Toyota Vellfire (2017 year). Manual japanese — part 14
207
3-5. ドアガラス・ムーンルーフの開閉
3
各部の操作
警告
次のことを必ずお守りください。
お守りいただかないと、重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるおそ
れがあります。
■
ムーンルーフを開けているとき
●
走行中はルーフから手や顔を出さない
●
開口部に腰かけない
■
ムーンルーフを開閉するとき
●
運転者は、ムーンルーフの開閉操作について責任があります。特にお子さまの
誤った操作による事故を防ぐため、お子さまにはムーンルーフの操作をさせな
いでください。お子さまや他の人がムーンルーフに挟まれたり巻き込まれたり
するおそれがあります。
●
ワイヤレスリモコンやメカニカルキーを使ってリヤムーンルーフを操作する
ときは、リヤムーンルーフに人が挟まれるおそれがないことを確認してから操
作してください。
またお子さまには、ワイヤレスリモコンやメカニカルキーによる操作をさせな
いでください。お子さまや他の人がリヤムーンルーフに挟まれたり巻き込まれ
たりするおそれがあります。
■
挟み込み防止機能(リヤムーンルーフ)
●
挟み込み防止機能を故意に作動させようとして、乗員の手・腕・頭・首などを
挟んだりしないでください。
●
挟み込み防止機能は、リヤムーンルーフが完全に閉まる直前に異物を挟むと作
動しない場合があります。また、挟み込み防止機能は、スイッチを押し続けた
状態では作動しません。指などを挟まないように注意してください。
●
ムーンルーフを開閉するときは、乗員の手・
腕・頭・首を挟んだり巻き込んだりしないよ
うに注意してください。
●
車から離れる時はパワースイッチを OFF に
し、キーを携帯してお子さまも一緒に車から
離れてください。いたずらなどによる誤った
操作により、思わぬ事故につながるおそれが
あります。
208
3-5. ドアガラス・ムーンルーフの開閉
運転
209
4
4-1. 運転にあたって
運転にあたって . . . . . .. 210
荷物を積むときの注意. . ... 219
4-2. 運転のしかた
パワー(イグニッション)
スイッチ . . . . . . . ... 220
EV ドライブモード. . . . 226
トランスミッション. . . ... 228
方向指示レバー . . . . . .. 233
電動パーキングブレーキ. ... 234
ブレーキホールド . . . . .. 238
4-3. ランプのつけ方・
ワイパーの使い方
ランプスイッチ . . . . . .. 241
オートマチックハイビーム ... 244
フォグランプスイッチ. . ... 249
ワイパー&ウォッシャー
(フロント). . . . . . ... 251
ワイパー&ウォッシャー
(リヤ). . . . . . . . ... 255
4-4. 給油のしかた
給油口の開け方 . . . . . .. 257
4-5. 運転支援装置について
クルーズコントロール . . ...261
レーダークルーズ
コントロール
(全車速追従機能付). . . 265
クリアランスソナー . . . ...278
インテリジェント
クリアランスソナー . . . 292
インテリジェント
パーキングアシスト 2 . . 304
運転を補助する装置 . . . ...361
PCS(プリクラッシュ
セーフティシステム). . ..367
4-6. 運転のアドバイス
ハイブリッド車運転の
アドバイス. . . . . . . 373
寒冷時の運転. . . . . . ...375
210
4-1. 運転にあたって
運転にあたって
→
P. 220
ブレーキペダルを踏んだまま、シフトレバーを D にする(
→
P. 228)
パーキングブレーキを解除する(
→
P. 234)
パーキングブレーキがオートモードのときは、シフトレバーを P 以外にしたとき
に、自動でパーキングブレーキが解除されます。(
→
P. 234)
ブレーキペダルから徐々に足を離し、アクセルペダルをゆっくり踏み
発進する
シフトレバーは D のまま、ブレーキペダルを踏む
必要に応じて、パーキングブレーキをかける(
→
P. 234)
長時間停車する場合は、シフトレバーを P にします。(
→
P. 228)
シフトレバーは D のまま、ブレーキペダルを踏む
パーキングブレーキをかけて(
→
P. 234)、シフトレバーを P にする
(
→
P. 228)
パワースイッチを押してハイブリッドシステムを停止する
電子キーを携帯していることを確認し、ドアを施錠する
坂道の途中で駐車をする場合は、必要に応じて輪止め
※
を使用してください。
※
輪止めはトヨタ販売店で購入することができます。
安全運転を心がけて、次の手順で走行してください。
ハイブリッドシステムを始動する
発進する
停車する
駐車する
1
2
3
1
2
1
2
3
4
211
4-1. 運転にあたって
4
運転
ブレーキペダルを踏んだまま、シフトレバーを D にする(
→
P. 228)
パーキングブレーキスイッチを引いて、手動でパーキングブレーキを
かける(
→
P. 235)
ブレーキペダルから徐々に足を離し、アクセルペダルをゆっくり踏む
車が動き出す感触を確認したら、パーキングブレーキスイッチを押し、
パーキングブレーキを手動で解除して発進する
■
上り坂発進について
ヒルスタートアシストコントロールが作動します。(→ P. 361)
■
燃費をよくする走り方
ハイブリッド車も急加速を控えるなど、通常のガソリン車と同様の心がけが必要
です。(→ P. 373)
■
雨の日の運転について
●
雨の日は視界が悪くなり、またガラスが曇ったり、路面がすべりやすくなった
りするので、慎重に走行してください。
●
雨の降りはじめは路面がよりすべりやすいため、慎重に走行してください。
●
雨の日の高速走行などでは、タイヤと路面のあいだに水膜が発生し、ハンドル
やブレーキが効かなくなるおそれがあるので、スピードは控えめにしてくださ
い。
■
ハイブリッドシステム出力の抑制について(ブレーキオーバーライドシステム)
●
アクセルペダルとブレーキペダルが同時に踏まれたとき、ハイブリッドシステ
ム出力を抑制する場合があります。
●
ブレーキオーバーライドシステム作動中は、マルチインフォメーションディス
プレイにメッセージが表示されます。表示された画面の指示に従ってください。
上り坂の発進のしかた
知識
1
2
3
4
212
4-1. 運転にあたって
■
急発進の抑制について(ドライブスタートコントロール)
●
次のような通常と異なる操作が行われた場合、ハイブリッドシステム出力を抑
制する場合があります。
・ アクセルペダルを踏み込んだまま、シフトレバーを操作した(R から D、D
から R、N から R、P から D、P から R)とき。(D は
S ポジションを含む
)
この場合、マルチインフォメーションディスプレイにメッセージが表示され
ます。表示された画面の指示に従ってください。
・ 後退時にアクセルペダルを踏みすぎたとき。
●
ドライブスタートコントロールが作動していると、ぬかるみや新雪などからの
脱出が困難な場合があります。そのようなときは、TRC の作動を停止(→ P.
362)することにより、ドライブスタートコントロールが停止し、脱出しやす
くなります。
●
ドライブスタートコントロール作動中は、マルチインフォメーションディスプ
レイにメッセージが表示されます。
表示された画面の指示に従ってください。
■
運転標識の取り付け
磁石式の初心運転者標識や高齢運転者標識などを樹脂バンパーやアルミ部分に
取り付けることはできません。
213
4-1. 運転にあたって
4
運転
警告
次の警告をお守りください。お守りいただかないと重大な傷害におよぶか、最悪
の場合死亡につながるおそれがあります。
■
発進するとき
車が動き出すことによる事故を防ぐため、READY インジケーターが点灯して
いる状態で停車しているときは、常にブレーキペダルを踏んでください。クリー
プ現象で車が動き出すのを防ぎます。
■
運転するとき
●
踏み間違いを避けるため、ブレーキペダルとアクセルペダルの位置を十分把握
した上で運転してください。
・ アクセルペダルをブレーキペダルと間違えて踏むと、車が急発進して思わ
ぬ事故につながるおそれがあります。
・ 後退するときは体をひねった姿勢となるため、ペダルの操作がしにくくな
ります。ペダル操作が確実にできるよう注意してください。
・ 車を少し移動させるときも正しい運転姿勢をとり、ブレーキペダルとアク
セルペダルが確実に踏めるようにしてください。
・ ブレーキペダルは右足で操作してください。左足でのブレーキ操作は緊急
時の反応が遅れるなど、思わぬ事故につながるおそれがあり危険です。
●
ハイブリッド車は電気モーターでの走行時にエンジン音がしないため、周囲の
人が車両の接近に気が付かない場合があります。車両接近通報装置が ON で
も、周囲の騒音などが大きい場合は、車両の接近に気が付かないことがありま
すので、十分注意して運転してください。特に車両接近通報装置を OFF にし
ているときは、注意が必要です。
●
燃えやすいものの上を走行したり、可燃物付近に車を停めたりしないでくださ
い。排気管や排気ガスは高温になり、可燃物が近くにあると火災になるおそれ
があり危険です。
214
4-1. 運転にあたって
警告
次の警告をお守りください。お守りいただかないと重大な傷害におよぶか、最悪
の場合死亡につながるおそれがあります。
■
運転するとき
●
通常走行時は、走行中にハイブリッドシステムを停止しないでください。走行
中にハイブリッドシステムを停止してもハンドルやブレーキの操作は可能で
すが、ハンドルの操作力補助がなくなり、ハンドル操作が困難になります。安
全を確認した上で、すみやかに道路脇に停車してください。
なお、通常の方法で車両を停止することができないような緊急時は、P. 488
を参照してください。
●
急な下り坂では、エンジンブレーキを使用してスピードを下げてください。
フットブレーキを連続して使いすぎると、ブレーキが過熱して正常に機能しな
くなります。(→ P. 228)
●
走行中はハンドル・シート・ドアミラー・インナーミラーの調整をしないでく
ださい。運転を誤るおそれがあります。
●
すべての乗員は頭や手、その他の体の一部を車から出さないようにしてくださ
い。
●
オフロード走行をしないでください。
本格的なオフロード走行を目的とした 4WD 車ではありません。やむを得ず
オフロードを走行するときは、慎重に運転してください。
●
渡河などの水中走行はしないでください。
電装品のショートやハイブリッドシステムの破損など、重大な車両故障の原因
になるおそれがあります。
■
すべりやすい路面を運転するとき
●
急ブレーキ・急加速・急ハンドルはタイヤがスリップし、車両の制御ができな
くなるおそれがあります。
●
急激なアクセル操作、シフト操作によるエンジンブレーキやエンジン回転数の
変化は、車が横すべりするなどのおそれがあります。
●
水たまり走行後はブレーキペダルを軽く踏んでブレーキが正常に働くことを
確認してください。ブレーキパッドがぬれるとブレーキの効きが悪くなった
り、ぬれていない片方だけが効いたりしてハンドルをとられるおそれがありま
す。
215
4-1. 運転にあたって
4
運転
警告
次の警告をお守りください。お守りいただかないと重大な傷害におよぶか、最悪
の場合死亡につながるおそれがあります。
■
シフトレバーを操作するとき
●
シフトレバーを前進側のシフトポジションに入れたまま惰性で後退したり、R
に入れたまま惰性で前進することは絶対にやめてください。
思わぬ事故や故障の原因となるおそれがあります。
●
車両が動いているあいだは、シフトレバーを P に入れないでください。
トランスミッションにダメージを与えたり、車両のコントロールができなくな
るおそれがあります。
●
車両が前進しているあいだは、シフトレバーを R に入れないでください。トラ
ンスミッションにダメージを与えたり、車両のコントロールができなくなるお
それがあります。
●
車両が後退しているあいだは、シフトレバーを前進側のシフトポジションに入
れないでください。
トランスミッションにダメージを与えたり、車両のコントロールができなくな
るおそれがあります。
●
走行中にシフトレバーをN に入れると、ハイブリッドシステムの動力伝達が解
除され、エンジンブレーキが効かなくなります。
●
アクセルペダルを踏み込んだまま操作しないように気を付けてください。
シフトレバーが P または N 以外にあると、車が急発進して思わぬ事故につな
がるおそれがあり危険です。
■
継続的にブレーキ付近から警告音(キーキー音)が発生したとき
できるだけ早くトヨタ販売店で点検を受け、ブレーキパッドを交換してくださ
い。必要なときにパッドの交換が行われないと、ディスクローターの損傷につ
ながる場合があります。
パッドやローターなどの部品は、役割を果たすと共に摩耗していきます。摩耗
の限界をこえて走行すると故障を引き起こすばかりでなく、事故につながるお
それがあります。
216
4-1. 運転にあたって
警告
次の警告をお守りください。お守りいただかないと重大な傷害におよぶか、最悪の場
合死亡につながるおそれがあります。
■
停車するとき
●
不必要にアクセルペダルを踏み込まないでください。
シフトレバーが P または N 以外にあると、車が急発進して思わぬ事故につなが
るおそれがあり危険です。
●
車が動き出すことによる事故を防ぐため、READY インジケーターが点灯してい
るときは常にブレーキペダルを踏み、必要に応じてパーキングブレーキをかけて
ください。
●
坂道で停車するときは、前後に動き出して事故につながるのを防ぐため、常にブ
レーキペダルを踏み、必要に応じてパーキングブレーキをかけてください。
●
停車中に空ぶかしをしないでください。
排気管が過熱し、可燃物が近くにあると火災につながるおそれがあり危険です。
■
駐車するとき
●
炎天下では、メガネ・ライター・スプレー缶・炭酸飲料の缶などを車内に放置し
ないでください。
放置したままでいると、次のようなことが起こるおそれがあり危険です。
・ ライターやスプレー缶からガスがもれたり、出火する
・ プラスチックレンズ・プラスチック素材のメガネが、変形またはひび割れを起
こす
・ 炭酸飲料の缶が破裂して車内を汚したり、電気部品がショートする原因になる
●
ライターを車内に放置したままにしないでください。ライターをグローブボック
スなどに入れておいたり、車内に落としたままにしておくと、荷物を押し込んだ
りシートを動かしたときにライターの操作部が誤作動し、火災につながるおそれ
があり危険です。
●
ウインドウガラスなどには吸盤を取り付けないでください。また、インストルメ
ントパネルやダッシュボードの上に芳香剤などの容器を置かないでください。
吸盤や容器がレンズの働きをして、車両火災につながるおそれがあり危険です。
●
シルバー色などの金属蒸着フィルムを曲面ガラスに貼った場合は、ドアやウイン
ドウを開けたまま放置しないでください。直射日光が曲面ガラスの内側に反射
し、レンズの働きをして火災につながるおそれがあり危険です。
●
車から離れるときは、必ずパーキングブレーキをかけ、シフトレバーを P に
してハイブリッドシステムを停止し、施錠してください。
READY インジケーターが点灯しているあいだは、車から離れないでください。
パーキングブレーキをかけずに、シフトレバーを P に入れた状態では、車両
が動き思わぬ事故につながるおそれがあります。
●
READY インジケーターが点灯しているとき、またはハイブリッドシステム停止
直後は排気管にふれないでください。
やけどをするおそれがあります。
217
4-1. 運転にあたって
4
運転
警告
次の警告をお守りください。お守りいただかないと重大な傷害におよぶか、最悪の
場合死亡につながるおそれがあります。
■
仮眠するとき
必ずハイブリッドシステムを停止してください。
READY インジケーターが点灯した状態のまま仮眠すると、無意識にシフトレ
バーを動かしたり、アクセルペダルを踏み込んだりして、事故やハイブリッド
システムの異常過熱による火災が発生するおそれがあります。さらに、風通し
の悪い場所に停めると、排気ガスが車内に侵入し、重大な健康障害におよぶか、
最悪の場合死亡につながるおそれがあります。
■
ブレーキをかけるとき
●
ブレーキがぬれているときは、普段よりも注意して走行してください。
ブレーキがぬれていると、制動距離が長くなり、ブレーキのかかりに、左右の
違いが出るおそれがあります。また、パーキングブレーキがしっかりとかから
ないおそれもあります。
●
電子制御ブレーキシステムが機能しないときは、他の車に近付いたりしないで
ください。また、下り坂や急カーブを避けてください。
この場合ブレーキは作動しますが、通常よりもブレーキペダルを強く踏む必要
があります。また制動距離も長くなります。ただちにブレーキの修理を受けて
ください。
●
ブレーキシステムは2つ以上の独立したシステムで構成されており、1つの油圧
システムが故障しても、残りは作動します。この場合、ブレーキペダルを通常
より強く踏む必要があり、制動距離が長くなります。ただちにブレーキの修理
を受けてください。
■
万一脱輪したときは
いずれかのタイヤが宙に浮いているときは、むやみに空転させないでください。
駆動系部品の損傷や、車両の飛び出しによる思わぬ事故につながるおそれがあ
り危険です。
■
床下に衝撃をうけたとき
ただちに安全な場所に停車し、ハイブリッドシステムを停止してください。ブ
レーキ液や燃料の漏れ、マフラーなど車体下部に損傷が無いか確認してくださ
い。漏れや損傷がある場合はただちに販売店で点検整備を受けてください。
漏れや損傷を放置すると、思わぬ事故につながるおそれがあり危険です。
218
4-1. 運転にあたって
注意
■
運転しているとき
●
運転中にアクセルペダルとブレーキペダルを同時に踏まないでください。アク
セルペダルとブレーキペダルを同時に踏むと、ハイブリッドシステム出力を抑
制する場合があります。
●
坂道で停車するために、アクセルペダルを使ったり、アクセルペダルとブレー
キペダルを同時に踏んだりしないでください。
■
駐車するとき
必ずパーキングブレーキをかけ、シフトレバーを P にしてください。パーキン
グブレーキをかけてシフトレバーを P にしておかないと、車が動き出したり、
誤ってアクセルペダルを踏み込んだときに急発進するおそれがあります。
■
部品の損傷を防ぐために
●
パワーステアリングモーターの損傷を防ぐため、ハンドルをいっぱいにまわし
た状態を長く続けないでください。
●
ディスクホイールなどの損傷を防ぐため、段差などを通過するときは、できる
だけゆっくり走行してください。
■
走行中にタイヤがパンクしたら
次のようなときはタイヤのパンクや損傷が考えられます。ハンドルをしっかり
持って徐々にブレーキをかけ、スピードを落としてください。
●
ハンドルがとられる
●
異常な音や振動がある
●
車両が異常に傾く
タイヤがパンクした場合の対処法は P. 505, 517 をご覧ください。
■
冠水路走行に関する注意
大雨などで冠水した道路では、次のような重大な損傷を与えるおそれがあるた
め、走行しないでください。
●
エンストする
●
電装品がショートする
●
水を吸い込んでのエンジン破損
万一、冠水した道路を走行し、水中に浸かってしまったときは必ずトヨタ販売
店で次の点検をしてください。
●
ブレーキの効き具合
●
エンジン・トランスミッションなどのオイルやフルードの量および質の変化
●
各ベアリング・各ジョイント部などの潤滑不良
219
4
4-1. 運転にあたって
運転
荷物を積むときの注意
安全で快適なドライブをするために、荷物を積むときは次のことをお守
りください。
警告
■
積んではいけないもの
次のようなものを積むと引火するおそれがあり危険です。
●
燃料が入った容器
●
スプレー缶
■
荷物を積むとき
次のことを必ずお守りください。
お守りいただかないと、ブレーキペダル・アクセルペダルを正しく操作できな
かったり、荷物が視界をさえぎったり、荷物が乗員に衝突したりして、思わぬ
事故につながるおそれがあり危険です。
●
できるだけ荷物はラゲージルームに積んでください。
●
次の場所には荷物を積まないでください。
・ 運転席または助手席足元
・ 助手席やリヤ席(荷物を積み重ねる場合)
・ インストルメントパネル
・ ダッシュボード
●
室内に積んだ荷物はすべてしっかりと安定させてください。
●
シート背もたれより高いものをラゲージルームに積まないでください。
●
寸法が長い荷物を積むときは、できるだけ前席シート背もたれの真うしろには
積まないでください。
●
ラゲージルームに人を乗せないでください。乗員用には設計されていません。
乗員は適切にシートベルトを着用させ、座席に座らせてください。
■
荷物の重量・荷重のかけ方について
●
荷物を積み過ぎないでください。
●
荷重を不均等にかけないようにしてください。
これはタイヤに負担をかけるだけでなく、ハンドル操作性やブレーキ制御の低
下により思わぬ事故につながり、重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につ
ながるおそれがあります。
220
4-2. 運転のしかた
パワー(イグニッション)スイッチ
パーキングブレーキがかかっていることを確認するため、パーキング
ブレーキスイッチを引く(→ P. 235)
メーター内のパーキングブレーキ表示灯が点灯します。
シフトレバーが P の位置にあることを確認する
ブレーキペダルをしっかり踏む
マルチインフォメーションディスプレ
イに
が表示されます。
表示されないと、ハイブリッドシステ
ムは始動しません。
パワースイッチを短く確実に押
す
短く確実に押せば、押し続ける必要は
ありません。
READYインジケーターが点灯すれば、
ハイブリッドシステムは正常に始動し
ています。
完全にハイブリッドシステムが始動す
るまでブレーキペダルを踏み続けてく
ださい。
パワースイッチのどのモード(→ P.
221)からでもハイブリッドシステム
を始動できます。
READY インジケーターが点灯したことを確認する
READY インジケーターが消灯している状態では走行できません。
電子キーを携帯して次の操作を行うことで、ハイブリッドシステムの始
動またはパワースイッチのモードを切りかえることができます。
ハイブリッドシステム始動のしかた
1
2
3
4
5
221
4-2. 運転のしかた
4
運転
車両を完全に停止させる
パーキングブレーキをかけて(
→
P. 234)シフトレバーを P の位置
にする
パワースイッチを押す
ブレーキペダルから足を離してマルチインフォメーションディスプレ
イの「アクセサリー」の表示が消灯していることを確認する
ブレーキペダルを踏まずにパワースイッチを押すと、モードを切りかえ
ることができます。(スイッチを押すごとにモードが切りかわります)
OFF
※
非常点滅灯が使用できます。
アクセサリーモード
オーディオなどの電装品が使用できま
す。
メーターに「アクセサリー」が表示さ
れます。
ON モード
すべての電装品が使用できます。
メーターに「イグニッション ON」が
表示されます。
※
シフトレバーが P 以外のときはアク
セサリーモードになり、OFF になり
ません。
ハイブリッドシステムの停止のしかた
パワースイッチの切りかえ
1
2
3
4
1
2
3
222
4-2. 運転のしかた
シフトレバーが P 以外でハイブリッドシステムを停止させた場合、ハイ
ブリッドシステムは停止しますが、パワースイッチのモードは OFF にな
りません。次の手順で OFF にしてください。
パーキングブレーキがかかっていることを確認する
シフトレバーを P の位置にする
マルチインフォメーションディスプレイに「電源を Off してください」
が表示されていることを確認し、パワースイッチを 1 回押す
マルチインフォメーションディスプレイの「電源を Off してください」
の表示が消灯していることを確認する
■
自動電源 OFF 機能
シフトレバーが P にあるとき、20 分以上アクセサリーモードか1時間以上 ON
モード(ハイブリッドシステムが作動していない状態)にしたままにしておくと、
パワースイッチが自動で OFF になります。
ただし、自動電源 OFF 機能は、補機バッテリーあがりを完全に防ぐものではあ
りません。ハイブリッドシステムが作動していないときは、パワースイッチをア
クセサリーモード、または ON モードにしたまま長時間放置しないでください。
■
ハイブリッド車特有の音と振動
→ P. 70
■
電子キーの電池の消耗について
→ P. 111
■
外気温が低いときは
ハイブリッドシステム始動時にREADYインジケーターの点滅時間が長くなるこ
とがあります。READY インジケーターが点灯すれば走行可能になりますので点
灯するまでそのままお待ちください。
■
スマートエントリー&スタートシステムが正常に働かないおそれのある状況
→ P. 150
■
ご留意いただきたいこと
→ P. 151
シフトレバーが P 以外でハイブリッドシステムを停止したとき
知識
1
2
3
4
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