Toyota Mark X (2016 year). Manual japanese — part 26

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399

5-2. 緊急時の対処法

トラブルが起きたら

コンプレッサーのスイッチを約 5
秒間 ON にし、OFF にしてから空
気圧を確認する

空気圧が 130kpa 未満の場合:
応急修理できません。トヨタ販
売店にご連絡ください。

空気圧が 130kpa 以上、指定空
気圧未満の場合:

空 気 圧 が 指 定 空 気 圧(oP.
309、429)の場合:

コンプレッサーのスイッチをONにして指定空気圧まで空気を充
填し、再度約 5km 走行後にあらためて

から実施する

ボトルのホース先端に空気逃がし
キャップを取り付ける

空気逃がしキャップを取り付けない

とパンク補修液がもれ、お車や衣服な

どが汚れる可能性があります。

ボトルとコンプレッサーを接続したままトランクに収納する

急ブレーキ・急加速・急ハンドルを避け、慎重に 80km/h 以下
で運転してトヨタ販売店へ行きます

タイヤの修理・交換、応急修理キットの処理についてはトヨタ販売店にご相

談ください。

知識

応急修理キットについて

応急修理キットは自動車タイヤの空気充填用です。

パンク補修液には有効期限があります。有効期限はボトルに表示されていま
す。有効期限が切れる前に新しいボトルに交換してください。交換について
はトヨタ販売店にご相談ください。

400

5-2. 緊急時の対処法

パンク補修液ボトル1本でタイヤ1本を1回応急修理できます。使用したパン

ク補修液の交換は、トヨタ販売店にご相談ください。

外気温度が -30 ℃∼ 60 ℃のときに使用できます。

応急修理キット搭載車両の装着タイヤ専用です。指定タイヤサイズ以外のタ

イヤや他の用途には使用しないでください。

パンク補修液が衣服に付着するとシミになる場合があります。

パンク補修液がホイールやボデーに付着した場合、放置すると取れなくなる

おそれがあります。ぬれた布などで速やかにふき取ってください。

応急修理キット作動中は大きな音がしますが故障ではありません。

タイヤ空気圧の点検や調整には使用しないでください。

空気を入れすぎてしまったときは

タイヤからボトルのホースを取りはずす

ボトルのホースから空気逃がしキャップを取りはずし、ホースを再接続

する

コンプレッサーのスイッチを数秒間 ON にし、OFF にしてから空気圧

を確認する

指定空気圧より低いときは、再度コンプレッサーのスイッチを ON にし、

指定空気圧になるまで空気を充填してください。

応急修理後のタイヤのバルブについて

応急修理キットを使用したときは、タイヤのバルブを新品に交換してください。

応急修理キットの点検について

パンク補修液の有効期限の確認は定期的に行ってください。

有効期限はボトルに表示されています。

手順

1

ボトルのホース先端に空気逃がしキャップ
を取り付け、キャップの突起部をタイヤの
バルブに押しあて、空気を抜く

手順

2

手順

3

手順

4

5

401

5-2. 緊急時の対処法

トラブルが起きたら

警告

タイヤがパンクしているときは

タイヤがパンクした状態で走行を続けないでください。

短い距離でもパンクしたタイヤで走行すると、タイヤ・ホイールが損傷して修

理できなくなります。パンクした状態で走行を続けると、タイヤ側面に円周状

の溝ができる場合があります。この状態で応急修理キットを使用すると、タイ

ヤが破裂する危険があります。

応急修理キットについて

応急修理キットは指定の位置に収納してください。

急ブレーキ時などに応急修理キットが飛び出したりして破損したり、思わぬ事

故につながるおそれがあり危険です。

応急修理キットはお客様の車専用です。他の車には使わないでください。他の

車に使うと思わぬ事故につながるおそれがあり危険です。

指定タイヤサイズ以外のタイヤや他の用途には使用しないでください。パンク

修理が完全に行われず、思わぬ事故につながるおそれがあり危険です。

パンク補修液について

誤って飲み込むと健康に害があります。その場合はできるだけたくさんの水を

飲み、ただちに医師の診察を受けてください。

もし目に入ったり、皮膚に付いたりした場合には、水でよく洗い流してくださ

い。それでも異常を感じたときは、医師の診察を受けてください。

402

5-2. 緊急時の対処法

警告

パンクしたタイヤを応急修理するときは

車両を安全で平坦な場所に停止させてください。

走行直後、ホイールやブレーキまわりなどにはふれないでください。

走行直後のホイールやブレーキまわりは高温になっている可能性があるため

手や足などがふれると、やけどをするおそれがあります。

タイヤを車両に取り付けた状態で、バルブとボトルのホースをしっかりと接続

してください。ホースの接続が不十分な場合、空気がもれたり、パンク補修液

が飛散したりするおそれがあります。

パンク補修液注入中にボトルのホースがはずれると、圧力でホースが暴れ大変

危険です。

空気充填後はボトルのホースを取りはずすときや空気を抜くときにパンク補

修液が飛散する場合があります。

作業手順に従って応急修理を行ってください。

手順どおりに行わないとパンク補修液が噴出する場合があります。

破裂の危険があるので応急修理キット作動中は補修中のタイヤから離れてく

ださい。タイヤに亀裂や変形が発生している場合、ただちにコンプレッサーの

スイッチを OFF にし、修理を中止してください。

応急修理キットは長時間作動させるとオーバーヒートする可能性があります。

40 分以上連続で作動させないでください。

応急修理キットが作動すると部分的に熱くなります。使用中または使用後の取

り扱いには注意してください。ボトルとコンプレッサー接続箇所の金属部分は

特に熱くなるのでふれないでください。

速度制限シールは指定位置以外に貼らないでください。ハンドルのパッド部分

などの SRS エアバッグ展開部に速度制限シールを貼ると、SRS エアバッグ

が正常に作動しなくなるおそれがあります。

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403

5-2. 緊急時の対処法

トラブルが起きたら

警告

補修液を均等に広げるための運転について

次のことを必ずお守りください。
お守りいただかないと、車両のコントロールが不能となり、重大な傷害におよ
ぶか、最悪の場合死亡につながるおそれがあります。

低速で慎重に運転してください。特にカーブや旋回時には注意してください。

車がまっすぐ走行しなかったり、ハンドルをとられたりする場合は、運転を中
止し、次のことを確認してください。

・ タイヤを確認してください。タイヤがホイールからはずれている可能性が

あります。

・ 再度空気圧を測ってください。130 kpa 未満の場合はタイヤが大きなダ

メージを受けている可能性があります。

注意

応急修理するときは

タイヤに刺さった釘やネジを取り除かずに応急修理を行ってください。取り除
いてしまうと、応急修理キットでは応急修理ができなくなる場合があります。

応急修理キットには防水機能はありません。降雨時などは、水がかからないよ
うにして使用してください。

砂地などの砂埃の多い場所に直接置いて使用しないでください。砂埃などを吸
い込むと、故障の原因となるおそれがあります。

応急修理キットについて

応急修理キットは DC12V 専用です。ほかの電源での使用はできません。

応急修理キットにガソリンがかかると劣化するおそれがあります。ガソリンが
かからないようにしてください。

応急修理キットはビニール袋に入れて砂埃や水を避けて収納してください。

応急修理キットは指定の位置に収納し、お子さまが誤って手をふれないようご
注意ください。

分解、改造などは絶対にしないでください。また、空気圧計などに衝撃を与え
ないでください。故障の原因となるおそれがあります。

404

5-2. 緊急時の対処法

エンジンがかからないときは

正しいエンジンのかけ方(oP. 137、140)に従っても、またステ

アリングロックを解除(oP. 138、143)してもエンジンがかから

ないときは、次のことを確認してください。

■ スターターは正常にまわっているのにエンジンがかからない

場合

次の原因が考えられます。

● 燃料が入っていない可能性があります。

給油してください。

● 燃料を吸いこみすぎている可能性があります。

再度、正しい手順(oP. 137、140)に従って、エンジンをか
けてください。

● エンジンイモビライザーシステムに異常がある可能性がありま

す。

(oP. 97)

■ スターターがゆっくりまわる/室内灯・ヘッドランプが暗い

/ホーンの音が小さい、または鳴らない場合

次の原因が考えられます。

● バッテリーあがりの可能性があります。(oP. 411)
● バッテリーのターミナルがゆるんでいる可能性があります。

■ スターターがまわらない

電装品の断線やヒューズ切れなど、電気系統異常の可能性がありま
す。異常の種類によっては、エンジンを一時的な処置でかけること
ができます。(oP. 405)

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405

5-2. 緊急時の対処法

トラブルが起きたら

緊急時のエンジン始動 ( スマートエントリー&スタートシステム装着車 )

通常のエンジン始動操作でエンジンが始動しないときは、次の手順でエ
ンジンが始動する場合があります。緊急時以外は、この方法で始動させ
ないでください。

パーキングブレーキをかかっていることを確認する

シフトレバーを P の位置にあることを確認する

“ エンジン スタート ストップ ”スイッチをアクセサリーモード

にする

ブレーキペダルをしっかり踏みながら、約 15 秒以上“ エンジ
ン スタート ストップ ”スイッチを押し続ける

上記の手順に従いエンジンが始動できても、システムが故障しているお
それがあります。トヨタ販売店で点検を受けてください。

手順

1

手順

2

手順

3

手順

4

406

5-2. 緊急時の対処法

シフトレバーがシフトできないときは

ブレーキペダルを踏んだ状態でシフトレバーがシフトできない場合、

シフトロックシステム(シフトレバーの誤操作を防ぐ装置)などの故

障が考えられます。ただちにトヨタ販売店で点検を受けてください。

ただし一時的な処置として、次の方法でシフトレバーをシフトするこ

とができます。

パーキングブレーキをかける

スマートエントリー&スタートシステム非装着車
エンジン スイッチを“ ACC ”にする

スマートエントリー&スタートシステム装着車

“ エンジン スタート ストップ ”スイッチをアクセサリーモードに

する

ブレーキペダルを踏む

シフトロック解除ボタンを押す

ボタンを押している間はレバーを

シフトできます。

手順

1

手順

2

手順

3

手順

4

5

407

5-2. 緊急時の対処法

トラブルが起きたら

キーを無くしたときは

キーナンバープレートに打刻されたキーナンバーと残りのキーから、

トヨタ販売店でトヨタ純正品の新しいキーを作ることができます。

(oP. 24)

408

5-2. 緊急時の対処法

電子キーが正常に働かないときは ( スマートエントリー&スタートシステム装着車 )

ドアの解錠・施錠

メカニカルキー(oP. 25)を使っ
て操作する

全ドア解錠

全ドア施錠

メカニカルキーでドアガラス・ムーン

ルーフ

の開閉を行うことができま

す。詳しくは販売店にご相談くださ

い。

電子キーと車両間の通信がさまたげられたり(oP. 33)、電子キーの

電池が切れたときは、スマートエントリー&スタートシステムとワイ

ヤレスリモコンが使用できなくなります。このような場合、次の手順

でドアを開けたり、エンジンを始動することができます。

: 車両型式などで異なる装備やオプション装備

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409

5-2. 緊急時の対処法

トラブルが起きたら

エンジン始動の方法

シフトレバーが P の状態でブレーキを踏む

タイプ A(oP. 24)

電子キーのトヨタエンブレム面で

“ エンジン スタート ストップ ”ス

イッチにふれる

この操作中にいずれかのドアが開閉

されると、スマートエントリー&ス

タートシステムが“ エンジン スター

ト ストップ ”スイッチにふれた電子

キーを正しく検知できず警告音が鳴

りマルチインフォメーションディス

プレイにメッセージが表示されます。

タイプ B(oP. 24)

電子キーのトヨタエンブレム面で
ない方で“ エンジン スタート ス
トップ ”スイッチにふれる

この操作中にいずれかのドアが開閉

されると、スマートエントリー&ス

タートシステムが“ エンジン スター

ト ストップ ”スイッチにふれた電子

キーを正しく検知できず警告音が鳴

りマルチインフォメーションディス

プレイにメッセージが表示されます。

ブザーが鳴ってから 10 秒以内に、ブレーキペダルをしっかり踏

み込んで“ エンジン スタート ストップ ”スイッチを押す

処置をしても作動しないときは、トヨタ販売店に連絡してください。

手順

1

手順

2

手順

2

手順

3

410

5-2. 緊急時の対処法

知識

エンジン停止のしかた

通常のエンジン停止のしかたと同様、シフトレバーを P にして“ エンジン ス

タート ストップ ”スイッチを押します。

電池交換について

ここで説明しているエンジンの始動方法は一時的な処置です。電池が切れたと

きは、ただちに電池の交換をおすすめします。(oP. 338)

“ エンジン スタート ストップ ”スイッチのモードの切りかえ

ブザーが鳴ってから 10 秒以内に、ブレーキペダルから足を離して“ エンジン

スタート ストップ ”スイッチを押すとエンジンが始動せず、スイッチを押すご

とにモードが切りかわります。(oP. 141)

警告

メカニカルキーを使ってドアガラスやムーンルーフ

を操作するとき

ドアガラスやムーンルーフに人が挟まれるおそれがないことを確認してから操

作してください。またお子さまには、メカニカルキーによる操作をさせないで

ください。お子さまや他の人がドアガラスやムーンルーフに挟まれたり巻き込

まれたりするおそれがあります。

: 車両型式などで異なる装備やオプション装備

5

411

5-2. 緊急時の対処法

トラブルが起きたら

バッテリーがあがったときは

バッテリーがあがった場合、次の手順でエンジンを始動することがで

きます。

ブースターケーブルと 12V のバッテリーつき救援車があれば、次の
手順に従って、エンジンを始動させることができます。

ボンネットを開ける(oP. 312)

バッテリーの+端子のカバーをはずし、ブースターケーブル
を次の順につなぐ

赤色のブースターケーブルを自車のバッテリーの+端子につ
なぐ
赤色のブースターケーブルのもう一方の端を救援車のバッテ
リーの+端子につなぐ
黒色のブースターケーブルを救援車のバッテリーの−端子につ
なぐ
黒色のブースターケーブルのもう一方の端をバッテリーから離
れた、未塗装の金属部(図に示すような固定された部分)につなぐ

救援車のエンジンをかけ、回転を少し高めにして、約 5 分間
自車のバッテリーを充電する

手順

1

手順

2

手順

3

412

5-2. 緊急時の対処法

知識

バッテリーあがり時の始動について

この車両は、押しがけによる始動はできません。

バッテリーあがりを防ぐために

エンジンがかかっていないときは、ランプやオーディオの電源を切ってくだ

さい。

渋滞などで長時間止まっているときは、不必要な電装品の電源を切ってくだ

さい。

“ エンジン スタート ストップ ”スイッチが OFF の状態で、

いずれかのドアを開閉する ( スマートエントリー&スタート
システム装着車)

スマートエントリー&スタートシステム非装着車
救援車のエンジン回転を維持したまま、エンジン スイッチをいっ
たん“ ON ”にしてから、自車のエンジンをかける

スマートエントリー&スタートシステム装着車

救援車のエンジン回転を維持したまま、“ エンジン スタート ス
トップ ”スイッチをいったんイグニッション ON モードにしてか
ら、自車のエンジンをかける

自車のエンジンが始動したら、ブースターケーブルをつない
だときと逆の順ではずす

ブースターケーブルをはずしたあとは、バッテリーの + 端子のカバー

をもとにもどしてください。

エンジンがかかっても、早めにトヨタ販売店で点検を受けてください。

手順

4

手順

5

手順

6

5

413

5-2. 緊急時の対処法

トラブルが起きたら

バッテリーがあがったときは

コンピューターに記憶されている情報が消去されます。バッテリーがあがった

ときはトヨタ販売店で点検を受けてください。

バッテリーがあがったときの留意事項

( スマートエントリー&スタートシステム装着車 )

バッテリーがあがった直後はスマートエントリー&スタートシステムによ

るドアの解錠ができない場合があります。解錠できなかった場合は、ワイヤ

レスリモコン、または メカニカルキーで解錠・施錠を実施してください。

バッテリーがあがったあとの、最初のエンジン始動は失敗することがありま

す。2 回目以降のエンジン始動は正常に動作しますので、問題ではありませ

ん。

車両は常に“ エンジン スタート ストップ ”スイッチの状態を記憶していま

す。バッテリーあがり時、バッテリー脱着後は、車両はバッテリーがあがる

前の状態に復帰します。バッテリーを脱着する際は、

“ エンジン スタート ス

トップ ”スイッチを OFF にしてから行ってください。

バッテリーあがり前の“ エンジン スタート ストップ ”スイッチの状態が不

明の場合、バッテリー接続時は特に注意してください。

バッテリーの充電について

バッテリーの電力は、車両を使用していないあいだも、一部の電装品による消

費や自然放電のために、少しずつ消費されています。そのため、車両を長期間

放置すると、バッテリーがあがってエンジンを始動できなくなるおそれがあり

ます。(バッテリーは走行中に自動で充電されます)

414

5-2. 緊急時の対処法

警告

バッテリーの引火または爆発を防ぐために

バッテリーから発生する可燃性ガスに引火して爆発するおそれがあり危険です

ので、火や火花が発生しないよう、次のことをお守りください。

ブースターケーブルは正しい端子または接続箇所以外に誤って接触しない

ブースターケーブルは“+”と“−”の端子を絶対に接触させない

バッテリー付近では、喫煙したりマッチやライターなどで火を起こさない

バッテリーの取り扱いについて

バッテリー内には有毒で腐食性のある酸性の電解液が入っており、また関連部

品には鉛または鉛の混合物を含んでいるので、取り扱いに関し、次のことを必

ずお守りください。

バッテリーを取り扱うときは保護メガネを着用し、液 ( 酸 ) が皮膚・衣服・車体

に付着しないようにする

必要以上に、顔や頭などをバッテリーに近付けない。

誤ってバッテリー液が体に付着したり目に入ったりした場合、ただちに大量の

水で洗い、すぐに医師の診察を受ける

また、医師の診察を受けるまで、水を含ませたスポンジや布を患部にあててお

誤ってバッテリー液を飲み込んだ場合、多量の水を飲んで、すぐに医師の診察

を受ける

バッテリーの支柱・ターミナル・その他の関連部品の取り扱い後は手を洗う

お子さまをバッテリーに近付けない

注意

ブースターケーブルの取り扱いについて

ブースターケーブルを接続したり、取りはずすときは、冷却ファンやベルトに

巻き込まれないように十分注意してください。

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