Toyota Prius (2017 year). Manual japanese — part 22
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4-5. 運転支援装置について
4
運転
「
“ポーン”
」という音が鳴り、表
示内のストップ表示
(→P. 323)
が点灯したら停車する
シフトポジションを D にする
通常の運転操作の姿勢をとり、ハンドルに力を加えないように軽く
手を添え、前方および周辺の安全を直接確認し、ブレーキペダルを
踏んで車速調整しながら、ゆっくり前進する
「“ポーン”」という音が鳴り、表示内のストップ表示(→ P. 323)
が点灯したら停車する
シフトポジションを R にする
通常の後退操作の姿勢をとり、ハンドルに力を加えないように軽く
手を添え、後方および周辺の安全を直接確認し、ブレーキペダルを
踏んで車速調整しながら、ゆっくり後退する
駐車スペースの状況により、手順
から
をくり返す場合があります。
車両がほぼ目標駐車位置に入り、
「“ピー”」という音が鳴り、表示内
のストップ表示(→ P. 323)が点灯したら停車する
縦列駐車アシストモードが終了します。
●
停車したあと、任意で前進または後退し、希望の位置に車両を移
動してください。
●
必ず目視やミラーで車両の前後を確認しながら後退してくださ
い。
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11
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4-5. 運転支援装置について
■
縦列駐車アシストモードの作動条件
●
縦列駐車アシストモードを正しく動作させるために、道路(または路肩)と平
行に駐車車両との間隔が約 1m の位置をゆっくり(すぐに停車できる車速で)
走行してください。
●
車速が約 30km/h 以上のときは、使用することができません。
●
フロントサイドセンサー・リヤサイドセンサーにより駐車車両を検出し、駐車
位置を特定しているため、検出できない場合(→ P. 353)は、案内されません。
●
駐車車両がない場合は、駐車車両を特定できないため縦列駐車アシストモード
は作動できません。
●
駐車スペースの周囲の環境によってはスペースを検出できず、縦列駐車アシス
トモードが作動できないことがあります。
●
車速が約30km/h 以上になる、またはS-IPAスイッチにより機能をOFF にする
まで案内が継続されます。
■
S-IPA スイッチを押すタイミングについて
縦列駐車アシストモードを使用して駐車するときの手順で、次のときもアシスト
モードが作動することがありますが、その際はマルチインフォメーションディス
プレイの表示に従って駐車操作を行ってください。
●
手順
で、目標駐車位置の手前を通りこして S-IPA スイッチを押した
手順
で、停車せずに車両移動中に S-IPA スイッチを押す場合、1 回押すだけ
で「縦列駐車」を選択でき、そのまま手順
に移ることができます。
●
S-IPA スイッチを押していない状態のまま、手順
の位置まで車両を移動し、
シフトポジションを R にしてから S-IPA スイッチを押した
知識
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4-5. 運転支援装置について
4
運転
注意
●
路面に段差や勾配があると正しい位置に目標駐車位置を設定できないため、駐
車位置がずれたり、車両が傾くことがあります。このような場所では、縦列駐
車アシストモードは使用しないでください。
●
駐車スペースの奥側に壁などがある場合や、駐車車両が通路側にはみ出した位
置に駐車されている場合は、通路に少しはみ出した位置に目標駐車位置が設定
されることがあります。
●
駐車車両など周辺の環境によって駐車位置がずれたり車両が傾くことがあり
ます。必要に応じて手動で整列してください。
●
駐車スペースに障害物、段差や縁石があるときでも、隣接車両に合わせた位置
にアシストします。
接触しそうなときは、ブレーキペダルを踏んで停車し、S-IPA スイッチでシ
ステムを中止してください。
●
低い障害物は検知できないことがあるため、周辺の安全を直接確認し、接触の
おそれがある場合はブレーキペダルを踏んで停車してください。
●
駐車車両の車幅が狭いときや駐車車両が
路肩側に極端に近いときは、駐車をアシス
トする位置も路肩に接近します。接触、脱
輪しそうなときはブレーキペダルを踏ん
で停車し、S-IPA スイッチを押してシス
テムを中止してください。
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4-5. 運転支援装置について
■
機能概要
縦列駐車から出庫する際、出庫したい方向を選択することで発進可能
な位置までのハンドル操作をアシストします。
シフトポジションが P の状態
で S-IPA スイッチを押して、縦
列出庫アシストモードを選択
し、方向指示レバーで希望の出
庫方向を選択する
案内に従ってシフトを切りか
えると、ハンドルの自動操作が
作動します。
発進可能な位置に到達したこ
とを音と表示で案内します。
駐車スペースの状況により、 でハ
ンドルの自動操作が開始してから発
進可能な位置に到達するまでのあい
だに、前進または後退方向への切り
返しが必要な場合は、前進開始位置・
後退開始位置の案内、およびハンド
ルの自動操作をくり返します。
縦列出庫のしかた(縦列出庫アシストモード)
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4-5. 運転支援装置について
4
運転
■
縦列出庫アシストモードを使用して出庫する
シフトポジションが P の状態で S-IPA スイッチを押し、マルチイ
ンフォメーションディスプレイの表示が「縦列出庫」の画面に切り
かわったことを確認する
方向指示レバー(→ P. 213)を操作して左右いずれか出庫したい
方向を選択する
出庫方向に障害物などがあると出庫できないと判断し、アシストが中止されま
す。
表示内のアドバイス表示(→ P. 323)に従って、シフトポジション
を R(または D)にすると「“ピー”」という音が鳴りアシストが開始
されます。
手順
以降は、方向指示レバーで出庫方向を選択後、アドバイス表示に
「シフト [R]」が表示されたときの場合です。
●
ハンドルの自動操作が開始されると、表示内にハンドル AUTO 操
作表示(→ P. 323)とアシスト段階表示(→ P. 323)が表示
されます。
●
アシストを中止するには S-IPA スイッチを押します。
通常の後退操作の姿勢をとり、ハンドルに力を加えないように軽く
手を添え、後方および周辺の安全を直接確認し、ブレーキペダルを
踏んで車速調整しながら、ゆっくり後退してください。
●
後退車速が速すぎると、「“ピピッ”」という音が鳴り、アシスト
が中断します。(→ P. 324)
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4-5. 運転支援装置について
「
“ポーン”
」という音が鳴り、表
示内のストップ表示
(→P. 323)
が点灯したら停車する
シフトポジションを D にする
通常の運転操作の姿勢をとり、ハンドルに力を加えないように軽く
手を添え、前方および周辺の安全を直接確認し、ブレーキペダルを
踏んで車速調整しながら、ゆっくり前進する
・ 一度で出庫できず、切り返しが必要な場合:手順
へ
・ 切り返しが不要な場合:手順
へ(→ P. 342)
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4-5. 運転支援装置について
4
運転
「
“ポーン”
」という音が鳴り、表
示内のストップ表示
(→P. 323)
が点灯したら停車する
シフトポジションを R にする
通常の後退操作の姿勢をとり、ハンドルに力を加えないように軽く
手を添え、後方および周辺の安全を直接確認し、ブレーキペダルを
踏んで車速調整しながら、ゆっくり後退する
駐車スペースの状況により、手順
から
をくり返す場合があります。
「
“ポーン”
」という音が鳴り、表
示内のストップ表示
(→P. 323)
が点灯したら停車する
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4-5. 運転支援装置について
シフトポジションを D にする
通常の運転操作の姿勢をとり、ハンドルに力を加えないように軽く
手を添え、前方および周辺の安全を直接確認し、ブレーキペダルを
踏んで車速調整しながら、ゆっくり前進する
車両がほぼ出庫可能位置に到
達し、「“ピー”」という音が鳴
り、アシストが終了します。
そのままハンドルを持ち、前進
してください。
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4-5. 運転支援装置について
4
運転
■
縦列出庫アシストモードについて
●
アシスト中に、運転者が出庫可能と判断しハンドルを操作すると、その位置で
アシストを終了します。
●
車両の前方に駐車車両がない場合、または車両の前方と駐車車両との間隔があ
きすぎている場合は、アシストを使用できません。
●
縦列出庫アシストモード使用時の周囲の環境によってはアシストモードが作動
できない場合があります。
知識
注意
●
障害物を検知できる範囲(→ P. 300)は限られるため、周辺の安全を直接確
認し、接触のおそれがある場合はブレーキペダルを踏んで停車してください。
●
低い障害物は検知できないことがあるため、周辺の安全を直接確認し、接触の
おそれがある場合はブレーキペダルを踏んで停車してください。
●
発進可能な位置に出庫する際は、周辺の安全を直接確認してください。
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4-5. 運転支援装置について
シンプルインテリジェントパーキングアシストが作動できないときや、作動が中
止または、中断されたときなどにマルチインフォメーションディスプレイに次の
メッセージが表示されます。ディスプレイの表示をもとに適切に対処してくださ
い。
■
作動できないとき
マルチインフォメーションディスプレイのメッセージについて
メッセージ
状況・対処方法
システムに異常があるおそれがある
→ パワースイッチをいったん OFF にしてから
ハイブリッドシステムを始動してください。
再度表示される場合は、トヨタ販売店で点検
を受けてください。
システムに故障のおそれがある
パワーステアリング装置の一時的な過熱が起き
た
→ パワースイッチをいったん OFF にし、しば
らくしてからハイブリッドシステムを始動
して使用してください。
ハイブリッドシステムが作動していない
→ ハイブリッドシステムを始動してください。
センサー部に氷・雪・泥などが付着している
→ 氷・雪・泥などを取り除いてください。
センサー部が凍結している
→ 凍結部が解ければ正常に復帰します。
補機バッテリーを脱着した
→ 約 35km/h 以上の車速で 5 秒以上直進走行
してください。
車速が30km/hを超過した状態でS-IPAスイッ
チを操作した
→ 車速約 30km/h 以下にして使用してくださ
い。
駐車スペースがない場所で S-IPA スイッチを
操作した、または道幅の狭い駐車スペースで
S-IPA スイッチを操作した
→ 駐車スペースがないためアシストできませ
ん。横幅が約 2.6m 以上の駐車スペースに移
動して使用してください。
→ 道幅が狭いためアシストできません。道幅が
約4.5m以上の駐車スペースの近くで使用し
てください。
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4-5. 運転支援装置について
4
運転
自車が駐車するのには狭すぎる駐車スペースで
S-IPA スイッチを操作した
→ 駐車スペースがないためアシストできませ
ん。横幅が約 2.6m 以上の駐車スペースに移
動して使用してください。
自車前方に障害物が存在し、後退開始位置まで
前進できないような場所でS-IPAスイッチを操
作した
→ 前方に障害物があるためアシストできませ
ん。駐車スペースの前で停車した際に、前方
に障害物がないような駐車スペースで使用
してください。
縦列出庫で自車前後の間隔が狭いときに S-IPA
スイッチを操作した
→ 自車前後スペースが狭く、アシストによる出
庫ができません。周囲の安全を確認した上で
手動で出庫してください。
縦列出庫で、前方近くに障害物が存在しない、
または自車側方に障害物が存在し、出庫ができ
ない状況で S-IPA スイッチを操作した
→ 容易に出庫できる、または側方に障害物があ
るため、アシストによる出庫ができません。
周囲の安全を確認した上で手動で出庫して
ください。
ハンドルに力を加えた状態でアシストを開始し
た
→ ハンドルに力を加えないように手を添えて
ください。アシストが開始されます。
ハンドルに力を加えた状態で車両移動し、アシ
ストを開始した
→ 停車し、案内どおりに操作するとアシストが
開始されます。
メッセージ
状況・対処方法
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4-5. 運転支援装置について
■
作動が中止されたとき
メッセージ
状況・対処方法
アシスト中に運転者がシフトポジションを P に
切りかえた、または S-IPA スイッチを操作した
縦列アシストモードの駐車スペース探索中に車
速が 30km/h をこえた
駐車スペースが狭い場所でアシストを開始した
縦列出庫アシストモードにおいて、方向指示レ
バーで出庫方向を選択せずにシフトポジション
を切りかえた
→ 案内どおりに操作してください。
アシスト開始時に、案内と逆方向に進行した
→ 案内どおりに操作、進行してください。
アシスト中に切り返し回数が上限になった、急
な路面勾配で使用したため設定した目標位置に
到達できない
→ 路面勾配のない、広いスペースでアシスト案
内に従って使用してください。
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4-5. 運転支援装置について
4
運転
■
作動が中断されたとき
メッセージ
状況・対処方法
アシスト中に運転者が
ハンドルに力を加えた
→ 停車してハンドルに力を
加えないように手を添え
た状態でS-IPAスイッチ
を押すとアシストを再開
できます。
ア シ ス ト 中 に 車 速 が
7km/h をこえた
アシスト中断中、ハンド
ルに力を加えた状態で
S-IPA スイッチを押し
た
→ ハンドルに力を加えない
ように手を添えた状態で
停車するとアシストが再
開します。
アシスト中断中、車両
が移動している状態で
S-IPA スイッチを押し
た
アシスト中断中(再開可
能)
→ 停車してハンドルに力を
加えないように手を添え
た状態でS-IPAスイッチ
を押すとアシストを再開
できます。
アシスト中に、前方障害
物に接近しすぎた
→ シフトポジションを R に
切りかえてから、S-IPA
スイッチを押すと、アシ
ストを再開できます。
アシスト中に、後方障害
物に接近しすぎた
→ シフトポジションをD に
切りかえてから、S-IPA
スイッチを押すと、アシ
ストを再開できます。
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4-5. 運転支援装置について
■
センサーについて
センサーにより駐車車両を検出して、駐車位置を特定します。
フロントサイドセンサー
リヤサイドセンサー
使用上の注意点について
1
2
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4-5. 運転支援装置について
4
運転
●
駐車車両が目標駐車位置の奥にある場合は、距離が遠くなるため検出できない
ことがあります。また、駐車車両の形状や条件によっては検出距離が短くなっ
たり、検出できないことがあります。
知識
●
車 庫 入 れ 駐 車 ア シ ス ト モ ー ド 時 の セ ン
サー感知範囲について
目標駐車位置
●
縦列駐車アシストモード時のセンサー感
知範囲について
目標駐車位置
1
1
350
4-5. 運転支援装置について
●
駐車スペース内の路面にあるグレーチングや縞板鋼板などを検知し、シンプル
インテリジェントパーキングアシストを使用できないことがあります。
●
柱や壁など駐車車両以外は検出できない
ことがあります。また、検出できても目標
駐車位置がずれることがあります。
柱
壁
●
歩行者などを検出して目標駐車位置がず
れることがあります。
歩行者
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Текст