Toyota Auris (2016 year). Manual japanese — part 20
303
7-2. 緊急時の対処法
7
万一の場合には
●
地面が固く平らで安全な場所に移動する
●
パーキングブレーキをかける
●
シフトポジションを P にする
●
ハイブリッドシステムを停止する
●
非常点滅灯を点滅させる
パンクしたときは(応急用タイヤ装着車)
パンクしたタイヤを、備え付けの応急用タイヤと交換してください。
(タイヤについての詳しい説明は P. 255 を参照してください)
警告
■
タイヤがパンクしたときは
パンクしたまま走行しないでください。
短い距離でも、タイヤとホイールが修理できないほど損傷したり、思わぬ事故
につながるおそれがあり危険です。
ジャッキで車体を持ち上げる前に
304
7-2. 緊急時の対処法
工具とジャッキの位置
ツールバッグ
ホイールナットレンチ
ジャッキハンドル
けん引フック
ジャッキ
応急用タイヤ
1
2
3
4
5
6
305
7-2. 緊急時の対処法
7
万一の場合には
警告
■
ジャッキの使用について
次のことをお守りください。
ジャッキの取り扱いを誤ると、車が落下して重大な傷害におよぶか、最悪の場
合死亡につながるおそれがあります。
●
ジャッキはタイヤ交換・タイヤチェーン取り付け・取りはずし以外の目的で使
用しない
●
備え付けのジャッキは、お客様の車にしか使うことができないため、他の車に
使ったり他の車のジャッキをお客様の車に使用したりしない
●
ジャッキはジャッキセット位置に正しくかける
●
ジャッキで支えられている車の下に体を入れない
●
車がジャッキで支えられている状態で、ハイブリッドシステムを始動したり車
を走らせない
●
車内に人を乗せたまま車を持ち上げない
●
車を持ち上げるときは、ジャッキの上または下にものを置かない
●
車を持ち上げるときは、タイヤ交換できる高さ以上に上げない
●
車の下にもぐり込んで作業する場合は、ジャッキスタンドを使用する
●
車を下げるときは、周囲に人がいないことを確認し、人がいるときは声をかけ
てから下げる
306
7-2. 緊急時の対処法
フロアボードを取りはずす(→ P. 229)
ジャッキをゆるめて取りはずす
締まる
ゆるむ
ジャッキを収納するときは、ジャッ
キを締めてトレイへ押し付けてくだ
さい。
フロアボードを取りはずす(→ P. 229)
ラゲージアンダートレイを取り
はずす
留め具をはずし、スペアタイヤを
取り出す
ジャッキの取り出し方
1
2
1
2
応急用タイヤの取り出し方
1
2
3
307
7-2. 緊急時の対処法
7
万一の場合には
輪止め
※
をする
※
輪止めは、トヨタ販売店で購入する
ことができます。
ナットを少し(約 1 回転)ゆる
める
警告
■
応急用タイヤを収納するとき
ボディと応急用タイヤとのあいだに、指などを挟まないように注意してくださ
い。
パンクしたタイヤの交換
1
パンクしたタイヤ
輪止めの位置
前輪
左側
右側後輪うしろ
右側
左側後輪うしろ
後輪
左側
右側前輪前
右側
左側前輪前
2
308
7-2. 緊急時の対処法
ジャッキの A 部を手でまわして、
ジャッキ溝をジャッキセット位
置にしっかりかける
ホイールナットレンチをジャッ
キハンドルに組み付ける
タイヤが地面から少し離れるま
で、車体を上げる
ナットすべてを取りはずし、タイ
ヤを取りはずす
タ イ ヤ を 直 接 地 面 に 置 く と き は、ホ
イールの表面に傷が付かないよう表面
を上にします。
3
4
5
6
309
7-2. 緊急時の対処法
7
万一の場合には
警告
■
タイヤ交換について
●
走行直後、ディスクホイールやブレーキまわりなどにはふれないでください。
走行直後のディスクホイールやブレーキまわりは高温になっているためタイ
ヤ交換などで手や足などがふれると、やけどをするおそれがあります。
●
次のことをお守りいただかないとナットがゆるみ、ホイールがはずれ落ち、重
大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるおそれがあります。
・ ねじ部にオイルやグリースを塗らない
ナットを締めるときに必要以上に締め付けられ、ボルトが破損したり、ディ
スクホイールが損傷するおそれがあります。またナットがゆるみホイール
が落下するおそれがあります。オイルやグリースがねじ部に付いている場
合はふき取ってください。
・ ホイールの交換後は、すぐに 103N・m(1050kgf・cm)の力でナット
を締める
・ タイヤの取り付けには、使用しているホイール専用のナットを使用する
・ ボルトやナットのねじ部や、ホイールのボルト穴につぶれや亀裂などの異
常がある場合は、トヨタ販売店で点検を受ける
・ ナットを取り付けるときは、必ずテーパー部を内側にして取り付ける。
(→ P. 257)
310
7-2. 緊急時の対処法
ホイール接触面の汚れをふき取
る
ホイール接触面が汚れていると、走行
中にナットがゆるみ、タイヤがはずれ
るおそれがあります。
応急用タイヤを取り付け、タイヤ
が が た つ か な い 程 度 ま で 手 で
ナットを仮締めする
ナットのテーパー部がホイールのシー
ト部に軽くあたるまでまわす
車体を下げる
図の番号順でナットを 2、3 度
しっかり締め付ける
締め付けトルク:
103N・m(1050kgf・cm)
すべての工具・ジャッキ・パンクしたタイヤを収納する
応急用タイヤの取り付け
1
シート部
テーパー部
2
3
4
5
311
7-2. 緊急時の対処法
7
万一の場合には
■
応急用タイヤについて
●
タイヤの側面に TEMPORARY USE ONLY と書かれています。応急用にのみ
使用してください。
●
空気圧を必ず点検してください。(→ P. 348)
■
応急用タイヤを装着しているとき
標準タイヤ装着時にくらべ車高が低くなっています。
■
雪道・凍結路で前輪がパンクしたとき
後輪を応急用タイヤに交換する
パンクした前輪をはずした後輪に交換する
タイヤチェーンを前輪に装着する
知識
1
2
3
312
7-2. 緊急時の対処法
警告
■
応急用タイヤを使用するとき
●
お客様の車専用になっているため、他の車には使用しないでください。
●
同時に 2 つ以上の応急用タイヤを使用しないでください。
●
できるだけ早く通常のタイヤと交換してください。
●
急加速・急ハンドル・急ブレーキやシフト操作による急激なエンジンブレーキ
の使用は避けてください。
●
摩耗限度(トレッドウェアインジケーターまたはスリップサイン)をこえて使
用しないでください。
■
応急用タイヤを装着しているとき
正確な車両速度が検出できない場合があり、次のシステムが正常に作動しなく
なるおそれがあります。
■
応急用タイヤ使用時の速度制限
応急用タイヤを装着しているときは、80km/h 以上の速度で走行しないでくだ
さい。
応急用タイヤは、高速走行に適していないため、思わぬ事故につながるおそれ
があります。
注意
■
応急用タイヤ装着中は段差に注意
応急用タイヤ装着中は、標準タイヤ装着時にくらべ車高が低くなっています。
段差を乗りこえるときは注意してください。
■
タイヤチェーンの装着について
応急用タイヤには、タイヤチェーンを装着しないでください。
タイヤチェーンが車体にあたり、車を損傷したり走行に悪影響をおよぼしたり
するおそれがあります。
★
:グレード、オプションなどにより、装備の有無があります。
・ ABS
・ ブレーキアシスト
・ VSC
・ オートマチックハイビーム
★
・ クルーズコントロール
★
・ TRC
・ EPS
・ PCS(プリクラッシュセーフティ
システム)
★
・ LDA(レーンディパーチャー
アラート)
★
313
7-2. 緊急時の対処法
7
万一の場合には
パンクしたときは
(タイヤパンク応急修理キット装着車)
タイヤパンク応急修理キット装着車には、スペアタイヤが搭載されてい
ません。
タイヤがパンクしたときは、タイヤパンク応急修理キットで応急修理す
ることができます。釘やネジなどが刺さった程度の軽度なパンクを応急
修理できます。(パンク補修液 1 本につき、応急修理できるタイヤは 1
本です)
タイヤパンク応急修理キットで応急修理したタイヤの修理・交換につい
ては、トヨタ販売店にご相談ください。
警告
■
パンクしたままの走行について
タイヤがパンクした状態で走行を続けないでください。
短い距離の運転でも、タイヤとホイールが修理できないほど損傷したり、思わ
ぬ事故につながるおそれがあり危険です。
314
7-2. 緊急時の対処法
●
地面が固く平らで安全な場所に移動する
●
パーキングブレーキをかける
●
シフトポジションを P にする
●
ハイブリッドシステムを停止する
●
非常点滅灯を点滅させる
●
タイヤの損傷程度を確認する
釘やネジなどが刺さっている場合
のみ、タイヤを応急修理してくださ
い。
・ タイヤに刺さっている釘やネジ
などは抜かないでください。抜い
てしまうと穴が大きくなりすぎ、
応急修理ができなくなることが
あります。
・ パンク補修液がもれないように
するため、パンク箇所が分かって
いる場合は、パンク箇所が上にな
るように車両を移動してくださ
い。
■
応急修理キットで修理できないパンク
次の場合は、応急修理キットでは応急修理できません。トヨタ販売店にご連絡く
ださい。
●
タイヤ空気圧が不十分な状態で走行してタイヤが損傷しているとき
●
タイヤ側面など、接地面以外に穴や損傷があるとき
●
タイヤがホイールから明らかにはずれているとき
●
タイヤに 4mm 以上の切り傷や刺し傷があるとき
●
ホイールが破損しているとき
●
2 本以上のタイヤがパンクしているとき
●
1 本のタイヤに 2 箇所以上の切り傷や刺し傷があるとき
応急修理する前に
知識
315
7-2. 緊急時の対処法
7
万一の場合には
※
ジャッキの使い方(→ P. 307)
タイヤパンク応急修理キット・工具の搭載位置
ジャッキ
※
タイヤパンク応急修理キット
けん引フック
ホイールナットレンチ
ジャッキハンドル
1
2
3
4
5
316
7-2. 緊急時の対処法
タイヤパンク応急修理キットの内容/各部の名称
ホース
空気逃がしキャップ
空気圧計
電源スイッチ
電源プラグ
速度制限ラベル
パンク補修液注入済ラベル
1
2
3
4
5
6
7
317
7-2. 緊急時の対処法
7
万一の場合には
アジャスタブルデッキボード装着車:アジャスタブルデッキボードを
持ち上げ、固定する(→ P. 227)
フロアボードを取りはずす(→ P. 229)
応急修理キットを取り出す
応急修理キットを取り出す
パンクしたタイヤのバルブから
バルブキャップを取りはずす
ボトルの保護フィルムをはがし
ホースをのばす
ボトルのホースから空気逃がし
キャップを取りはずす
ボトルに同封されているパンク補修液
注入済ラベルは指定の位置へ貼り付け
ます。(
へ)空気逃がしキャップは
再度使用するため、なくさないように
保管してください。
応急修理キットの取り出し方
1
2
3
応急修理するとき
1
2
3
9
318
7-2. 緊急時の対処法
ボトルのホースをパンクしたタ
イヤのバルブに接続する
ホ ース先端を時 計まわりに まわして
しっかりと最後までねじ込む。
コ ン プ レ ッ サ ー の ス イ ッ チ が
OFF であることを確認する
フタを開けてコンプレッサーの
電源プラグをはずす
コンプレッサーの電源プラグを
アクセサリーソケットに挿し込
む(→ P. 235)
4
5
6
7
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