Toyota Alphard (2017 year). Manual japanese — part 27
415
5
室内装備・機能
5-3. 収納装備
ラゲージルーム内装備
ストラップを持ってデッキボード
を上げる
■
デッキボードについて
■
停止表示板について
左右どちらかのデッキボードを上げて、その中に収納してください。
デッキボード
知識
左右のデッキボードを折り曲げて図のくぼ
みにかけることができます。
416
5-3. 収納装備
■
ラゲージボックスについて
●
仕切りの位置を調整したり、取りはずすことができます。
●
ラゲージボックスは取りはずすことがで
きます。真上に持ち上げて取りはずしてく
ださい。
警告
デッキボードを取りはずしたときは、走行前に必ずもとどおりに取り付けてくだ
さい。取りはずしたまま走行すると、急ブレーキをかけたときなどにデッキボー
ドや収納していたものが飛び出し、思わぬ事故につながるおそれがあり危険です。
注意
破損を防ぐために、デッキボードの上に立ったり、無理な力をかけたりしないで
ください。
417
5-3. 収納装備
5
室内装備・機能
デッキフック
X
タイプ A
X
タイプ B
フック起こして使用する
デッキフックを使って荷物を固定する
ことができます。
警告
デッキフックを使用しないときは、けがをしないように、必ずもとの位置にもど
しておいてください。(タイプ A)
注意
デッキフックの破損を防ぐために、3kg 以上のもの(タイプ B)をフックに吊り
下げないでください。
フックが折れたり、走行中にはずれたりするおそれがあります。
418
5-4. その他の室内装備の使い方
その他の室内装備
前方をさえぎるには、バイザーを
下ろす
側方をさえぎるには、バイザーを
下ろした状態でフックからはず
し、横へまわす
カバーをスライドして開ける
カバーを開けるとランプが点灯しま
す。
“時”を調整する
“分”を調整する
“分”を 00 にする
※
※(例)1:00 ∼ 1:29 → 1:00
※(例)
1:30 ∼ 1:59 → 2:00
サンバイザー
1
2
1
2
バニティミラー
時計
1
2
3
419
5-4. その他の室内装備の使い方
5
室内装備・機能
●
時刻が表示されるとき
・ フロントエアコン操作パネル:パワースイッチがアクセサリーモードまたは
ON モードのとき
・ リヤエアコン操作パネル:パワースイッチが ON モードのとき
●
補機バッテリー端子の脱着を行うと、時計は自動的に 1:00 にセットされます。
DC12 V / 10 A(消費電力 120 W)未満の電気製品を使用するとき
の電源としてお使いください。
フタを開けて使用する
●
使用条件:パワースイッチがアクセサリーモードまたは ON モードのとき
●
接続する機器によっては、USB接続端子
★
またはHDMI端子
★
と同時に使用する
ことができない場合があります。
USB 接続端子および HDMI 端子については、別冊「ナビゲーションシステム
取扱書」を参照してください。
知識
●
リヤエアコン操作パネルの時計も同時に
調整されます。
アクセサリーソケット
知識
★
:グレード、オプションなどにより、装備の有無があります。
420
5-4. その他の室内装備の使い方
AC100 V で最大消費電力 1500 W 以下の電気製品を使うときの電源
としてお使いください。
メインスイッチを押す
スイッチ上の作動表示灯が点灯し、使
用可能な状態になります。
スイッチを押すたびに電源の ON /
OFF が切りかわります。
フタを開けて使用する
アース線のある電気製品を使用するときは、アース線を接続してください。
注意
●
ショートや故障を防ぐために、アクセサリーソケットに異物が入ったり、飲料
水などがかかったりしないように、使用しないときは、フタを閉めておいてく
ださい。
●
補機バッテリーあがりを防止するために、ハイブリッドシステムが停止した状
態で、アクセサリーソケットを長時間使用しないでください。
アクセサリーコンセント
★
★
:グレード、オプションなどにより、装備の有無があります。
1
2
X
コンソールボックス内部
X
コンソールボックス後部
421
5-4. その他の室内装備の使い方
5
室内装備・機能
X
セカンドパワーシート
(タイプ A)
X
セカンドパワーシート
(タイプ B)
X
ラゲージルーム
アース端子
422
5-4. その他の室内装備の使い方
■
使用条件
READY インジケーターが点灯しているとき
■
駐車中または停車中に使用するときは
駆動用電池の残量が少なくなると、自動でエンジンが始動し、充電を行います。
一部の自治体では、駐車中または停車中にエンジンが始動した場合、アイドリン
グストップに関する条例にふれ罰則の適用を受けるおそれがあります。駐車中ま
たは停車中のアクセサリーコンセントの使用については、関係する自治体に確認
した上で、適切に使用してください。
■
使用しないときは
メインスイッチを OFF にして、スイッチ上の作動表示灯が消灯していることを
確認してください。
■
アクセサリーコンセントについて
●
AC100Vで最大消費電力1500W以下の電気製品を使用してください。規定容
量をこえる電気製品を使用すると、AC 電源装置の保護機能が作動し、アクセサ
リーコンセントが使用できなくなります。
●
メインスイッチをONにした状態で、アクセサリーコンセントに電気製品のプラ
グを挿入した場合、電気製品側の回路構成によっては挿入時に大きな電流が流
れ瞬間電力が 1500W をこえるときがあります。この場合、AC 電源装置の保
護機能が作動し、自動でメインスイッチが OFF になることがあります。電源プ
ラグ挿入後、再度メインスイッチを ON にしてください。
●
使用する電気製品によっては、ラジオやテレビに雑音が入ることがあります。
●
アクセサリーコンセントの電圧は、市販のテスターでは正常な電圧を計測でき
ません。電圧の確認が必要な場合は、トヨタ販売店で点検を受けてください。
●
アクセサリーコンセントを使用中、コンセント周辺から冷却用ファンの音がす
ることがありますが、異常ではありません。
■
正しく作動しないおそれがある電気製品
次のような AC100V の電気製品は、消費電力が 1500W 以下の場合でも正常
に作動しないおそれがあります。
●
起動時のピーク電力が高い電気製品
●
精密なデータを処理する計測機器
●
きわめて安定した電力供給を必要とする電気製品
●
タイマー設定する機器や医療機器など、AC 電源の出力が連続して必要な電気製
品
知識
423
5-4. その他の室内装備の使い方
5
室内装備・機能
■
使用できないときは
メインスイッチの作動表示灯が消灯して、コンセントから AC 電源が出力されな
い場合、再度メインスイッチを ON にしても復帰しないときは、保護機能が作動
していることが考えられます。この場合は、まず次の処置を行ってください。
●
電気製品のプラグを抜き、消費電力が 1500W 以下になっているかどうかを確
認し、再度メインスイッチを ON にしてください。
●
電気製品のプラグを抜き、製品自体が故障していないかを確認して、再度メイ
ンスイッチを ON にしてください。
●
駆動用電池の残量を確認してください(→ P. 100)。残量が少ない場合は、シ
フトレバーを P にして、駆動用電池の残量を回復させ、再度メインスイッチを
ON にしてください。
●
炎天下に放置した直後など車内が高温になっている場合は、エアコンを使用す
るなどして車内を十分に換気し、車内温度を下げ、しばらくしてから再度メイ
ンスイッチを ON にしてください。
以上の処置を行っても復帰しない場合は、トヨタ販売店で点検を受けてくださ
い。
■
寒冷地で使用するときは
外気温が− 15 ℃以下になるようなときは、駆動用電池を保護するため、数十分
間アクセサリーコンセントが使用できないことがあります。この場合はエアコン
を使用して車内を暖房し、駆動用電池を暖めてから使用してください。
■
電源周波数について
車両側の電源周波数は、50Hz に設定されています。
電気製品によっては、電源周波数の切りかえ(50Hz / 60Hz)機能があるの
で、車両と電気製品の電源周波数を一致させておいてください。
車両側の電源周波数切りかえが必要な場合は、トヨタ販売店にご相談ください。
424
5-4. その他の室内装備の使い方
警告
■
安全にお使いいただくために
●
走行中、次のような場合は、電気製品を使用しないでください。また、電気製
品を確実に固定できない状態で使用しないでください。思わぬ事故の原因と
なって重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるおそれがあります。
・ わき見運転など、安全運転のさまたげになる場合(テレビ・ビデオ・DVD
など)
・ 急ブレーキをかけたときや衝突したときなどに、固定の不完全な電気製品
の転倒・落下による事故や、発熱により火災・やけどなどのおそれがある
場合(トースター・電子レンジ・電熱器・ポット・コーヒーメーカーなど)
・ ペダルの下に電気製品が入り込み、ブレーキペダルが踏めなくなるおそれ
がある場合(ドライヤー・AC アダプター・マウスなど)
●
窓を閉めたまま、蒸気が出る電気製品を使用しないでください。ガラスが曇っ
て視界が悪化し、運転に支障が出るなど、思わぬ事故の原因となって重大な傷
害におよぶか、最悪の場合死亡につながるおそれがあります。また、他の電装
品に悪影響をおよぼすおそれがあります。やむを得ず使用するときは、車両を
停車した状態で窓を開けて使用してください。
●
故障した電気製品は使用しないでください。アクセサリーコンセントが使用で
きなくなったり、感電したりして、重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡に
つながるおそれがあります。
●
ぬれた手で電気製品のプラグを抜き挿ししたり、ピンなどをアクセサリーコン
セントに挿したりしないでください。感電により重大な傷害におよぶか、最悪
の場合死亡につながるおそれがあります。また、コンセントに雨水・飲料水・
雪などが付着した場合は、乾燥させてから使用してください。
●
アクセサリーコンセントの改造や分解・修理などはしないでください。また、
車両に搭載されている AC100V インバーターを、市販の AC100V インバー
ターに組みかえないでください。思わぬ事故の原因となって、重大な傷害にお
よぶか、最悪の場合死亡につながるおそれがあります。修理については、トヨ
タ販売店にご相談ください。
●
使用する電気製品に付属の取り扱い説明書や、製品に記載されている注意事項
を必ずお守りください。
425
5-4. その他の室内装備の使い方
5
室内装備・機能
警告
■
駐車中または停車中に使用するときは
災害時などやむを得ず駐車中または停車中に使用するときは、次のことをお守
りください。お守りいただかないと、思わぬ事故の原因になるおそれがありま
す。
●
必ずシフトレバーを P にして、パーキングブレーキをかけてください。
●
電気製品を使用中に、READY インジケーターが点灯した状態のまま車両から
離れないでください。
●
車庫内や雪が積もった場所などでは、排気ガスが充満したり、滞留したりする
おそれがあるため、使用しないでください。(→ P. 66)
●
状況によっては、自動でエンジンが始動するため、排気管付近に近付いたり、
荷物を置いたりしないでください。また、エンジンルーム内に顔や手などを近
付けないでください。
●
車外に電源コードを引いて使用する場合は、雨水の浸入などに注意してくださ
い。アクセサリーコンセントに雨水などが付着した場合は、乾燥させてから使
用してください。また、電源コードをドアなどに挟まないように注意してくだ
さい。
●
暖房器具などの電気製品を使用して、車中で泊まることはやめてください。
●
アクセサリーコンセントは、照明機器などの電気製品と直接接続して使用する
ものであり、家屋などへ電気を供給する発電機として使用しないでください。
また、家屋などに設置されている非常時給電システム(外部電源と接続ができ
る専用設備、外部電源からの供給回路が電力会社からの電気配線と分離されて
いる設備など)に接続する場合は、当該システムの製造業者または販売業者に
ご相談ください。
■
接続する電気製品について
使用する電気製品に付属の取り扱い説明書や、製品に記載されている注意事項
を必ずお守りください。
電源プラグや電気製品が故障しているときは使用しないでください。なお、次
のような機器は使用しないでください。
●
医療用機器
車両の状態によっては、一時的に AC 電源出力が断たれることがあります。
●
計量器・計測器など
AC 電源電圧を基準にした計測機器の場合は、精度が不安定になるおそれがあ
ります。
426
5-4. その他の室内装備の使い方
注意
■
ショートや故障を防ぐために
●
車内のトリムの近くやシートの上などで、トースターなどの熱気を出す電気製品
を使用しないでください。熱により溶損したり、焼損したりするおそれがありま
す。
●
振動や熱などに弱い電気製品を、車内で使用しないでください。
走行時の振動や、炎天下での駐車時の熱などにより、電気製品が故障するおそれ
があります。
●
アクセサリーコンセントを使用しないときは、フタを閉めてください。コンセン
トに異物が入ったり、飲料水などがかかったりすると、故障したり、ショートし
たりするおそれがあります。
●
AC アダプターを直接アクセサリーコンセントに接続しないでください。フタを
損傷したり、使用中に AC アダプターが脱落したりするおそれがあります。
●
お子さまに、アクセサリーコンセントをさわらせないでください。
●
アクセサリーコンセントに、二股などの分岐用コンセントを接続するなど、タコ
足配線をしないでください。
●
アクセサリーコンセントにほこりやゴミが付着しないようにしてください。ま
た、定期的にコンセントを掃除してください。
●
電気製品のプラグをアクセサリーコンセントに挿し込んでもゆるいときは、コン
セントを交換してください。交換については、トヨタ販売店にご相談ください。
●
駆動用電池の残量によっては、アクセサリーコンセントが使用できない場合があ
ります。できるだけ駆動用電池の残量が多い状態で使用してください。
427
5-4. その他の室内装備の使い方
5
室内装備・機能
ワイヤレスパワーコンソーシアム(WPC)によるワイヤレス充電規格 Qi
に適合した携帯電話やスマートフォンなどの携帯機器を充電エリアに置
くだけで、携帯機器を充電することができます。
充電エリアより大きい携帯機器には本機能を使用できません。また、携
帯機器によっては、正常に作動しない場合があります。
ご使用になる携帯機器に付属の取扱説明書もお読みください。
■
「Qi」マークについて
「Qi」および Qi マークは、ワイヤレスパワーコンソーシアム(WPC)
の登録商標です。
■
「おくだけ充電」マークについて
「おくだけ充電」および「おくだけ充電」マークは、株式会社 NTT ド
コモの登録商標です。
■
各部の名称
電源スイッチ
作動表示灯
充電エリア
★
:グレード、オプションなどにより、装備の有無があります。
ワイヤレス充電器(おくだけ充電)
★
1
2
3
428
5-4. その他の室内装備の使い方
■
充電する
コンソールボックスのフタを開ける(→ P. 407)
電源スイッチを押す
押すごとに ON と OFF に切りかわ
ります。
ON にすると作動表示灯が緑色に点
灯します。
ワ イ ヤ レ ス 充 電 器 の 電 源 の 状 態
(ON / OFF)はパワースイッチを
OFF にしても記憶されます。
充電エリアに携帯機器を置く
携帯機器の充電面が下になるように
置いてください。
充電中は作動表示灯が橙色に点灯し
ます。
充電が行われないときは、できるだ
け充電エリアの中央付近に携帯機器
を置き直してください。
充電が完了すると作動表示灯が緑色
に点灯します。
●
再充電機能
・ 充電が完了し、充電停止状態が一定時間経過すると充電を再開します。
・ 携帯機器が移動すると、いったん充電が停止しますが、ただちに充電を再
開します。
■
作動表示灯の点灯状況
※
携帯機器によっては、充電完了後も表示灯が橙色に点灯し続ける場合があり
ます。
1
2
3
作動表示灯
状況
消灯
ワイヤレス充電器の電源が OFF のとき
緑(点灯)
待機中(充電可能状態)
充電完了時
※
橙(点灯)
充電エリアに携帯機器を置いたとき(携帯機器を検出中)
充電中
429
5-4. その他の室内装備の使い方
5
室内装備・機能
●
作動表示灯が点滅したときは
エラーが発生すると作動表示灯が橙色に点滅します。次の表に基づき、対処を
してください。
■
作動条件
パワースイッチがアクセサリーモードまたは ON モードのとき
■
使用できる携帯機器について
●
ワイヤレス充電規格 Qi 準拠機器を使用できます。ただし、すべての Qi 準拠機器
と互換性を保証しているものではありません。
●
携帯電話やスマートフォンをはじめとする携帯機器を対象とした 5W 以下の低
電力給電を対象としています。
■
スマートエントリー&スタートシステムの使用について
スマートエントリー&スタートシステムが作動中は、一時的に充電が停止するこ
とがありますが、異常ではありません。
■
携帯機器にカバーやアクセサリーを付けるときは
携帯機器に、「Qi」非対応のカバーやアクセサリーを付けた状態で充電しないで
ください。カバーやアクセサリーの種類によっては充電できない場合がありま
す。充電エリアに携帯機器を置いても充電が行われないときは、カバーやアクセ
サリーをはずしてください。
作動表示灯
想定される原因
対処方法
1秒間に1回の
点滅をくり返す
(橙色)
ワイヤレス充電器の故障
トヨタ販売店へお問い合わせく
ださい。
3回連続の点滅
をくり返す
(橙色)
異物検知
携帯機器と充電エリア
の間に異物がある
携帯機器と充電エリアの間にあ
る異物を取り除いてください。
携帯機器のずれ
置かれた場所から携帯
機器がずれている
携帯機器を充電エリアの中央付
近に置き直してください。
4 回連続の点滅
をくり返す
(橙色)
ワイヤレス充電器内の温
度上昇
いったん充電を停止し、しばら
く待ってから充電を開始してく
ださい。
知識
430
5-4. その他の室内装備の使い方
■
充電中に、AM ラジオにノイズが入るときは
ワイヤレス充電器の電源を OFF にして、ノイズが低減するか確認してください。
ノイズが低減する場合は、充電中にワイヤレス充電器の電源スイッチを約 2 秒間
押し続けることで、充電の周波数を切りかえてノイズを低減することができま
す。
また、その際、作動表示灯が橙色に 2 回点滅します。
■
充電中の留意事項
充電中は、ワイヤレス充電器と携帯機器が温かくなりますが、異常ではありませ
ん。
充電中に携帯機器が温かくなったときは、携帯機器側の保護機能により、充電が
停止することがあります。この場合、携帯機器の温度が十分に下がってから、再
度、充電を行ってください。
■
作動中の音について
電源スイッチを押して電源を ON にしたときや、携帯機器を検出中は“ジー”と
作動音がしますが、異常ではありません。
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