Toyota Land Cruiser (2018 year). Manual japanese — part 20

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4-5. 運転支援装置について

4

運転

機能の自動解除

次のいずれかの場合、マルチテレインセレクト表示灯が消灯し、マルチテレイン
セレクトが自動的に解除されます。

トランスファースイッチを H4 にしたとき

アクティブ TRC と VSC を OFF にしたとき

トラクションが発生しにくいときは

タイヤのスリップ量は「ROCK」→「ROCK & DIRT」→「MOGUL」→「LOOSE
ROCK」→「MUD & SAND」の順に大きくなるため、スリップが大きいときは

「ROCK」側、スリップが小さいときは「MUD & SAND」側のモードへ切りか

えることで走破性が向上します。

スタックしたときは

トランスファースイッチと 4WD システムを切りかえてください。
切りかえについては、以下のページを参照してください。

フルタイム 4WD(→ P. 289)

センターデフロック(→ P. 289)

長時間の作動について

ブレーキシステムが異常過熱するおそれがあるため、ブザーが鳴り、TRC OFF
表示灯が点滅し、マルチテレインセレクトが一時的に作動出来なくなります。こ
の場合、速やかに安全な場所に停車して、表示が消えるまでブレーキシステムを
十分に冷却してください。

(この間の通常走行は可能です)

しばらくして、TRC OFF 表示灯が消えれば、マルチテレインセレクトが作動可
能となります。

マルチテレインセレクトが正常に作動しないときは

スリップ表示灯が点灯します。その場合は、ただちにトヨタ販売店で点検を受け
てください。

知識

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4-5. 運転支援装置について

警告

マルチテレインセレクトを使用するときは

次のことをお守りください。
お守りいただかないと、車両が損傷したり、乗員が重大な傷害におよぶか、最
悪の場合死亡につながるおそれがあります。

モードの選択は、勾配・すべり度合い・起伏などの状況によっては、必ずしも
最適でない場合があります。(→ P. 301)

マルチテレインセレクトは車両の限界を高める装置ではありません。路面状況
をよく確認した上で、安全に注意して走行してください。

注意

使用上の注意

マルチテレインセレクトは、オフロード走行時のみ使用してください。

305

4

運転

4-5. 運転支援装置について

マルチテレインモニター

走行状況に応じて、次の各画面表示を選択できます。

・ 現在のシフトポジションや車速などの条件により、選択できる画面は

異なります。(→ P. 309)

・ 表示する画面によっては、通常表示からワイドビュー表示への切りか

えが可能です。

マルチテレインモニターは、車両周辺の状況確認を補助するシステムで
す。オフロード走行時の状況把握や車庫入れ時の障害物の確認など、幅
広い場面で運転者の状況判断を支援します。

警告

安全にお使いいただくために

次のことをお守りください。お守りいただかないと、重大な傷害におよぶか、
最悪の場合死亡につながるおそれがあります。

マルチテレインモニターを過信しないでください。
一般の車と同様、必ず後方・周囲の安全を直接確認しながら、慎重に運転して
ください。特に、周辺に駐車している車や障害物などに接触しないように注意
してください。

カメラのレンズの特性により、マルチテレインモニター画面に映る人や障害物
などは、実際の位置・距離と異なります。必ず周囲の安全を直接確認した上で
運転してください。

画面だけを見ながらの走行は絶対にしないでください。
走行時は、必ず目視やミラーなどにより周囲の安全を直接確認してください。

外気温が低い場合、画面が暗くなったり、映像が薄れたりすることがあります。
特に動いているものの映像がゆがむ、または画面から見えなくなることがある
ため、必ず周囲の安全を直接目で確認しながら運転してください。

マルチテレインモニターで表示できる画面

:グレード、オプションなどにより、装備の有無があります。

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4-5. 運転支援装置について

トランスファーレンジが L4 のとき

車両前方・側方を確認するとき

フロア下の路面状況を確認するとき

X

フ ロ ン ト ビ ュ ー & 両 サ イ ド
ビュー

X

フ ロ ン ト ビ ュ ー & 両 サ イ ド
ビュー(前方拡大時)

→ P. 315

→ P. 315

X

アンダーフロアビュー&両サイ
ドビュー

X

アンダーフロアビュー&両サイ
ドビュー(前方拡大時)

→ P. 319

→ P. 319

307

4-5. 運転支援装置について

4

運転

車両後方を確認するとき

トランスファーレンジが H4 のとき

車両前方を確認するとき(パノラミックビュー&ワイドフロント
ビュー)

→ P. 323

車両側方を確認するとき(両サイドビュー)

→ P. 325

X

バックビュー&両サイドビュー

X

ワイドバックビュー

→ P. 321

→ P. 321

308

4-5. 運転支援装置について

車両後方を確認するとき

車両の側方 / 前方 / 後方を確認したいとき(ドアミラー格納時)

X

パ ノ ラ ミ ッ ク ビ ュ ー & バ ッ ク
ビュー

X

ワイドバックビュー

→ P. 328

→ P. 328

X

サイドビュー&ワイドフロント
ビュー

X

サイドビュー&バックビュー

→ P. 332

→ P. 332

X

両サイドビュー

→ P. 332

309

4-5. 運転支援装置について

4

運転

マルチテレインモニター画面を表示させるには

エンジンスイッチがイグニッション ON モードのときにカメラスイッ
チを押すと、マルチテレインモニター画面がディスプレイに表示され
ます。

一定の車速を上まわっているときは、一定時間が経過すると、ナビゲーション
画面、または情報表示画面にもどります。
マルチテレインモニター画面が表示される時間は、現在の車速等の条件により
かわります。(→ P. 314)

カメラスイッチ

ディスプレイ

マルチテレインモニター画面の操作

1
2

310

4-5. 運転支援装置について

スイッチの操作について

いくつかの画面では、スイッチ操作により表示モードの切りかえや表
示設定などの操作が行えます。

自動表示モード設定スイッチ

自動表示モードを ON にすると、カメラスイッチを操作しなくても、
次の状況で自動的にマルチテレインモニター画面が表示されます。

・ シフトポジションを D または N にしたとき
・ 走行中、車速が約 10km/h 以下になったとき(シフトポジショ

ンが R のときを除く)

を選択するたびに、

自動表示モードの ON/OFF が
切りかわります。

自動表示モードが ON のとき
は、アイコン上にインジケー
ターが点灯します。

自動表示モードが ON のとき
でも、カメラスイッチによる切
りかえ操作は可能です。

表示切りかえスイッチ

次の各スイッチを押すことで、マルチテレインモニターに表示する
画面を切りかえたり、標準ビューからワイドビュー表示に切りかえ
たりできます。

インジケーター

スイッチ

スイッチの機能

カメラスイッチ

画面表示を切りかえる(→ P. 311)

画角モード切り
かえスイッチ

バ ッ ク ビ ュ ー 表 示 と ワ イ ド バ ッ ク
ビュー表示を切りかえる

(→ P. 321, 328)

アンダーフロア
ビュー切りかえ
スイッチ

フロントビュー表示とアンダーフロア
ビュー表示を切りかえる

(→ P. 315, 319)

311

4-5. 運転支援装置について

4

運転

マルチテレインモニター画面の表示中にスイッチを操作することで、次
のように画面表示を切りかえることができます。

(現在のトランスファー

レンジ・シフトポジションにより、表示できる画面は異なります)

トランスファーレンジが L4 のとき

を押す

を選択する

を選択する

:シフトレバーの操作

マルチテレインモニターの画面遷移

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4-5. 運転支援装置について

カメラ画像表示部に触れることでも表示を切りかえることができます。

フ ロ ン ト ビ ュ ー & 両 サ イ ド
ビュー(前方拡大):→ P. 315

アンダーフロアビュー&両サイ
ドビュー(前方拡大)

:→ P. 319

フ ロ ン ト ビ ュ ー & 両 サ イ ド
ビュー:→ P. 315

アンダーフロアビュー&両サイ
ドビュー:→ P. 319

バ ッ ク ビ ュ ー & 両 サ イ ド
ビュー:→ P. 321

ワイドバックビュー:→P. 321

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4-5. 運転支援装置について

4

運転

トランスファーレンジが H4 のとき

を押す

を選択する

:シフトレバーの操作

※1

ドアミラー格納時は表示される画面が異なります。

※2

カメラ画像表示部に触れることでも表示を切りかえることができます。

※1

※1

※2

ナビゲーション画面または情報
設定画面など

両サイドビュー:→ P. 325

パノラミックビュー&ワイドフ
ロントビュー:→ P. 323

パノ ラミ ック ビュ ー& バック
ビュー:→ P. 328

ワイドバックビュー:→P. 328

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4-5. 運転支援装置について

マルチテレインモニター画面の表示について

カメラスイッチを操作したときの車速により、マルチテレインモニター画面が表
示される時間は次のようにかわります。

車速が約 12km/h 以下のときは、車速が約 12km/h をこえるとマルチテレイン
モニターの表示が解除されます。

車速が約 12km/h をこえていたときは、車速が約 12km/h 以下にならない限
り、約 4 分 30 秒間マルチテレインモニター画面の表示が継続します。車速が
約 12km/h 以下になったときは、ふたたび車速が約 12km/h をこえるとマル
チテレインモニター画面の表示が解除されます。

ただし、カメラスイッチを操作してから約 8 秒間は、車速にかかわらず表示が
継続されます。

知識

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4-5. 運転支援装置について

4

運転

マルチテレインモニターの各画面には、前進・後退時の障害物の確認や、
オフロード走行時の路面状況の把握など、さまざまな走行状況を補助す
る情報が表示されます。

フロントビュー&両サイドビュー

車両前方付近の状況確認に利用できます。

・ 車両前方の映像に加えて、進行方向を決定する際の目安となる、ガ

イド線が合成表示されます。

・ 表示中にカメラスイッチを押すと、通常表示から拡大表示に切りか

わります。(再度スイッチを押すと、通常表示にもどります)

・ ハンドルを約 270° 以上まわしているときは、右左折を補助する

ガイド線などが自動で表示されます。

各画面表示の見方や機能などについて

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4-5. 運転支援装置について

画面の見方

ハンドルを約 270° 以上切っているとき

アンダーフロアビュー切りかえ
スイッチ

押すたびに、フロントビュー表示とア
ンダーフロアビュー表示が切りかわり
ます。

自動表示モード切りかえスイッ

→ P. 310

傾斜計 / スリップ表示

車両の傾き具合の目安・空転している
タイヤを表示します。(→ P. 317)

車幅平行線(青)

ドアミラーを含む車幅の目安を表示し
ます。

0.5m 距離目安線(赤)

1.0m 距離目安線(青)

2.0m 距離目安線(青)

は、それぞれ車両前端から

の距離の目安を示します。

フロントタイヤ進路線(黄)

ハンドル操作に連動して、前輪の進路
の目安を示します。

前進ガイド線(青)

最も小まわりして前進した場合の軌
跡の目安を示します。

フロントタイヤ接地線(青)

リヤタイヤ接地線(青)

は、それぞれ映像上における

タイヤの位置の目安を示します。

リヤタイヤ進路線(黄)

後輪の軌跡の目安を示します。

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4-5. 運転支援装置について

4

運転

フロントビューの回転表示機能

トランスファーレンジが L4 のときに働きます。

車両の傾きに関わらず、フロントビュー画像上の地平線が水平に近
くなるように自動調整され、路面形状の把握を補助します。

傾斜計

0° ∼約 30° までの範囲で、車両の前後・左右のおおよその傾き
を表示します。

前後傾斜角目盛り

前後方向の傾きを角度で示しま
す。

左右傾斜角目盛り

左右方向の傾きを角度で示しま
す。

ポインター

水平状態に対する車両の傾き具
合を示します。

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4-5. 運転支援装置について

スリップ表示

タイヤのスリップを検知する
と、傾斜計の表示部が自動でス
リップ表示に切りかわります。

タイヤ表示

タイヤが空転している場合は空
転しているタイヤの位置が黄色
で表示されます。(CRAWL 制御
中は全タイヤが黄色表示になり
ます。)

クリアランスソナーの割り込み表示

クリアランスソナーが ON のとき、障害物を検知すると表示されます。

RCTA の割り込み表示

RCTA が ON のとき、車両の右後方または左後方から接近している車両を検
知すると表示されます。

フロントビュー&両サイドビュー表示について

シフトポジションが P・D・N のときに表示できます。

フロントビューの回転表示機能について

映像はあくまで目安であり、画面の表示と実際の車両の傾きが異なる場合があ
ります。

回転表示されているときは、フロントバンパー両端の映像が見えなくなること
があります。

傾斜計表示について

ポインターの移動と車両イメージの回転により、車両の傾きを角度で示します。

現在の傾きに応じて、前後・左右傾斜角目盛りの色がかわります。

エンジンスイッチをイグニッションONモードにしたあと、傾き角度の情報が確
定するまでは、傾斜角度が表示されません。

傾斜計が示す角度は目安であり、他の計測装置によって計測した角度とは異な
る場合があります。

傾斜計 / スリップ表示について

クリアランスソナー・RCTA が障害物や他の車両などを検知した場合、傾斜計 /
スリップ表示部に警報が割り込み表示されます。

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