Toyota Land Cruiser (2018 year). Manual japanese — part 28
431
5-4. その他の室内装備の使い方
5
室内装備・機能
ワイヤレスパワーコンソーシアム(WPC)によるワイヤレス充電規格 Qi
に適合した携帯電話やスマートフォンなどの携帯機器を充電エリアに置
くだけで、携帯機器を充電することができます。
充電エリアより大きい携帯機器には本機能を使用できません。また、携
帯機器によっては、正常に作動しない場合があります。
ご使用になる携帯機器に付属の取扱説明書もお読みください。
■
「Qi」マークについて
「Qi」および Qi マークは、ワイヤレスパワーコンソーシアム(WPC)
の登録商標です。
■
「おくだけ充電」マークについて
「おくだけ充電」および「おくだけ充電」マークは、株式会社 NTT ド
コモの登録商標です。
おくだけ充電(ワイヤレス充電器)
★
★
:グレード、オプションなどにより、装備の有無があります。
432
5-4. その他の室内装備の使い方
■
各部の名称
電源スイッチ
作動表示灯
充電エリア
■
充電する
フタを押す
電源スイッチを押す
押すごとに ON と OFF に切りかわ
ります。
ON にすると作動表示灯が緑色に点
灯します。
ワ イ ヤ レ ス 充 電 器 の 電 源 の 状 態
(ON / OFF)はエンジンスイッチ
を OFF にしても記憶されます。
1
2
3
1
2
433
5-4. その他の室内装備の使い方
5
室内装備・機能
充電エリアに携帯機器を置く
携帯機器の充電面が下になるように
置いてください。
充電中は作動表示灯が橙色に点灯し
ます。
充電が行われないときは、できるだ
け充電エリアの中央付近に携帯機器
を置き直してください。
充電が完了すると作動表示灯が緑色に点灯します。
●
再充電機能
・ 充電が完了し、充電停止状態が一定時間経過すると充電を再開します。
・ 携帯機器が移動すると、いったん充電が停止しますが、ただちに充電を
再開します。
3
434
5-4. その他の室内装備の使い方
■
作動表示灯の点灯状況
※
携帯機器によっては、充電完了後も表示灯が橙色に点灯し続ける場合があり
ます。
●
作動表示灯が点滅したときは
エラーが発生すると作動表示灯が橙色に点滅します。次の表に基づき、対処を
してください。
作動表示灯
状況
消灯
ワイヤレス充電器の電源が OFF のとき
緑(点灯)
待機中(充電可能状態)
充電完了時
※
橙(点灯)
充電エリアに携帯機器を置いたとき(携帯機器を検出中)
充電中
作動表示灯
想定される原因
対処方法
1 秒間に 1 回の
点滅をくり返す
(橙色)
ワイヤレス充電器の故障
トヨタ販売店へお問い合わせく
ださい。
3 回連続の点滅
をくり返す
(橙色)
異物検知
携帯機器と充電エリア
の間に異物がある
携帯機器と充電エリアの間にあ
る異物を取り除いてください。
携帯機器のずれ
置かれた場所から携帯
機器がずれている
携帯機器を充電エリアの中央付
近に置き直してください。
4 回連続の点滅
をくり返す
(橙色)
ワイヤレス充電器内の温
度上昇
いったん充電を停止し、しばら
く待ってから充電を開始してく
ださい。
435
5-4. その他の室内装備の使い方
5
室内装備・機能
■
作動条件
エンジンスイッチがアクセサリーモードまたはイグニッション ON モードのとき
■
使用できる携帯機器について
●
ワイヤレス充電規格 Qi 準拠機器を使用できます。ただし、すべての Qi 準拠機器
と互換性を保証しているものではありません。
●
携帯電話やスマートフォンをはじめとする携帯機器を対象とした 5W 以下の低
電力給電を対象としています。
■
スマートエントリー&スタートシステムの使用について
スマートエントリー&スタートシステムが作動中は、一時的に充電が停止するこ
とがありますが、異常ではありません。
■
携帯機器にカバーやアクセサリーを付けるときは
携帯機器に、「Qi」非対応のカバーやアクセサリーを付けた状態で充電しないで
ください。カバーやアクセサリーの種類によっては充電できない場合がありま
す。充電エリアに携帯機器を置いても充電が行われないときは、カバーやアクセ
サリーをはずしてください。
知識
436
5-4. その他の室内装備の使い方
■
充電中に、AM ラジオにノイズが入るときは
ワイヤレス充電器の電源を OFF にして、ノイズが低減するか確認してください。
ノイズが低減する場合は、充電中にワイヤレス充電器の電源スイッチを約 2 秒間
押し続けることで、充電の周波数を切りかえてノイズを低減することができま
す。
また、その際、作動表示灯が橙色に 2 回点滅します。
■
充電中の留意事項
充電中は、ワイヤレス充電器と携帯機器が温かくなりますが、異常ではありませ
ん。
充電中に携帯機器が温かくなったときは、携帯機器側の保護機能により、充電が
停止することがあります。この場合、携帯機器の温度が十分に下がってから、再
度、充電を行ってください。
■
作動中の音について
電源スイッチを押して電源を ON にしたときや、携帯機器を検出中は “ ジー ”
と作動音がしますが、異常ではありません。
437
5-4. その他の室内装備の使い方
5
室内装備・機能
警告
■
運転中に携帯機器の操作をしないでください
携帯機器を充電する場合、安全のため、運転者は運転中に携帯機器本体の操作
をしないでください。
■
電波がおよぼす影響について
植込み型心臓ペースメーカー、植込み型両心室ペーシングパルスジェネレータ
および植込み型除細動器などの医療用電気機器を装着されている方は、ワイヤ
レス充電器のご使用にあたっては医師とよくご相談ください。ワイヤレス充電
器の動作が医療用電気機器に影響を与えるおそれがあります。
■
故障や火災を防ぐために
次のことをお守りください。
お守りいただかないと装置の故障や損傷、車両火災、発熱によるやけど、また
は感電につながるおそれがあります。
●
充電エリアと携帯機器の間に金属物をはさまない
●
小物入れがわりにものを置かない
●
強い力や衝撃をかけない
●
分解や改造、取りはずしをしない
●
指定された携帯機器以外は充電しない
●
磁気を帯びたものを近付けない
●
充電エリアに、ほこりがかぶった状態で充電しない
●
ワイヤレス充電器に異物が入ったり、飲料水などがかかったりしないように、
使用しないときは、フタを閉めておく
●
布などをかぶせて充電しない
●
充電エリアにアルミなどのシールや金属製のものを貼り付けない
438
5-4. その他の室内装備の使い方
注意
■
機能が正常に働かないおそれのある状況
次のような場合は正常に充電しない場合があります。
●
携帯機器が満充電
●
充電エリアと携帯機器の間に異物がある
●
充電により、携帯機器の温度が高温になっている
●
携帯機器の充電面を上にして置いた
●
携帯機器の置き場所が充電エリアからずれている
●
近くにテレビ塔や発電所・ガソリンスタンド・放送局・大型ディスプレイ・空
港があるなど、強い電波やノイズの発生する場所にいるとき
●
携帯機器が、次のような金属製のものに接していたり、覆われたりしていると
き
・ アルミ箔などの金属の貼られたカード
・ アルミ箔を使用したタバコの箱
・ 金属製の財布やかばん
・ 小銭
・ カイロ
・ CD や DVD などのメディア
●
近くで電波式ワイヤレスリモコンを使用しているとき
また、上記以外で、充電が正常に行われない、または、作動表示灯が点滅した
ままのときは、ワイヤレス充電器の異常が考えられます。トヨタ販売店へお問
い合わせください。
■
磁気カードや磁気記録メディア、精密機器などを近付けないでください。
充電エリアにクレジットカード・ETC カードなどの磁気カードや磁気記録メ
ディアなどを近付けると、磁気の影響によりデータが消えることがあります。
また、腕時計などの精密機器を近付けると、こわれたりすることがありますの
で、近付けないでください。
■
バッテリーあがりを防止するために
エンジンを停止した状態で、ワイヤレス充電器を長時間使用しないでください。
■
携帯機器は車室内に放置しないでください
炎天下など、車室内が高温となり、故障の原因となります。
439
5-4. その他の室内装備の使い方
5
室内装備・機能
手前に倒して使用します。
リ ヤ ド ア の 上 に あ る ア シ ス ト グ
リップには、コートフックが付いて
います。
アームレスト(セカンドシート)
★
★
:グレード、オプションなどにより、装備の有無があります。
注意
アームレストの破損を防ぐために、過度の負荷をかけないでください。
コートフック
440
5-4. その他の室内装備の使い方
アシストグリップ(回転式)は、走行中にシートに座っている状態で体
を支えるときにお使いください。
乗降時などでは、アシストグリップ(固定式)をお使いください。
アシストグリップ(回転式)
アシストグリップ(固定式)
警告
ハンガーや他の硬いもの、鋭利なものをかけないでください。
SRS カーテンシールドエアバッグがふくらんだときにそれらのものが飛
び、重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるおそれがあります。
アシストグリップ
1
2
警告
アシストグリップ(回転式)は、乗降時やシートから立ち上がるときなどに使
用しないでください。
注意
破損を防ぐために、アシストグリップに重いものをかけたり、過度の負荷をか
けないでください。
お手入れのしかた
441
6
6-1. お手入れのしかた
外装の手入れ. . . . . . ...442
内装の手入れ. . . . . . ...446
6-2. 簡単な点検・部品交換
ボンネット . . . . . . . ..449
エンジンルームカバー . . ...451
ウォッシャー液の補充 . . ...453
タイヤについて. . . . . ...454
タイヤ空気圧について . . ...462
エアコンフィルターの
清掃・交換. . . . . . . 464
電子キーの電池交換 . . . ...466
ヒューズの点検・交換 . . ...468
電球(バルブ)の交換 . . ...471
442
6-1. お手入れのしかた
外装の手入れ
●
水を十分かけながら、車体・足まわり・下まわりの順番に上から下へ
汚れを洗い落とす
●
車体はスポンジやセーム皮のようなやわらかいもので洗う
●
汚れがひどいときはカーシャンプーを使用し、水で十分洗い流す
●
水をふき取る
●
水のはじきが悪くなったときは、ワックスがけを行う
ボデーの表面の汚れを落としても水が玉状にならないときは、車体の温度が冷えて
いるときにワックスをかける(およそ体温以下を目安としてください)
なお、ボデーコート・ホイールコート・ガラスコートなど、トヨタケ
ミカル商品を施工された場合は、お手入れ方法が異なります。詳しく
はトヨタ販売店にお問い合わせください。
■
自動洗車機を使うときは
●
ドアミラーを格納し、車両前側から洗車してください。また、走行前は必ずド
アミラーを復帰状態にもどしてください。
●
ブラシで車体に傷が付き、塗装を損なうことがあります。
●
洗車機によっては、リヤスポイラーが引っかかり洗車できない場合や、傷付い
たり、破損したりするおそれがあります。
●
自動洗車機に入れる前に、車両の給油口がしっかり閉まっていることを確認し
てください。
お手入れは、次の項目を実施してください。
知識
443
6-1. お手入れのしかた
6
お手入れのしかた
■
高圧洗車機を使うときは
●
車内に水が入るおそれがあるため、ノズルの先端をドアガラスやドア枠付近に
近付けすぎないでください。
●
洗車の前に給油口が確実に閉まっていることを確認してください。
●
駆動系部品(ディファレンシャルギヤなど)のベアリングやオイルシール部品
に近付けすぎないでください。
近付けすぎると、水圧が高いため、内部への水入りやグリス流出により、性能
が劣化するおそれがあります。
■
ホイール(周辺部品含む)
●
中性洗剤を使用し、早めに汚れを落としてください。
●
洗剤を使用したあとは放置せずに水で十分洗い流してください。
●
塗装の損傷を防ぐため、次のことを必ずお守りください。
・ 酸性・アルカリ性および研磨剤の入った洗剤を使用しない
・ 硬いブラシを使用しない
・ 夏場の走行後や駐車後でホイールが熱いときは、洗剤を使用しない
■
バンパーについて
研磨剤入りの洗剤でこすらないようにしてください。
■
フロントドアガラスの撥水コーティングについて
●
撥水効果を長持ちさせるため、次のことに注意してください。
・ フロントドアガラス表面の泥などの汚れを落とす
・ 汚れは早めにやわらかい湿った布などで清掃する
・ コンパウンド(磨き粉)が入ったガラスクリーナーやワックスを使用しない
・ 金属製の道具で霜取りをしない
●
水滴のはじきが悪くなったときは補修することができます。
詳しくはトヨタ販売店にお問い合わせください。
444
6-1. お手入れのしかた
警告
■
洗車をするときは
エンジンルーム内に水をかけないでください。
電気部品などに水がかかると、車両火災につながるおそれがあり危険です。
■
フロントウインドウガラスを清掃するときは(雨滴感知式ワイパー装着車)
●
雨滴センサー上部のフロントウインドウガラスに手でふれたとき
●
水分を含んだ布などを雨滴センサーに近付けたとき
●
フロントウインドウガラスに衝撃を与えたとき
●
車内から雨滴センサー本体にふれるなどして衝撃を与えたとき
■
排気管について
排気管は排気ガスにより高温になります。洗車などでふれる場合は、十分に排
気管が冷めてからにしてください。やけどをするおそれがあります。
■
ブラインドスポットモニター
★
について
リヤバンパーの塗装に傷がつくと、システムが正常に作動しなくなるおそれが
あります。トヨタ販売店にご相談ください。
★
:グレード、オプションなどにより、装備の有無があります。
ワイパースイッチを OFF にしてください。
AUTO モードになっていると、次のような
ときにワイパーが不意に作動し、指などを
挟み重大な傷害を受けたり、ワイパーブ
レードなどを損傷するおそれがあります。
OFF
AUTO
445
6-1. お手入れのしかた
6
お手入れのしかた
注意
■
塗装の劣化や車体・部品(ホイールなど)の腐食を防ぐために
●
次のような場合はただちに洗車してください。
・ 海岸地帯を走行したあと
・ 凍結防止剤を散布した道路を走行したあと
・ コールタール・花粉・樹液・鳥のふん・虫の死がいなどが付着したとき
・ ばい煙・油煙・粉じん・鉄粉・化学物質などの降下が多い場所を走行したあと
・ ほこり・泥などで激しく汚れたとき
・ 塗装にベンジンやガソリンなどの有機溶剤が付着したとき
●
塗装に傷が付いた場合は、早めに補修してください。
●
ホイール保管時は、腐食を防ぐために汚れを落とし、湿気の少ない場所へ保管
してください。
■
ランプの清掃
●
注意して洗ってください。有機溶剤や硬いブラシは使用しないでください。
ランプを損傷させるおそれがあります。
●
ランプにワックスがけを行わないでください。
レンズを損傷するおそれがあります。
■
自動洗車機を使用するときは(雨滴感知式ワイパー装着車)
ワイパースイッチを OFF にしてください。AUTO モードになっていると、不
意にワイパーが作動してワイパーブレードなどを損傷するおそれがあります。
■
高圧洗浄機を使用するときは
ノズルの先端を、下記部品の結合部やブーツ類(ゴムまたは樹脂製のカバー)、
コネクタ類に近付けすぎないでください。
高い水圧がかかることにより、部品が損傷するおそれがあります。
・ 駆動系部品
・ ステアリング部品
・ サスペンション部品
・ ブレーキ部品
446
6-1. お手入れのしかた
内装の手入れ
●
掃除機などでほこりを取り除き、水またはぬるま湯を含ませた布でふ
き取る
●
汚れが落ちない場合は、中性洗剤を水で約 1%に薄めてやわらかい布
に含ませふき取る
水を浸した布を固くしぼり、表面に残った洗剤・水分をふき取る
●
掃除機などでほこりや砂を取り除く
●
うすめた洗剤をやわらかい布に含ませ、汚れをふき取る
ウール用の中性洗剤を約 5% の水溶液までうすめたものを使用してください。
●
真水をひたした布を固くしぼり、表面に残った洗剤をふき取る
●
乾いたやわらかい布で表面の水分をふき取り、風通しのよい日陰で乾
燥させる
●
掃除機などでほこりを取り除く
●
中性洗剤を水で約 1%に薄めてやわらかい布に含ませふき取る
●
水を浸した布を固くしぼり、表面に残った洗剤・水分をふき取る
お手入れは、次の要領で実施してください。
車内の手入れ
本革部分の手入れ
合成皮革部分の手入れ
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