害物との距離が約 35cm 以下
●
複数のセンサーが同時に障害物を感知しているときは、もっとも近
い障害物との距離に合わせたブザー音が鳴ります。
音声案内とブザー音
★
:グレード、オプションなどにより、装備の有無があります。
282
4-5. 運転支援装置について
■
障害物を車両の前後で同時に感知したとき
●
フロント側、またはリヤ側で障害物を感知してブザーが連続で鳴っ
ているとき、反対側(フロントまたはリヤ)で新たに障害物を感知
すると、ブザー音は「ピピピピピピピ ピー」をくり返します。
●
フロント側、またはリヤ側で障害物を感知してブザーが連続で鳴っ
ているとき、反対側(フロントまたはリヤ)でもブザーが連続で鳴
る範囲内に障害物を感知すると、ブザー音は「ピピピ ピー」をく
り返します。
ブザーの音量と鳴るタイミングを変更することができます。
●
ナビゲーションシステム装着車:→ P. 283
●
ナビゲーションシステム非装着車:→ P. 561
約 100cm(約 1.0m)
★
約 150cm(約 1.5m)
約 60cm(約 0.6m)
・ 感知できる範囲は右図のとおりで
す。ただし、障害物がセンサーに
近付きすぎると感知できません。
・ サイドエリアの障害物の感知につ
いては P. 286 を参照してくださ
い。
・ 障害物の形状・条件によっては感
知できる距離が短くなることや、
感知できないことがあります。
障害物を感知できる範囲を変更することができます。
●
ナビゲーションシステム装着車:→ P. 283
●
ナビゲーションシステム非装着車:→ P. 561
障害物を感知できる範囲
1
★
:グレード、オプションなどにより、装備の有無があります。
2
3
283
4-5. 運転支援装置について
4
運転
パワースイッチが ON モードのとき、クリアランスソナーの設定をする
ことができます。
画面外の「設定・編集」にタッチする
画面内の「運転支援」を選択する
画面内の「クリアランスソナー設定」 を選択する
■
ブザー音量設定
設定したい音量にタッチする
ブザー音量を調整することができます。
■
ソナー表示の ON・OFF
画面内の「ソナー表示なし」を選択する
作動表示灯が点灯しているときは、ソナー表示されません。
■
画面表示・ブザータイミング
画面内の「切替え」を選択する
●
フロントセンサー
★
:
選択するごとに、感知範囲が「遠」(緑色、約 100cm 以内)と
「近」(黄色、約 60cm 以内)に切りかわります。
●
バックセンサー:
選択するごとに、感知範囲が「遠」(緑色、約 150cm 以内)と
「近」(黄色、約 60cm 以内)に切りかわります。
フロントセンサー
★
・バックセンサーの割り込み表示が表示される感知範囲と、
ブザーが出力される感知範囲を調整することができます。
音声案内・ナビゲーション画面表示・ブザーの設定
(メーカーオプションのナビゲーションシステム装着車)
1
2
3
★
:グレード、オプションなどにより、装備の有無があります。
284
4-5. 運転支援装置について
■
作動条件
●
フロントコーナーセンサー:
・ パワースイッチが ON モードのとき
・ シフトレバーが P 以外にあるとき
・ 車速が約 10km/h 以下のとき(シフトレバーが R にあるときは除く
※
)
※
インテリジェントクリアランスソナー装着車を除く
●
フロントサイドセンサー
★
/リヤサイドセンサー
★
:
・ パワースイッチが ON モードのとき
・ シフトレバーが P 以外にあるとき
・ 車速が約 10km/h 以下のとき
・ ハンドルを約 90 度以上切っているとき
●
フロントセンサー
★
:
・ パワースイッチが ON モードのとき
・ シフトレバーが P・R 以外にあるとき
・ 車速が約 10km/h 以下のとき
●
リヤコーナーセンサー:
・ パワースイッチが ON モードのとき
・ シフトレバーが R にあるとき
・ 車速が約 10km/h 以下のとき(インテリジェントクリアランスソナー装着
車)
●
バックセンサー:
・ パワースイッチが ON モードのとき
・ シフトレバーが R にあるとき
■
クリアランスソナーの割り込み表示について
★
→ P. 308
■
センサーの感知について
●
センサーの感知範囲は車両前部と後部のバンパー周辺に限られます。
●
障害物の形状・条件によって感知できる範囲が短くなることや、感知できない
ことがあります。
●
センサーが障害物に近付きすぎると感知できないことがあります。
●
障害物を感知してから、表示やブザーが出るまでに多少時間がかかります。低
速走行時の場合でも表示やブザーが出る前に、障害物まで約 35cm 以内に接近
するおそれがあります。
知識
★
:グレード、オプションなどにより、装備の有無があります。
285
4-5. 運転支援装置について
4
運転
■
巻き込み警報機能について(インテリジェントパーキングアシスト 2 装着車)
サイドエリアの障害物が車両の経路内にある場合に、表示とブザーで運転者に知
らせます。
走行中にサイドセンサーで障害物を感知します。車両が移動して障害物がサイド
センサーで感知できない位置にあった場合も、車両の位置を計算することで障害
物の位置を算出し、車両の経路内に障害物がある場合に、巻き込み警報機能が作
動します。
:サイドセンサーで感知した障害物
停車時はサイドエリアの障害物の感知は行いません。
車両移動中に障害物を感知
サイドセンサーで、障害物を直接感知していない状態でも、表示とブ
ザーで知らせます。
障害物
計算した車両経路
1
2
BTB45EC006
BTB45EC014
1
2
3
286
4-5. 運転支援装置について
■
サイドエリアの障害物の感知について
(インテリジェントパーキングアシスト 2 装着車)
●
サイドエリアの障害物は、センサーで直接感知するのではなく、車両前後のサイ
ドセンサーで感知したあと、車両の位置を計算することで障害物の位置を算出し
ます。そのためパワースイッチを ON モードにしたあと、しばらく走行してセ
ンサーでサイドエリアのスキャンが完了するまでは、サイドエリアに障害物が
あっても感知できない場合があります。
●
サイドセンサーで車・人・動物などを感知したときは、車・人・動物などがサイ
ドセンサーの感知範囲内から出ても感知している状態が継続します。
●
サイドエリアをスキャン中は、マルチインフォメーションディスプレイの表示が
次のようになります。
スキャンが完了すると、約 3 秒間マルチインフォメーションディスプレイの表示
が継続されたあとにセンサー作動表示は消灯します。
X
前進しているとき
:サイドセンサーの感知エリア
:サイドエリア(サイドエリアのスキャンが未完了の部分)
:サイドエリア(サイドエリアのスキャンが完了した部分)
※
イラストは説明のための例であり、実際の感知エリアとは異なります。
サイドエリアの
スキャンが
未完了の状態
車両前半分の
スキャンが
完了した状態
サイドエリアの
スキャンが
完了した状態
マ ル チ イ ン
フ ォ メ ー
シ ョ ン デ ィ
ス プ レ イ の
表示
車両の状態
※
パワースイッチを
ON モードにした直後
車体の全長の半分の
距離を前進した状態
車体の全長分の距離
を前進した状態
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