Toyota Alphard (2017 year). Manual japanese — part 34
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7-2. 緊急時の対処法
7
万一の場合には
■
応急修理後のタイヤのバルブについて
応急修理キットを使用したときは、タイヤのバルブを新品に交換してください。
■
応急修理キットの点検について
パンク補修液の有効期限の確認は定期的に行ってください。
有効期限はボトルに表示されています。
有効期限が切れたパンク修理液は使用しないでください。応急修理キットによる
修理が正常にできない場合があります。
■
応急修理キットについて
●
応急修理キットは自動車タイヤの空気充填用です。
●
パンク補修液には有効期限があります。有効期限は容器に表示されています。有
効期限が切れる前に交換してください。交換については、トヨタ販売店にご相
談ください。
●
パンク補修液ボトル1本でタイヤ1本を1回応急修理できます。使用したパンク
補修液の交換は、トヨタ販売店にご相談ください。コンプレッサーは、くり返
し使用できます。
●
外気温度が− 30 ℃∼ 60 ℃のときに使用できます。
●
応急修理キット搭載車両の装着タイヤ専用です。指定タイヤサイズ以外のタイ
ヤや、他の用途には使用しないでください。
●
パンク補修液が衣服に付着すると、シミになる場合があります。
●
パンク補修液がホイールやボデーに付着した場合、放置すると取れなくなるお
それがあります。ぬれた布などですみやかにふき取ってください。
●
コンプレッサー作動中は、大きな音がしますが故障ではありません。
●
タイヤ空気圧の点検や調整には使用しないでください。
知識
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7-2. 緊急時の対処法
■
空気を入れすぎてしまったとき
タイヤからホースを取りはずす
ホースから空気逃がしキャップを取りはずし、ホースを再接続する
コンプレッサーのスイッチを“ON”にして数秒間経過後、スイッチを“OFF”
にして空気圧計を確認する
指定空気圧より低いときは、再度、コンプレッサーのスイッチを“ON”にし、
指定空気圧になるまで空気を充填してください。
ホース先端に空気逃がしキャップをかぶ
せ、キャップの突起部をタイヤのバルブに
押しあてて空気を抜く
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7-2. 緊急時の対処法
7
万一の場合には
警告
■
応急修理キットについて
●
応急修理キットは指定の位置に収納してください。
急ブレーキ時などに応急修理キットが飛び出したりして破損したり、思わぬ事
故につながるおそれがあり危険です。
●
応急修理キットはお客様の車専用です。他の車には使わないでください。他の
車に使うと思わぬ事故につながるおそれがあり危険です。
●
指定タイヤサイズ以外のタイヤや他の用途には使用しないでください。パンク
修理が完全に行われず、思わぬ事故につながるおそれがあり危険です。
■
パンク補修液について
●
誤って飲み込むと健康に害があります。その場合はできるだけたくさんの水を
飲み、ただちに医師の診察を受けてください。
●
もし目に入ったり、皮膚に付着したりした場合には、水でよく洗い流してくだ
さい。それでも異常を感じたときは、医師の診察を受けてください。
■
パンクしたタイヤを応急修理するとき
●
車両を安全で平坦な場所に停止させてください。
●
走行直後、ホイールやブレーキまわりなどにはふれないでください
走行直後のホイールやブレーキまわりは高温になっている可能性があるため手
や足などがふれると、やけどをするおそれがあります。
●
タイヤを車両に取り付けた状態で、バルブとホースをしっかりと接続してくだ
さい。
●
接続が不十分な場合、空気がもれたり、パンク補修液が飛散したりするおそれ
があります。
●
充填中にホースがはずれると、圧力でホースが急に動くおそれがあり危険で
す。
●
充填後、ホースを取りはずすときや空気を抜くときにパンク補修液が飛散する
場合があります。
●
作業手順に従って応急修理を行ってください。
手順どおりに行わないとパンク補修液が噴出する場合があります。
●
破裂の危険があるので、応急修理キットの作動中は補修中のタイヤから離れて
ください。タイヤに亀裂や変形が発生している場合、ただちに応急修理キット
のスイッチを“OFF”にし、修理を中止してください。
●
応急修理キットは、長時間作動させると過熱する可能性があります。40 分以
上連続で作動させないでください。
530
7-2. 緊急時の対処法
警告
■
パンクしたタイヤを応急修理するとき
●
応急修理キットの作動中は、部分的に熱くなります。使用中、または使用後の
取り扱いには注意してください。
●
速度制限ラベルは指定位置以外に貼らないでください。ハンドルのパッド部分
などの SRS エアバッグ展開部に貼ると、SRS エアバッグが正常に作動しな
くなるおそれがあります。
■
補修液を均等に広げるための運転について
●
低速で慎重に運転してください。特にカーブや旋回時には注意してください。
●
車がまっすぐ走行しなかったり、ハンドルをとられたりする場合は、停車し、
次のことを確認してください。
・ タイヤを確認してください。タイヤがホイールからはずれている可能性が
あります。
・ 空気圧を確認してください。130kPa
未満の場合は、タイヤが大きなダ
メージを受けている可能性があります。
注意
■
応急修理をするとき
●
タイヤに刺さった釘やネジを取り除かずに応急修理を行ってください。
取り除いてしまうと、応急修理キットでは応急修理ができなくなる場合があり
ます。
●
応急修理キットに防水機能はありません。降雨時などは、水がかからないよう
にして使用してください。
●
砂地などの砂ぼこりの多い場所に直接置いて使用しないでください。砂ぼこり
などを吸い込むと、故障の原因になります。
■
応急修理キットについて
●
応急修理キットは DC12V 専用です。他の電源での使用はできません。
●
応急修理キットにガソリンがかかると、劣化するおそれがあります。ガソリン
がかからないようにしてください。
●
応急修理キットは砂埃や水を避けて収納してください。
●
応急修理キットは指定の位置に収納し、お子さまが誤って手をふれないようご
注意ください。
●
分解・改造などは絶対にしないでください。また、圧力計などに衝撃を与えな
いでください。故障の原因になります。
531
7
万一の場合には
7-2. 緊急時の対処法
ハイブリッドシステムが始動できないときは
次の原因が考えられます。
●
電子キーが正常に働いていない可能性があります。(→ P. 533)
●
燃料が入っていない可能性があります。
給油してください。(→ P. 73)
●
イモビライザーシステムに異常がある可能性があります。(→ P. 77)
●
ステアリングロックシステムに異常がある可能性があります。
●
電子キーの電池切れやヒューズ切れなど、電気系統異常の可能性があ
ります。異常の種類によっては、ハイブリッドシステムを一時的な処
置でかけることができます。(→ P. 532)
次の原因が考えられます。
●
補機バッテリーあがりの可能性があります。(→ P. 536)
●
補機バッテリーのターミナルがゆるんでいる可能性があります。
(→ P. 448)
次の原因が考えられます。
●
補機バッテリーあがりの可能性があります。(→ P. 536)
●
補機バッテリーのターミナルがはずれている可能性があります。
(→ P. 448)
対処の方法がわからないとき、あるいは対処をしてもハイブリッドシステムが始動
できないときは、トヨタ販売店にご連絡ください。
ハイブリッドシステムが始動できない原因は状況によって異なります。
次のことをご確認いただき、適切に対処してください。
正しいハイブリッドシステムの始動方法(→ P. 222)に従っても始動
できない
室内灯・ヘッドランプが暗い/ホーンの音が小さい、または鳴らない場合
室内灯・ヘッドランプが点灯しない/ホーンが鳴らない場合
532
7-2. 緊急時の対処法
通常のハイブリッドシステム始動操作でハイブリッドシステムが始動し
ないときは、次の手順でハイブリッドシステムが始動する場合がありま
す。
緊急時以外は、この方法で始動させないでください。
パーキングブレーキがかかっていることを確認する
シフトレバーが P の位置にあることを確認する
パワー スイッチをアクセサリーモードにする
ブレーキペダルをしっかり踏んでパワースイッチを約 15 秒以上押し
続ける
上記の方法でハイブリッドシステムが始動しても、システムの故障が考
えられます。ただちにトヨタ販売店で点検を受けてください。
緊急始動機能
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7
万一の場合には
7-2. 緊急時の対処法
電子キーが正常に働かないときは
メカニカルキー(→ P. 108)を使って次の操作ができます。
全ドア施錠
ドアガラスとリヤムーンルーフ
★
が閉まる(まわし続ける)
※
全ドア解錠
ドアガラスとリヤムーンルーフ
★
が開く(まわし続ける)
※
※
カスタマイズ機能での設定変更が必
要です。(→ P. 562)
シフトレバーが P の状態でブレーキペダルを踏む
X
タイプ A
(→ P. 108)
電子キーのトヨタエンブレム面
で、パワースイッチにふれる
電子キーを認識するとブザーが鳴り、
ON モードへ切りかわります。
カスタマイズ機能でスマートエント
リー&スタートシステムを非作動にし
たときは、アクセサリーモードへ切り
かわります。
電子キーと車両間の通信がさまたげられたり(→ P. 151)、電子キーの
電池が切れたときは、スマートエントリー&スタートシステムとワイヤ
レスリモコンが使用できなくなります。このような場合、次の手順でド
アを開けたり、ハイブリッドシステムを始動したりすることができます。
ドアの解錠・施錠
★
:グレード、オプションなどにより、装備の有無があります。
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ハイブリッドシステム始動の方法
1
2
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7-2. 緊急時の対処法
X
タイプ B
(→ P. 108)
電子キーの“ALPHARD”エン
ブレム面で、パワースイッチにふ
れる
電子キーを認識するとブザーが鳴り、
ON モードへ切りかわります。
カスタマイズ機能でスマートエント
リー&スタートシステムを非作動にし
たときは、アクセサリーモードへ切り
かわります。
ブレーキペダルをしっかり踏み
込んで、マルチインフォメーショ
ンディスプレイにスマートエン
トリー&スタートシステム表示
灯が表示されていることを確認
する
パワースイッチを押す
処置をしても作動しないときは、トヨタ販売店にご連絡ください。
■
ハイブリッドシステムの停止方法
通常のハイブリッドシステムの停止方法と同様に、シフトレバーを P にしてパ
ワースイッチを押します。
■
電池交換について
ここで説明しているハイブリッドシステムの始動方法は一時的な処置です。電池
が切れたときは、ただちに電池の交換をおすすめします。(
→
P. 465)
■
モードの切りかえ
ハイブリッドシステム始動の手順
で、ブレーキペダルから足を離してパワー
スイッチを押すと、ハイブリッドシステムが始動せず、スイッチを押すごとに
モードが切りかわります。(
→
P. 223)
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知識
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7-2. 緊急時の対処法
7
万一の場合には
■
電子キーが正常に働かない場合
●
車両カスタマイズ機能でスマートエントリー&スタートシステムの設定を確認
し、非作動になっている場合には、作動可能に設定変更してください。
(
→
P. 559)
●
電子キーが節電モードに設定されていないことを確認してください。設定され
ている場合は解除してください。(
→
P. 150)
警告
■
メカニカルキーを使ってドアガラスとリヤムーンルーフ
★
を操作するとき
ドアガラスやリヤムーンルーフに人が挟まれるおそれがないことを確認してか
ら操作してください。またお子さまには、メカニカルキーによる操作をさせな
いでください。お子さまや他の人がドアガラスやリヤムーンルーフに挟まれた
り巻き込まれたりするおそれがあります。
★
:グレード、オプションなどにより、装備の有無があります。
536
7-2. 緊急時の対処法
補機バッテリーがあがったときは
ブースターケーブルと 12V のバッテリー付き救援車があれば、次の手順
に従って、ハイブリッドシステムを始動させることができます。
電子キーを携帯していることを
確認する(オートアラーム装着
車)
ブ ー ス タ ー ケ ー ブ ル 接 続 時、場 合 に
よっては、オートアラームが作動し自
動的にドアが施錠されます。
(
→
P. 79)
ボンネットを開け、ヒューズボッ
クスのカバーをはずす
→ P. 468
ヒューズボックス内の救援用端
子カバーを開ける
ツメを軽く引きながら、カバーを開け
ます
補機バッテリーがあがった場合、次の手順でハイブリッドシステムを始
動することができます。
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7-2. 緊急時の対処法
7
万一の場合には
ブースターケーブルを次の順につなぐ
赤色のブースターケーブルを自車の救援用端子につなぐ
赤色のブースターケーブルのもう一方の端を救援車のバッテリーの
+端子につなぐ
黒色のブースターケーブルを救援車のバッテリーの−端子につなぐ
黒色のブースターケーブルのもう一方の端を、未塗装の金属部(図
に示すような固定された部分)につなぐ
救援車のエンジンをかけ、回転を少し高めにして、約 5 分間自車の補
機バッテリーを充電する
パワースイッチが OFF の状態でいずれかのドアを開閉する
救援車のエンジン回転を維持したまま、パワースイッチをいったんON
モードにしてからハイブリッドシステムを始動する
READY インジケーターが点灯することを確認する
点灯しない場合はトヨタ販売店にご連絡ください。
ハイブリッドシステムが始動したら、ブースターケーブルをつないだ
ときと逆の順ではずす
救援用端子カバーを閉じ、ヒューズボックスカバーをもとどおりに取
り付ける
ハイブリッドシステムが始動しても、早めにトヨタ販売店で点検を受け
てください。
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7-2. 緊急時の対処法
■
補機バッテリーあがり時の始動について
この車両は、押しがけによる始動はできません。
■
補機バッテリーあがりを防ぐために
●
ハイブリッドシステムが停止しているときは、ランプやエアコン、オーディオ
等の電源を切ってください。
●
渋滞などで長時間止まっているときは、不必要な電装品の電源を切ってくださ
い。
■
補機バッテリーがあがってしまったときは
●
コンピューターに記憶されている情報が消去されます。補機バッテリーがあ
がったときはトヨタ販売店で点検を受けてください。
●
初期設定が必要な機能があります。(→ P. 564)
■
補機バッテリー端子をはずすときは
補機バッテリー端子をはずすと、コンピューターに記憶されている情報が消去さ
れます。補機バッテリー端子をはずすときは、トヨタ販売店にご相談ください。
■
補機バッテリーについて
→ P. 448
■
補機バッテリーの充電について
補機バッテリーの電力は、車両を使用していないあいだも、一部の電装品による
消費や自然放電のために、少しずつ消費されています。そのため、車両を長期間
放置すると、補機バッテリーがあがってハイブリッドシステムを始動できなくな
るおそれがあります。(補機バッテリーはハイブリッドシステムの作動中に自動
で充電されます)
■
補機バッテリーあがり時や取りはずし時など
●
補機バッテリー脱着直後はスマートエントリー&スタートシステムによるドア
の解錠ができない場合があります。解錠できなかった場合はワイヤレスリモコ
ン、またはメカニカルキーで解錠・施錠を実施してください。
●
補機バッテリー脱着後、最初の始動操作ではハイブリッドシステムが始動でき
ないことがありますが異常ではありません。再度始動操作を行ってください。
●
車両は常に電源の状態を記憶しています。補機バッテリー脱着時、車両は補機
バッテリーをはずす前の状態に復帰します。補機バッテリーを脱着する際は、パ
ワースイッチを OFF にしてから行ってください。
補機バッテリーがあがる前の状態が不明の場合、補機バッテリー接続時は特に
注意してください。
●
コンピューターに記憶されている情報が消去されます。補機バッテリーがあ
がったときはトヨタ販売店で点検を受けてください。
知識
539
7-2. 緊急時の対処法
7
万一の場合には
■
補機バッテリーを交換するときは
●
欧州規格バッテリーを使用してください。
●
交換前と同一のケースサイズ、かつ20時間率容量(20 HR)が同等以上の
補機バッテリーを使用してください。ケースサイズが異なると、補機バッテリー
が正しく固定されません。
●
20時間率容量が小さいと、車両を使用していない期間が短い期間であっても
補機バッテリーがあがって、ハイブリッドシステムの始動ができなくなるおそ
れがあります。
●
一括排気タイプのカルシウムバッテリーを使用してください。
●
取っ手の付いている補機バッテリーを使用してください。
取っ手が付いていない補機バッテリーを使用すると、補機バッテリーを取り出
しにくくなります。
●
クランプを持ち上げ、クリップに固定して
から補機バッテリーを取りはずしてくだ
さい。
クランプ
クリップ
540
7-2. 緊急時の対処法
●
交換後は、補機バッテリーの排気穴に次のものを確実に取り付けてください
・ 排気ホースは、交換前の補機バッテリーに取り付けられているものを使用し、
車両穴部と確実に接続されていることを確認してください。
・ エルボが排気ホースと補機バッテリー排気穴に確実に接続されていることを
確認してください。
・ 排気穴栓がエルボが接続しない側の排気穴に確実に接続されていることを確
認してください。
・ エルボ / 排気穴栓は、交換した補機バッテリーに付属のもの、または交換前
の補機バッテリーに取り付けられているものを使用してください。
(交換する
補機バッテリーによっては、排気穴がふさがれたものもあります)
詳しくは、トヨタ販売店にご相談ください。
排気穴
排気穴栓
排気ホース
排気穴
車両穴部
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5
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3
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7-2. 緊急時の対処法
7
万一の場合には
警告
■
補機バッテリーの引火または爆発を防ぐために
補機バッテリーから発生する可燃性ガスに引火して爆発するおそれがあり危険
ですので、火や火花が発生しないよう、次のことをお守りください。
●
ブースターケーブルは正しい端子または接続箇所以外に接続しない
●
+端子に接続したブースターケーブルの先を付近のブラケットや未塗装の金
属部に接触させない
●
ブースターケーブルは+側と−側の端子を絶対に接触させない
●
補機バッテリー付近では、喫煙したりマッチやライターなどで火を起こさない
■
補機バッテリーの取り扱いについて
補機バッテリー内には有毒で腐食性のある酸性の電解液が入っており、また関
連部品には鉛または鉛の混合物を含んでいるので、取り扱いに関し、次のこと
を必ずお守りください。
●
補機バッテリーを取り扱うときは保護メガネを着用し、補機バッテリー液(酸)
が皮膚・衣服・車体に付着しないようにする
●
必要以上、顔や頭などを補機バッテリーに近付けない
●
誤って補機バッテリー液が体に付着したり目に入ったりした場合、ただちに大
量の水で洗い、すぐに医師の診察を受ける
また、医師の診察を受けるまで、水を含ませたスポンジや布を患部にあててお
く
●
誤って補機バッテリー液を飲み込んだ場合、多量の水を飲んで、すぐに医師の
診察を受ける
●
補機バッテリーや周辺部品の取り扱い後は手を洗う
●
お子さまを補機バッテリーに近付けない
■
補機バッテリーあがりの処置をしたあとは
●
早めにトヨタ販売店で補機バッテリーの点検を受けてください。
●
補機バッテリーが劣化している場合、そのまま使い続けると補機バッテリーか
ら異臭ガスが発生し、乗員に健康障害をおよぼすおそれがあり危険です。
■
補機バッテリー端子をはずすときは
必ず−端子を先にはずしてください。+端子を先にはずすと、+端子が周辺の
金属部分にふれた場合、火花が発生し火災につながるおそれがある他、感電し
重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるおそれがあります。
542
7-2. 緊急時の対処法
警告
■
補機バッテリーの交換について
●
液栓やインジケーターがステーに近いと、補機バッテリー液(硫酸)がもれだ
すおそれがあります。
●
補機バッテリーの交換については、トヨタ販売店にご相談ください。
■
補機バッテリーの−端子について
ボデーに接続された補機バッテリーのマイナス端子をはずさないでください。
誤ってはずすとプラス端子と接触し、重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡
につながるおそれがあります。
注意
■
補機バッテリーを交換するときは
補機バッテリー固定用ステーと液栓やインジケーターが 11mm 以上離れてい
るものを使用してください。
液栓やインジケーターがステーと近いと、バッテリー液がもれだすおそれがあ
ります。
■
ブースターケーブルの取扱いについて
ブースターケーブルを接続したり、取りはずすときは、冷却ファンやベルトに
巻き込まれないように十分注意してください。
■
救援用端子について
●
救援用端子は、他の車から応急的に補機バッテリーを充電するためのもので
す。
●
救援用端子を使用して、他の車のバッテリーあがりを救援することはできませ
ん。
●
補機バッテリー交換後は、交換した補機
バッテリーの排気穴に排気ホースとつな
がったエルボと排気穴栓を確実に取り付
けてください。正しく取り付けられていな
いと、可燃性ガスが車内に侵入したり、引
火して爆発するおそれがあり危険です。
エルボ
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