Toyota Auris (2016 year). Manual japanese — part 7
95
3-2. ドアの開閉、ロックのしかた
3
各部の操作
■
ドアロックスイッチ
→ P. 92
■
スマートエントリー&スタートシステム
バックドアオープンスイッチ
を押して解錠する
施錠操作後 3 秒間は解錠できませ
ん。
ロックスイッチを押して施錠
する
必ず施錠されたことを確認してくだ
さい。
■
ワイヤレスリモコン
→ P. 86
バックドアオープンスイッチを押
したまま、バックドアを持ち上げる
バックドアオープンスイッチを押した
直後はバックドアを閉めることができ
ません。
バックドア
バックドアは次の方法で施錠解錠および開けることができます。
バックドアの解錠・施錠
1
2
バックドアを開ける
96
3-2. ドアの開閉、ロックのしかた
■
作動の合図
→ P. 91
■
半ドア走行時警告ブザー
各ドアまたはバックドアが確実に閉まっていない状態のまま、車速が約 5km/h
をこえると警告ブザーが鳴り、開いているドアがマルチインフォメーションディ
スプレイに表示されます。
■
ラゲージルームランプ
バックドアを開けたとき、ラゲージルームランプが点灯します。
■
バックドアを閉めるときは
■
バックドアが開かないときは
バックドアを内側から開けることができます。
知識
バックドアハンドルを持って、横方向に力を
かけないように引き下げ、必ず外から押して
閉めてください。
カバーをはずす
傷がつくのを防ぐため、マイナスドライ
バーの先端に布などを巻いて保護して
ください。
レバーを押す
1
2
97
3-2. ドアの開閉、ロックのしかた
3
各部の操作
警告
次のことを必ずお守りください。
お守りいただかないと、重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるおそ
れがあります。
■
走行する前に
●
走行前にバックドアが閉まっていることを確認してください。
完全に閉まっていないと走行中に突然開き、車外のものにあたったり、荷物が
投げ出されたりして思わぬ事故につながるおそれがあります。
●
ラゲージルームの中でお子さまを遊ばせないでください。
誤って閉じ込められた場合、熱射病などを引き起こすおそれがあります。
●
お子さまにはバックドアの開閉操作をさせないでください。
不意にバックドアが動いたり、閉めるときに手・頭・首などを挟んだりするお
それがあります。
■
走行中の留意事項
ラゲージルームには絶対に人を乗せないでください。
急ブレーキ・急旋回をかけたときや衝突したときなどに、重大な傷害におよぶ
か、最悪の場合死亡につながるおそれがあります。
■
バックドアの操作にあたって
次のことを必ずお守りください。
お守りいただかないと、体を挟むなどして重大な傷害につながるおそれがあり
危険です。
●
バックドアを開ける前に、バックドア上の雪や氷などの重量物を取り除いてく
ださい。開いたあとに重みでバックドアが突然閉じるおそれがあります。
●
バックドアを開閉するときは、十分に周囲の安全を確かめてください。
●
人がいるときは、安全を確認し動かすことを知らせる「声かけ」をしてくださ
い。
●
強風時の開閉には十分注意してください。
バックドアが風にあおられ、勢いよく開いたり閉じたりするおそれがありま
す。
●
半開状態で使用すると、バックドアが突然
閉じて重大な傷害を受けるおそれがあり
ます。特に傾斜地では、平坦な場所よりも
バックドアの開閉がしにくく、急にバック
ドアが開いたり閉じたりするおそれがあ
ります。必ずバックドアが全開で静止して
いることを確認して使用してください。
98
3-2. ドアの開閉、ロックのしかた
警告
●
バックドアダンパーステーを持ってバックドアを閉めたり、ぶらさがったりし
ないでください。
手を挟んだり、バックドアダンパーステーが破損したりして、思わぬ事故につ
ながるおそれがあります。
●
バックドアにキャリアなどの重いものを取り付けると、開けたあとにドアが突
然閉じて、手・頭・首などを挟むおそれがあります。バックドアへのアクセサ
リー用品の取り付けは、トヨタ純正品を使用することをおすすめします。
注意
■
ダンパーステーについて
バックドアにはバックドアを支えるためのダンパーステーが取り付けられてい
ます。ダンパーステーの損傷や作動不良を防ぐため次のことをお守りください。
●
バックドアを閉めるときは、バックドアで
指などを挟まないよう十分注意してくだ
さい。
●
バックドアは必ず外からバックドア上面
を軽く押して閉めてください。バックドア
ハンドルで直接バックドアを閉めると、手
や腕を挟むおそれがあります。
●
ビニール片・ステッカー・粘着材などの異
物をステーのロッド部(棒部)に付着させ
ない
●
ロッド部を軍手などでふれない
●
バックドアにトヨタ純正品以外のアクセ
サリー用品をつけない
●
ステーに手をかけたり、横方向に力をかけ
たりしない
99
3-2. ドアの開閉、ロックのしかた
3
各部の操作
●
ドアを施錠・解錠する(→ P. 90)
●
バックドアを施錠・解錠する ( → P. 95)
●
ハイブリッドシステムを始動する(→ P. 134)
■
アンテナの位置
スマートエントリー&スタートシステム
電子キーをポケットなどに携帯していると、次の操作が行えます。
必ず運転者が携帯してください。
知識
車外アンテナ
車内アンテナ
ラゲージルーム内アンテナ
ラゲージルーム外アンテナ
1
2
3
4
100
3-2. ドアの開閉、ロックのしかた
■
作動範囲(電子キーの検知エリア)
■
警告音と警告表示について
誤動作などによる予期せぬ事故や盗難を防ぐため、車内や車外で警告音が鳴った
り、メッセージが表示されることがあります。メッセージが表示された場合は、
状況に応じて適切に対処してください。( → P. 296)
警告音のみが鳴る場合の状況と対処方法は次の通りです。
■
マルチインフォメーションディスプレイに「スマートエントリー&スタートシス
テム故障 取扱書を確認」が表示されたときは
システムに異常があるおそれがあります。ただちにトヨタ販売店で点検を受けて
ください。
:ドアの施錠・解錠時
フロント席ドアハンドル/バックド
アオープン・ロックスイッチ
から周
囲約 70cm 以内で電子キーを携帯
している場合に作動します。(電子
キーを検知しているドアハンドル
のみ作動します)
:ハイブリッドシステム始動時またはパワースイッチ切りかえ時
車内で電子キーを携帯している場合に作動します。
警告音
状況
対処方法
車外から“ピー”と
5 秒間鳴る
いずれかのドアが開いて
いるときにスマートエン
トリー&スタートシステ
ムもしくは、ワイヤレス
機能で施錠しようとした
全ドアを閉めたあと、再
度施錠する
車内から“ピー”と
鳴り続ける
運転席ドアが開いている
状態でパワースイッチを
アクセサリーモードにし
た(パワースイッチがア
クセサリーモードのとき
運転席ドアを開いた)
パワースイッチを OFF
にしたあと、運転席ドア
を閉める
101
3-2. ドアの開閉、ロックのしかた
3
各部の操作
■
節電機能
長期駐車時に電子キーの電池と車両の補機バッテリーあがりを防止するため、節
電機能が働きます。
●
次の状況では、スマートエントリー&スタートシステムによる解錠に時間がか
かる場合があります。
・ 車の外約 2m 以内に電子キーを 10 分以上放置した
・ 5 日間以上スマートエントリー&スタートシステムを使用しなかった
●
14 日間以上スマートエントリー&スタートシステムを使用しなかった場合、運
転席以外での解錠ができなくなります。この場合は、運転席のドアハンドルを
握る、もしくは、ワイヤレス機能、メカニカルキーで解錠してください。
■
電子キーの節電モードについて
節電モードに設定すると、電子キーによる、電波の受信待機を停止し、電子キー
の電池の消耗を抑えることができます。
電子キーの
を押しながら、
を 2
回押し、電子キーのインジケータが4回光る
ことを確認してください。
節電モード中は、スマートエントリー & ス
タートシステムを使用できません。節電モー
ドを解除するには、電子キーのいずれかのス
イッチを押してください。
102
3-2. ドアの開閉、ロックのしかた
■
機能が正常に働かないおそれのある状況
スマートエントリー&スタートシステムは微弱な電波を使用しています。次のよ
うな場合は電子キーと車両間の通信をさまたげ、スマートエントリー&スタート
システムやワイヤレスリモコン、イモビライザーシステムが正常に作動しない場
合があります。(対処方法:→ P. 329)
●
電子キーの電池が消耗しているとき
●
近くにテレビ塔や発電所・ガソリンスタンド・放送局・大型ディスプレイ・空
港があるなど、強い電波やノイズの発生する場所にいるとき
●
無線機や携帯電話・コードレス式電話などの無線通信機器を携帯しているとき
●
電子キーが、次のような金属製のものに接していたり、覆われたりしているとき
・ アルミ箔などの金属の貼られたカード
・ アルミ箔を使用したタバコの箱
・ 金属製の財布やかばん
・ 小銭
・ カイロ
・ CD や DVD などのメディア
●
近くで他の電波式ワイヤレスリモコンを使用しているとき
●
電子キーを、次のような電波を発信する製品と同時に携帯しているとき
・ 他の車の電子キーや電波式ワイヤレスリモコン
・ パソコンや携帯情報端末(PDA など)
・ デジタルオーディオプレーヤー
・ ポータブルゲーム機器
●
リヤガラスに金属を含むフィルムなどが貼ってあるとき
●
充電器など電子機器の近くに電子キーを置いたとき
103
3-2. ドアの開閉、ロックのしかた
3
各部の操作
■
ご留意いただきたいこと
●
電子キーが作動範囲内(検知エリア内)にあっても、次のような場合は正しく
作動しないことがあります。
・ ドアの施錠・解錠時に電子キーがドアガラスやドアハンドルに近付きすぎる、
または地面の近くや高い場所にある場合
・ バックドアを開けるときに電子キーが地面の近くや高い場所にある、または
リヤバンパー中央に近付きすぎた場合
・ ハイブリッドシステム始動時またはパワースイッチの切りかえ時に電子キー
がインストルメントパネルやフロア上・リヤシート後方のパッケージトレイ
上・ドアポケット、またはグローブボックス内などに置かれていた場合
●
インストルメントパネル上面・ドアポケット付近に電子キーを置いたまま車外
に出ると、電波の状況によっては車外アンテナに検知されて車外からのドア
ロックが可能になる場合があり、電子キーが車内に閉じ込められるおそれがあ
るため注意してください。
●
電子キーが作動範囲内にあれば、電子キーを携帯している人以外でも施錠・解
錠できます。ただし、電子キーを検知しているドア以外では、解錠できません。
●
車外でもドアガラスに近い位置に電子キーがあるときは、ハイブリッドシステ
ムの始動が可能になる場合があります。
●
電子キーが作動範囲内にある場合、洗車や大雨などでドアハンドルに大量の水
がかかると、ドアが施錠・解錠することがあります。
(解錠された場合でも、ド
アの開閉操作がなければ約 30 秒後に自動的に施錠されます)
●
車両に近い位置に電子キーがあるときにワイヤレスリモコンなどで施錠を行う
と、スマートエントリー&スタートシステムによる解錠ができなくなることが
あります。(ワイヤレスリモコンで解錠すると復帰します)
●
手袋を着用していると施錠・解錠しないことがあります。
●
ロック操作は、連続で2回まで有効で、3回目以降はロック動作しません。
●
キーを携帯して洗車などで水をドアハンドルにかけた場合、施錠/解錠動作を
くり返すことがあります。その場合は次のような処置をして、洗車などをして
ください。
・ 電子キーを車両から 2m 以上離れた場所に保管する(電子キーの盗難に注意
してください)
・ 電子キーを節電モードに設定し、スマートエントリー&スタートシステムの
作動を停止する(→ P. 101)
●
車内にキーがあるときに、洗車機で洗車するなどして水をドアハンドルにかけ
た場合、警報がマルチインフォメーションディスプレイに表示され、車外のブ
ザーが吹鳴することがあります。その場合は全ドアを施錠すれば警報は表示さ
れなくなります。
●
ロックセンサーの表面に氷や雪、泥が付着した場合、センサーが反応しない場
合があります。反応しない場合は表面に付着した氷や雪、泥を取り除いて再度
操作してください。
104
3-2. ドアの開閉、ロックのしかた
●
すばやいドアハンドル操作や、車外アンテナの作動範囲内へ入ってすぐのドア
ハンドル操作では、解錠しないことがあります。センサーにふれ解錠したこと
を確認してからドアハンドルを引いてください。
●
作動範囲内に他の電子キーがあるときは、ドアハンドルを握ってから解錠する
までの時間が少し長くなる場合があります。
■
長期間運転しないとき
●
盗難防止のため、電子キーを車両から 2m 以上離しておいてください。
●
あらかじめスマートエントリー&スタートシステムを非作動にすることができ
ます。(→ P. 350)
■
システムを正しく作動させるために
電子キーを必ず携帯した上で作動させてください。また、車外から操作する場合
は電子キーを車両に近付けすぎないようにしてください。
作動時の電子キーの位置や持ち方によっては、電子キーが正しく検知されず、シ
ステムが正しく作動しないことがあります。(誤って警報が鳴ったり、キー閉じ
込み防止機能が働かないこともあります。:→ P. 100)
■
スマートエントリー&スタートシステムが正常に作動しないとき
●
ドアの施錠・解錠:→ P. 329
●
ハイブリッドシステムの始動:→ P. 329
■
カスタマイズ機能
スマートエントリー&スタートシステムを非作動にするなどの変更ができます。
(カスタマイズ一覧:→ P. 350)
■
カスタマイズ機能でスマートエントリー&スタートシステムを非作動にしたとき
●
ドアの施錠・解錠:ワイヤレス機能、またはメカニカルキーを使ってドアの施
錠・解錠ができます。( → P. 90, 329)
●
ハイブリッドシステムの始動・パワースイッチのモード切りかえ:→ P. 329
●
ハイブリッドシステムの停止:→ P. 135
105
3-2. ドアの開閉、ロックのしかた
3
各部の操作
警告
■
電波がおよぼす影響について
●
植込み型心臓ペースメーカー、植込み型両心室ペーシングパルスジェネレータ
および植込み型除細動器を装着されている方は、室内アンテナ・車外アンテナ
(→ P. 99)から約 22 cm 以内に近付かないようにしてください。電波によ
り植込み型心臓ペースメーカー、植込み型両心室ペーシングパルスジェネレー
タおよび植込み型除細動器の作動に影響を与えるおそれがあります。
●
植込み型心臓ペースメーカー、植込み型両心室ペーシングパルスジェネレータ
および植込み型除細動器以外の医療用電気機器を使用される場合は、電波によ
る影響について医療用電気機器製造業者などに事前に確認してください。電波
により医療用電気機器の動作に影響を与えるおそれがあります。
スマートエントリー&スタートシステムを非作動にすることもできます。
詳しくはトヨタ販売店にお問い合わせください。
106
3-3. シートの調整
前後位置調整
リクライニング調整
クッション全体の上下調整(運転
席のみ)
フロントシート
調整のしかた
1
2
3
警告
■
シートを調整するとき
●
同乗者がシートにあたってけがをしないように注意してください。
●
シートの下や動いている部分に手を近付けないでください。
指や手を挟み、重大な傷害を受けるおそれがあり危険です。
●
足元のスペースを確保し足を挟まないように注意してください。
■
リクライニング調整について
●
背もたれは必要以上に倒さないでください。
必要以上に倒しすぎると、事故のときに体がシートベルトの下にもぐり、腹部
などに強い圧迫を受けたり肩部ベルトが首にかかるなどして、重大な傷害にお
よぶか、最悪の場合死亡につながるおそれがあります。
●
シート調整後はシートがきちんと固定されていることを確認してください。
107
3-3. シートの調整
3
各部の操作
フロントシートを前方に移動する ( → P. 106)
リヤアームレストを格納する ( → P. 237)
リヤ中央席シートベルトのバッ
クルを格納する
ヘッドレストをいちばん下まで下げる(→ P. 109)
ロック解除レバーを引きながら、
背もたれを前方に倒す
ロ ッ ク が 確 実 に 解 除 さ れ る ま で、レ
バーを引いてください。
リヤシート
リヤシートは折りたたむことができます。
背もたれを前に倒す
1
2
3
4
5
108
3-3. シートの調整
警告
次のことを必ずお守りください。お守りいただかないと、重大な傷害におよぶか、
最悪の場合死亡につながるおそれがあります。
■
リヤシートを操作するときは
●
走行中にリヤシートを操作しない
●
平坦な場所でパーキングブレーキを確実にかけ、シフトポジションを P にする
●
操作をするときに、可動部や結合部に手や足などを挟まないように注意する
●
倒した背もたれの上やラゲージルームに人を乗せて走行しない
●
お子さまがラゲージルームに入らないよう注意する
■
背もたれをもとにもどしたあとは
●
シートを前後に軽くゆさぶり、確実に固定
する
シートが確実に固定されていないときは、
レバーの横に赤ラベルが見えます。赤ラベ
ルが見えていないことを確認してくださ
い。
●
シートベルトを挟み込まないように背も
たれをもとにもどしてください。
シートベルトが背もたれ固定フックに挟
まり、シートベルトを損傷させるおそれが
あります。
109
3-3. シートの調整
3
各部の操作
上下調整
上げる
下げる
下げるときは、解除ボタンを押しなが
ら操作します。
■
ヘッドレストを取りはずすとき
■
ヘッドレストの高さについて
■
リヤ席のヘッドレストについて
使用するときは、常に格納位置から一段上げた位置にしてください。
ヘッドレスト
解除ボタン
1
2
知識
解除ボタンを押しながらヘッドレストを引
き上げます。
必ずヘッドレストの中心が両耳のいちばん
上のあたりになるよう調整してください。
解除ボタン
110
3-3. シートの調整
警告
■
ヘッドレストについて
次のことをお守りください。
お守りいただかないと、重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるお
それがあります。
●
ヘッドレストは、それぞれのシート専用のものを使用する
●
ヘッドレストを必ず正しい位置に調整する
●
ヘッドレストを調整したあとは、ヘッドレストを押し下げて固定されているこ
とを確認する
●
ヘッドレストをはずしたまま走行しない
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