Toyota Mark X (2016 year). Manual japanese — part 9
2
運転するときに
127
2-1. 運転のしかた
運転にあたって . . . . . . 128
エンジン(イグニッション)
スイッチ
(スマートエントリー&
スタートシステム非装着車)... 137
エンジン(イグニッション)
スイッチ
(スマートエントリー&
スタートシステム装着車). 140
オートマチック
トランスミッション . . . 145
方向指示レバー . . . . . ..152
パーキングブレーキ. . . .. 153
ホーン ( 警音器 ) . . . . ... 154
2-2. メーターの見方
計器類. . . . . . . . . . 155
表示灯/警告灯 . . . . . . 162
ドライブモニター
( 常時発光式メーター
装着車 ) . . . . . . . . 166
マルチインフォメーション
ディスプレイ
( オプティトロンメーター
装着車 ). . . . . . . . ..169
2-3. ランプのつけ方・
ワイパーの使い方
ランプスイッチ. . . . . .. 173
フォグランプスイッチ . . .. 176
ワイパー & ウォッシャー
( フロント ) . . . . . . ... 177
ワイパー & ウォッシャー
( リヤ ) . . . . . . . . . 183
2-4. その他の走行装置の
使い方
クルーズコントロール
. . .. 185
レーダークルーズ
コントロール
. . . . . ... 189
クリアランスソナー . . . ... 203
運転を補助する装置 . . . .. 212
ヒルスタートアシスト
コントロール . . . . . ... 219
PCS(プリクラッシュ
セーフティシステム). . .. 221
LED イルミネーション
ビーム. . . . . . . . . 227
2-5. 様々な状況での運転
荷物を積むときの注意 . . .. 228
寒冷時の運転. . . . . . .. 230
128
2-1. 運転のしかた
運転にあたって
安全運転を心がけて、次の手順で走行してください。
■ エンジンをかける(oP. 137、140)
■ 発進する
ブレーキペダルを踏んだまま、シフトレバーを D にする
(oP. 145)
パーキングブレーキを解除する(oP. 153)
ブレーキペダルから徐々に足を離し、アクセルペダルをゆっ
くり踏み発進する
■ 停車する
シフトレバーは D のまま、ブレーキペダルを踏む
必要に応じて、パーキングブレーキをかける
長時間停車する場合は、シフトレバーを P または N にする。
(oP. 145)
■ 駐車する
シフトレバーは D のまま、ブレーキペダルを踏む
パーキングブレーキをかける(oP. 153)
シフトレバーを P にする(oP. 145)
坂道の途中で駐車をする場合は必要に応じて、輪止めを使用してくださ
い。
※
輪止めはトヨタ販売店で購入することができます。
スマートエントリー&スタートシステム非装着車
エンジン スイッチを“ LOCK ”にしてエンジンを停止する
(oP. 137)
スマートエントリー&スタートシステム装着車
“ エンジン スタート ストップ ”スイッチを OFF にしてエンジン
を停止する(oP. 140)
キーを携帯していることを確認し、ドアを施錠する
手順
1
手順
2
手順
3
手順
1
手順
2
手順
1
手順
2
手順
3
手順
4
手順
5
129
2-1. 運転のしかた
2
運転するときに
上り坂の発進のしかた
パーキングブレーキをしっかりかけ、シフトレバーを D にする
アクセルペダルをゆっくり踏む
車が動き出す感触を確認したら、パーキングブレーキを解除し発進
する
知識
■
雨の日の運転について
●
雨の日は視界が悪くなり、またガラスが曇ったり、路面がすべりやすくなっ
たりするので、慎重に走行してください。
●
雨の降りはじめは路面がよりすべりやすいため、慎重に走行してください。
●
雨の日の高速走行などでは、タイヤと路面のあいだに水膜が発生し、ハンド
ルやブレーキが効かなくなるおそれがあるので、スピードは控えめにしてく
ださい。
■
走行中のエンジン回転数について
次の場合、走行中にエンジン回転数が高くなることがあります。これは走行状
況にあわせてシフトアップの制限、またはシフトダウンの実施を自動的に行う
ためで、急加速を示すものではありません。
●
車両が上り坂、または下り坂を走行していると判断したとき
●
アクセルペダルを離したとき
●
スポーツモード選択時にブレーキペダルを踏んだとき
■
運転標識の取り付け
磁石式の初心運転者標識や高齢運転者標識などを、樹脂バンパーやアルミボ
デー部に取り付けることはできません。
手順
1
手順
2
手順
3
130
2-1. 運転のしかた
■
環境に配慮した運転をするには
環境に配慮した運転をしているとき、エコドライブインジケーターランプが点
灯します。必要以上にアクセルペダルを踏んだときや停車中は消灯します。次の場
合、エコドライブインジケーターランプは作動しません。
●
走行モードが通常走行モードまたはエコドライブモード以外のとき
●
エコドライブインジケーターランプユーザーカスタマイズで「ECO OFF」
設定時(oP. 159)
警告
■
発進するときは
エンジンがかかったまま停車しているときは、常にブレーキペダルを踏んでい
てください。クリープ現象で車が動き出すのを防ぎます。
■
運転するときは
●
踏み間違いを避けるため、ブレーキペダルとアクセルペダルの位置を把握しな
い状態で運転しないでください。
・ アクセルペダルをブレーキペダルと間違えて踏むと、車が急発進して思わ
ぬ事故につながり、重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるお
それがあります。
・ 後退するときは体をひねった姿勢となるため、ペダルの操作がしにくくな
ります。ペダル操作が確実にできるよう注意してください。
・ 車を少し移動させるときも正しい運転姿勢をとり、ブレーキペダルとアク
セルペダルが確実に踏めるようにしてください。
・ ブレーキペダルは右足で操作してください。左足でのブレーキ操作は緊急
時の反応が遅れるなど、思わぬ事故につながるおそれがあり危険です。
●
シフトポジションが D 以外で走行中
(パドルシフト装着車は、パドルシフ
ト使用時 )
●
車速が約 100km/h 以上のとき
131
2-1. 運転のしかた
2
運転するときに
警告
■
運転するときは
●
燃えやすいものの上を走行したり、可燃物付近に車を停めたりしないでくださ
い。排気管や排気ガスは高温になり、可燃物が近くにあると火災になるおそれ
があり危険です。
●
シフトレバーを前進側のシフトポジションに入れたまま惰性で後退したり、R
に入れたまま惰性で前進することは絶対にやめてください。
エンジンが停止し、ブレーキの効きが悪くなったり、ハンドル操作が重くなっ
たりして、思わぬ事故や故障につながるおそれがあります。
●
車内で排気ガス臭に気付いたら、ドアガラスを開け、トランクが閉まっている
ことを確認してください。多量の排気ガスが眠気を招き事故の原因になるほ
か、重大な健康障害におよぶか、最悪の場合死亡につながるおそれがありま
す。すみやかにトヨタ販売店で点検整備を受けてください。
●
車両が動いているあいだは、シフトレバーを P に入れないでください。
トランスミッションにダメージを与えたり、車両のコントロールができなくな
るおそれがあります。
●
車両が前進しているあいだは、シフトレバーを R に入れないでください。
トランスミッションにダメージを与えたり、車両のコントロールができなくな
るおそれがあります。
●
車両が後退しているあいだは、シフトレバーを D に入れないでください。
トランスミッションにダメージを与えたり、車両のコントロールができなくな
るおそれがあります。
●
走行中にシフトレバーをN にすると、トランスミッションとエンジンの動力伝
達が解除され、エンジンブレーキが効かなくなります。
●
通常走行時は、走行中にエンジンを停止しないでください。走行中にエンジン
を停止してもハンドルやブレーキの操作は可能ですが、操作力補助がなくなり
ます。その場合はハンドルとブレーキの操作が困難になるため、安全を確認し
た上で、すみやかに道路脇に停車してください。
なお、通常の方法で車両を停止することができないような緊急時は、P. 420
を参照してください。
132
2-1. 運転のしかた
警告
■
運転するときは
●
急な下り坂では、エンジンブレーキを使用してスピードを下げてください。
フットブレーキを連続して使いすぎると、ブレーキがオーバーヒートして正常
に機能しなくなります。(oP. 146)
●
走行中はハンドル・シート・ドアミラー・インナーミラーの調整をしないでく
ださい。運転を誤り、思わぬ事故の原因となって重大な傷害におよぶか、最悪
の場合死亡につながるおそれがあります。
●
すべての乗員は頭や手、その他の体の一部を車から出さないようにしてくださ
い。重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるおそれがあります。
●
オフロード走行をしないでください。本格的なオフロード走行を目的とした
4WD 車ではありません。やむを得ずオフロードを走行するときは、慎重に運
転してください。(4WD 車)
●
渡河などの水中走行はしないでください。電装品のショートやエンジンの破損
など、重大な車両故障の原因になるおそれがあります。
■
すべりやすい路面を運転するときは
●
急ブレーキ・急加速・急ハンドルはタイヤがスリップし、車両の制御ができな
くなり、思わぬ事故につながるおそれがあり危険です。
●
急激なアクセル操作、シフト操作によるエンジンブレーキやエンジン回転数の
変化は、車が横すべりするなどして、思わぬ事故につながるおそれがあり危険
です。
●
水たまり走行後はブレーキペダルを軽く踏んでブレーキが正常に働くことを確認
してください。ブレーキパッドがぬれるとブレーキの効きが悪くなったり、ぬれ
ていない片方だけが効いたりしてハンドルをとられ、思わぬ事故につながるおそ
れがあり危険です。
■
継続的にブレーキ付近から警告音(キーキー音)が発生したときは
できるだけ早くトヨタ販売店で点検を受け、ブレーキパッドを交換してくださ
い。必要なときにパッドの交換が行われないと、ローターの損傷につながる場
合があります。ブレーキパッドやディスクローターなどの部品は、役割を果た
すと共に摩耗していきます。摩耗の限界をこえて走行すると故障を引き起こす
ばかりでなく、思わぬ事故につながるおそれがあり危険です。
133
2-1. 運転のしかた
2
運転するときに
警告
■
シフトレバーを操作するときは
アクセルペダルを踏み込んだまま操作しないように気を付けてください。
シフトレバーが P または N 以外にあると、車が急発進して思わぬ事故につなが
るおそれがあり危険です。
■
停車するときは
●
空ぶかしをしないでください。
シフトレバーが P または N 以外にあると、車が急発進して思わぬ事故につながる
おそれがあり危険です。
●
長時間エンジンをかけたままにしないでください。どうしても必要な場合は、開
かれた場所に車を停め、排気ガスが車内に入ってこないことを確認してください。
●
車が動き出すことによる事故を防ぐため、エンジン回転中は常にブレーキペダル
を踏み、必要に応じてパーキングブレーキをかけてください。
●
坂道で停車するときは、前後に動き出して事故につながるのを防ぐため、常にブ
レーキペダルを踏み、必要に応じてパーキングブレーキをかけてください。
●
停車中に空ぶかしをしないでください。
排気管が過熱し、可燃物が近くにあると火災につながるおそれがあり危険です。
■
駐車するときは
●
炎天下では、メガネ・ライター・スプレー缶・炭酸飲料の缶などを車内に放置し
ないでください。放置したままでいると、次のようなことが起こるおそれがあり
危険です。
・ ライターやスプレー缶からガスがもれたり、出火する
・ プラスチックレンズ・プラスチック素材のメガネが、変形またはひび割れを
起こす
・ 炭酸飲料の缶が破裂して車内を汚したり、電気部品がショートする原因に
なる
●
ライターを車内に放置したままにしないでください。ライターをグローブボッ
クスなどに入れておいたり、車内に落としたままにしておくと、荷物を押し込
んだりシートを動かしたときにライターの操作部が誤作動し、火災につながる
おそれがあり危険です。
134
2-1. 運転のしかた
警告
■
駐車するときは
●
ウインドウガラスなどには吸盤を取り付けないでください。また、インストル
メントパネルやダッシュボードの上に芳香剤などの容器を置かないでくださ
い。
吸盤や容器がレンズの働きをして、車両火災につながるおそれがあり危険で
す。
●
シルバー色などの金属蒸着フィルムを曲面ガラスに貼った場合は、ドアやウイ
ンドウを開けたまま放置しないでください。直射日光が曲面ガラスの内側に反
射し、レンズの働きをして火災につながるおそれがあり危険です。
●
車から離れるときは、必ずパーキングブレーキをかけ、シフトレバーを P にし
てエンジンを停止し、施錠してください。
エンジンがかかっているあいだは、車から離れないでください。
●
エンジン回転中または停止直後は排気管にふれないでください。
やけどをするおそれがあります。
●
降雪時や雪が積もった場所では、エンジンをかけたままにしないでください。
まわりに積もった雪で排気ガスが滞留して車内に入り、重大な健康障害におよ
ぶか、最悪の場合死亡につながるおそれがあります。
■
排気ガスについて
排気ガスには無色・無臭で有害な一酸化炭素(CO)が含まれているため、排気
ガスを吸い込むと、重大な健康障害や死亡に至るおそれがあり危険です。
●
換気が悪い場所ではエンジンを停止してください。
特に車庫内など囲まれた場所では排気ガスが充満し、重大な健康障害におよぶ
か、最悪の場合死亡につながるおそれがあります。
●
排気管はときどき点検してください。排気管の腐食などによる穴や亀裂、およ
び継ぎ手部の損傷、また、排気管の異常などに気付いた場合は必ずトヨタ販売
店で点検整備を受けてください。そのまま使用すると排気ガスが車内に侵入
し、重大な健康障害におよぶか、最悪の場合死亡につながるおそれがあります。
■
仮眠するときは
必ずエンジンを停止してください。
エンジンをかけたまま仮眠すると、無意識にシフトレバーを動かしたり、アクセ
ルペダルを踏み込んだりして、事故やエンジンの異常過熱による火災が発生する
おそれがあります。さらに、風通しの悪い場所に停めると、排気ガスが車内に侵
入し、重大な健康障害におよぶか、最悪の場合死亡につながるおそれがあります。
135
2-1. 運転のしかた
2
運転するときに
警告
■
ブレーキをかけるときは
●
ブレーキがぬれているときは、普段よりも注意して走行してください。
ブレーキがぬれていると、制動距離が長くなり、ブレーキのかかりに、左右の
違いが出るおそれがあります。また、パーキングブレーキがしっかりとかから
ないおそれもあります。
●
ブレーキ倍力装置が機能しないときは、他の車に近付いたりしないでくださ
い。また、下り坂や急カーブを避けてください。
この場合ブレーキは作動しますが、通常よりも強く踏む必要があります。また
制動距離も長くなります。
●
万一エンジンが停止したときは、ブレーキペダルをくり返し踏まないでくださ
い。ペダルを踏むたびに、ブレーキのアシスト力の蓄えを使い切ってしまいま
す。
●
ブレーキシステムは2つの独立したシステムで構成されており、一方の油圧シ
ステムが故障しても、もう一方は作動します。この場合、ブレーキペダルを通
常より強く踏む必要があり、制動距離が長くなります。一方のブレーキシステ
ムしか作動していない状態で走行しないでください。ただちにブレーキの修理
を受けてください。
■
万一脱輪したときは(4WD 車)
いずれかのタイヤが宙に浮いているときは、むやみに空転させないでください。
駆動系部品の損傷や、車両の飛び出しによる思わぬ事故につながるおそれがあ
り危険です。
注意
■
運転中は
●
運転中にアクセルペダルとブレーキペダルを同時に踏まないでください。アク
セルペダルとブレーキペダルを同時に踏むと、駆動力を抑制する場合がありま
す。
●
坂道で停車するために、アクセルペダルを使ったり、アクセルペダルとブレー
キペダルを同時に踏んだりしないでください。
136
2-1. 運転のしかた
注意
■
駐車するときは
必ずシフトレバーを P にしてください。P にしておかないと、車が動き出した
り、誤ってアクセルペダルを踏み込んだときに急発進するおそれがあります。
■
部品の損傷を防ぐために
●
パワーステアリングモーターの損傷を防ぐため、ハンドルをいっぱいにまわし
た状態を長く続けないでください。
●
ディスクホイールなどの損傷を防ぐため、段差などを通過するときは、できる
だけゆっくり走行してください。
■
走行中にタイヤがパンクしたら
次のようなときはタイヤのパンクや損傷が考えられます。ハンドルをしっかり
持って徐々にブレーキをかけ、スピードを落としてください。
●
ハンドルがとられる
●
異常な音や振動がある
●
車両が異常に傾く
タイヤがパンクした場合の対処法は、P. 379 または P. 389 をご覧ください。
■
冠水路走行に関する注意
大雨などで冠水した道路では、次のような重大な損傷を受けるおそれがあるた
め、走行しないでください。
●
エンストする
●
電装品がショートする
●
水を吸い込んでのエンジン破損
万一、冠水した道路を走行し、水中に浸かってしまったときは必ずトヨタ販売
店で次の点検をしてください。
●
ブレーキの効き具合
●
エンジン・トランスミッション・トランスファー(4WD 車)・ディファレン
シャルなどのオイルやフルードの量および質の変化
●
プロペラシャフト・各ベアリング・各ジョイント部などの潤滑不良
137
2-1. 運転のしかた
運転するときに
2
エンジン(イグニッション)スイッチ(スマートエントリー&スタートシステム非装着車)
■ エンジンのかけ方
パーキングブレーキがかかっ
ていることを確認する
シフトレバーが P の位置にあ
ることを確認する
運転席に座ってブレーキペダ
ルをしっかり踏む
エンジン スイッチを“ START ”
の位置にまわす
■ エンジン スイッチの位置の切りかえ
“ LOCK ”(OFF)
・ ステアリングロックがかかり
ます。
・ シフトレバーの位置が P のと
き、キーを抜き挿しすることが
できます。
“ ACC ”
オーディオなどの電装品が使用で
きます。
“ ON ”
すべての電装品が使用できます。
“ START ”
エンジンが始動できます。
138
2-1. 運転のしかた
知識
■
キーを“ ACC ”から“ LOCK ”にまわすには
シフトレバーが P の位置にあることを確認する
■
ステアリングロックを解除するには
■
エンジンが始動しないときは
エンジンイモビライザーシステムが解除されていない可能性があります。
(oP. 97)
■
キー抜き忘れ警告ブザー
キーが挿してあり、エンジン スイッチが“ ACC ”または“ LOCK ”のとき、
運転席ドアを開けると警告音が鳴ります。
手順
1
キーを押し込みながら“ LOCK ”までまわ
す
手順
2
ハンドルを左右に動かしながら、エンジン
スイッチをまわしてください。
139
2-1. 運転のしかた
2
運転するときに
警告
■
エンジンを始動するときは
必ず運転席に座って行ってください。このとき決してアクセルペダルは踏まな
いでください。思わぬ事故につながり、重大な傷害におよぶか、最悪の場合死
亡につながるおそれがあります。
■
走行中の警告
走行中はエンジン スイッチを“LOCK”にしないでください。
緊急時は走行中にエンジンを切り、
“ACC”にしてください。走行中にエンジン
が停止すると思わぬ事故につながるおそれがあり危険です。(oP. 420)
注意
■
バッテリーあがりを防止するために
エンジンがかかっていないときは、エンジン スイッチを“ ACC ”または“ ON ”
にしたまま長時間放置しないでください。
■
エンジンを始動するとき
●
一度に 30 秒以上スターターをまわさないでください。
●
エンジンが冷えた状態で空ぶかししないでください。
●
もしエンジンが始動しにくかったり、ひんぱんにエンストする場合は、ただ
ちにトヨタ販売店で点検を受けてください。
140
2-1. 運転のしかた
エンジン(イグニッション)スイッチ(スマートエントリー&スタートシステム装着車)
電子キーを携帯して次の操作を行うことで、エンジンの始動または“
エンジン スタート ストップ ”スイッチのモードを切りかえることが
できます。
■ エンジンのかけ方
パーキングブレーキがかかっていることを確認する
シフトレバーが P の位置にあることを確認する
ブレーキペダルをしっかり踏む
スイッチ上のインジケーターが緑色に点灯します。
緑色に点灯していないと、エンジンは始動しません。
“エンジン スタート ストップ”
スイッチを押す
エンジンが始動するまで最大 25
秒間スターターが回転します。
完全にエンジンが始動するまでブ
レーキペダルを踏み続けてくださ
い。
“エンジン スタート ストップ”ス
イッチのどのモードからでもエン
ジンを始動できます。
■ エンジンの停止方法
車両を完全に停止させる
パーキングブレーキをかける(oP. 153)
シフトレバーを P の位置にする(oP. 145)
シフトポジションが P であることをメーターで確認する。
(oP. 155、157)
“ エンジン スタート ストップ ”スイッチを押す
ブレーキペダルからゆっくり足を離した状態にして“ エンジ
ン スタート ストップ ”スイッチのインジケーターが消灯し
ていることを確認する
手順
1
手順
2
手順
3
手順
4
手順
1
手順
2
手順
3
手順
4
手順
5
141
2-1. 運転のしかた
2
運転するときに
■“ エンジン スタート ストップ ”スイッチのモード切りかえ
ブレーキペダルを踏まずに“ エンジン スタート ストップ ”スイッ
チを押すと、モードを切りかえることができます。(スイッチを押
すごとにモードが切りかわります)
OFF
非常点滅灯が使用できます。
シフトレバーが P 以外のときは
OFF になりません。
アクセサリーモード
アクセサリーソケットなどの電装
品が使用できます。
イグニッション ON モード
すべての電装品が使用できます。
スイッチ上のインジケーターが橙
色に点灯します。
※
シフトレバーが P 以外のときは
ア ク セ サ リ ー モ ー ド に な り、
OFF になりません。
142
2-1. 運転のしかた
シフトレバーが P 以外でエンジンを停止したときは
シフトレバーが P 以外でエンジンを停止させた場合、エンジンは停止し
ますが、
“ エンジン スタート ストップ ”スイッチのモードは OFF にな
りません。次の手順で OFF にしてください。
パーキングブレーキがかかっていることを確認する
シフトレバーを P の位置にする
“ エンジン スタート ストップ ”スイッチのインジケーターが橙
色に点灯していることを確認し、
“ エンジン スタート ストップ ”
スイッチを 1 回押す
“ エンジン スタート ストップ ”スイッチのインジケーターが消
灯していることを確認する
知識
■
自動電源 OFF 機能
シフトレバーが P にあるとき、20 分以上アクセサリーモードか 1 時間以上イ
グニッション ON モード(エンジンがかかっていない状態)にしたままにして
おくと、“エンジン スタート ストップ ”スイッチが自動で OFF になります。
ただし、自動電源 OFF 機能は、バッテリーあがりを完全に防ぐものではありま
せん。エンジンがかかっていないときは、“ エンジン スタート ストップ ”ス
イッチをアクセサリーモードまたはイグニッション ON モードにしたまま長時
間放置しないでください。
■
“ エンジン スタート ストップ ”スイッチの操作について
“ エンジン スタート ストップ”スイッチを操作する際は、短く確実に押してく
ださい。確実に押せてない場合は、モードの切りかえやエンジン始動ができな
い場合があります。また、確実に操作すれば押し続ける必要はありません。
■
電子キーの電池の消耗について
oP. 37
■
スマートエントリー&スタートシステムが正常に働かないおそれのある状況
oP. 33
手順
1
手順
2
手順
3
手順
4
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