Toyota Vellfire (2017 year). Manual japanese — part 15
223
4-2. 運転のしかた
4
運転
■
ハイブリッドシステムが始動しないとき
●
イモビライザーシステムが解除されていない可能性があります(→ P. 77)。ト
ヨタ販売店へご連絡ください。
●
シフトレバーがPの位置にあるか確認してください。ハイブリッドシステムを始
動するときに、シフトレバーが傾いたり、P 以外の位置にするとハイブリッド
システムを始動することができない場合があります。
マルチインフォメーションディスプレイに「始動時は P レンジに入れてくださ
い」が表示されます。
■
ステアリングロックについて
パワースイッチを OFF にしたあとにドアを開閉すると、ステアリングロック機
能によりハンドルが固定されます。パワースイッチを操作すると、ステアリング
ロックは自動で解除されます。
■
ステアリングロックが解除できないとき
■
ステアリングロックモーターのオーバーヒート防止について
短時間にハイブリッドシステムの始動・停止をくり返すと、モーターのオーバー
ヒート防止のために作動制限することがあります。その場合は操作を控えてくだ
さい。10 秒程度でもとの状態にもどります。
■
マルチインフォメーションディスプレイに「スマートエントリー&スタートシス
テム故障 取扱書を確認」が表示されたときは
システムに異常があるおそれがあります。ただちにトヨタ販売店で点検を受けて
ください。
■
万一、READY インジケーターが点灯しないときは
正しい手順で始動操作を行っても READY インジケーターが点灯しない場合は、
ただちにトヨタ販売店へご連絡ください。
■
ハイブリッドシステムに異常があるときは
→ P. 72
■
電子キーの電池が切れたときは
→ P. 533
マルチインフォメーションディスプレイに
「ハンドルを左右に回しながらパワースイッ
チを押してください」が表示されます。シフ
トレバーが P の位置にあることを確認し
て、ハンドルを左右にまわしながら再操作し
てください。
224
4-2. 運転のしかた
■
パワースイッチの操作について
●
短く確実に押せていない場合は、モードの切りかえやハイブリッドシステムの
始動ができない場合があります。
●
パワースイッチ OFF 後、すぐに再始動した場合は、ハイブリッドシステムが始
動しない場合があります。パワースイッチ OFF 後の再始動は、数秒待ってから
操作してください。
■
カスタマイズ機能でスマートエントリー&スタートシステムを非作動にしたとき
は
→ P. 533
警告
■
ハイブリッドシステムを始動するとき
必ず運転席に座って行ってください。このとき決してアクセルペダルは踏まな
いでください。
思わぬ事故につながり、重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるお
それがあります。
■
走行中の警告
ハイブリッドシステムの停止などで車両滑走状態になったときは、車両が安全
な状態で停止するまでドアを開けたり、ロック操作をしたりしないでください。
ステアリングロック機能が作動し、思わぬ事故につながり、重大な傷害におよ
ぶか、最悪の場合死亡につながるおそれがあります。
■
緊急時のハイブリッドシステム停止方法
●
走行中にハイブリッドシステムを緊急停止したい場合には、パワースイッチを
2 秒以上押し続けるか、素早く 3 回以上連続で押してください。
(→ P. 488)
ただし、緊急時以外は走行中にパワースイッチにふれないでください。走行中
にハイブリッドシステムを停止してもハンドルやブレーキの操作は可能です
が、ハンドルの操作力補助がなくなり、ハンドル操作が困難になります。
安全を確認した上で、すみやかに道路脇に停車してください。
●
走行中にパワースイッチを操作すると、マルチインフォメーションディスプレ
イに警告メッセージが表示され、警告ブザーが鳴ります。
●
走行中にハイブリッドシステムを緊急停止したあと、ハイブリッドシステムを
再始動させる場合は、シフトレバーを N にし、パワースイッチを押してくだ
さい。
225
4-2. 運転のしかた
4
運転
注意
■
補機バッテリーあがりを防止するために
●
ハイブリッドシステム停止中(READY インジケーターが点灯していないと
き)は、パワースイッチをアクセサリーモードまたは ON モードにしたまま
長時間放置しないでください。
●
ハイブリッドシステム停止中(READY インジケーターが点灯していないと
き)に、マルチインフォメーションディスプレイの「アクセサリー」の表示が
消灯していない場合、パワースイッチが OFF になっていません。パワース
イッチを OFF にしてから車両を離れてください。
●
シフトレバーが P 以外でハイブリッドシステムを停止させないでください。
シフトレバーが P 以外でハイブリッドシステムを停止させた場合、パワース
イッチがアクセサリーモードとなるため、そのまま放置すると補機バッテリー
あがりの原因となります。
■
ハイブリッドシステムを始動するとき
もしハイブリッドシステムが始動しにくい場合は、ただちにトヨタ販売店で点
検を受けてください。
■
パワースイッチの操作について
パワースイッチ操作時に引っかかりなどの違和感があるときは、故障のおそれ
があります。すみやかにトヨタ販売店にご連絡ください。
226
4-2. 運転のしかた
EV ドライブモード
スイッチを押して、EV ドライブ
モードの ON / OFF を切りかえる
EV ドライブモードになると、マルチイ
ンフォメーションディスプレイに EV
MODE 表示灯が表示されます。
もう一度スイッチを押すと通常走行
(ガソリンエンジンと電気モーターに
よる走行)にもどります。
■
EV ドライブモードの切りかえについて
次のときは EV ドライブモードに切りかわらない場合があります。EV ドライブ
モードに切りかわらないときはブザーが鳴り、マルチインフォメーションディス
プレイにメッセージが表示されます。
●
ハイブリッドシステムが高温のとき
炎天下に駐車したあとや登降坂、高速走行後など
●
ハイブリッドシステムが低温のとき
約 0 ℃を下まわるような低温下に長時間駐車したあとなど
●
ガソリンエンジンが暖機運転中のとき
●
駆動用電池の充電量が低いとき
エネルギーモニターに表示される駆動用電池の残量が少ない状態(→ P. 100)
●
車速が高いとき
●
アクセルペダルを大きく踏み込んだときや坂道など
●
フロントウインドウガラスの曇り取り
EV ドライブモードは、駆動用電池から電力を供給し、電気モーターの
みを使って走行するモードです。早朝、深夜の住宅街や屋内の駐車場な
どで、騒音や排気ガスを気にすることなく走行することができます。
通常は車両接近通報装置が ON になっているため、静かに走行したい場
合は OFF にしてください。(→ P. 68)
知識
227
4-2. 運転のしかた
4
運転
■
ガソリンエンジンが冷えているときの EV ドライブモードの切りかえについて
ガソリンエンジンが冷えているときにハイブリッドシステムを始動した場合、し
ばらくすると暖機運転のためガソリンエンジンが自動的に始動し、EV ドライブ
モードに切りかえることができなくなります。
ハイブリッドシステム始動操作後、READY インジケーターが点灯したら、ガソ
リンエンジンが始動する前に EV ドライブモードスイッチを押してください。
■
EV ドライブモードの自動解除について
EV ドライブモードで走行中、次のときは自動的に通常走行(ガソリンエンジン
と電気モーターによる走行)になることがあります。EV ドライブモードが解除
されるときは、ブザーが鳴り、EV ドライブモード表示灯が点滅したあと消灯し、
マルチインフォメーションディスプレイにメッセージが表示されます。
●
駆動用電池の充電量が低下したとき
エネルギーモニターに表示される駆動用電池の残量が少ない状態(→ P. 100)
●
車速が高いとき
●
アクセルペダルを大きく踏み込んだときや坂道など
■
EV ドライブモードの走行可能距離
EV ドライブモードの走行可能距離は数百 m から約 1km 程度です。ただし、車
両の状況によっては EV ドライブモードが使用できない場合があります。
■
燃費について
ハイブリッドシステムは、通常走行(ガソリンエンジンと電気モーターによる走
行)において、最も燃費がよくなるように制御されています。EV ドライブモー
ドを多用すると、燃費が悪くなることがあります。
警告
■
走行中の警告
EV ドライブモードではエンジン音がしないため、周囲の人が車両の発進や接
近に気が付かない場合があります。車両接近通報装置が ON でも、周囲の騒音
などが大きい場合は、車両の接近に気が付かない場合がありますので、十分注
意して運転してください。特に車両接近通報装置を OFF にしているときは、注
意が必要です。
228
4-2. 運転のしかた
トランスミッション
パワースイッチが ON モードの状態で、ブレーキペダルを踏んだま
ま操作します。
P と D のあいだの操作は、ブレーキペダルを踏み、車を完全に止めてから行っ
てください。
※ 1
D ポジションを使用することで、そのときの走行状況に最適なシフトレンジが
自動で選択されます。通常は D ポジションを使用してください。
※ 2
S モードはシフトレンジを選択することで、加速力やエンジンブレーキ力を切
りかえることができます。
シフトレバーの動かし方
シフトポジションの使用目的
シフトポジション
目的および状態
P
駐車またはハイブリッドシステムの始動
R
後退
N
動力が伝わらない状態
D
通常走行
※ 1
S
S モード走行
※ 2
(→ P. 229)
229
4-2. 運転のしかた
4
運転
シフトレバーを S ポジションにすると、S モードに切りかわります。シ
フトレバーの操作で思いどおりのシフトレンジを選択し、運転すること
ができます。シフトレバーの“−”側または“+”側の操作でシフトレ
ンジを選択することができます。
シフトアップ
シフトダウン
シフトレバーを操作するごとに1速ず
つ変速します。
S 1∼ S 6のあいだで選択されている
シフトレンジがメーターに表示されま
す。
■
シフトレンジ機能
●
加速力・エンジンブレーキ力は、6 段階から選択が可能です。
●
シフトレンジの数字が小さい方が加速力・エンジンブレーキ力は大
きくなり、エンジン回転数も高くなります。
スイッチを押す
車両駆動力とエアコンの作動を抑え、
燃費を向上させる走行に適していま
す。
マルチインフォメーションディスプレ
イに ECO MODE 表示灯が表示されま
す。
・ もう一度スイッチを押すと、通常走
行モードにもどります。
・ エコドライブモードが ON の状態
は、パワースイッチを OFF にして
も記憶されています。
S モードでのシフトレンジ選択
1
2
エコドライブモードの選択
230
4-2. 運転のしかた
■
S モードについて
●
4 レンジ以下のとき、シフトレバーを“+”側へ保持すると 5 レンジに設定され
ます。
●
エンジン過回転前に自動的にシフトアップします。
■
クルーズコントロール
★
またはレーダークルーズコントロール(全車速追従機能
付)
★
を使って走行しているとき
シフトレバーを D から S にシフトしてもエンジンブレーキは効きません
エンジンブレーキを目的に S モードで走行中に 5 または 4 レンジにシフトダウ
ンしてもクルーズコントロールまたはレーダークルーズコントロール(全車速追
従機能付)が解除されないため、エンジンブレーキは効きません。(→ P. 229)
■
急発進の抑制について(ドライブスタートコントロール)
次のような通常と異なる操作が行われた場合、駆動力を抑制する場合がありま
す。
●
アクセルペダルを踏み込んだまま、シフトレバーを操作した(R から D、D から
R、N から R、P から D、P から R)とき。(D は S ポジションを含む)
この場合、マルチインフォメーションディスプレイにメッセージが表示されま
す。表示された画面の指示に従ってください。
●
後退時にアクセルペダルを踏みすぎたとき。
■
リバース警告ブザー
シフトレバーを R に入れるとブザーが鳴り、R にあることを運転者に知らせます。
■
シフトロックシステム
シフトロックシステムは、発進時のシフトレバーの誤操作を防ぐシステムです。
パワースイッチが ON モードで、ブレーキペダルを踏んだ状態でなければ、シフ
トレバーを P からシフトできません。
■
シフトレバーを P からシフトできないとき
ブレーキペダルを踏んでいることを確認してください。
ブレーキペダルを踏んだ状態でシフトレバーがシフトできない場合、シフトロッ
クシステムなどの故障が考えられます。ただちにトヨタ販売店で点検を受けてく
ださい。
ただし一時的な処置として、次の方法でシフトレバーをシフトすることができま
す。
シフトロックの解除のしかた:
パーキングブレーキをかける
パワースイッチを OFF にする
ブレーキペダルを踏む
知識
★
:グレード、オプションなどにより、装備の有無があります。
1
2
3
231
4-2. 運転のしかた
4
運転
■
シフトダウン制限警告ブザー(S モード走行時)
安全や走行性能を確保するため、シフトダウン操作には制限があり、シフトレ
バーを操作してもシフトダウンできない場合があります。(このときブザーが鳴
ります。)
■
エコドライブモード時のエアコン作動について
エコドライブモードは、暖房/冷房の作動や風量を抑制して、燃費向上を図って
います。空調の効きをより良くしたいときは、風量の調整またはエコドライブ
モードを解除してください。
カバーをはずす
マイナスドライバーなどを使ってカバー
をはずします。
傷が付くのを防ぐために、ドライバーなど
の先端に、布などを巻いて保護してくださ
い。
シフトロック解除ボタンを押す
ボタンを押しているあいだは、レバーをシ
フトできます。
警告
■
すべりやすい路面を走行するとき
急なアクセル操作やシフト操作を行わないでください。エンジンブレーキ力の
急激な変化が横すべりやスピンの原因になりますので注意してください。
■
シフトロック解除時の事故を防ぐために
シフトロック解除ボタンを押すときは、必ずパーキングブレーキをかけブレー
キペダルを踏んでください。誤ってアクセルペダルを踏んでいると、シフトロッ
ク解除ボタンを押してシフトレバーを操作したときに、車が急発進して思わぬ
事故につながり、重大な傷害におよぶか最悪の場合死亡につながるおそれがあ
ります。
4
5
232
4-2. 運転のしかた
注意
■
駆動用電池の充電について
シフトレバーが N では、ガソリンエンジンが回転していても駆動用電池は充電
されないため、N で長時間放置すると駆動用電池の残量が低下し、走行不能に
なるおそれがあります。
233
4
運転
4-2. 運転のしかた
方向指示レバー
左折
右折
左側へ車線変更
(レバーを途中で保持)
レバーを離すまで左側方向指示灯が点
滅します。
右側へ車線変更
(レバーを途中で保持)
レバーを離すまで右側方向指示灯が点
滅します。
■
作動条件
パワースイッチが ON モードのとき
■
表示灯の点滅が異常に速くなったとき
方向指示灯の電球が切れていないか確認してください。
操作のしかた
1
2
3
4
知識
234
4-2. 運転のしかた
電動パーキングブレーキ
シフトレバーの操作に応じて、パーキングブレーキが自動で作動します。
オートモードのときでも手動でパーキングブレーキをかける・解除する
ことができます。(
→
P. 235)
■
オートモードを ON にする(停車中にスイッチを引き続ける)
マルチインフォメーションディスプレ
イに「オートモード On シフト操作に
応じてパーキングブレーキが作動」と
表示されます。
P から P 以外にしたとき:
パーキングブレーキが解除され、パー
キングブレーキ表示灯が消灯します。
P 以外から P にしたとき:
パーキングブレーキがかかり、パーキ
ングブレーキ表示灯が点灯します。
シフトレバーは、ブレーキペダルを踏
みながら操作してください。
■
オートモードを OFF にする(停車中にスイッチを押し続ける)
マルチインフォメーションディスプレ
イに「オートモード Off」と表示されま
す。
お好みに応じて次のモードから選択することができます。
オートモード
235
4-2. 運転のしかた
4
運転
手動でパーキングブレーキをかける・解除することができます。
パーキングブレーキをかける
パーキングブレーキ表示灯が点灯しま
す。
緊急時、走行中にパーキングブレーキ
をかける必要があるときは、スイッチ
を引き続けてください。
パーキングブレーキを解除する
パーキングブレーキ表示灯が消灯しま
す。
ブレーキペダルを踏みながら操作して
ください。
・ アクセルペダルを踏みながらでも
操作できます。
(上り坂の発進のし
かた:→ P. 211)
パーキングブレーキ表示灯が点滅した場合は、再度スイッチを操作して
ください。(
→
P. 498)
■
パーキングブレーキの作動
●
パワースイッチが ON モード以外では、パーキングブレーキスイッチによる解
除はできません。
●
パワースイッチが ON モード以外では、オートモードによる作動(かける・解
除する)はできません。
■
マルチインフォメーションディスプレイに「パーキングブレーキ高温 現在使用で
きません」が表示されたときは
短時間に作動をくり返すと、システムの過熱防止のために作動制限することがあ
ります。その場合は、操作を控えてください。1 分程度でもとの状態にもどりま
す。
■
パーキングブレーキの作動音
パーキングブレーキが作動するとき、モーターの音(“ウィーン”という音)が
聞こえることがありますが、異常ではありません。
マニュアルモード
1
2
知識
236
4-2. 運転のしかた
■
パーキングブレーキ表示灯について
●
パーキングブレーキをかけたとき、パワースイッチのモードによって、次のよ
うにパーキングブレーキ表示灯が点灯します。
ON モード:パーキングブレーキを解除するまで点灯します。
ON モード以外:約 15 秒間点灯します。
●
パーキングブレーキをかけた状態でパワースイッチを OFF にしたとき、パーキ
ングブレーキ表示灯が約 15 秒間点灯したままになりますが、異常ではありま
せん。
■
モードの切りかえについて
オートモードの ON/OFF を切りかえるとメーター内のマルチインフォメーショ
ンディスプレイにメッセージが表示され、ブザーが吹鳴します。
■
パーキングブレーキスイッチが故障した場合
自動的にオートモードが ON になります。
■
駐車するとき
→ P. 210
■
パーキングブレーキ未解除警告ブザー
パーキングブレーキが解除されず車速が約 5km/h 以上になると、警告ブザーが
鳴り、マルチインフォメーションディスプレイに「パーキングブレーキを解除し
てください」が表示されます。
■
警告メッセージ・警告ブザーについて
操作に関して注意が必要な場合や、システムに異常が発生したときには、警告
メッセージ・警告ブザーで注意をうながします。マルチインフォメーションディ
スプレイに警告メッセージが表示されたときは、表示された画面の指示に従って
ください。
■
ブレーキ警告灯が点灯したときは
→
P. 496
■
冬季のパーキングブレーキの使用について
→
P. 376
警告
■
駐車するとき
お子さまだけを車の中に残したままにしないでください。お子さまが誤って
パーキングブレーキを解除し、車が動き出して思わぬ事故につながり、重大な
傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるおそれがあります。
237
4-2. 運転のしかた
4
運転
注意
■
駐車するとき
車から離れるときは、シフトレバーを P にし、パーキングブレーキをかけて、
車が動かないことを確認してください。
■
システムに異常が発生したら
安全な場所に車を停め、警告表示を確認してください。
■
故障などでかかったままになったとき
パーキングブレーキがかかったまま走行すると、ブレーキ部品が過熱し、ブレー
キの効きが悪くなったり、早く摩耗したりするおそれがあります。ただちにト
ヨタ販売店に連絡してください。
238
4-2. 運転のしかた
ブレーキホールド
スイッチを押して、ブレーキホール
ドシステムを ON にする
ブレーキホールドスタンバイ表示灯
(緑)が点灯します。ブレーキ保持中は
ブレーキホールド作動表示灯(黄)が
点灯します。
■
システムの作動条件
次のときはシステムを ON できません。
●
運転席ドアが閉まっていない
●
運転席シートベルトを着用していない
ブレーキホールドシステムが ON のときにいずれかを検出したときは、システム
が OFF になり、ブレーキホールドスタンバイ表示灯(緑)が消灯します。ブレー
キ保持中に検出した場合は、さらに警告音と共にマルチインフォメーションディ
スプレイにメッセージが表示され、自動的にパーキングブレーキがかかります。
■
ブレーキ保持について
●
ブレーキ保持中にブレーキペダルが踏まれていない状態が約3分継続すると、自
動的にパーキングブレーキがかかります。このときはブザーが鳴り、マルチイ
ンフォメーションディスプレイにメッセージが表示されます。
●
急坂路ではブレーキ保持できないことがあります。その場合は、運転者はブレー
キをかける必要があるときもあります。このときはブザーが鳴り、マルチイン
フォメーションディスプレイにメッセージが表示されます。表示された画面の
指示に従ってください。
●
ブレーキ保持中にシステムを OFF するときは、ブレーキペダルをしっかり踏
み、もう一度スイッチを押してください。
シフトレバーが D・S または N でブレーキホールドシステムが ON の
とき、ブレーキペダルを踏んで停車するとブレーキがかかったまま保持
されます。シフトレバーが D または S のとき、アクセルペダルを踏む
と同時に解除され、スムーズに発進できます。
知識
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