Suzuki Jimny Sierra (2002 year). Instruction japanese — part 12

175

交換する
タイヤ

輪止め

z

他車の通行のじゃまにならず、安全に
作業ができ、地面が硬くて平らな場所
に車を移動してエンジンを止めます。

x

パーキングブレーキを確実にかけ、

オートマチック車 はセレクトレバー

を P に入れ、 マニュアル車 はチェ
ンジレバーを R または1速に入れてか
ら、非常点滅灯を点滅させて他車に注
意をうながします。
必要に応じて、停止表示板(別売り)
を置きます。

タイヤ交換の準備

c

交換するタイヤと対角線上の位置にあ
るタイヤの前後に輪止め(市販品)を
置きます。

7. 万一のとき

パンクしたとき

-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

176

7. 万一のとき

パンクしたとき

¡

取り外したスペアタイヤは、ジャ
ッキが外れたとき足などをはさま
ないために、交換するタイヤの近
くの車体の下に置いてください。

¡

スペアタイヤを地面に置くときは、
ホイール面の傷つき防止のため、
ホイール面を上にして置いてくだ
さい。

b

ホイールナットレンチでホイールナッ
ト(5個)を左にまわして、手でナッ
トが軽くまわるくらいまでゆるめま
す。

タイヤ交換の準備

v

工具、ジャッキ、ジャッキハンドルを
取り出し、スペアタイヤを取り外しま
す。
同乗者がいるときや重い荷物をのせて
いるときは車からおろします。

ホイールナット
レンチ

-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

177

¡

ジャッキアップをする前にエンジ
ンを必ず止めてから、パーキング
ブレーキを確実にかけ、

オートマチック車 はセレクトレ

バーを P に入れ、 マニュアル車
はチェンジレバーを R または1速
に入れてください。

ジャッキアップ

¡

万一、ジャッキが外れると、身体
がはさまれたり、車が思わぬ動き
をするおそれがあります。ジャッ
キアップするときは次のことをお
守りください。

地面が硬くて平らな場所以外で
は、ジャッキアップしないでく
ださい。

ジャッキは、タイヤ交換以外に
は使用しないでください。

ジャッキはこの車に付属のもの
を使用し、他の車のものを使用
しないでください。また、この
車のジャッキを他の車に使用し
ないでください。

ジャッキは必ず指定されている
位置にかけ、必要以上に車を持
ち上げないでください。

ジャッキで車を持ち上げている
ときに、車の下にもぐったり、
エンジンをかけたり、車をゆす
ったりしないでください。

ジャッキアップするときに、ジ
ャッキの上や下に物をはさまな
いでください。

-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

178

7. 万一のとき

ジャッキアップ

c

ジャッキハンドルをまわして、タイヤ
が地面から少し離れるまで、車体を静
かに持ち上げます。

パンクしたとき

ジャッキハンドル

z

ジャッキハンドル取付け部を手でまわ
し、ジャッキ上面の穴を図中に矢印で
示してあるサスペンションアームのボ
ス部にはめ込みます。

x

ジャッキにジャッキハンドルを取り付
けます。

サスペンション
アームのボス部

ジャッキ上面の穴

-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

179

z

ホイールナットを外してタイヤを交換
し、外したタイヤはスペアタイヤのと
きと同じように車体の下に置きます。

x

ホイールナットのテーパー部がホイー
ル穴のシート部に軽く接触するまで、
手で右にまわして仮り締めします。

タイヤの取付け・取外し

¡

ホイールの取付け面を汚したとき
や汚れがあるときは拭き取ってく
ださい。
汚れがあると、走行中にホイール
ナットがゆるむことがあります。

¡

ナットやボルトにオイルやグリス
を付着させないでください。
必要以上に締め過ぎて、ボルトが
折れるおそれがあります。

テーパー部

シート部

¡

上図のアルミホイールのデザインはお
車のタイプにより異なります。

-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

180

7. 万一のとき

¡

工具、ジャッキ、パンクしたタイヤは、
所定の位置に確実に格納してください。

¡

タイヤを取り付けてしばらく走行
後、ホイールナットのゆるみがな
いか確認してください。

¡

タイヤを交換したあとの走行で、
車体の振動などの異常を感じたと
きは、タイヤやホイールなどが正
常でないことが考えられます。こ
のようなときは、スズキサービス
工場にご連絡ください。

¡

アルミホイール車は1,000 km 程
度走行したあとに、再びホイール
ナットを締め付けて、ゆるみがな
いことを点検してください。

タイヤを交換したあとは

パンクしたとき

c

タイヤが地面に接触するまでジャッキ
を下げます。

v

ホイールナットレンチで、ホイール
ナットを下図の順序で2∼3回に分け
て締め付けます。

締 め 付 け ト ル ク : 80∼ 120N・ m

(従 来 単 位 :8∼ 12kgf・ m)

タイヤの取付け・取外し

¡

ホイールナットレンチの柄の先端
にかかる力は300N(従来単位:
31kgf)を目安にしてください。
ホイールナットレンチを足で踏ん
だりパイプを使って締めると、ボ
ルトが折れるおそれがあります。

-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

181

故障したとき

¡

発炎筒は、助手席足元の左側面にある
ブラケットに取り付けてあります。

¡

点火すると約5分間発炎します。踏切
や高速道路などの危険な場所で故障し
たときに、非常用信号として使用しま
す。

¡

使用方法は発炎筒に記載されています。
あらかじめよく読んでおいてください。

¡

発炎筒に表示されている有効期限が切
れる前に、新品と交換してください。
発炎筒のお求めはスズキ販売店または
スズキ代理店にご相談ください。

¡

お子さまにはさわらせないでくだ
さい。やけどや火災などの思いが
けない事故を起こすおそれがあり
ます。

¡

ブラケットに保管してください。

¡

点火するときに筒先を顔や身体に
向けないでください。やけどをす
るおそれがあります。

¡

ガソリンなどの燃えやすい物の近
くでは、使用しないでください。
引火して火災になるおそれがあり
ます。

¡

トンネル内で発炎筒を使用すると、
煙で視界が悪くなります。トンネ
ル内での合図は非常点滅灯をご使
用ください。

発炎筒

7. 万一のとき

発炎筒

-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

182

7. 万一のとき

■ 一般道路

車を路肩に止めて非常点滅灯を点滅させ、
必要に応じて、停止表示板(別売り)や
発炎筒を使用して他車に注意をうながし
ます。

■ 高速道路

車を路側帯に止めて非常点滅灯を点滅さ
せ、停止表示板(別売り)を車の後ろに
置きます。必要に応じて発炎筒を使用し
ます。

道路で故障したときは

故障したときの連絡先は

故障したときは、お買い上げのスズキ販
売店またはスズキ代理店にご連絡くださ
い。
スズキ代理店の所在地や電話番号は、別
添の「スズキ4輪車サービスネットワー
ク」をごらんください。

故障したとき

脱輪などで踏切内で動けなくなったとき
は、ただちに踏切の非常ボタンを押して
ください。

踏切内で動けなくなったときは

踏切の非常ボタンがわからず緊急を要す
るときは、発炎筒で列車に合図してくだ
さい。

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183

踏切や交差点などで、エンストして始動
できなくなったときは、付近の人に押し
てもらって、車を安全な場所まで移動さ
せてください。
このとき、 オートマチック車 はセレクト
レバーを N に入れ、 マニュアル車 は
チェンジレバーを N に入れます。

¡

マニュアル車 、 オートマチック車

ともエンジンスイッチを
START の位置で保持して、緊急
避難的に車を動かすことはできま
せん。

エンストした車を少し移動させるときは

-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

184

7. 万一のとき

専門業者に依頼してレッカー車でけん引
してもらうときは、4輪または後輪を持
ち上げてください。
また、故障車を移動するには、けん引以
外に車両運搬車を利用する方法もありま
す。
エンジンがまわって発進操作をしている
のに車が動かなかったり、いつもと違う
音がするときは、駆動装置の故障が考え
られますので、けん引の前にまずスズキ
サービス工場にご連絡ください。

けん引してもらうとき

¡

後輪だけを持ち上げてけん引する
ときは、トランスファーレバーを
〔2H〕にしてください。

→ 130ページ(トランスファーレバー)

¡

トランスファーレバーを〔4H〕ま
たは〔4L〕から〔2H〕に入れると
きは、必ずエンジンをかけておき、
オートマチック車はセレクトレバ
ーを N または P に入れてから
操作し、メーターパネル内の4WD
表示灯の消灯を確認してください。

¡

4WD車を移動させるときに、4WD
のままで、前輪だけまたは後輪だ
けを持ち上げてけん引すると、持
ち上げられた車輪が回転して、思
いがけない事故を起こすおそれが
あります。

けん引について

-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

185

■ ロープでけん引してもらうと

きは

z

けん引フックにロープをかけます。

x

ロープの中間に白い布(30cm平方以
上)をつけます。

¡

けん引中にロープがバンパーを傷
つけるおそれがあるときは、あら
かじめバンパーを外しておいてく
ださい。

¡

車にロープをかけるときは、でき
るだけ同じ側にかけてください。

■ ロープをかける位置は

ロープはけん引フックにかけます。

フロント側

リヤ側

この車を一時的に後ろに移動させるとき
や他車をけん引するときは、後ろのけん
引フックにロープをかけます。

¡

この車で自車よりも重い車をけん
引しないでください。

ロープけん引

5m以内

白布(30cm
平方以上)

25m以内

できるだけ同じ側で

けん引フック

けん引フック

-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

186

7. 万一のとき

¡

オートマチック車 を、やむをえ

ずロープでけん引してもらうとき
は、伝導装置の保護のため、速度
30km/h以下、走行距離30km以内
でけん引してもらってください。

エ ン ジ ン が 停 止 し た 車 の 運 転 は
¡

走行中にキーを抜いたり、エンジ
ンスイッチを LOCK の位置にし
ないでください。ハンドルがロッ
クされてハンドル操作ができなく
なります。

¡

ブレーキ倍力装置が働かないため、
いつもより強めにブレーキペダル
を踏んでください。

¡

パワーステアリング装置が働かな
いため、通常より大きな力をかけ
て操作してください。

¡

移動の途中に長い下り坂や急な下
り坂があるときは、レッカー車を
依頼し、ロープでけん引しないで
ください。
エンジンブレーキがまったくきか
ないため、下り坂でブレーキペダ
ルを踏み続けるとブレーキ装置が
過熱して、ブレーキがきかなくな
るおそれがあります。

ロープけん引

c

ブレーキ倍力装置や、パワーステアリ
ング装置を働かせるため、エンジンは
できるだけかけておいてください。エ
ンジンがかかるときは、エンジンをか
けたままにしておき、トランスファー
レバーを〔2H〕に入れます。

→ 130ページ(トランスファーレバー)

v

エンジンがかからないときは、エンジ
ンスイッチを ACC にして、トラン
スファーレバーを〔2 H 〕に入れま
す。

b

オートマチック車 はセレクトレバー

を N に入れ、 マニュアル車 はチェ
ンジレバーを N に入れます。

n

けん引中はロープをたるませないよう
に、前の車の制動灯をよく見て運転し
ます。

けん引してもらうとき

-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

187

次のようなときは、バッテリーあがりで
す。

¡

エンジンスイッチを START の位置
にしてもスターターがまわらないか、
まわっても回転が弱くてエンジンがか
からない。

¡

いつもに比べて、ヘッドライトが極端
に暗かったりホーンの音が小さい。

バッテリーがあがったとき

ブ ー ス タ ー ケ ー ブ ル と12 Vバ ッ テ リ ー
を使用しているバッテリー正常車があれ
ば、エンジンを始動することができます。

z

1本目のブースターケーブルを ① →
② の順序で接続し、2本目のブース
ターケーブルを ③ → ④ の順序で接続
します。

① バッテリーあがり車の

端子

② バッテリー正常車の

端子

③ バッテリー正常車の

端子

④ バッテリーあがり車のエンジン本体

(エンジンハンガーフックなどに接続

します)

バッテリーあがりとは

バッテリーあがりのときは

7. 万一のとき

正常車の
バッテリー

ブースター
ケーブル

-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

188

7. 万一のとき

バッテリーがあがったとき

バッテリーあがりのときは

¡

バッテリーからは水素ガスが出て
います。水素ガスは火気や火花に
引火すると爆発のおそれがありま
すので、充電などするときは次の
ことをお守りください。

バッテリーを充電するときや、
始動補助でブースターケーブル
をつなぐときは、必ずバッテリ
ー液面を確認してください。バ
ッ テ リ ー 液 面 が 下 限 ( LOWER
LEVEL)以下で充電などすると、
バッテリーの劣化を早めたり発
熱や爆発のおそれがあります。
バッテリー補充液を上限(UPPER
LEVEL)まで補給してから、充
電などを行なってください。

充電は火気のない風通しのよい
ところで、すべてのバッテリー
キャップを外して行なってくだ
さい。

④の接続のときに、バッテリー
あがり車の

端子につながない

でください。発生した火花が水
素ガスに引火し、爆発するおそ
れがあります。バッテリーから
離れたエンジン本体に接続して
ください。

乾いた布でバッテリーを拭かな
いでください。

UPPER LEVEL

LOWER LEVEL

上限
下限

x

バッテリー正常車のエンジンを始動さ
せ、エンジンの回転を少し高めに保ち
ます。

c

バッテリーあがり車のエンジンを始動
させます。

v

取り付けたときと逆の順序でブース
ターケーブルを外します。

b

お近くのスズキ販売店またはガソリン
スタンドでバッテリーを完全充電しま
す。

-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

189

¡

エンジンを停止したままライトをつけ
たり、長時間ラジオなどを聞かないよ
うにしましょう。

¡

エンジンがかかっていても渋滞などで
長時間アイドリング状態で停車してい
る場合は、電装品の使用を極力避けて
ください。

¡

バッテリー液が減っていると充電能力
が低下して、寿命が短くなります。
ときどき点検してバッテリー液が減っ
ているときは補充をしてください。

→ メ ン テ ナ ン ス ノ ー ト ( 日 常 点 検 )

バッテリーあがりを防ぐために

¡

バッテリー液は希硫酸です。目や
皮膚につくとその部分が侵されま
す。万一、付着したときはすぐに
多量の水で洗浄し、医師の診察を
受けてください。

¡

ブースターケーブルはしっかり接
続してください。エンジン始動時
の振動でクリップが外れると、ブ
ースターケーブルがVベルトに巻
き込まれることがあります。

¡

ブースターケーブルの

端子は、

接続時、取り外し時および始動中
にバッテリー

端子以外の部分(

端子、ボデー、ブラケットなど)

と接触しショートさせないように
注意してください。

¡

オートマチック車 は押しがけで

きません。
また、 マニュアル車 も安全のた
め、押しがけをしないでください。

-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

190

7. 万一のとき

ヒューズを交換するとき

電気系統の装置が作動しないときや、電球切れでないのにランプが点灯しないときは、
ヒューズが切れていることが考えられます。

ヒューズボックスは運転席足元とエンジンルーム内にあります。

■ 運転席足元のヒューズボックス

7. 万一のとき

ヒューズが切れたとき

ヒューズボックス

運転席足元の
ヒューズボックス

⑩ ⑪ ⑫ ⑬ ⑭ ⑮

⑤ ⑥

⑦ ⑧

15A

10A

10A

10A

15A

15A

10A

15A

30A

シガーライター

ABS

後退灯

メーター

始動装置

エアバッグ

4WD

ワイパー

ウォッシャー

パワー

ウインドー

CIGAR

ABS

BACK

METER

IG

AIR

BAG

4WD

WIPER

WASHER

POWER

WINDOW

15A

15A

15A

10A

15A

15A

15A

15A

20A

フォグランプ

ホーン

非常点滅灯

ラジオ

室内灯

尾灯

制動灯

ドアロック

シート

ヒーター

リヤ

デフォッガー

ヒーター

FOG

HORN

HAZARD

RADIO

DOME

TAIL

STOP

DOOR

LOCK

SEAT

HEATER

REAR

DEFG

HEATER

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