Toyota SAI (2017 year). Manual japanese — part 12
175
4
運転
4-3. ランプのつけ方・ ワイパーの使い方
ヘッドランプクリーナー
★
スイッチを押してヘッドランプを
洗浄する
ヘッドランプにウォッシャー液を噴射します。
知識
■
作動条件
パワースイッチが ON モードでヘッドランプが点灯しているとき
注意
■
ウォッシャー液が出ないとき
ヘッドランプクリーナースイッチを操作し続けないでください。
ポンプが故障するおそれがあります。
★
:グレード、オプションなどにより、装着の有無があります。
176
4-4. 給油のしかた
給油口の開け方
●
ドアとドアガラスを閉め、パワースイッチを OFF にしてください。
●
燃料の種類を確認してください。
■
燃料の種類
無鉛レギュラーガソリン
給油する前に
知識
警告
■
給油するときは
次のことを必ずお守りください。
お守りいただかないと火災を引き起こすなど、重大な傷害におよぶか、最悪の
場合死亡につながるおそれがあります。
●
給油前にボデーなどの金属部分にふれて体の静電気を除去してください。除去
したあとは給油が完了するまで、車内にもどったり、他の人やものにふれない
でください。また、給油口に静電気を除去していない人を近付けないでくださ
い。
静電気を帯電した人が給油口に近付くと、放電による火花で燃料に引火するお
それがあります。
●
キャップはツマミ部分を持ち、ゆっくりと開けてください。また、キャップを
ゆるめたときに、
“シュー”という音がする場合は、その音が止まるまでキャッ
プを保持してください。
すぐに開けると、気温が高いときなどに、給油口から燃料が噴き出るおそれが
あります。
●
気化した燃料を吸わないようにしてください。
燃料の成分には、有害物質を含んでいるものもあります。
●
喫煙しないでください。
●
給油口にノズルを確実に挿入してください。
●
継ぎ足し給油をしないでください。
●
正常に給油できない場合は、スタンドの係員を呼んで指示に従ってください。
177
4-4. 給油のしかた
4
運転
オープナーを上げて、給油扉を開
ける
キャップをゆっくりまわして開
け、ホルダーにはめ込む
注意
■
給油するとき
指定以外のガソリンや他の燃料(粗悪ガソリン・軽油・灯油・高濃度アルコー
ル含有燃料)を使用したり、燃料をこぼしたりしないでください。
次のような状態になるおそれがあります。
●
エンジンの始動性が悪くなる
●
エンジンからの異音や振動など(ノッキング)が発生する
●
エンジン出力が低下する
●
排気制御システムが正常に機能しない
●
燃料系部品が損傷する
●
塗装が損傷する
給油口の開け方
178
4-4. 給油のしかた
キャップを“カチッ”と音がするま
でまわして閉める
手を離すと、キャップが逆方向に少し
もどります。
給油口の閉め方
警告
■
キャップが正常に閉まらないとき
必ずトヨタ販売店へご連絡ください。
正常に閉まらないキャップをそのまま使用したり、純正品以外のキャップを使
用すると、火災などを引き起こし、重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡に
つながるおそれがあります。
179
4
運転
4-5. 運転支援装置について
クルーズコントロール
★
アクセルペダルを踏まなくても一定の速度で走行できます。
クルーズコントロール表示灯
クルーズコントロールスイッチ
ON/OFF スイッチを押して、シ
ステムを ON にする
メーター内のクルーズコントロール表
示灯が点灯します。
OFF にするには、再度スイッチを押し
ます。
機能概要
速度を設定する
★
:グレード、オプションなどにより、装着の有無があります。
180
4-5. 運転支援装置について
希望の速度まで加速/減速し、レ
バーを下げて設定する
メーター内のセット表示灯が点灯しま
す。
レバーを離したときの速度で定速走行
できます。
設定速度をかえるには、希望の速度になるまでレバーを操作します。
速度を上げる
速度を落とす
微調整:
レバーを上または下に軽く操作して手
を離す
調整:
希望の車速になるまでレバーを保持す
る
設定速度は、次のとおりに増減されます。
微調整:
レバー操作するごとに約 1.6km/h
調整:
レバーを保持するあいだ
設定速度をかえる
181
4-5. 運転支援装置について
4
運転
解除するには、レバーを手前に引
く
ブレーキペダルを踏んだときも解除さ
れます。
定速走行にもどすには、レバーを
上げる
レバーを上げると、もとの定速走行に
もどります。ただし、実際の速度が約
40km/h 以下になると設定速度が消去
されるため、復帰しません。
■
設定条件について
●
シフトポジションが D のとき設定できます。
●
車速は約 40 ∼約 100km/h の範囲で設定できます。
■
車速設定後の加速について
●
通常走行と同様にアクセルで加速できます。加速後、設定車速にもどります。
●
クルーズコントロールを解除しなくても、希望の速度まで加速して、レバーを
下げることにより設定車速を変更することができます。
■
定速走行の自動解除
次のとき、自動的に定速走行が解除されます。
●
設定速度より実際の速度が約 16km/h 以上低下した
●
実際の速度が約 40km/h 以下になった
●
S-VSC が作動した
■
定速走行中にマルチインフォメーションディスプレイに警告メッセージが表示さ
れたとき
ON/OFF スイッチでシステムを一度 OFF にし、再度設定してください。
設定できないとき、またはすぐに解除されるときは、システム異常のおそれがあ
ります。トヨタ販売店で点検を受けてください。
定速走行を解除する・復帰させる
知識
182
4-5. 運転支援装置について
警告
■
誤操作を防ぐために
クルーズコントロールを使用しないときは、ON/OFF スイッチでシステムを
OFF にしてください。
■
クルーズコントロールを使用してはいけない状況
次の状況では、クルーズコントロールを使用しないでください。
車のコントロールを失い、思わぬ事故につながり、重大な傷害におよぶか、最
悪の場合死亡につながるおそれがあります。
●
交通量の多い道
●
急カーブのある道
●
曲がりくねった道
●
雨天時や、凍結路・積雪路などのすべりやすい路面
●
急な下り坂
急な下り坂では設定車速以上になることがあります。
183
4
運転
4-5. 運転支援装置について
レーダークルーズコントロール
★
アクセルペダルを踏まなくても、車間制御モードで先行車の車速変化に
合わせた追従走行を行ったり、定速制御モードにより一定の速度で走行
できます。
先行車との車間距離が確保しやすい高速道路や自動車専用道路などで使
用してください。
表示灯
マルチインフォメーションディ
スプレイ
設定速度
車間距離切りかえスイッチ
クルーズコントロールスイッチ
機能概要
★
:グレード、オプションなどにより、装着の有無があります。
184
4-5. 運転支援装置について
ON/OFF スイッチを押してシス
テムを ON にする
メーター内のレーダークルーズコント
ロール表示灯が点灯します。
OFF にするには、再度 ON/OFF スイッ
チを押します。
希望の速度まで加速/減速し、レ
バーを下げて速度を設定する
メーター内のセット表示灯が点灯しマ
ルチインフォメーションディスプレイ
内に設定速度が表示されます。
レバーを離したときの速度で定速走行
できます。
車速を設定する(車間制御モード)
185
4-5. 運転支援装置について
4
運転
設定速度をかえるには、希望の速度
が表示されるまでレバーを操作し
ます。
速度を上げる
速度を落とす
微調整:
レバーを上または下に軽く操作して手
を離す
調整:
希望の車速になるまでレバーを保持する
車間制御モードでは、設定速度は、次のとおりに増減されます。:
微調整:レバー操作するごとに約 1km/h
調整:レバーを保持するあいだ、0.75 秒ごとに約 5km/h
定速制御モード(→ P. 188)では、設定速度は、次のとおりに増減されます。:
微調整:レバー操作するごとに約 1.6km/h
調整:レバーを保持するあいだ
スイッチを押すごとに次のように
車間距離を切りかえます。
長い
中間
短い
パワースイッチが ON モードになるた
びに
に設定されます。
先行車がいる場合、先行車マークも表
示されます。
設定速度をかえる
車間距離を変更する(車間制御モード)
先行車マーク
186
4-5. 運転支援装置について
次の目安を参考に車間距離を選択してください。
(速度 80km/h で走行している場合)
なお、車速に応じて車間距離は増減します。
解除するには、レバーを手前に引
く
ブレーキペダルを踏んだときも解除さ
れます。
もとの制御状態にもどすには、レ
バーを上げる
実際の速度が約 40km/h 以上のときに
レバーを上げると、もとの定速走行に
もどります。ただし、定速制御モード
では、実際の速度が約 40km/h 以下に
なると設定速度が消去されるため、復
帰しません。
車間距離選択の目安
車間距離選択
車間距離
長い
約 50m
中間
約 40m
短い
約 30m
制御を解除する・復帰させる
187
4-5. 運転支援装置について
4
運転
レーダーセンサーにより、車両前方約 100m 以内の先行車の有無・先行
車との車間距離を判定して先行車との適切な車間距離を確保する制御を
します。
長い下り坂を走行しているときは、車間距離が短めになります。
定速走行:
先行車がいないとき
運転者が設定した車速で定速走行します。また、車間距離切りかえスイッチを操作
して、希望の車間距離に設定することもできます。
減速走行:
設定した車速より遅い先行車が現れたとき
先行車を検知すると自動で減速し、より大きな減速が必要な場合はブレーキがかか
ります。十分に減速できない状態で先行車に接近した場合は、接近警報を鳴らしま
す。
追従走行:
設定した速度より遅い先行車に追従するとき
先行車の速度変化に合わせて、運転者の設定した車間距離になるよう追従します。
加速走行:
設定した車速より遅い先行車がいなくなったとき
設定車速まで加速し、定速走行にもどります。
車間制御モードでの走行
188
4-5. 運転支援装置について
追従走行中の他車の割り込みなど、十分な減速ができない状態で先行車
に接近したときは、表示の点滅とブザーで運転者に注意をうながします。
その場合は、ブレーキを踏むなど適切な車間距離を確保してください。
■
警報されないとき
車間距離が短くても、次のような場合は警報されないことがあります。
●
先行車と自車の車速が同じか先行車の方が速いとき
●
先行車が極端な低速走行をしているとき
●
速度を設定した直後
●
アクセルペダルが踏まれたとき
定速制御モードを選択したときは、車間制御モードと異なり、先行車の
有無に関わらず一定の速度で走行します。レーダーセンサーの汚れなど
により、車間制御モードで走行できない場合のみご使用ください。
ON/OFF スイッチを押して、シ
ステムを ON にする
OFF にするには再度 ON/OFF スイッ
チを押します。
定速制御モードに切りかえ
(約 1 秒間レバーを前方に押し続
ける)
定 速 制 御 モ ー ド に 切 り か え る と、ク
ルーズコントロール表示灯が点灯しま
す。
定速制御モードから車間制御モードに
もどすには、再度レバーを前方に約 1
秒間押し続けます。
希望の速度を設定したあとは車間制御モードに切りかえることはできません。
パワースイッチを OFF にし、再度パワースイッチを ON モードにした場合は、自
動で車間制御モードにもどります。
設定速度をかえるには
→ P. 180
制御を解除する・復帰させるには
→ P. 181
接近警報
定速制御モードを選択する
189
4-5. 運転支援装置について
4
運転
■
設定条件について
●
シフトポジションが D のとき設定できます。
●
車速は約 50 ∼約 100km/h の範囲で設定できます。
■
車速設定後の加速について
通常走行と同様にアクセル操作で加速できます。加速後、設定車速にもどります。
ただし、車間制御モード時は先行車との距離を保持するため設定車速以下になる
こともあります。
■
車間制御走行の自動解除
次のとき、自動的に車間制御走行が解除されます。
●
速度が約 40km/h 以下になった
●
S-VSC が作動した
●
センサーが何かでふさがれて適切に働かない
●
ワイパーが高速で作動した(ワイパーの設定を AUTO モードまたは高速作動に
したとき)
その他の理由で車間制御走行が自動解除されるときは、システムが故障している
可能性があります。トヨタ販売店にご相談ください。
■
定速制御走行の自動解除
次のとき、自動的に定速制御が解除されます。
●
設定速度より実際の速度が約 16km/h 以上低下した
●
車速が約 40km/h 以下になった
●
S-VSC が作動した
■
LKA(レーンキーピングアシスト)使用時について
車間制御モードでレーダークルーズコントロールを使用すると、車線維持支援制
御が作動します。
知識
190
4-5. 運転支援装置について
■
レーダーセンサーとグリルカバーについて
車間制御を正しく作動させるためにセンサーとグリルカバーは常にきれいにし
ておいてください。(ビニールやつらら・雪など、汚れ検知機能で検知できない
ものもあります)
汚れを検知したときは、レーダークルーズコントロールは解除されます。
■
レーダークルーズコントロールの警告メッセージ・警告ブザー
走行操作に関して注意が必要な場合や、システムに異常が発生したときには、警
告メッセージ・警告ブザーで注意をうながします。(→ P. 338)
グリルカバー
レーダーセンサー
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