Toyota Tank (2018 year). Manual japanese — part 55
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4-5. 運転支援装置について
●
歩行者の身長が約 1m 以下、または約 2m 以上のとき
●
歩行者が大きな荷物を背負ったり、抱えたり、自転車やカート等を押している
とき
●
歩行者が長いスカートや和服等を着用していて、足元が見えないとき
●
歩行者が集団になっているとき、歩行者の形として単眼カメラが正しく認識で
きないとき
■
衝突の可能性がなくても衝突警報機能、衝突回避支援ブレーキ機能が作動する場合
次のような場合は、衝突の可能性がなくても衝突警報機能・衝突回避支援ブレー
キ機能が作動することがあります。
●
ETC ゲートなどを通過するとき
●
前方車両に接近して走行するときや、前方車両ぎりぎりに接近して停止すると
き
●
路面の勾配が急に変化する場所を走行するとき
●
水蒸気や霧、煙のかたまりを通過するとき
●
ビニールカーテン・旗などをもぐって通過するとき
●
前方車両などの水・雪などの巻上げ
●
停止車両などの横すれすれを通過するときや対向車両が自車に向かって接近す
るとき
●
車両用エレベーターや機械式駐車場を利用するとき
●
路面上に大きな反射物や、反射しやすい路面ペイント等がある場合
●
カーブの入口に路側物があるとき
●
カーブですれ違う対向車両があるとき
■
衝突回避支援ブレーキについて
衝突回避支援ブレーキ作動時は、強いブレーキがかかります。衝突回避支援ブ
レーキは車両が停止してから約 1.5 秒後に解除されるため、必要に応じて運転者
自らブレーキをかけてください。
223
4
運転
4-5. 運転支援装置について
誤発進抑制制御機能・ 後方誤発進抑制制御機能
★
◆
誤発進抑制制御機能
レーザーレーダーが前方約 4m
以内に障害物を認識している場
合に作動します。
◆
後方誤発進抑制制御機能
ソナーが後方約 2 ∼ 3m 先まで
の壁などの障害物を認識してい
る場合に作動します。
誤発進抑制制御機能、および後方誤発進抑制制御機能は、前方、または
後方に障害物を認識している場合、停車または徐行(車速約 10km/h 以
下)状態で、ペダルの踏み間違いなどにより必要以上にアクセルペダル
が踏み込まれたとシステムが判断したときに、ブザー音とメーター、ディ
スプレイの表示(→ P. 205)による運転者への警報とエンジン出力の
抑制制御を行い、発進をゆるやかにすることで、衝突時の被害を軽減し
ます。
KBTH450301NP
ピピピピピ…
KBTH450302NP
ピピピピピ…
★
:グレード、オプションなどにより、装備の有無があります。
224
4-5. 運転支援装置について
警告
■
誤発進抑制制御機能・後方誤発進抑制制御機能について
●
誤発進抑制制御機能、および後方誤発進抑制制御機能を過信しないでくださ
い。誤発進抑制制御機能、および後方誤発進抑制制御機能は衝突を回避するも
のではありません。発進時はシフトレバーやペダルの位置および周囲の安全を
充分に確認して操作してください。機能に頼っていると、思わぬ事故につなが
るおそれがあります。
●
誤発進抑制制御機能、および後方誤発進抑制制御機能は停止状態を保つもので
はありません。
●
誤発進抑制制御機能、および後方誤発進抑制制御機能はあらゆる状況で発進を
緩やかにするものではありません。
●
誤発進抑制制御機能、および後方誤発進抑制制御機能は前方、または後方に障
害物を認識している場合に作動するものであり、崖など対象物が見えない状況
で発進を緩やかにするものではありません。
●
故意に対象物の近くでアクセルペダルを過剰に踏み込まないでください。アク
セルの調節を誤発進抑制制御機能、および後方誤発進抑制制御機能に頼ってい
ると衝突事故を起こす場合があります。
●
誤発進抑制制御機能と後方誤発進抑制制御機能では、認識できる障害物が異な
ります。
●
万一、自車が踏切内で閉じ込められた場合、レーザーレーダー、またはソナー
が遮断機を対象物と認識し、誤発進抑制制御機能、または後方誤発進抑制制御
機能が作動することがあります。遮断機を押しのけて進む場合は、慌てずにア
クセルペダルを踏み続けるか、スマートアシストⅡを停止してください。
(→ P. 204)
●
運転者がハンドル操作をしていると、その操作状態によっては運転者の回避操
作として判断され、誤発進抑制制御機能、および後方誤発進抑制制御機能が作
動しない場合があります。
●
TRC を停止、または VSC・TRC を停止にした場合、誤発進抑制制御機能、お
よび後方誤発進抑制制御機能は作動しません。
●
エンジン出力の抑制制御をしたときに、アクセルペダルを約 8 秒以上踏み続
けると、作動を解除します。また、すばやく 3 回以上、全開まで踏みなおす
と、誤発進抑制制御機能、および後方誤発進抑制制御機能は作動しません。
225
4-5. 運転支援装置について
4
運転
警告
■
誤発進抑制制御機能・後方誤発進抑制制御機能を停止する場合
次のような場合は、誤発進抑制制御機能、 後方誤発進抑制制御機能が予期しな
い作動をする可能性がありますので、必ずスマートアシストⅡを停止してくだ
さい。(→ P. 204)
●
けん引されるとき
●
けん引するとき
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トラック・船舶・列車などに積載するとき
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点検でシャシーダイナモメーターやフリーローラーなどを使用するとき
●
車両をリフトで上げ、エンジンを始動しタイヤを空転させたいとき
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草むらや茂みなどに触れながら通過するとき
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オフロード走行やスポーツ走行するとき
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脱輪したときやぬかるみから脱出するとき
●
冠水した道を走行するとき
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